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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:Horror
「悪魔のいけにえ」
原題:The Texas Chainsaw Massacre
監督:トビー・フーパー
1975年 アメリカ映画 83分 R15+
キャスト:マリリン・バーンズ
アレン・ダンジガー
ポール・A・パーティン
ウィリアム・ヴェイル
ガンナー・ハンセンテ
テキサスの暑い夏、5人の若者が田舎道を車で走って
いる。彼らはサリーとフランクリンの昔の家に向かって
いるのだったが、途中で不気味なヒッチハイカーを乗せて
しまう。
<お勧め星>☆☆☆半 今見るとそれほど怖くないし、
逆にコメディっぽいなあ。
絶叫クイーン、マリリン・バーンズここにあり!
ジャンル分けで、ファンタジー映画スリラー映画と
書いてありますが、どこをしっくり返しても「ファンタジー」
要素はありません。(3回目の鑑賞)ああ、頭の中が
「お花畑」の人が登場しているからなのか。
青い空、強い日差し、草の生い茂った荒野、茨のような木々が
ひしめき合う森、その中に若者の汗と悲鳴がが入り込むわけです。
冒頭から汗まみれの若者がエアコンのないバンに乗り、
何が楽しいのか、フランクリン、サリー兄妹のかつて住んでいた
家に向かおうとしているのですが、今やホラーの鉄則となった
『ガス欠』を起こします。
登場人物はフランクリン(車いす)、
サリー(フランクリンの妹でしっかり者)、
カーク(当時のイケメンの象徴的姿)、
ジェリー(70年代にはよく見かけた風貌)、
パム(占い好き)の5人で、彼らは特に悪ふざけをする
わけでもなく、ドラッグや酒を飲みまくるわけでもなく、
無駄なお色気シーンを振りまくわけでもなく、ただ異常な
人々によって不条理な扱いを受けてしまうのです。
アメリカ映画特有の勧善懲悪要素は一切ありません。
さらにその異常な一家は一応3兄弟+ゾンビのような
グランパがいるのですが、特に仲が良いわけでもなく、
一方的にはしゃぐばかりで、この辺りの不協和音と
マリリン・バーンズの絶叫、大きく見開いた瞳の大アップなどで、
見ている側を独特の世界に引き込むのです。
グランパのハンマーシーンは何回見ても笑える。
まず持てないんだからね。
ラストのレザーフェイスのダンスは何度見ても飽きないなあ。
あれは朝陽だろうか、夕陽だろうか。
素晴らしい。
傑作です。
カメラワ−クの構図と影の演出が
非常に巧みで、恐怖感をあおりますよね
一家勢ぞろい食卓のシーンはコミカルですら。
監督、ほんと惜しまれる…。
今年はたくさん偉大な方とか女優さん俳優さんが亡くなりますね;