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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「インフェルノ」
原題:Inferno
監督:ロン・ハワード
2016年 アメリカ映画 121分
キャスト:トム・ハンクス
フェリシティ・ジョーンズ
イルファン・カーン
オマール・シー
ベン・フォスター
頭部に怪我をして病院で目覚めたラングドンは、全ての
記憶を失っていた。さらに病院で女に襲われ、彼は医師
シエナと逃亡し、自らの素性を知ろうとするが...。
<お勧め星>☆☆☆☆ スリル満点で最後まで楽しめます。
「ダ・ヴィンチ・コード」(2006)「天使と悪魔」
(2009)に続くダン・ブラウンの同名小説の映画化で、
原作の時系列では「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」
「ロスト・シンボル」「インフェルノ」と繋がっているらしい。
しかしながらロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で
映画化されたのは3作のみ。「ロスト・シンボル」はなぜに
抜かされたのだろう。それとも「天使と悪魔」のように内容を
大きく変えて映画化する算段なのだろうか。
○見どころ
トム・ハンクス演じる宗教象徴学者ロバート・ラングドンが、
漠然と「大学で宗教画とか研究していたな」程度の記憶しか
残っていないのに、ストーリーにすんなり入っていけるので、
前作、前々作を見ていなくても大丈夫です。
インフェルノ=地獄の光景がなぜ彼の脳裏に蘇るのか、
そもそもなぜ記憶がなくて病院のベッドに横たわっていたのか、
突然警官姿の女に襲われたのはなぜなのか。
その上、WHOからも追手が来ている。
そんな彼の逃亡を手助けするのは「ローグ・ワン」(2016)や
「博士と彼女のセオリー」(2014)などのフェリシティ・ジョーンズ
演じるシムズ医師。可愛いのよね。トム・ハンクスと並ぶと
父娘のような雰囲気になってしまう。そもそもトム・ハンクスが
おっさんになったからかもしれないけれど。2人の逃亡は
フィレンツェの歴史的な建造物や街並みと共に、スリル満点に
描かれます。
冒頭に登場しあっという間に退場する大富豪で偏向思想家
ゾブリスト役はベン・フォスター。彼が狂気に満ちた思想家を
とても上手く演じています。映画内で幾度となく回想シーンに
登場するのは、彼の存在がこの映画のストーリーに大きく関わって
くるからで、もちろん胡散臭いけれど、部分的には納得できる話
でもあるのです。誰が味方か誰が敵か、そもそもラングドンは何を
しようとしていたのか、ラストまで気の抜けない内容でした。
この顔に見覚えあり。民間の危機管理機構のシムズ総監役は
「ライフ・オブ・パイ」(2012)のイルファン・カーンです。
●惜しいところ
特にないのですが、終盤のイスタンブールのシーンは、あまりに
展開が早くて、見直して確認するところもありました。劇場で見て
いたら、どう思ったかな。