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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:邦画
出典:IMDb
「そして私たちはプールに金魚を、」
監督:長久 允
2017年 日本 28分
キャスト:湯川ひな
西本まりん
松山莉奈
菊池玲那
2012年、埼玉県狭山市で学校のプールに
女子中学生たちが400匹の金魚を放流する事件が
起きた。その実話をもとに、彼女たちの日常を描いて
いく。
やはり長編作品を見たくなる内容です。音楽もビビビ
と来るものがあります。
「結局」
2012年埼玉県狭山市で起きた、女子中学生が
プールに金魚を400匹放流した事件にインスパイア
されて作られた短編映画です。
出典:IMDb
金魚を放流したうえ、半裸で泳いだ動機は
「一緒に泳げば楽しいと思った」
という本音なのか、とりあえずそういうことにして
おいたのか、どちらにもとれるものです。わたしは
絶対に後者だと思う。(なぜか確信!)
そしてこの映画は2017年サンダンス国際映画祭で
賞を獲得した超有名なものなのです。今週末公開される
同監督の
「WE ARE LITTLE ZOBIES」
は、長編映画デビュー作にして、サンダンス国際映画祭
審査員特別賞を受賞しています。その鑑賞に向けて
まずこれを見ておかないと!
なに、これめっちゃハマる。
28分の短時間の中に9つのストーリーが入っています。
1話目から女子中学生の胸の内が痛いほどビシビシ
伝わってきますよ。海ないのにカラオケで歌う「17歳」。
「だ〜れもいない海♪」...笑笑しかねえよ。
とはいえそれなりに商店街があって「俺ら東京さ行ぐだ」
と吉幾三が歌った、ど田舎というわけではないのです。
中途半端すぎて宙ぶらりんという感じ。
「ボーン・トゥ・ビー・ゾンビ」これはあまりに自虐的
すぎて逆にうける〜。
自分の高校時代、上り電車で帰る同級生は「町の子」、
下り電車で帰る同級生(自分も含め)は「田舎の子」だと
知った時の絶望感に近いです。
「今日はワルツでダッチコーヒーでも飲んで帰ろう」
「え?ダッチコーヒー?それは瓶に入って売っている
コーヒー牛乳と味がどう違うんですか?」
聞きたくても聞けなかった。ワルツに行くためには上り電車に
乗って、町まで出ないといけない。
同じ市に住んでいるのにこの差はなんだ!
28分間、全てに感情移入できて「前向きに生きよう」と
いう言葉の空々しさを強く感じてしまいました。
この監督いいなあ。