呪われた死霊館

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JUGEMテーマ:Horror

 

呪われた死霊館

出典:IMDb

 

「呪われた死霊館」

原題:Malevolent

監督:オーラフ・デ・フルール

2018年 イギリス映画 88分

キャスト:フローレンス・ピュー

     ベン・ロイド=ヒューズ

     セリア・イムリー

 

アンジェラは兄ジャクソン、彼の恋人ベス、友人

エリオットとインチキ霊能者サービスをして荒稼ぎを

している。しかしある日グリーン夫人から

「家の中の少女の悪霊を祓ってほしい」という依頼を受け、
その屋敷に向かうのだったが..。


<お勧め星>☆☆☆ 油断して見ていたら結構怖いです。

いやそれほど怖くないけれどよくできています。


一人じゃないのよ


一人じゃないって素敵なことね〜♪なんて歌もありましたが、

ある特殊な能力というのはだいたい遺伝していくもので、

それがあってこそSF映画やホラー映画が成立するのでは

ないかと思ったりします。
一人じゃない..この言葉が映画の最後ですごく効いてきます。
さてこの映画は当然のことながら「死霊館」シリーズとは縁も

ゆかりもありません。全く別物で、そもそも原題の

「Malevolent」は悪意、悪質というような意味なんです。これ

だけ読んでもアレっぽい気がしまう。
そしてこの類の映画はだいたい大外れなのに、今作は結構

イケているんです。そこは期待を大きく上回っていると思います。
舞台は1986年のグラスゴー。この年代がポイントで、

携帯電話が映画内で使われないのです。なので大事なところで

携帯電話が鳴ったり、離れた場所にいる人と連絡を取ったり、

動画を撮影したり、果ては、暗闇の明かり代わりにすることも

できません。さらに割と可愛いヒロイン、アンジェラの

ファッションが、もうその時代そのものなんです。股上の深い

丈の短めのGパンにぽっちゃり体型が魅力的。

 

呪われた死霊館
出典:IMDb

 

アンジェラの兄ジャクソンは、そこそこ甘いマスクですが、同じ

表情しかできない気がする大根さん。彼の恋人ベスは、背が高くて

結構美人のように見えるものの、猫背でかなり痩せているので
あまり魅力を感じないなあ。エリオットに至っては印象が薄すぎる。

 

呪われた死霊館
出典:IMDb

 

そして兄の親友エリオットは、数から考えてわかるように

アンジェラのことを絶賛片思い中です。この4人でインチキ霊能

サービスを実施し、荒稼ぎをしているのです。
アンジェラは大学の先生にも授業に出ないことを叱られ、ちゃんと

勉強したいと思うのに、チャラい兄貴が、借金返済のため、次の

仕事を取ってくる。
「これが最後だから」
この手の人物の共通項は、「約束する」「誓うよ」とすぐに口に

することです。これらが守られた試しがないのに、両親のいない

アンジェラは兄を深く愛しているんですね。許してしまうんです。
ではアンジェラに本当に何の能力もないのかというと、直近の仕事の

あと、なぜか「何か」が見えるようになるのです。実は彼女の母親も

同じ能力を持っていたらしい。
ただそれまでは、「死霊館」シリーズのウォーレン夫妻のように、

悪霊と交信してそれを追い祓うのではなく、亡くなった人への

思いを断ち切れない人たちの気持ちに付け込んで、その霊と交信

したかのようにみせかけ、彼らを安心させて金をとるという、まさに

「霊能サギ」を働いていたのです。もちろん母親にその能力があった

からこそ思いついたビジネスなんでしょうね。
そしてジャクソンがアンジェラに「最後の仕事」としてお願いし、

訪れたのはグリーン夫人の屋敷です。ここはかつて児童養護施設で

あったものに、収容されていた少女全員が殺害されていたのです。
夫人はその少女の声を聞こえなくしてほしい、つまり少女の悪霊を

祓ってほしいという依頼をしたわけです。ジャクソン、いつものように

「え〜と、お会計をお先に」

と言ったけれど、そんな言葉は一切通用しません。グリーン夫人役は

「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2011)の

セリア・イムリー。優しそうな表情だからこそ何かありそう。

ジャクソン

「はいごめんなさい」

とすぐに引き下がります。
そしてこの屋敷では、ゾクゾクするような音が聞こえ、少女たちの

笑い声、歌、そしてその姿までもが見えるのです。これ、ヤバイやつ。
無線から声が聞こえなくなるベス、床を踏み抜き足を傷めるエリオット。

恐怖はどんどん膨らんでいきますが、相変わらず脳天パーの

ジャクソンは、ここが本当に危険な場所と気づくが大へん遅いんです。
いやみんなでとっとと帰るべきでしたね。古いボルボで。

怒涛のような終盤の展開は、痛いシーンもありますが、それほど痛く

感じません。それより一斉に聞こえた少女たちの叫び声のシーンは

最高に怖かったです。それと彼女たちは誰にとっての「悪」だったのか
逆に言うと誰が「悪」だったのかを知ると、少しだけ悲しくも感じました。
最後のワンカットの言葉もよかったですね。ふむ、結構好きな映画です。

 

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