バード・ボックス

4

JUGEMテーマ:SF映画 一般

 

バードボックス

出典:IMDb

 

「バード・ボックス」

原題:Bird Box

監督:スサンネ・ビア

2018年 アメリカ映画 124分

キャスト:サンドラ・ブロック

     トレバンテ・ローズ

     ジャッキー・ウィーバー

     ローサ・サラザール

 

臨月を迎えているマロリーは、生まれてくる

子供を養子に出すことを考えている。そんな時

欧州の集団自殺が世界に広がり、街は大混乱に陥る。

必死で駆け込んだ1軒の家で彼女はほかの男女と

ともにサヴァイヴァル生活を開始するが...。


<お勧め星>☆☆☆☆ 布越しに感じる光と、耳に

入ってくる音や移動する木の葉で恐怖を体感できます。


愛情は人を弱くするし強くもする


近年見た映画で同じような作品があったなあとメモを

見返すと、

「ドント・ブリーズ」(2016)息をしたら終わり

ー20年に一度の恐怖の作品と言われ、劇場鑑賞したら、

あっと驚く展開にまさにあっと驚き、さらには闇と音が

効果的に使われており、心臓が止まりそうでした。

(それほどでもない)
そして「クワイエット・プレイス」(2018)

音を立てたら終わりー超えても超えても襲い掛かる恐怖

との戦いで母の強さを実感しました。これは割といい

お話にもなっていたんですよね。
さらには「ライト/オフ」(2016)電気を消すと

それが来るーこの映画は電気、つまり光を利用し、それが

消えた時に訪れる闇との対比をものすごく上手に活かして、

それはそれは恐怖に満ちた映像を繰り出してきます。

個人的にはこの映画が最も怖かったですね。今も夜一人で

見る気持ちは起きません。
さてNetflixオリジナル映画「バード・ボックス」は

『目を開けたら終わり』なんです。バード・ボックス=鳥の箱。
目を開けたらどうやら危険が迫るらしいと思っていると、

映像は現在のサンドラ・ブロック演じるマロリーと男女の

幼い子供になり、マロリーがものすごく怖い顔で

「目隠しは外さない、見たら死ぬのよ!」
とこれから始まる川下りについて説明をしているのです。

そして5年前、マロリーが大きなお腹で絵を描いている姿に

変わります。マロリーは周囲とは一切接触を持たず、

ジェシカという妹とだけ交流があるらしい。全く似ていないが

妹なんだな。定期健診で訪れた病院での女性の異変から始まり、

街中が次第に混乱に満ち、遂にはジェシカも「それ」を

見てしまうのです。

 

バードボックス

出典:IMDb

 

「それ」は何かわかりませんが、「それ」を見ると瞳が変わり、

自死願望が起きるらしい。マロリーを救おうとして家に招き

入れた女性も「それ」を見て、悲惨な最期を遂げます。

この辺りに無駄な映像はなく、また逃げ込んだ家の中での
パニック状態の人々の姿もリアルに伝わります。この家の隣人で

マロリーを救おうとした女性の父親ダグラス役は

ジョン・マルコヴィッチ。彼も含めて逃げ込んだ人々が大変

個性的で、名前は覚えられませんが誰がいるかはすぐに頭に

入ります。彼らは人種も年齢も職業もバラバラであり、この

家の中が小さな世界を象徴しているかのようです。

「アニマル・キングダム」(2010)のジャッキー・ウィーバーも
いましたね。
そこからこの家にいる人々のサヴァイヴァル生活が開始される

のです。とにかく外を見てはいけない。外に出るときは目隠しを

するか目をつぶるかしないと「それ」を見ると、瞳が変貌し、

様々な方法で死を選んでしまうらしい。「らしい」が多いのは

「それ」が何かわからないからです。わからないからこそ、

じゃあいったい「何を」見たんだ?という疑問を持ち続ける

ことができます。

 

バードボックス
出典:IMDb

 

子供2人を連れて川下りを開始するマロリーの姿は、5年前の

その家の人々の姿と交互に描かれ、最終的に冒頭のシーンで

つながるのです。「ゼロ・グラヴィティ」(2013)の時の

ようにサンドラ・ブロックがとても強い女性を演じます。

しかしその強さは冒頭は極めて自己中心的なものとして描かれて

いました。それがどのように変貌していくか。とにもかくにも

子役がずるいほどに可愛いのです。そして2人の子供を名前では

なく「ボーイ」「ガール」とマロリーは呼びます。
生き残るために希望を捨てるか、実現の有無にかかわらず将来の

夢や希望を持たせるか。それはどちらも間違っていないし、

同じことなのかもしれません。登場人物のセリフに「はっ」と

思うようなものが多く、脚本の秀逸さを実感します。そして脚本の

エリック・ハイセラーは「ライト/オフ」「メッセージ」(2016)

も携わっていたと知り納得。
川下りのシーンで急流での見張りが必要になったとき、2人の

子供のうち1人を選べなくなっていたのを見て、映像的に初めて

彼女の心の大きな変化を感じました。
ちなみに「小鳥」は「それ」が近づくと大騒ぎをするもので、

サヴァイヴァル生活中に物資調達のため仲間と訪れたスーパーに

たまたまいたものです。それも含めてすべてに意味がある気がします。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

カレンダー

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

ブログランキング

今日のわんこ

powered by 撮影スタジオ.jp

アマゾン

遊びにきてくれてありがとう!

カウンター

死語レッスン

最新記事

categories

過去の記事

コメントありがとうございます!

トラックバックありがとうございます!

recommend

お友達

ミス・マープルについて

書いた記事数:3043 最後に更新した日:2019/09/19

あの映画を探そう!

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM