ビリーブ 未来への大逆転

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JUGEMテーマ:洋画

 

ビリーブ

出典:IMDb

 

「ビリーブ 未来への大逆転」

原題:On the Basis of Sex

監督:ミミ・レダー

2018年 アメリカ映画 120分

キャスト:フェリシティ・ジョーンズ

     アーミー・ハマー

     ジャスティン・セロー

     キャシー・ベイツ

 

1956年、ハーバード大学法科大学院に入学した

ルースは、夫マーティン、娘ジェーンと暮らし、勉学に

励む日々を送る。そして極めて優秀な成績で卒業した

ものの法律事務所での職は得られず、大学講師として

働き始めるが、マーティンが持ち帰ったある案件に目を

留めるのだった。


<お勧め星>☆☆☆☆半 自然と胸が熱くなります。

これこそ今もなお求められているものだと実感するのです。


We did it


1993年アメリカ合衆国最高裁判事となった

ルース・ベイダー・ギンズバーグの伝記映画で、ルース役は

「博士と彼女のセオリー」(2014)でホーキンズ博士の

妻役を演じたフェリシティ・ジョーンズ。
そして夫マーティン役は、

「ソーシャル・ネットワーク」(2010)で双子役を演じた

というより

「君の名前で僕を呼んで」(2017)で強烈な印象を残した

私の大好きなアーミー・ハマーです。あの映画でのオリヴァー役

はとてもいい男だったなあ。そして映画自体も胸がキュンキュン

するものだったなあ。

 

ビリーブ
出典:IMDb

 

1956年、ぞろぞろ歩くスーツ姿の男性に混じって1人の

女性が映ります。これはハーバード大学法科大学院の入学式

風景であり、女子学生を受け入れて6年目、そしてその年は

たった9人のみ入学という状況が説明されるのです。それを

説明する学部長の嫌みったらしい事。親が高名な弁護士で

その親の事務所を手伝うための入学は褒められ、看護師や

教師は自分のしたいことではないと発言した女子学生には

「ばかばかしい」と一蹴します。
500人超の入学者の中で女子学生が9人と聞くと、私の姉が

入学した高校のことを思い出します。田舎の中学から女子で

たった一人進学した地元の進学校では、入学者500人のうち、

女子学生は10人余りで、確か1クラスにまとめられていたはず。

姉の中学の同級生の女子は、ほとんど商業科や家政科のある

高校に通った時代です。そんなに昔ではないけれど、考えてみると

半世紀近く前になるか。
その後入学試験方法が変わり、男女比はほぼ半々になっていると

思うけれど、先生の頭の固さはどうだろうな。

 

ビリーブ
出典:IMDb

 

さて成績がたいへん優秀なルースには、同窓の夫マーティン、

娘ジェーンがおり、マーティンと二人三脚で生活と学業を

続けていたのです。夫が病気に倒れると、夫の代わりに

講義に出席し、二人分のタイプを打ちます。そのとき

「裁定は時代の空気に左右される」

と言ったある判事の言葉を心に留めるのです。
映像から見る限り、ルースの生育家庭や当時の家庭環境は

かなり進歩的であり、さらに勤勉さも加わって彼女が多くの

知識を入手できたと思っています。当時の女性の姿ー夫が外で

働き、生活を支え、妻は子供を産み、育て、夫のために料理や

洗濯など家事を行うーとは真反対であったとも言えます。

パーティーに出席しても議論をするのは男性のみで、女性は

ファッションやグルメや子育ての話をしている。(だと思う)

男性に対し意見を言うなんて生意気以外の何物でもないとまでは

言わないけれど、高校時代に「反論するなんて生意気だ」と

男子に言われたことを根に持つ私は、今も本当の思いを口に

するのは憚られてしまいます。

「キミの漢文は20点だったけれど、わたしは95点だったよ。

参ったか!」と心の中で今でも思っている。

(あまりに幼稚すぎるか)
ルースは性差別を是正したいと願っているけれど、ヒステリックに

その考えを押し付けて行くわけではありません。却下されると割と

簡単に引き下がります。
さらにマーティンが持ち帰ったある案件に目をつけ、他の裁判で

敗訴したケニオン弁護士のもとに向かうと「まだ時期は早いんだよ」

と言われてしまいます。このケニオン弁護士役はキャシー・ベイツ。

 

ビリーブ
出典:IMDb

 

シルエットだけでわかってしまうからすごいな。
しかし1970年だに入り、娘ジェーンが同じような道を歩もうと

し始めると、彼女に「ママは行動が伴っていない」と言われる

のです。ニューヨークで母娘2人をからかった作業員たちに

しっかり反論し、一人でタクシーを止めに行くジェーンはすごく

かっこいいですよ。ルースができなかったことが今行動できる

時代になりつつあることを体感します。
女性、母親、ユダヤ系ということで法律事務所で働けなかった

自分が、その姿にも後押しされ、米国自由人権協会の協力も得て、

ある案件を活用して、逆の方向から性差別を主張していく様は、

法廷での女性弁護士への偏見もあって、かなりもどかしいですが、

どのように反論していくか、本当に見てほしい姿です。
そして時代が逆行しているような錯覚にとらわれる今まさに

この時代にこそ見るべき映画だと思うのです。終盤のルースの弁論は

非の打ち所がないほど素晴らしく聞いていると自然と涙がこぼれて

きました。

 

 

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