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    パディントン2

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    JUGEMテーマ:コメディ映画全般

     

    パディントン2

    出典:IMDb

     

    「パディントン2」

    原題:Paddington2

    監督:ポール・キング

    2017年 イギリス=フランス映画 104分

    キャスト:ヒュー・ボネビル

         サリー・ホーキンズ

         ヒュー・グラント

         ブレンダン・グリーソン

         マデリーン・ハリス

     

    ロンドンでブラウン一家の一員として幸せに暮らす

    パディントンは、ルーシーおばさんの誕生日に

    「飛び出す絵本」を贈ろうと、初めてアルバイトを

    し始める。しかしその絵本がある晩盗まれ、

    パディントンは犯人として逮捕されてしまうのだった。


    <お勧め星>☆☆☆☆ 前作よりもさらに深い内容と

    スリル満点のアクションシーンが楽しめます。


    マーマレードは人を優しくする


    前作「パディントン」(2014)では美しい

    ニコール・キッドマンが、博物館のはく製課員役を極めて

    サディスティックに演じ、終盤の館内でのアクションシーンは

    目が回るほどのスピードでした。

     

    パディントン2
    出典:IMDb

     

    今回はなんとヒュー・グラントが落ち目の俳優ブキャナン役で

    登場しています。そしてオープニングは、パディントンを

    救ってくれたパストゥーゾとルーシーの姿から始まるのです。

    これを見ておくと、パディントンが老クマホームにいる

    ルーシーおばさんに、とっておきの誕生日プレゼントを贈ろうと

    思いつくのも納得できます。

    「ロンドンに行きたかったけれどその夢が叶わなかったおばさんに
    ロンドンの名所が紹介されている飛び出す絵本を贈りたい!」
    さてすっかりブラウン一家の一員としてロンドン生活を満喫して

    いるパディントンは、誰に対しても礼儀正しく、親切なので、

    街の誰にでも好かれ、その場の空気が明るくなります。

    この押し付けではない礼儀と親切心こそが、人間が取り戻すべき

    ものだと語っているように思えるのです。

     

    パディントン2

    出典:IMDb

     

    前作からパディントンを「よそ者」「クマ」として敵視して

    いるカリーは、相変わらずパディントンに冷たいけれど、
    彼に対してもパディントンが何一つ攻撃をしないのはずっと

    変わりません。

    敵視している人に対し、同じ立場を持って接したら、さらに

    高い壁を作られてしまうと思うし、それが自分自身の孤立へと

    つながっていくことに気づかないと。そう、それを気づかせる

    象徴がカリーかもしれませんね。
    パディントンがグルーバーさんのお店で見つけた「飛び出す絵本」

    を買うために、彼は初めてアルバイトを開始しますが、ここは

    コントの連続です。床屋さんで大失敗した相手が、まさかの

    判事だなんてね...。

     

    パディントン2
    出典:IMDb

     

    また序盤にブラウン一家の一人ずつにスポットを当て、彼らが

    今凝っているものを説明していきます。まさかこれらが終盤に

    すべて回収されるなんてね。それもクライマックスの列車での

    アクションシーンで使われるとは想像もできませんでした。

     

    パディントン2
    出典:IMDb

     

    「飛び出す絵本」が盗まれ、犯人を追っていたパディントンは、

    その犯人がドロンと消えてしまったため、自分自身が疑われ

    逮捕されてしまいます。ここから人生いやクマ生初の刑務所生活が

    開始されるのです。
    刑務所の空気は、当たり前だけれど殺気立っていて、特に

    シェフがものすごくまずい料理を出すし、彼が一番怖いらしい。

    それがパディントンのマーマレードで一気に変わってしまう

    のです。その逆にパディントンが姿を消した街の雰囲気は、

    殺伐としてしまい、カリーだけが勝ち誇ったように振舞って

    います。これはとても醜い姿だと、誰が見ても感じると思う。

    他人への偏見を持たず、そのいい面を見つけようとする心と、

    いつも忘れない親切心が、この世界を暮らしやすいものに

    変えていくのだと実感するのです。
    「情けは人の為ならず」
    とてもいいことわざがあるではありませんか。そうです。こ

    れであの雨の日側溝で鼻水を垂らして「ミャーミャー」鳴いて

    いたヘイスティングス(家の猫)も恩返しをしてくれるだろうと

    考え続けて早10年。まだ機が熟していないのかしら。
    エンドロールでは、ヒュー・グラントのダンスと素晴らしい

    歌声も聞くことができます。前作以上に心が温かくなる映画でした。

     

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      パディントンったら、もー、いいクマすぎる。
      • 或る日の出来事
      • 2019/02/02 11:54 PM

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