スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.01.12 Thursday
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
出典:IMDb
「クワイエット・ボーイ」
原題:In Fondo al Bosco/Deep in the Wood
監督:ステファノ・ロドヴィッチ
2015年 イタリア映画 92分
キャスト:アレッサンドロ・コラーピ
テオ・アキーレ・カプリオ
カミッラ・フィリッピ
12月5日、イタリア北部の町のクランプス祭の晩、
5歳のトンミが姿を消す。そして5年後身元不明の
少年が見つかり、DNA鑑定でトンミと判明するが、
彼の性格は以前と全く異なっていた。
<お勧め星>☆☆☆ 絶対にアレ系と思うはず。
クランプスは怖すぎる
クランプスは、ヨーロッパ中部の伝説の生物であり主に
ドイツ東南部のバイエルン州とオーストリア中部・東部と
ハンガリーとルーマニア北部のトランシルヴァニア地方と
スロヴェニアにおいて、クリスマス・シーズンの間に
聖ニコラウスに同行する行事でもある。(Wikipediaより)
つまり宗教的な行事であるわけです。日本で言うと、秋田の
なまはげのように恐ろしい扮装をした大人たちが子供たちを
脅かすというお祭りのようなものかなあ。なまはげは、
幼児に強い恐怖体験を記憶させ、その後望ましくない行為を
した場合、その恐怖体験が再現され、抑止力となるとか
なんとか。しかしあんなものが自分の家にどかどか入ってきて
「悪い子はいねえが〜」などと顔をくっつけた来たら、当分の
間夜泣きをする気がしてしまう。
出典:IMDb
しかしクランプスの扮装はその100倍くらい怖いのです。
「クランプス 魔物の儀式」(2015)はアメリカで製作
された映画なのに、子供に対して容赦なく襲い掛かります。
しかし登場するクランプス一味がありとあらゆる姿をして
いるので、それが動いて襲ってくる姿を見ただけで楽しい
ような怖いような感じでした。
「クワイエット・ボーイ」はクランプス祭の晩、怖がって
家に帰りたがる息子トンミを父親が振り払うシーンから
始まります。トンミがとても可愛い子供なのに、父マヌエルは
大酒飲みだし、母リンダは絶賛不倫中。相手はなんと町の
警察署長ときた。さらにこのリンダを溺愛する父、つまり
トンミから見たら祖父がいるのです。
出典:IMDb
この中でトンミが姿を消したので、マヌエルが容疑者として
拘束されてしまいます。結局トンミの遺体は見つからず彼は
釈放されますが、その後リンダは自殺未遂するし、リンダの
父からは「お前が目を離したせいだ」とずっとねちねちと
イビられ続けているわけです。
出典:IMDb
そして5年後、1人の身元不明の少年が見つかり、DNA鑑定
からトンミと判明します。この子がまた美少年なんですよ。
マヌエルは手放しで喜ぶのに、なぜかリンダと祖父、それに
町に1軒しかないバーの店員たちの表情がおかしいですね。
またトンミ自身もかなり無口で、突然攻撃的な行動を取ったり
するのです。
バーの店員のうち、知的障がいのあるディミトリは
「トンミじゃない、悪魔だ」とまで言います。
あれ?もしかして...。無理やり祖父が教会に連れ込むと
トンミは吐いてしまいます。これ決定的じゃないですか〜。
トンミにだけ吠える犬テックスを刺殺したり、リンダのシ
リアルにガラス片を混ぜたり(どれも証拠なし)、これはもう
絶対にアレ系ですね!ね!
出典:IMDb
ところが5年前のその日のことが少しずつ説明されていくと、
話は全く異なる方向に向かうのです。
結局マヌエルは「よそ者」だったということでしょうか。
予想外の展開でちょっと驚きました。