さよなら、ぼくのモンスター

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JUGEMテーマ:洋画

 

さよなら、ぼくのモンスター

出典:IMDb

 

「さよなら、ぼくのモンスター」

原題:Closet Monster

監督:ステファン・ダン

2015年 カナダ映画 90分 PG12

キャスト:コサー・ジェサップ

     アーロン・エイブラムス

     ジョアンヌ・ケリー

     アリオシャ・シュナイダー

 

メイクアップ学校入学を目指すオスカーは、所有欲が

強く怒りっぽい父親ピーターと二人暮らし。彼には

ジェマという女友達がいるが、ある日バイト先で

出会ったワイルダーという青年に心を惹かれてしまう

のだった。


<お勧め星>☆☆半 忘れていた甘酸っぱい思いが

こみ上げますが、今一つ理解できませんでした。


ハムスターは4回変えた


最近重い内容の映画を見ていたせいか、この映画は

何となく心に響かず、登場人物にも感情移入できない

まま終わってしまいました。時折ハッとするような

カットやシーンごとに流れる音楽はとてもおしゃれです。
オスカーの少年時代、彼の母親は家を出るのですが、

その理由がなかなかわかりません。オスカー自身は母を

引き留めたくてハイヒールのヒールを折ったり、かばんを

必死で引っ張ります。それでも家を出ていく母の姿を見て、

父ピーターは嫌な笑いを浮かべるんですよね。
さらに彼はいじめの現場に遭遇し、救いに行こうと覗いて

いると、そのいじめられていた少年が大けがを負う現場を

目にしてしまうのです。そのいじめの原因が、

「ゲイだったから」

とピーターから知らされ、オスカーは自分の長髪をハサミで

切っていきます。その時にツリーハウスを父と一緒に作った

時の釘うちやノコギリで木を切った情景が思い浮かぶのです。
そして成長し、オスカーは特殊メイクが趣味で、メイキャップ

スクールに入ることを希望しているらしいし、ジェマという

女優志望の女子と仲良く過ごしています。メイキャップが趣味

ということやジェマが雰囲気を察してキスを求めたときに、

オスカーが「ごめん」と言ったことで、やはり彼はそうなのか

と気づきます。

 

さよなら、ぼくのモンスター

出典:IMDb

 

さらにバイト先でシャツを貸したワイルダーに、目が釘付け。

それはいつからだったのかとか、なぜにピーターがオスカーと

ジェマが付き合っているかどうか聞きたがるのかとか、少し

説明不足のような気がして来るのはこの頃かな。この辺りまで

来ると、ピーターの所有欲の異常な強さをさすがに感じてきます。

そしてそれが母との離婚原因であるともわかってくるのです。

「あの家にいたらだめになったの」
おそらくはオスカーを連れて出たかったけれど、それを許されず、

自分一人で出ていく選択肢しか与えれれなかったんだろうと

推測できます。それはいまだに妻の荷物を渡さないピーターの

姿にも表れているのです。
「離婚したら財産は半分ずつなんだ」

オスカーが少年時代に目撃した事件のトラウマは、彼の腹の中に

ずっと残り続け、それは自分の性的指向の否定へとつながって

いたんだろうな。明らかにゲイを差別するピーターと、同じように
オスカーと接してきたから、彼の心を知っているはずの母ブランの

受け止め方の大きな違い。

 

さよなら、ぼくのモンスター
出典:IMDb

 

わたしがこの映画で唯一胸がキュンとなったのは、パーティーで

ドラッグと酒でのせいで倒れ、ツリーハウスでワイルダーに

オスカーが介抱されるシーンです。その直前にワイルダーが

女子とキスしているのを目撃したオスカーがヤケになり、他の男性

と関係を持とうとした途端、腹が膨らみ、口から大量の釘を

吐いたように自分で感じたのは、少年時代に目撃した事件を

いまだに引きずっていることの現れなんだと思う。

ワイルダーに指摘されたことを「恥ずかしい」と返すオスカー。

そして口移しで水を与えるワイルダーとそれを受け止めるオスカーの

唇のなまめかしさは、なぜかもうすっかり忘れちゃったけど、

「初恋」に胸を焦がしたときのような感じを受けました。しかし

朝が来るとワイルダーは姿を消しています。一枚の紙きれを残す

なんて、どこかで聞いた歌に出てきそうだわ。
「独りぼっち」のオスカーが母に「強くなるしかない」と言われ、

父への怒りを爆発させたとき、彼は遂にトラウマに打ち勝ち、

父の束縛から逃れることができるわけです。

 

さよなら、ぼくのモンスター

出典:IMDb

 

このシーンも、もちろん幻なんだけれど、やはりかつて目撃した

事件で使われた鉄棒を腹から引き出し、それを父に向けます。

すべてがあの事件の目撃と父の所有欲から始まっていたんでしょうね。
そうそうオスカーの飼っているハムスターが10年も生きていて

おかしい!と思ったら最後にあっさり説明されて、そうだよなーと

納得します。おしゃれな映画ではあったけれど、自分の好みでは

なかったです。

 

 

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