誰のせいでもない

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JUGEMテーマ:洋画

 

誰のせいでもない

 

「誰のせいでもない」

原題:Every Thing Will Be Fine

監督:ヴィム・ベンダーズ

2015年 ドイツ=カナダ=フランス=スウェーデン

=ノルウェー映画 118分 PG12

キャスト:ジェームズ・フランコ

     シャルロット・ゲンズブール

     マリ=ジョゼ・クローズ

     ロバート・ネイラー

     レイチャエル・マクアダムス

 

雪道を車で走行中、ソリに乗った子供をひき殺して

しまったトマスは心に深い傷を負い、自殺未遂騒動

まで起こす。幸い命には別状はなく、彼はそれ以後

小説家として再スタートをきる。2年後彼が現場を

訪れると被害者の母親ケイトと会い、彼女の力に

なることを約束するが...。


<お勧め星>☆☆半 ストーリーに起伏がなく、最後

まで見続けるのが結構しんどい映画です。


眠くなるのは誰のせいでもない


監督は巨匠と呼ばれるヴィム・ベンダーズ。ところが

調べてみると彼の映画は1つも見ていないことに

気づきます。ただこの「誰のせいでもない」は新聞の

映画評を読んでとても興味を惹かれていたので期待大

で鑑賞しました。余談ですが「誰も知らない」(2004)

は主演の柳楽優弥君の演技が素晴らしかった。彼が一度は

一線を退いたものの戻って来てからの演技はまさに熟成

されたという感じです。最初から主役をもらってその人

ありきの映画などに出ていては演技力は磨かれていかないのだ、

ブーブー。「ゆとりですがなにか」なんかは永久保存版です。

あ、話がそれたので、はい戻す。大体この映画の原題は

日本語に訳すと「何もかもよくなるだろう」だしね。
主役は「127時間」(2010)のジェームズ・フランコ。

この人ずいぶん逞しくなったのかそれともただ大きくなった

だけなのか。「スプリング・ブレイカーズ」(2013)

のチャラくていい加減な男役はすごく似合っていたなあ。

その恋人サラ役はレイチェル・マクアダムスで、
大好きな「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」

(2013)の主演女優さんです。そしてトマスに息子を

ひき殺された母ケイト役はシャルロット・ゲンズブール。

 

誰のせいでもない

 

「アンチ・クライスト」(2009)で熱演をし、

「メランコリア」(2011)でも存在感を見せましたが、

何となく病的で薄幸なイメージがあります。ちなみにどちら

の映画も見ましたがほとんど意味が分かりませんでした。

 

誰のせいでもない
 

始まりはサスペンス映画のようで、雪深い道を車で走っている

トマスは、急にソリで滑り降りてきた子供に気づき急ブレーキ

を踏みます。あ〜絶対にやっちゃったよな。おそるおそる外に

出ると、車の真ん前にソリに乗った子供がいます。

「おおう、よかった」と思ったのは束の間で、そのクリストファー

を肩車して家まで連れて行くと、母親ケイトが「ニコラスは?」。

そして雪道に響き渡る悲鳴。そうなんです。子供は2人いたん

ですよ。これを発端に愛憎劇が始まるのか、もしくは復讐劇が

始まるのか。いやそんなありきたりなストーリーではありません。

ほぼほぼトマス視点で映画は進みます。
サラとやり直そうとしていた(子供が欲しいサラと小説を

書きたいトマスは不仲)

→事故のショックで別れる

→自堕落になり自殺未遂

→サラに頼る。(キミしかいないんだ、だって)

ここまで見ているだけで彼の自己中心的な考え方が伝わり

ますね。では、一方のケイトはどうだったか。そこは音も

流れず、毎日涙にくれる姿が映るだけなのです。これは

「不公平」だとこの時点で思ってしまう。
そしてこの映画の特徴は、2年後、4年後という単位で

話が変わっていくところです。なぜ2年、4年なのか。

それはトマスが小説を書きあげるのに要する時間がそれ

だけだから。(だと思う)
事故後小説を書く筆が進み、それが認められてもサラとは

不安定な関係であり、逆に子持ちのアンと出会うのです。

 

誰のせいでもない

 

トマスは「子どもがいらない」と言っていたのにケイトには

「子どもができない」と言っていたけれどそれはどちらが

正解だろう。そして2年後やっと事故現場を訪れるとそこで

ケイトと会うわけです。実はケイト自身は、トマスを責めず、

自分を責め続けていたのです。あの日もっと早く家に呼び

込めばよかった。本が面白すぎて子供を放っておいて

しまったと。ここで気になるのはケイトの家では必ずハエが

飛ぶ音がすることです。家でなくてもケイト自身や終盤に登場する

クリストファーにもハエはついてきます。これに意味が

あるのでしょうか。ずっとトマスの周りにまとわりつくうるさい

ハエのような存在という意味でもないらしい。
とりあえずトマスは事故をきっかけに小説家として成功を

収めていき、12年経ったとき、再会したサラに「平手打ち」

をくらうのです。このサラ自身の苦悩が一切描かれていない

のも特徴的ですね。その上、手紙をもらい更にはケイトの

電話でようやく会うことになったクリストファーには

「不公平だ」と責められます。その通りなんですよ。トマスは

自分のことしか考えず、周りに心を配っているようで実はその

都度自分のために利用してきたわけで、今の成功も自分の力

だと考えているんですから。
彼は12年経って変わったんだろうか。変わったんだろうね。
冒頭の釣り小屋のシーンの映像は何かが降り注いでいるように

光が映り、な、な、なんと3D上映されていたと知って、あれは

それを意識したのかと思ってしまいました。それぐらいしか

3Dにするほどの映像はなかった気がするけどなあ。

いや見る人にはわかるんだろう。

 

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