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    リップヴァンウィンクルの花嫁

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    JUGEMテーマ:邦画

     

    リップヴァンウィンクルの花嫁

     

    「リップヴァンウィンクルの花嫁」

    監督:岩井俊二

    2016年 日本映画 180分

    キャスト:黒木 華

         綾野 剛

         Cocco

         原日出子

         りりィ

     

    中学の非常勤講師をしている七海はお見合いサイトで

    知り合った鉄矢と結婚する。しかし彼の浮気を告げる

    男が現れたことで彼女は激しく動揺するのだった。

     

    <お勧め星>☆☆☆ 脚本は好きですが、個人の好みと

    して理解しづらい部分が多かったです。

     

    音楽がクラシックの名曲ばかりを使用しており美しい。

    それと映画内で黒木華演じる七海がカラオケで歌うのが、

    森田童子の「ぼくたちの失敗」。なぜに今この選曲?と

    思うほどぴったりで笑えてしまうのです。また彼女が

    SNS上で使うハンドルネームや綾野剛演じる何でも屋の

    名前が安室(アムロ)、さらにリップヴァンウィンクル

    にもそれぞれ意味があると後で知ると、がぜん興味が沸きます。

     

    〇見どころ

    内気で声が小さく、人付き合いが下手で、自分の意見を

    はっきり言えない七海役を黒木華が演じているのですが、

    「はあ」「...あ」「え...」などという明確に返事をしない

    姿のヒロインにぴったりです。

     

    リップヴァンウィンクルの花嫁

     

    ネットで知り合った男性と無事に結婚したかと思いきや、

    その前後に様々な小さいけれど、彼女のその先の状況を大きく

    変えるゴタゴタがあり、思いもかけない展開になっていきます。

    これは全然想像がつきませんでした。

     

    リップヴァンウィンクルの花嫁

     

    映像は日光や雨、自然の緑、風などをうまく取り入れて

    優しく目に入り込んでいきます。

    映画の前半に七海が「くそう」と言いながらなく姿は、

    数少ない感情がストレートに現れたもので、これは映画の

    最後まで続きます。そしてAV女優、真白と出会い、親交を

    深めるとき、それはクラシック音楽に乗って絵画のように

    美しく描かれていきます。

     

    リップヴァンウィンクルの花嫁

     

    何でも屋、安室はどこまで真実を言っているのか、そもそも

    「真実」なんて存在するのだろうか。それは人々が自分で勝手に

    作り上げた幻想なんじゃないだろうか。

     

    リップヴァンウィンクルの花嫁

     

    彼の胡散臭い姿を見るたびにそれを痛感するのです。

     

    ●惜しいところ

    ネットのあるサイトで108分って書いてあったから、気楽に

    見始めたら、おいおい180分の間違いですよ。どおりで話が

    まとまらないと思ったわ。

     

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      • 2023.01.12 Thursday
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      コメント
      岩井俊二監督の作品は、メルヘンチックというか、ベールに包まれた感じの作品に思えてしまいますが、これもそんな感じですか?180分とは一気に見るには予定がない日じゃないとムリかもしれませんね。内気な性格の主人公は黒木華さんにぴったりだと思いますが、Coccoが起用されるのは珍しいですね。監督の希望で選ばれたのですかね?長時間映画で、ダラダラとした内容なら半分でも十分かもしれませんが、何かメッセージ性は伝わりましたか?
      • あちゃ丸
      • 2017/06/07 8:16 PM
      あちゃ丸さん。この映画は高評価の方もいるのですが、わたしは全然楽しめませんでした。眠い。
      黒木華さんは、時代劇の方が似合いますね。それとCoccoの役もいまいち理解しづらいし、アムロがどこまで正直に話しているのか最後まで分かりませんでした。多分この監督の映画はもう見ないですね。
      • ミス・マープル
      • 2017/06/11 4:42 PM
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      「Love Letter」「花とアリス」の岩井俊二監督が「小さいおうち」「母と暮せば」の黒木華を主演に迎え、一人の若い女性の心の彷徨と成長を見つめたドラマ。現代の日本を舞台に、ふとしたことから“普通の人生”を踏み外してしまった世間知らずのヒロインが、周囲に流さ
      • パピとママ映画のblog
      • 2017/06/08 2:57 PM

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