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    クリミナルズ

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    JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

     

     

    クリミナルズ

     

    「クリミナルズ」

    原題:La Peur de L'ean/Fear of Water

    監督:ガブリエル・ペルティ

    2011年 カナダ映画 122分

    キャスト:ピエール=フランソワ・ルジャンドル

         ノルマン・ポゴナ

         ミシェル・ラピリエール

         ステファニー・ラポワント

     

    カナダの小島で市長の娘ロザリーが惨殺される。

    初めての殺人事件のためモントリオールからジングラ

    巡査部長が捜査の応援にやって来るが、地元警察の

    アンドレは相棒サボワと共に独自の捜査を進める。

     

    <お勧め星>☆☆☆半 よく練りこまれたストーリーです。

     

    カナダのマグダレン諸島が舞台ということで、それはいったい

    どこら辺?とまず調べてみると、カナダ東部の小さな島々から

    できており、この辺りです。

     

    クリミナルズ

     

    「赤毛のアン」で有名なプリンス・エドワード島の北にあるのが

    わかります。なんでもかつては難破船の漂流者が流れ着くことが多く、

    島民の多くはその末裔らしい。ケベック州に属しているので、

    主要言語はフランス語です。(公用語がいち早く英語になった地域)

    島の雰囲気は漁で生計を立てる住民が多いところや寒々しい海風が

    吹きすさぶシーンなどで、北欧の島のような雰囲気を受けます。

     

    ○見どころ 

    構図としては、殺人事件など起きたことのない小さな島の市長

    の娘が惨殺され、「これは手に負えないな。本庁の応援を要請」

    →「モントリオールからやって来た敏腕巡査部長が田舎の警察を

    馬鹿にし、捜査の陣頭指揮をとる」

    と、日本の警察映画でよく見るような所轄はもっぱら下働き、

    県警が全てを指揮するパターンで、その見立てが「プロファイリング」

    を活用するという最新式のものなのです。今じゃ普通かな。

     

    クリミナルズ

     

    冒頭からこの島ののどかさが伝わり、このずんぐりとしたアンドレ

    巡査部長の優しく生真面目な人柄がわかるのですが、「水恐怖症」で

    カウンセリングを受けていたり、妻は島を嫌ってモントリオールに

    行ってしまったとか、娘モードが彼に反発しているなど様々な要素が

    描かれます。結構映画内でストーリーが横道に逸れるし、怪しい人物が

    次から次へと出てくるので、しっかり見ていないと、まず名前と顔、

    そして人物同士の関係が理解できなくなります。

     

    クリミナルズ

     

    遺体で見つかったのは、市長の娘ロザリー。しかし市長は末期がん

    であり、後妻の座を狙うナースがそばにいて、彼女と反目していた。

    ロザリーの男性関係は奔放だし、現場の足跡などから容疑者と思われる

    小児性愛犯罪歴を持つ男やら、ロザリーの残した車を燃やすドラッグの

    密売人やら、今まで平穏だと思っていた島が実は、多くの問題を抱えて

    いたことが、露呈するのです。

     

    クリミナルズ

     

    ジングラの見立てにことごとく反発するアンドレは、部下のサボワと

    独自の捜査を行うと、そこは当然のごとく、ジモッティの「利」。

    島民が彼にだけ話す内容の証言が出るわけです。サボワが歯の

    矯正具をつけていて、それが外れたのを、必死でアンドレにアピール

    するシーンは可愛いかったな。但し決して美人ではありません。そう、

    この映画には美男美女はおろかサスペンスに必須のアクションや

    スリルはほとんどなく、ただ地道にコツコツ捜査する姿が描かれて

    いるので、DVDのジャケットも本来主役であるアンドレは横顔しか

    映っていないというトホホなもの。

    TVドラマ「キリング」のアメリカ版でもこんな感じだったけれど、

    リンデンの相棒ホールダーは結構イケメンだったな。

     

    クリミナルズ

     

    小さな島なのに結構心の病を抱えている人が多く、それが全ての

    人々の共通項になっているなんて、気づくこともありません。歯の

    矯正具が取れた途端、ぐいぐいアプローチするサボワは何回考えても

    可愛い。彼女にとって矯正具が自分を抑圧していたのかな、と全く話と

    ズレたところで納得してしまいました。

     

    ●惜しいところ

    「動機」が今一つ理解できていません。もう一度見直そうかな。

     

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      コメント
      平和な小さな島でそんなことが起きたら、一大事。当然の事ながら経験不足で応援要請となり、そこから次々に浮かび上がる秘密。心の中まで誰も分かりませんからね。その闇から生まれたのがこの事件だったのでしょうか?
      • あちゃ丸
      • 2017/08/11 2:18 PM
      結構よくできた映画だったんですが、少し謎が残り、調べてもどこにも解説がなかったので、まあいいかと思うことにしています。
      美男美女がいないぶん、ストーリーは先が見えず、一気に見られる内容でしたよ。
      • ミス・マープル
      • 2017/08/13 10:04 AM
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