FOUND ファウンド

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JUGEMテーマ:Horror

 

ファウンド

 

「FOUND ファウンド」

原題:Found

監督:スコット・シャーマー

2012年 アメリカ映画 103分

キャスト:ギャビン・ブラウン

     イーサン・フィルベック

     フィリス・ムンロー

     ルーイ・ローレス

 

いじめられっ子のマーティは兄スティーヴが

自室のクローゼットのバッグの中に人間の生首を

隠し持っているのを知っている。秘かにそれを

眺めていたが、ある時それが兄にバレてしまう...。


<お勧め星>☆☆ 製作した監督がおかしいのか、

作品がおかしくできあがったのか、世界の方が

おかしいのか。とても気分が悪くなる映画です。


ホラーオタクの名を汚す

 

 

多分ネタバレ

 

 


自称ホラー映画オタクとしてはまずこの映画は嫌い。

ホラー映画にもいろいろあって、ゾンビ映画なら

メッセージ性の強いものを製作した

ジョージ・A・ロメロ監督はもう神様のような存在です。
またコメディゾンビ映画では「ゾンビーノ」(2006)

「ゾンビランド」(2009)、ラブストーリーゾンビ

映画なら「コリン LOVE OF DEAD」(2008)

「ウォーム・ボディーズ」(2013)などぞろぞろ

名前が出てきますね。
一方スプラッター映画となると「悪魔のいけにえ」

「13日の金曜日」「サスペリア」「SAW」「ホステル」

「スクリーム」「ピラニア」などこれまた結構な数をあげる

ことができます。どちらもそれなりの魅力があり、やはり

「作り物」という前提があるので「痛い」「きゃっ」と

声が出るものの平気なのです。

他には悪魔物「ローズマリーの赤ちゃん」「エクソシスト」

そして「死霊館」シリーズもあげられますが、これについては

夜一人で見るのは少しいや全然自信がありません。ただ

この怖さも好きな部類ではあるのです。
ところがホラー映画でも「ムカデ人間2」は嫌いな映画の

1つ。汚い。とにかく汚い。もう1つは「デッドガール」

(2008)で、これは人間として、つまり生きている

人間として許せない部分が多いと感じてしまいました。
そして今回遂に嫌い映画が3つになったわけです。
低予算映画でスマッシュヒットというのはよく聞きますが、

この映画も予算8000ドルとのこと。俳優も知った人は

いないし、舞台も主人公マーティの自宅、公園、車の中など

わずかなものしかなく、セットも特にお金をかけていない

感じです。
映画内でビデオで流れるスプラッター映画の製作や大量の

血しぶきにお金をかけたのかしら。ゴアシーンもその

映画in映画でほとんど使われ、実際のシーンでは、悲鳴や

音でそれを想像させているのです。

 

ファウンド
 

映画の始まりから大変不気味かつBGMは耳障りで不協和音の

ように流れます。とりあえずマーティ一家は父と母と兄との

4人暮らしで、父は家庭では君主的な存在かつ差別主義者、

母は自分の仕事にしか関心がなく世間体第一の人間、兄は

定職はなくバイトで小遣い稼ぎをしている社会的には下層の

(父が思っている)人間、そしてマーティは成績もよく行儀も

良いけれど、いじめられっ子で趣味はホラー漫画を描くことで

友人はデヴィッドただ1人。ああ、なんて悲惨な家庭なんだろう。
この両親にしてこの子供ありでは簡単に片づけすぎだ。彼らは

特に貧しいわけでもなく、またおそらくは1990年代なの

ですが、白人であることから人種的な差別を受けているわけ

でもないのです。
兄がクローゼットのバッグの中に生首を隠し持っていることは、

父が車庫のエロ本を隠していることや母が昔の恋人の手紙を

大事にしまい込んでいることとはレベルが異なるとマーティは

気づかないのだろうか。様々な疑問を抱きながら映像を見て

いると、マーティが唯一に友人デヴィッドと共に兄が持って

いた「ヘッドレス」といビデオを見始めます。この内容が

もう下劣の極みなのです。ホラー好きなマーティはなぜに

映像から目を背けるのだろうか。大体生首は平気でチープな

映像が怖いとは思えない。そこには映画内の犯人が兄の顔に

見えて、兄が「おかしい」と確信したからなのではない

でしょうか。自分が空想で描いていたホラー漫画を燃やし

ながらマーティは涙を流します。この涙の意味を彼になった

つもりで考えてしまいました。ここも理解不能。

 

ファウンド
 

兄は自分の置かれている境遇の悪さを人種差別にすり替え、

さらに暴力で物事を解決するという考えをマーティに教え

込みます。これは明らかに間違っていると断言できるけれど、

映画内の牧師が言うように対話ですべてが解決するとは、

これまたにわかに信じられないのです。ただ力に対抗して力を

行使するとそれ以上の力を招くことは確実で、せめてその

ことだけは信じていてほしいと思ってしまう。
ラスト付近はもう阿鼻叫喚のシーンのはずが、両親の怒る声と

悲鳴、呻く声などを聞くマーティを映してそれらを想像させます。

ああ、おぞましい。何が解放されるのか、大体みんなから

嫌われてしまい、友人もいない一家のこの様子を誰が一番

最初に気づくのか、その方が問題だと思う。
キャッチコピーには「イット・フォローズ」(2014)を超えた、

とあるけれど、いーや、全然超えてなどいないし、そもそも話の

レベルが違いすぎると感じてしまいました。

 

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