CARGO カーゴ

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JUGEMテーマ:Horror

 

カーゴ

出典:IMDb

 

「CARGO カーゴ」

原題:Cargo

監督:ベン・ハウリング

2017年 オーストラリア映画 104分

キャスト:マーティン・フリーマン

     アンソニー・ヘイズ

     スージー・ポーター

     カレン・ピストリウス

 

感染者が溢れかえる陸地を避けボートで川を下って

いるアンディとケイ、そして一人娘のロージー。

しかしケイが感染者に噛まれてしまい、その治療の

ため陸路で病院を目指すことになるのだった。


<お勧め星>☆☆☆ グロテスクな映像は少なくただただ

切ない感染物になっています。また先住民族への尊敬の

心も感じられます。


ガパからミタ(白人から友人)


YouTubeで切ないゾンビ映画と紹介されていた

「CARGO」(2013)のロングバージョンと思って

鑑賞したら、何かあれこれ異なっていて、逆の意味で

驚きました。

YouTube版は、感染した妻にかまれた夫が、背負った

幼い娘のために安全な場所を求めてひたすら進みます。

その姿が7分程度映り続け、ラストの切なさと言ったら

ありません。

「My Name is Rosy」
今作は

「Thank you」。

この文字がどこに書かれていたのか、それはどちらも同じ

場所です。

船で川を下る一家、アンディ、ケイ、ロージー。岸で

遊ぶ子供たちを見つけるも、すぐにその家族が銃を持って

現れます。この時点で陸地には、かなり大きな危険が存在

しており、多分それは感染者の大群で、無事である人々は、

それらから自分たちの力で身を守るしかないことに気づきます。

しかし食糧も乏しくなり、たまたま見つけた座礁している

ヨットからアンディは缶詰やワインを盗んでくるのです。

彼の疲労と飢えと家族を思う気持ちが、平時であったらする

はずもない行為をしてしまう現実を見ると、果てしない

絶望感を覚えます。そのワインは結婚記念を祝うものだと

書いてあるのです。
何やら奥で物音がする...さっと戻ったアンディ。

そして夫を思うケイは彼に休むように勧め、今度は彼のために

髭剃りを探しにそのヨットへ向かいます。「あったわ!」

しかし奥で物音がし、急いで上に上がろうとした瞬間...。

夫婦の愛の深さが最悪の結果をもたらしてしまうのです。

 

カーゴ

出典:IMDb

 

一方先住民族の少女トゥミが、感染した父親を囲みに入れて

森に隠れているシーンが映ります。彼女も父親の感染を受け

入れられず、一族から離れてまでも父親といることを選択

しています。この父親を思う娘の愛情も切ないのです。
感染すると生きられる時間は48時間。それ以降はもはや人間

ではなくなるのです。この設定が、限られた時間での夫婦間、

親子間の絆を様々な形で見せることができるものになっています。

ケイが車のボンネットの上でロージーのおむつ替えをしていて、

運転席で地図を広げたアンディがその地図をどかして外を見た

次の瞬間、ケイの姿はなくただロージーが泣いている。この

切り替わり方は、何が起こったのかわかっていてもハッと

息をのんでしまいます。

 

カーゴ
出典:IMDb

 

さらにアンディとトゥミは「一つの命」によって繋がります。
しかし生存者が誰もみな善人であるはずもなく、お決まりの

「悪者」も登場するのです。

 

カーゴ

出典:IMDb

 

彼の行為が全く非情であり、さらには強欲も兼ねそろえた最低の

人間として描かれます。こういう奴こそ感染者に噛まれたら
いいと思うけれど、悪知恵が働く人物はだいたい最後まで

生き残るものです。あれだな、多分まずいんだ。
オーストラリアという国は、イギリスを中心としたヨーロッパ人に

植民地化され、先住民族は過酷といった言葉では表しきれない

むごい扱いを受けて来た歴史を持っていることは少し調べれば

いくつも情報を得ることができます。

「ソウル・ガールズ」(2012)は1960年代にはまだ

白豪主義がはびこっており、さらにアボリジニの中でたまたま

肌が白く生まれた子供を白人家庭で育てるという政策が堂々と

行われていたことを知るきっかけになった映画です。先住民族の

アイデンティティを奪う政策はどこの国でも起きていたのだと

知ります。土地を奪うだけでなく、彼らの存在を否定するという
行為は決して許されるものではないし、それをなかったことに

して元々自分たちの土地であったかのように振舞う姿には

どうしても怒りしか湧いてこないのです。
それはさておき、この映画の展開を見ていると、純粋なものが

最終的に生存していくのだと実感します。

「ウィルス封じ込めキット」の存在は目新しかったなあ。

 

 

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