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    悪女/AKUJO

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    JUGEMテーマ:韓国映画全般

     

    悪女

     

    「悪女/AKUJO」

    原題:The Vilainess

    監督:チョン・ビョンギル

    2017年 韓国映画 129分 R15+

    キャスト:キム・オクビン

         シン・ハギュン

         ソン・ジュン

         キム・ソヒョン

     

    父親を殺されたスクヒは、朝鮮系マフィアの

    ジュンサンに殺し屋としての訓練を受けながら

    育ち、やがて結婚する。しかし彼がソウルの

    やくざ組織に殺害されると、彼女は復讐に燃え、

    単身その事務所に押し入るのだった..。


    <お勧め星>☆☆☆☆ とにかくすごい。

    それしか言いようがありません。


    平凡に暮らすのは到底無理


    監督は「殺人の告白」(2012)の

    チョン・ビョンギル。2017年に

    「22年目の告白ー私が殺人犯です」でリメイク

    されていますが、どう考えてもオリジナルの方が

    数倍おもしろい。

     

    悪女
     

    ピーピーピーと口笛が鳴り、ある人物の視線で始まる

    オープニング。銃をバンバン撃ちまくり、ヤクザ者

    たちがドスやナタで襲ってくるのをバタバタ倒して

    いきます。一通り終わると静けさが戻り、足元には

    死体の山が転がっているのです。弾倉を入れ替える

    手際の良さはもはや芸術的。そして銃をはたき

    落されると次は2本の刀を使って、切って切って

    切りまくるのです。暗い廊下から明るい部屋に
    移動し、初めて相手に倒された時、今までの視線の

    持ち主が若い女性であるとわかります。そこでも

    数十人と格闘し、最後には窓から飛び降りるアクションを

    見せ終了。この7分間がひと時たりとも目が離せない

    映像ばかりであり、揺れ動く画面にやや頭がくらくら

    するかもしれません。
    そして警察に確保されたこの女スクヒは、この腕を買われ、

    国家情報院で殺人請負人としての訓練を受け始めるわけです。

    ここでまず整形させられるのと、訓練の中に演劇やバレエの

    練習も入っているのは別人物として生きていくための準備

    ということかな。整形した割にはあまり顔が変わって

    いないスクヒ役は「渇き」(2009)

    「高地線」(2011)のキム・オクビン。「高地線」でも

    狙撃兵として見事な腕前を見せていました。この映画では

    なんとウェディングドレス姿でトイレの換気扇の隙間から

    狙撃するシーンがあり、白いドレスと長い銃という

    アンバランスは絵が見られます。これは考えつかないな。
    国家情報院にこんな組織があるんかいな、と疑問を持つ暇も

    なくストーリーは進み、実はスクヒは妊娠していて、施設内

    で出産するのです。え?父親は誰?この疑問はこの後、回想

    映像を挟み込んで説明されていくので大丈夫。
    またソクヒ自身の生い立ちについても同じような手法で時系列

    バラバラに描いています。施設を出て娘と平凡に暮らすための

    最後のミッションで、彼女はターゲットと暗闇の中、刀と刀を

    ぶつけ合い火花を飛ばしながら戦い、とどめを刺すときに、

    ターゲットの娘がそれを見ている。そのシーンと自分が重なる

    ことで、ソクヒの父もこのように殺されたのだとわかるのです。

    もう容赦のない殺し方です。
    中途半端ではなく徹底的に叩き潰します。ここはすごいに

    尽きる。そして父を殺されたソクヒを殺し屋として育てる

    朝鮮系マフィア、ジュンサン役は

    「復讐者に憐れみを」(2001)

    「高地線」(2011)のシン・ハギュン。安定の演技力です。

     

    悪女
     

    晴れてミッションを終え、ウネと2人で平凡に暮らすために

    アパートに引っ越してくるのに、やはり彼女の行動を監視

    するヒョンスが隣の部屋に同時に引っ越してくるのです。

    この役はモデル出身のソン・ジュン。なかなかのイケメンさん。

     

    悪女

     

    2人の間のかなり緩いというかありきたりというか

    やっぱりね的な感じの恋愛模様も、それほどまどろっこしく

    ないんです。ラブシーンは皆無に近い。キス止まり。潔いです。
    個人的にこの手の映画に、男女間の真剣な恋愛は不要と

    思っているので、こんな感じがとても好き。このおまけの

    ような恋愛を終盤の復讐に活用するとは、見る側にとって

    感情移入しやすいというものです。いやこの展開は実は

    とても可哀そうで、ウネの気持ちになったらたまったもん

    じゃないと思う。子どもの流す涙は本当に心が痛みます。
    しかし想像もできないほどのアクション、例えばバイクを

    走らせながら、刀同士を戦わせたり、パトカーを踏み台に

    してバイクでジャーンプ!民族衣装を脱ぎ捨て、かんざしを

    使ってのアクション。

     

    悪女
     

    もっともすごいのはラスト付近のバスと車のアクションで、

    ソクヒったら、車のボンネットに乗り、ハンドル操作を

    するという神業を見せます。

    (エンジンブレーキかからないのかーい。いやしっかり見ると

    アクセルをペットボトルで固定しているシーンがありました。)

    そして斧でしがみついたバスの中での長い長いバトルは、

    これが永遠に続くのかと思うけれど、全然見飽きない映像の

    連続です。日本映画ならここで...だけど、そこは韓国映画!

    きっぱり、すっきりかたをつけるのです。
    細かなところではいろいろツッコミどころがあるけれど、斬新な

    アクションと、本当にどうやって撮影したんだろうというような

    映像の連続で、とにかく楽しめました。

     

     

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