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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「CAVE ケイブ」
原題:Cave2
監督:ヘンリク・マルティン・ダールスバッケン
2016年 ノルウェー映画 78分
キャスト:ハイジ・トワニ
マッツ・ショーゴード・ベテルセン
ベンヤミン・ヘールスター
ヴォクトル、アドリアン、チャーリーは立入禁止の
洞窟探検に出かける。しかしそこには誰かが張った
テントがあり、中に血まみれの寝袋があるのだった。
<お勧め星>☆ 続編ありきにしても、まるで本の
前書きのような内容で、すっかりさっぱりです。
For What?
アフガニスタン従軍の際同じ部隊だったらしいヴィクトルと
アドリアン、そして恋人のチャーリーが洞窟探検に出かける
のですが、この3人の関係がわかりづらい。そもそものこの
探検の目的もわかりません。
話から推理するに、チャーリーはヴィクトルの元カノであり、
今は彼の友人アドリアンの恋人。1日目の晩から山小屋の
1つ屋根の下で休む3人なのに、2人はお楽しみ開始。
おいおい今から体力使ってどうするんだい。おかげでヴィクトル
はトイレで夜を明かすことになっちゃう。ちょいちょい入る
悪戯が全然笑えないもので、ユーモアのセンスを疑う。
そしてようやく地底にたどり着くかと思ったら、アドリアン
背中から落下する。まあ、この辺りの理由は何となく後でわかる
けど。
勝手に動き回るチャーリーが見つけたテントには血まみれの寝袋が
あって、ここに何かいるんじゃないかという期待が高まります。
「ディセント」(2005)もFor What?と思ったけれど、まあ
2まではそこそこ見られました。あれも男女関係の恨みが絡んで
いましたねえ。これもちょいちょいそれを思うシーンがあって、
3人の過去がちょっと知りたくなるのです。出し惜しみ過ぎだな。
洞窟ときたら、「抜けられない」「崩落」がつきもので、それは全て
ヴィクトル担当です。「俺とチャーリーを共有しよう」という
アドリアンの本気モード提案やらド変態丸出しのヴィクトルの姿ばかり
目に入り、肝心の洞窟の神秘性とか潜水中の美しい光景など全く
見られずなぜにこの設定にしたのか意味不明です。そもそもそういう
映画ではなかったことに気づくのは映画の中盤辺り。それも突然の
ストーリー方向転換なので、唖然茫然。
序盤とラストのこのシーンは構図が同じで、全ては続編で説明
します的なエンディングです。まあ短い映画なので時間の無駄
ではありません。いっぱい「謎」を残してどうやって回収するの
かなあ。