聲の形

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聲の形

 

「聲の形」

監督:山田尚子

原作:大今良時

2016年 日本映画 129分

声:入野自由

  早見沙織

  悠木碧

  小野賢章

  金子有希

 

耳が不自由な転校生、硝子をからかい続けた翔也は、

彼女が5か月後に転校すると、逆に仲間外れになって

しまう。高校生になり、相変わらず孤独な将也は手話

教室で硝子を見つけ、何とか謝罪仕様と考えるが...。


<お勧め星>☆☆☆☆ どう展開していくのか予想でき

なかったけれど、切なくて悲しくて辛くてそして嬉しい

気持ちになれました。


生きることの手伝い


見終わって何を思ったかというと一言。

「生きることが大切だ」

ということです。すごくありきたり過ぎて他の言葉を探した

のですが、真っ先に浮かんだのがその言葉でした。生きて

いくことは楽しいことばかりではない。苦しいし、悲しいし、

もどかしいし、時には本当に死んでしまいたいことだって

あります。考えてみたら自分が小学生や中学生の頃は、

「死」を実感したことがなくて、記憶のある限りでは誰も

身内で亡くなっていなかったし、ましてや自分の命を捨てる

ことなど思うことすらなかった。仲間外れになったり、

先生にきつく叱られたり、部活で先輩に無視されたりしても、

なぜだろう。「死」を考えたことはなかったなあ。社会人

になった時、従兄がバイクの事故で亡くなり、その時初めて

「死」を実感したような気がします。ほんの数時間前まで

普通に話をしていた人間が急に冷たく青白い顔で横たわって

いて、この体が二度と起き上がることがないと知った時は

本当に辛かった。
それ以降は幾度となく辛いことがあって、本当に消えて

しまいたいほど苦しいこともあったけれど、後で思い返して

みると、そこであきらめていたら、その先にある予想

できない未来を捨てることだし、まだやれるはずのことを

ゼロにしてしまうことだったなと感じます。

 

聲の形
 

主人公の将也はクラスのガキ大将のような存在で人気者だった

わけですが、そのクラスにある日、耳の不自由な硝子が転校

してきます。筆談を求める硝子を最初は物珍しそうに遠巻きに

眺め、次は将也を中心にイジメが始まるわけです。ここは

見ていて辛い。悪ふざけだったとかいたずらだったとかからかい

だったとか思っていたにしても、転校せざるを得なかった

硝子について校長先生が話をすると、今度は将也が逆に仲間外れ、

いじめの対象に変わるのです。
自分でやったことは全て自分の戻って来ると心を閉ざす将也の

よう人間は稀であり、おそらくはさらに弱い者へその怒りが

向かうこともあるのではないかとも思うのです。そこはわかりません。
そして高校生になり、孤独な将也がこっそり通っていた手話教室で、

なんと硝子を見かけるんですね。ここはすごい偶然という感じ。

 

聲の形

 

さらに将也には永束という友人ができるのです。こういう分岐点が

いつあるかわからないから人生は楽しいかもしれない。
将也は謝罪したいと思いつつ、幾度となく硝子に会ううちにかつて

の同級生や硝子の妹、結弦、さらには互いの母親などとのエピソード

を絡め、ストーリーは進みます。ここでもしばしば胸が痛むシーン

が描かれます。

 

聲の形
 

将也はかつてのイジメ事件を誰にも知られたくなかったし、

自分は生きる価値がない、人をまともに見る勇気が無くなって

いました。

 

聲の形

 

彼の眼には人の顔にバツ印がついて映ります)一方、当時の

級友はそれぞれが違う言い分を主張します。どれが正しいと

言い切れるものではないし、その時のその人物の年齢、

家庭環境、クラスでの立場、持って生まれた性格など全く

異なるわけだから、このくらいはよくてこのくらいはダメなど

と決められるはずもないのです。
さらに硝子と将也が納得しても、周囲にいた人物全員が同じ

方向を向けることなど無理に等しいと思う。どこで折り合いを

つけるかそこが肝心なのではないでしょうか。それが人間として

成長したことを意味するような気もします。
花火大会の音が水筒のコップに注いだお茶に響き、波打つのを

見せたり、橋の手すりに将也が持たれた振動を硝子が手のひら

で感じ取ったりするシーンは本当に秀逸。「音」が丁寧に

映像化されています。
涙が流れる内容ではなかったけれど、人間は1人で生きていくのは

難しいと体感する映画でした。
あのジェットコースターは、絶対に長島スパーランドのものだと

すぐにわかるリアルな絵でそれが動くときの振動と共に見る側に

伝わりました。エンディングのaikoの歌も良かったです。

 

 

 

 

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