エレメンタリ 鍛冶屋と悪魔と少女

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JUGEMテーマ:Horror

 

エレメンタリ

出典:IMDb

 

「エレメンタリ 鍛冶屋と悪魔と少女」

原題:Errementari:The Blacksmith and the Devil

監督:パウル・ウルホ・アリホ

2018年 フランス=スペイン映画 99分

キャスト:カンディド・ウランガ

     ウマ・ブラカグリア

     エネコ・サガルドイ

 

19世紀バスク地方。州政府の役人を名乗る男が

ある町に現れ、鍛冶屋の居場所を尋ねる。その場所は

もが足を踏み入れない恐ろしい場所だと町民は口々に

言うのだったが...。


<お勧め星>☆☆☆☆ 題名通りの登場人物がくり広げる

コメディゴシックホラーという感じです。


ひよこ豆


冒頭、1835年のバスク地方で銃殺されるその地方

特有の帽子をかぶった3人の男が映ります。これは

「第一次カルリスタ戦争」中のもので、1833年から

1876年の第三次戦争まで続いたスペイン王位継承を

めぐる戦争の1つです。スペインとフランスにまたがる

バスク地方は、地方特権維持を認める旧体制を支持し

闘ったものの、自由勢力に敗れ、あのように銃殺される

者たちがいたわけです。死体もゴロゴロ転がっていました。
しかしその時1人死なない男がいるのです。悪魔と契約を

交わし、生命を奪われない代わりに魂を売り渡した...的な

話が語られ、それがこの映画の重要な伏線になってきます。

 

エレメンタリ
出典:IMDb

 

そして8年後、ザラの店にやってきた州政府の役人オルティスは

鍛冶屋の居場所を尋ねます。この時町民がオルティスに対し、

決して友好的でないのは、あの戦争の爪痕を強く物語っている

のです。


エレメンタリ
出典:IMDb

一方ウスエという少女は近所の男の子たちにいじめられても、

逆に殴り返すほどの気の強さを持っています。しかし彼女の

母親は自殺をしており、自殺という行為が宗教上地獄に落ちる

ことを意味し、ウスエはその理由でいじめられているのです。

神父が父親かと思ったらどうやら育ての親のようで、神父の

妻にもたいそう辛く当たられています。

 

エレメンタリ
出典:IMDb

 

そして肝心の不気味な鍛冶屋はどんな人物かというと、職業柄

使っている鍛冶屋の防煙・防塵マスクをつけた姿が実に不気味で、

「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスか「13日の金曜日」の

ホッケーマスクに匹敵するほどです。さらに家の周りには様々な

トラップが仕掛けられていて、鍛冶屋パチへの信用度ゼロ、

恐怖度100といった具合になります。
さらにはオルティスの指示で3人の町民が鍛冶屋の家にやって

くると、1人が例のトラップ(トラバサミ)に躓き、命を落として

しまいます。重装備の3人に引き換え、パチは何も武器を持って

いないのにものすごい力があるんですよ。これはもしかして...。
ところでトラバサミですが、この後数回登場します。パチは

いつも同じ場所に置いているし、だいたい動物であっても一度

かかったことがあれば、その場所を知って避けて通るし、ウスエ

などもゆっくりゆっくり歩くのでトラバサミにかかることは

ありません。しかし2回もかかるアホがいるんです。

 

エレメンタリ

出典:IMDb

 

登場した時は「おおぅ〜」と思ったものの、かなり小者感を

漂わせ、そして実はその仕事に最も向いていない性格である

ことにも気づくと、その動きを見るたびに笑えてしまいます。

名前だけ明かすとサルタエルです。
物語が中盤になってくると、鍛冶屋のパチが身を隠している

理由や、サルタエルの存在を知り、こっそり忍び込んだウスエが

彼らの関係に大きな影響を及ぼしてきます。

またオルティスが鍛冶屋を捜す本当の理由、さらにさらに

鍛冶屋が隠していた過去からウスエとの繋がりすらも描かれて

いくのです。この辺りは映像とストーリーがとてもうまく

組み合わさって、頭をうんうんと振り続けること間違いなし。
とりあえず「ひよこ豆を見たら数えずにいられない」という

習性の人にはご用心ということです。

 

 

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