ザ・ハント ナチスに狙われた男

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

ザ・ハント

 

「ザ・ハント ナチスに狙われた男」

原題:Den 12th mand

監督:ハラルド・ズワルト

2017年 ノルウェー映画 135分

キャスト:トーマス・グルスタッド

     ジョナサン・リース=マイヤーズ

     マリー・ブロックス

     ベガール・ホール

 

1943年、イギリス軍に訓練されたノルウェー人

12人が、ノルウェー占領中のドイツ軍への破壊工作

のため、母国への上陸を試みる。しかし寸前でドイツ軍

の攻撃を受け、ただ一人を残して捕まってしまう。逃亡に

成功したヤンは、仲間と合流するためトロムソーへ

向かおうとするが...。


<お勧め星>☆☆☆半 とにかく寒いシーンが多い。

しかしノルウェーという自国のために行動した人々の

姿が気高く映ります。


あなたが生き残ったことに意味がある


北極海の水温はどのくらいだろうと思って調べてみると、

だいたい−2℃程度らしい。映画で幾度となく登場する

あの海水は、それはそれは冷たいわけで、そこに浸かって

いたらあっという間に低体温になってしまうはず。

ちなみにその海水にプカプカ浮かんでいる氷の場合、

塩分は約1%なので、氷から溶けた海水は飲むことが

できるそうです。しかし漂流したとしても渇きよりも冷えで

命を奪われそうな気がしますね。
1940年4月。占領下のノルウェーを拠点とした

ドイツ軍は、極北侵攻を進め、連合軍は苦戦を強いられて

いたのです。ドイツがノルウェーを占領下に置いた大きな

目的は、鉄鉱石の輸出入で友好的な関係にあった

スウェーデンへの航路確保のためであり、映画内で

「中立国スウェーデン」と幾度となく出てくるように、

スウェーデンは武装中立を厳守しつつ、連合国側への配慮から
偽装開戦準備をするという複雑な状況下にあった模様。

1943年、イギリス軍の訓練を受けた12名のノルウェー人が

「マーティン・トッド作戦」のためノルウェー上陸を試みるも

失敗し、ヤンを除く11名がドイツ軍捕虜となります。

1名はその場で射殺。

 

ザ・ハント
 

このシーンは、逃亡中にヤンがうなされながら見る悪夢や

終盤に「なぜ失敗したのか」を遡って回想する時に描かれ、

完全武装したドイツ軍に対し、ポンコツの漁船に乗った

12名がにわか兵であったことが即座にわかります。

作戦遂行のために漁民に扮していたのでしょう。
そして辛うじて逃亡できたヤンは、とにかく凍った海水に

浸かり、冷たい風を受け、雪にまみれ、つららが落ちて

くるような場所を移動し続けるのです。その上ドイツ軍の

銃弾が雨あられのように襲い掛かります。

本当に寒いんですって。
「ノルウェー人にも寝返る者がいる」と語られるように、

スパイをする者もいれば、ナチスに入り、ドイツ軍と一

緒に活動する者もいます。彼らは戦後どうなったんだろう。
しかし大半のノルウェー人は、自国に誇りを持ち、占領された

ことを怒り、「ドイツ軍はオーロラさえ盗むのか」と

自虐的に語るのです。

 

ザ・ハント
 

極限状態に近い過酷な自然環境の中、ヤン以外の捕まった

メンバーの姿とヤンの逃亡風景が映り、捕まったへ側の容赦ない

拷問の光景には思わず目を背けてしまいました。またヤンも

最初に銃弾を足の指に受けそれが化膿し、壊疽を起こして

いるので、自ら銃弾を抜くために指を切り落としていくのです。

ああ、これこそ痛い。
一難去ってまた一難という感じで、ヤンには不運が次々に襲い

掛かります。しかしそこに必ず支援する人々が存在するのです。

 

ザ・ハント

 

積極的に抵抗するのではなく、大人も子供も極めて静かに

それでいて強い意志を持って抵抗を続けると、その目的は必ず

達成できるような思いにもなります。そうであってほしい。
一方のナチスドイツのシュターゲ司令官は必ず反逆者を捕まえて

きた誇りから、執念でヤンを追い続けるのです。ヤンを

スウェーデンまで向かわせたい名も知れないノルウェー人と

シュターゲ司令官。もう手に汗を握る展開なんですよ。

 

ザ・ハント

 

雪原での徒歩の移動から始まり、スキーで滑れば雪崩を起こされ、

ソリで山頂付近に移動すると、受け入れ側との手違いが生じます。

ああ、またしても寒い。
なんて寒い映画なんだろう。まつ毛は凍り、髪の毛に雪がまとわり

つき、唇はがちがちと震え続ける。それはラスト付近まで続き、

ようやく...と思ったら再び雪の中へズボッ!!この辺りの展開は
実話ベースながらフィクションが多く入っているような気もしました。
ヤンがなぜ冒頭に片足だけ靴も靴下もなかったのかを回収する

映像を見ると、その時から彼は不運が続き、その不運の連続と

同時に幸運にも恵まれていたのだと思っています。

 

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