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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:アクション映画全般
「ベイビー・ドライバー」
原題:Baby Driver
監督:エドガー・ライト
2017年 アメリカ映画 113分
キャスト:アンセル・エルゴード
リリー・ジェームズ
ケビン・スペイシー
ジェイミー・フォックス
ジョン・ハム
通称「逃がし屋」のベイビーは、あるダイナーで
デボラというウェイトレスと出会う。彼は彼女に
心惹かれ、この仕事から足を洗おうと決心するが、
ボスであるドクから次の仕事を指示されるのだった。
<お勧め星>☆☆☆☆☆ 文句なしの満点です。
とにかくまだ興奮しています。
音楽とカーアクションの見事なマッチング!
久しぶりの劇場鑑賞です。そしてこの映画は絶対に
劇場で見るべき映画なのです。なぜに上映館が少ないの
だろう。そしてTVなどでのCMが少なかったのだろう。
案の定劇場にいたのは、平日ということもありますが、
10人足らず。レディースデイなのでもっと入っても
いいのに、そこはラブストーリーではないからでしょうか。
Rotten Tomatoesでは驚異の100%評価も獲得して
いるんですよ!
監督は、わたしの大好きなエドガー・ライト。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2007)、
「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(2007)
などで有名な彼が、20年前から作りたかった
カーチェイス映画を遂に完成させたのです。しかし
ロンドンではあの道路事情でカーアクションができる
はずもなく、撮影はアメリカ、ジョージア州アトランタで
行われました。なんでもアメリカ国内でもカーアクションが
できる都市が少なくなっているそうな。
主人公のベイビー役は「きっと、星のせいじゃない」(2014)
のアンセル・エルゴード。童顔であるものの、身長は
190cmもあり、そういえば他の俳優さんより頭が一つ
出ていたような気がします。そして彼が好きになってしまう
ダイナーのウェイトレス、デボラ役は「シンデレラ」(2015)
のリリー・ジェームズ。このコスプレに近いウェイトレス姿
は胸をズキュンすること間違いなしです。
ベイビーは幼いころの自動車事故が原因で耳鳴りに悩まされており、
いつもipodで歌を聴いているのです。わたしは洋楽に
ものすごく疎くてこっぱずかしいのですが、そのイヤフォンから
流れている曲には身体が自然に反応してしまう。ノレるんですよ。
そしてある理由からドクの指示で「逃がし屋」をさせられ
始めたのですが、このドライブテクニックがものすごいんです。
冒頭6分弱のチェイスシーンのうち、最も気に入っているのは、
この赤い車3台並走のトリック。
この時上から警察へリが追っているわけです。そして
トンネル内での車線変更の後の上から映像では、どれが
対象車かわからなくなります。ちなみにこの時の車はスバル、
インプレッサ、WRX。他2台はフォルクスワーゲンとシボレー
でした。(車種名までは知らん)
毎回仲間は入れ替わりますが、その中にバッツという
それはそれは悪い男がおりまして、その役を演じるのが
ジェイミー・フォックス。あらま、奴隷から大統領、
そして今度は犯罪者とすごく幅広い演技を見せてくれるのねえ。
そしてベイビーには体の不自由な養父がいて、常に彼のことを
気にかけている。そしてそんな養父をこよなく愛し、今は逆に
彼の世話をしているのです。そんな2人はとても強い絆で
結ばれています。またベイビーはいろいろな音を録音して
ミキシングするのが趣味。その中に入っている
亡き母の歌声のテープを聴くと、彼はかつての両親の姿や
母親の胸に飛び込む自分が思い浮かぶわけです。
これがまさか....おーっとネタバレしちゃいけません。
さらにこの映画では色使いも素晴らしく、デボラとベイビーが
初めてデートするコインランドリーでは、背後では赤、黄、青の
布がそれぞれ個別にクルクル回っています。もちろんこの時も
音楽はイヤフォンから流れているんです。
音楽、カーアクション、色と3拍子揃った素晴らしい映画です。
少しだけネタバレ
物事には「償い」が不可欠。それも描いていてよかった。
サイコーっすね!
明日、2回目観るつもりです!
コインランドリー3色は気づかなんだ…。