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    シェイプ・オブ・ウォーター

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    JUGEMテーマ:洋画

     

    シェイプオブウォーター

     

    「シェイプ・オブ・ウォーター」

    原題:The Shape of Water

    監督:ギレルモ・デル・トロ

    2017年 アメリカ映画 124分 R15+

    キャスト:サリー・ホーキンス

         マイケル・シャノン

         リチャード・ジェンキンス

         マイケル・スタールバーグ

         オクタヴィア・スペンサー

     

    研究所の掃除係として働く声が出せないイライザは、

    ある日研究対象として持ち込まれた「彼」を目撃する。

    ストリックランド博士により虐待される「彼」にいつ

    しか心を寄せるようになるが、その「彼」が生体解剖

    されると聞き、何とか研究所から連れ出そうと計画する

    のだった。


    <お勧め星>☆☆☆☆ 純粋な愛の姿を美しい光や水の

    映像と音楽で描いています。


    喪失は愛で補填される。


    ギレルモ・デル・トロ監督作品で一番好きなのは、やはり

    「パンズラビリンス」(2006)でしょうか。童話の

    世界観に浸り、美しい迷宮での生活を楽しんでいるうちに

    突然訪れる現実世界にはそのギャップの大きさから、ただ

    ただ悲しみが残りました。
    この「シェイプ・オブ・ウォーター」よりアカデミー賞

    作品賞は「スリー・ビルボード」が獲ると予想して先に劇場

    にて鑑賞。とてもよく練りこまれた作品であり、ラストに

    かすかな希望が感じられる秀作でした。
    ところが作品賞ではなかったんですよね。そして今頃配信で

    鑑賞しました。この映画は絶対に大スクリーンで見るべき

    ものだったととても後悔しています。とはいえストーリーは

    一言で言うと切なく美しい「究極の愛」の物語なんです。
    映画内に登場する「彼」は1954年映画「大アマゾンの半魚人」

    に似ているというけれど、半魚人と思いたくない。この

    「彼」は知性と意志を持ち、さらには...。

     

    シェイプ・オブ・ウォーター
     

    登場するのは声が出せないイライザ、彼女と同居する

    リストラされたゲイのジャイルズ、イライザの同僚の黒人女性

    ゼルダ、そしてアマゾン部族から神のように崇拝された異形の

    「彼」とマイノリティばかりなのです。そして時は1962年の

    東西冷戦時代ですから、ソ連のスパイも登場する。さらに

    圧倒的な存在感を放つのが、この「彼」を捕獲し、研究対象と

    して虐待するストリックランド博士です。この役は

    マイケル・シャノン。

     

    シェイプ・オブ・ウォーター

     

    彼の場合は性格が異形なのかと思うほど嫌な男で、その役を

    とても上手に演じています。R15指定かつ一か所ボカしがある

    というので、どこかと思ったら何のことはない、

    マイケル・シャノンのお尻でした。別に気にもならなかったわ。
    「美女と野獣」のように甘い恋愛映画かと思っていると、かなり

    残酷なシーンが幾つも見られ、血を見るのが苦手だったり、

    爬虫類が苦手な人は、お勧めしない映画です。
    そしてゆで卵1つで始まったイライザと「彼」の心のつながりは、

    ロシアのスパイ、ストリックランド、イライザの3つ巴で、

    (いや、スパイとイライザはタッグを組んだか。)遂には

    イライザの自宅のバスルームに「彼」をかくまい、そして愛を

    はぐくむこととなります。同居人のジャイルズが「彼」を見て

    「美しい」と言ったのは。自分がうわべだけ着飾った醜い人間を

    数多く見てきたからかもしれません。

     

    シェイプ・オブ・ウォーター
     

    バスルームにお湯をはって、それもバスルームいっぱいにはって、

    交わされるラブシーンは本当にまるで絵画を見ているような

    思いになります。ラスト付近はまさに手に汗を握る展開であり、

    その直前にイライザが妄想するシーンは「ラ・ラ・ランド」の

    終盤を思い起こさせるもので、イライザの口から美しい歌声も

    聞かれるのです。

     

    シェイプ・オブ・ウォーター

     

    この緩急の差がまた見ている側を飽きさせません。
    気持ちが高まると青く光る「彼」の体やイライザの首にある

    傷など、いろいろなことに想いを馳せつつ、夢物語に包まれた

    ように映画は終了します。緩やかな幸福感を味わえる映画でした。

     

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