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    エスコバル 楽園の掟

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    JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

     

    エスコバル

     

    「エスコバル 楽園の掟」

    原題:Escobar:Paradise Lost

    監督:アンドレア・ディ・ステファノ

    2015年 フランス=スペイン=ベルギー=パナマ映画 

    119分

    キャスト:ベニチオ・デル・トロ

         ジョシュ・ハッチャーソン

         クラウディア・トライサック

         ブラディ・コーベット

         カルロス・バルデム

     

    兄弟でコロンビアに移住し、楽園のようなビーチの

    そばで働こうと考えたニック。彼は地元の娘マリアと

    恋に落ちる。彼女の叔父パブロは慈善事業を手掛け民衆の

    支持の厚い人物だったが、裏では麻薬カルテルのボスという

    存在であり...。

     

    <お勧め星>☆☆☆ 何とも後味の悪い映画ですが、麻薬

    組織の恐怖の一面を垣間見ることができます。

     

    映画に登場するパブロ・エスコバルは、メデジン・カルテルと

    いう巨大なコカイン取引組織のボスでありながら、慈善事業

    にも力を入れていたことから、市民の支持が厚かった人物。

    彼は1993年にコロンビアの治安警察によって射殺された

    もののその経緯やその後の遺体確認まで、本当にどこをとっても

    映画になりそうな話ばかりです。

     

    〇見どころ

    なんといってもパブロ役のベニチオ・デル・トロの凄みのある

    演技に尽きます。任侠シリーズで欠かせなかった菅原文太さん、

    高倉健さん、松方弘樹さんの雰囲気をそのまま中南米の麻薬王に

    すげかえた感じ。

     

    エスコバル

     

    彼の演技は1980年代のものという人々も多いそうですが、

    この世界は今も昔もそれほど変わっていないと思うので、私は

    彼の演技が素晴らしいと思う。

    一方能天気なカナダ人ニックを演じるのは、「ハンガーゲーム」

    シリーズのジョシュ・ハッチャーソン。もうね、全然レベルが

    違うんですよ。彼が銃を持ってもとても引き金を引くとは思えない。

     

    エスコバル

     

    そんな彼が町で美人さんをナンパ。そのマリアの叔父がパブロ

    だったことから、ニックの人生が狂ってくるわけです。

     

    エスコバル

     

    極めて非暴力主義らしい兄ディランと妻アン。いくらビーチが

    好きでもジャングルを切り開いてそこで暮らそうとは思わないし、

    ましてやハンモックで眠るなんて、虫よけスプレーを一晩で一本

    使い切りそうだわ。

    ということは置いといて、マリアとのラブラブ生活を楽しむものの、

    ニックは次第にパブロの恐ろしさに気づくわけです。その気づき方も

    かなり鈍い。気づかせ方も小出しであり、見ている側は、もうそこに

    何があるのか、とか、それを言ったらどうなるのか、とかわかって

    いるのに、平和ボケしているニックは、パブロというよりマリアの

    魅力で、判断力はないに等しかったかも。

    危険に気づいたときには、すでに彼の行く末は決定していたわけで、

    そこから始まる逃亡シーンはハラハラドキドキすること間違いなし。

    隠れている車の後部座席のカバーの穴から彼の眼だけが映り、外の

    景色を見せる。警察、軍までパブロの味方という状況下で、ニックは

    どうなるのか。最後のシーンはコロンビアに到着した時の兄弟の笑顔

    なんだけど、あれはありきたりね。

    片手で自分の子供におもちゃを与え、もう一方の手に握った電話の

    受話器に向かって殺害の指示をするパブロの姿は、「恐怖」に尽きます。

     

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      コメント
      デル・トロさんがいるだけでもう、お腹いっぱいになります。存在感ありすぎますね。実在した人みたいですが知りませんでした。コロンビアでは有名人みたいですね。コロンビア版「ゴッド・ファーザー」みたいな感じですね。ファミリーを大切にする裏では裏切りを許さない怖さを持っている両極端な顔を持つあたりが、レジェンドになったのでしょうね。
      • あちゃ丸
      • 2017/06/09 7:47 PM
      あちゃ丸さん、その通りです。デル・トロさんだけでこの映画は雰囲気がつかめるというもの。コロンビアはアメリカへの麻薬の密輸ビジネスを仕切るマフィアがはびこっているのでそれを題材にした映画はたくさんあるようです。
      ゴッドファーザーの方が残酷だったかも。いや結構シリアスなシーンもあったかな。
      • ミス・マープル
      • 2017/06/11 4:46 PM
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      コロンビアの麻薬密売組織メデジン・カルテルの創設者であるパブロ・エスコバルの光と闇に迫る犯罪ドラマ。世界的な富豪にまでなった伝説の男が築き上げたファミリーの栄光と、その背後に隠された過酷な犯罪の実態をあぶり出す。『チェ』シリーズなどの名優ベニチオ・デ
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