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    ダンケルク

    3

    JUGEMテーマ:洋画

     

    ダンケルク

     

    「ダンケルク」

    原題:Dunkrik

    監督:クリストファー・ノーラン

    2017年 イギリス=アメリカ=フランス=オランダ映画 

    106分

    キャスト:フィオン・ホワイトヘッド

         トム・グリン=カーニー

         トム・ハーディー

         キリアン・マーフィー

         ハリー・スタイルズ

     

    1940年、ドイツ軍は、イギリス、フランス軍をフランス

    北部のダンケルクへ追いつめる。イギリス首相チャーチルは、

    ダイナモ作戦と称する兵士救出作戦を指示するが...。


    <お勧め星>☆☆☆ IMAXで観たらまた感想が違っただろうか。


    戦争に英雄など存在しない


    映画の予告編が劇場やテレビで幾度となく流され、CGなしの

    実写(IMAXカメラ)であると知っていたものの、2D上映の

    近場の劇場にて鑑賞。
    この映画を見た途端、夏頃Blu-rayにて鑑賞した

    「ヒトラーの忘れもの」(2015)を思い出してしまった。

    砂浜なんですよ。場所は全く違うし、時期も第二次大戦終結直後の

    話なのに、砂浜がその映画と被ってしまう。あの映画では、

    一度はナチスドイツ軍に占領支配された地域に、元の住民が戻って

    きて、敗戦国となったドイツ軍兵士を捕虜として、砂浜に

    埋められた地雷の除去にあたらせるというものでした。

    終戦間際に召集されたのは14,5歳の少年がほとんどであり、

    その多くが生きて祖国に戻ることができなかったのです。
    戦争は勝敗によってその立場が一気に変わり、勝者にまわった途端、

    自分たちがされたことと同じく、いやそれ以上のことを敗者に行って

    しまう。また戦時下の極限状態では、たとえ同胞であっても、

    見捨てたり、裏切ることさえいとわない者も現れてしまうのです。

    人間の本質をあぶりだすかのような行為かもしれません。
    さて、この映画では、海岸(1週間)、海(1日)、空(1時間)

    という3つの視点からそれぞれの場所にいる人たちを描いて行く

    のです。兵士などはほとんど名前を呼ばれることがなく、

    エンディングクレジットで配役を見ても、名前と顔がくっつくのは

    ごくわずか。

     

    ダンケルク

     

    ダンケルク
     

    ドイツ軍に追い詰められたダンケルクの海岸からの救出に来た

    艦船に乗った途端に、魚雷やら空からの爆撃やらで、幾度と

    なく海に放り出される兵士の姿は、テープを巻き戻しているか

    のように思えてしまうほどです。

     

    ダンケルク
     

    一方民間船の船長は息子とその友達を乗せ、果敢にも兵士の

    救助に出港します。この船長についてのみ、長男を既に戦争で

    亡くしているという説明がなされるのですが、それが彼の

    勇気ある行動につながっていたと考えるのは当たり前のこと

    なのです。

     

    ダンケルク

     

    またイギリス空軍のパイロットはスピットファイアを操縦し、

    敵機と交戦。トム・ハーディーはコックピット内で勇気ある

    パイロットとして存在感を示します。
    ただ戦闘シーンは「プライベート・ライアン」(1998)の

    冒頭20分間に繰り広げられたノルマンディー上陸作戦での

    凄まじさには程遠く、飛び交う銃弾の音や爆撃機の飛来する音、

    何かが近づくことを示す船や桟橋が揺れる音など、ひたすら

    「音」でそれを表わし、頭や手が吹き飛び、うめき声をあげる

    悲惨な戦場の姿を感じ取ることはできません。それはまるで

    戦闘ゲームのように思えて仕方がない。
    そしてこの3つのバラバラの時間軸がどのように繋がって

    いくのか、結末は分かっているだけにあっという展開はなく、

    さらにかなり拍子抜けするシーンに変わってしまう。
    第二次世界大戦は、ここからさらに熾烈なものになるわけで、

    それを考えると見終わって心が晴れるものではなかったです。

     

     

     

     

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      コメント
      マープルのつぶやき管理人様お忙しいところ恐れ入ります。

      「面白いミュージカル映画20選!思わずからだがリズムを刻む!」というサイトを運営しております富樫と申します。
      この度、相互リンクをお願いしたくご連絡させていただきました。
      誠に勝手ながら、マープルのつぶやきという名前で、
      すでに下記ページに貴サイトへのリンクを掲載させて頂きました。
      http://musical-movies.com/link1/
      82番目に掲載しております。
      (リンク集ページを整理した場合、掲載番号に変更がある場合もございます。)


      相互リンクの許可を頂けるようでしたら下記の当サイト情報にて掲載頂けると嬉しく思います。
      加筆修正などありましたらお手数おかけしますが、
      よろしくお願い致します。

      ■当サイト情報〜〜〜〜〜
      サイト名 ダンス!音楽!永遠の青春!『ウエスト・サイド物語』
      URL http://musical-movies.com/westsidestory/
      紹介文 ミュージカル苦手?でも、思わず体がリズムを刻むことありますよね?
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


      相互リンクをお受け頂ける際は、
      お手数ですがご一報頂けると助かります。

      以上です。
      ご多忙中恐れ入りますが、ご対応の程よろしくお願いします。
      ※サイトデザインも未熟なサイトですが記事はちゃんとしておりますので、
        是非、ご覧いただければと思います。

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      サイト管理人:富樫
      サイト:http://musical-movies.com/
      メール:azarashi673@gmail.com
      ノーランらしいといえば、らしい出来なのかもしれませんね。
      飛行機も少なかったし、実際はどうだったのだろうかと考えてしまいます。
      ボーさん、こちらにもありがとう。
      みなさん、ノーラン監督らしい映画とおっしゃっています。わたしの個人の考えでは、彼はSF映画の方がむいているような気がします。実際はものすごい数の兵士と船がいたはずで、あまりに少なく感じてしまいました。
      • ミス・マープル
      • 2017/09/28 9:21 AM
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      ドイツ軍の飛行機は不足していたのか?
      • 或る日の出来事
      • 2017/09/28 6:58 AM
      生き残るために 公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk 実話を基にした映画 監督: クリストファー・ノーラン 1940年、英仏連合軍40万人の兵士がドイツ
      • 風に吹かれて
      • 2017/09/29 7:48 PM

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