鬼はさまよう

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

鬼はさまよう

 

「鬼はさまよう」

原題:The Deal

監督:ソン・ヨンホ

2015年 韓国映画 103分

キャスト:キム・サンギョン

     キム・ソンギュン

     パク・ソンウン

 

ソウル東南部を中心にして連続女性子供失踪事件が起きる。

一向に捜査が進展しない中、刑事テスは当て逃げ犯の車から

血痕を見つける。と同時に彼の妹スギョンが行方不明に

なったと知るのだった。


<お勧め星>☆☆半 あと一歩なんですが、どうもモタついた

ストーリーです。


目には目を歯には歯を、の本当の意味


韓国映画のサスペンスの類は手に汗を握るスリルと緻密な

ストーリー、リアルな映像、ドロドロした人間関係などが

うまく融合していて、大体どれを見ても「すごい」と思うの

ですが、この映画に関しては「へ?」と思ってしまいました。

別につまらなくはないけれど、肝心のシーンでダラダラと

したシーンが流されるのです。このクライマックスダラダラ

(わたしが勝手につけた)が際立っていたのは「藁の楯」

(2013)ですね。とても褒めているレビューが多いですが、

い〜やあれはないだろうと思います。
この映画のオープニングは、韓国映画で本当によく見かける

雨の夜。一人帰宅する女性のあとをつける人影が映ります。

ああ、この無事に帰宅で来たと思ったフェイントのあとで

..やっぱりね。
そして何人もの行方不明の女性や子供がいるというのに、

相変わらずボンクラな韓国警察の刑事の姿に変わります。

「今日も帰れないなあ」←当たり前だ。刑事なら現場百回足を

運ぶもんだ!刑事テスもその一人で、同僚ギソクと覆面パトカーで

意味もなくカップラーメンをすすっているんです。

 

鬼はさまよう

 

テス役は「殺人の追憶」(2013)のキム・サンギョン。

2年ほどの間にあの若くて甘いマスクの男性がぽってり

中年体型になっちゃってちょっと驚きです。
テスが急にやる気を出したのは、当て逃げ犯の無線を聞き、

それらしき車を止めて、男ガンチョンを拘束した時、車の

後部座席から血痕のついた髪の毛を見つけた時からです。
いやその時に義弟のスンヒョンから「スギョン(テスの妹)

が戻らない。携帯も繋がらない」と電話をもらい、現場に

捨ててある携帯を見つけてからですね。公私混同すぎる。

 

鬼はさまよう

 

スンヒョン役は「悪いやつら」(2012)などの

キム・ソンギュン。彼が序盤の真面目な銀行員から後半の復讐者

への変貌ぶりはちょっと誰だかわからないくらいのものがあります。
まあそこからストーリーが始まり、肝心の「Deal(取引)」に

至るまでの過程はそこそこ見ごたえがあります。ガンチョは裁判で

死刑判決を受けたものの全然執行されないし、そもそも8人の

行方不明者のうち5人は見つかっていないのです。彼はなぜに

その遺体の場所を言わないのか、これ全然わからない。
快楽殺人犯だから周りがあたふた焦りまくる姿を見るのもまた

快楽なのかもしれません。

 

鬼はさまよう

 

ガンチョ役のパク・ソンウンは「新しき世界」(2013)

にも出演していましたが、高身長かつものすごくマッチョな

体つきなんです。映画内のシャワー室での格闘でその肉体を

見せつけられると「イースタンプロミス」(2007)の

ヴィゴ・モーテンセンを思い出すというもの。あのように明るい

お風呂場で繰り広げたらもっと楽しめるのに、あいにく暗いんです。
そして3年後やくざの組長が刺殺される事件が起き、勘のいい

テスは次に襲われるであろうもう一人の組長の元へ向かうと

そこから逃げ出すのは、な、な、なんとすっかり雰囲気が

変わったスンヒョンなんです。なぜスンヒョンがやくざ殺しを

するのかを辿っていくのも、もちのろん勘のいいテスです。

刑事の勘...その乱用はいけません。証拠があってなんぼです。
無理やりこじつけた話だと感じてしまいます。それもさておき、

一応カーチェイスらしきものがあった後、遂にクライマックスへと

向かうわけですよ。さあ、ここでモタモタしてはいけません。

一気にドドドーと進めようではありませんか。いや進みません。
ガンチョンはすごい大柄なんですよ。ちょっとやそっと傷つけた

くらいでは何ともない肉体なんですよ。そして遅れて到着した

テスは変わり果てたスンヒョンを抱きしめてしばしの嗚咽。

ねえねえそれは後にしてまずガンチョンを追いつめませんか?

もうね、ここは全然泣けないんです。一番大事なシーンに

もたついた時間を持たせると映画は全くつまらなくなるという

典型例です。題材や俳優はいいのに、とても残念に感じてしまう

映画でした。

「目には目を、歯には歯を」は、”やられたらやり返せ”という

意味ではなく、そもそもハンムラビ法典とは、過剰な報復を

止めるため、復讐の連鎖を抑制するための法律であり、

「犯した罪は必ず自分に返ってくる」

という戒めのニュアンスであるともう一度声を大にして言いたい。

 

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