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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:Horror
「キャビン・フィーバー・リブート」
原題:Cabin Fever
監督:トラビス・ザルーニー
製作総指揮:イーライ・ロス
2016年 アメリカ映画101分
キャスト:ゲイジ・ゴライトリー
マシュー・ダリオ
ナディーン・クロッカー
ダスティン・イングラム
夏休みを山小屋で楽しもうと考えた5人の若者は、
その晩血まみれの男の侵入を阻止した挙句、火を
つけてしまう。そして翌日カレンの体に変調が
起こるのだった。
<お勧め星>☆半 無駄にグロイだけで、人物像や
ストーリーに感情移入できませんでした。
「三人寄れば文殊の知恵」と言うけれど、アメリカでは
五人寄っても一人前の知恵は出せないようです。
製作総指揮がイーライ・ロスなので、一応期待して鑑賞。
「ホステル」「ラスト・エクソシズム」「クラウン」
「グリーン・インフェルノ」等監督作品は個人的には好み
だけれど、彼が監督しないで製作側に回った作品は時々
外れちゃう。「アフターショック」(2012)はその
典型例かもしれません。
○見どころ
この映画は2002年のイーライ・ロス監督「キャビン・フィーバー」
の完璧リブート版です。2002年映画は「キャビン・フィーバー」
のその本来の意味『へき地や狭い室内で生じる異常過敏症』を
そのまま低予算で映像化していました。山小屋の中で次々に異変を
起こす若者の姿は、もうね、すごいんです。それでいて有名ホラー
のパロディも詰め込み、ホラーコメディのように仕上がっていました。
そして2009年「キャビン・フィーバー2」では監督がタイ・ウェスト
となり、今作で登場するウサギのお面や(2では着ぐるみ)
パンケーキという言葉も使われますが、内容はいまいち。
さらに2013年「キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ」は
同程度のつまらない映画になり下がってしまいました。そして満を
持してのリブート版。
定番のお馬鹿5人のうち、特に馬鹿なのが向かって右のバートです。
そもそも男女奇数の組み合わせという場合、こういう要員が必ず必要で
大概死亡フラグがすぐにたちますが、オリジナルからすると違う。
ストーリーは少しの違いはあれどほぼ同じなので、先が読めてしまう
のです。
この無意味は保安官補は、1作目に出ていたか忘れちゃった。まあ
とにかく誰も役に立たないし、かといって5人に同情すべき点は全く
見当たらず。
お色気担当のマーシーが全然きれいでいないのが残念。彼女が
バスタブで脚のムダ毛処理をしていると...は既視感があると思ったら、
オリジナルで見たんだわ。
血みどろシーンが多く、血が苦手な方はやはりお勧めしません。
それとホラーの定番セリフ「確かめてこよう」が登場しても決して
イライラしないように。2002年なら何とか納得できたのだから。
で、結局どこがどうなったのかとか、原因とかはわからないのも
オリジナルと同じで、だったら何か新しいオチをつけたら
良かったのにと思ってしまいました。
「何がリゾート地だー!」って、山に来た若者の口癖で、じゃあ
海に行けばよかったのにね。