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    シークレット・デイ ある日、少女たちは赤ん坊を殺した

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    JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

     

    シークレット・デイ

    出典:IMDb

     

    「シークレット・デイ」

    原題:Every Secret Thing

    監督:エイミー・バーグ

    原作:ローラ・リップマン

    「あの日、少女たちは赤ん坊を殺した」

    2014年 アメリカ映画 93分

    キャスト:ダイアン・レイン

         ダコダ・ファニング

         エリザベス・バンクス

     

    オレンジタウンで赤ん坊が誘拐され、その後遺体で発見

    される事件が起きる。犯人はロニーとアリスという少女で

    2人は少年院に収容される。7年後彼女たちが出所した

    すぐ後に、再び同じ町で幼女が行方不明になるのだった。


    <お勧め星>☆☆半 登場人物についての説明不足のため、

    事件の概要がとても分かりづらいです。


    散歩の目的


    小説や漫画が原作である映画の場合、単体で見ておもしろい

    ものと、やはり原作の方が良かったというものに分かれ、ごく

    まれにどちらもおもしろいと感じるものに出会います。両方

    ともよくできていたと思うのは

    「特捜部Q 檻の中の女」(2013)

    で、登場人物のイメージが演じている俳優さんとぴったりで

    映画化するうえで端折った部分に特に違和感を感じません

    でした。同じシリーズでも
    「特捜部Q キジ殺し」(2014)

    は明らかにストーリーが変わっており、別物として見た方が

    いいと感じます。

    「チャイルド44 森に消えた子供たち」(2015)

    は原作が大そう読みごたえがあったので期待して映画を鑑賞

    しましたが、同じくかなり内容が変わっていました。主人公の

    レオは原作では不細工だと描かれていましたが、映画では

    なんとトム・ハーディーです。これはいかん。
    小説の場合、登場人物の性格や家庭環境、友人関係などと共に、

    全く関係のない人々の思いなどが細かく描かれることが多いので、

    それのどこを削って映画化するかとても難しいと思います。

    宮部みゆき原作「ソロモンの偽証」の場合も、少年の性格が

    最も重要だったはずなのに、映画化された時には、そこが

    すっぽり抜け落ちていました。せっかく全編後編にして製作した

    のにとても残念です。

    結局小説や漫画の原作映画は、原作とは別物と考えた方が

    いいのかもしれません。2時間程度に収めるにはどこかを

    削らないといけないし、それをどこにするかという時に、

    主役の俳優、女優ありきで作られたら、その人中心の物になって

    しまうのでしょう。
    この映画も原作小説は、少女2人のうち1人のダコタ・ファニング

    演じるロニー視点で描かれているそうです。したがって彼女の

    境遇や胸の内が丁寧にわかるはずです。しかし映画では、もう

    1人のアリスとその母親でダイアン・レイン演じるヘレンを

    中心にストーリーは進むのです。金髪でクルクルカールが可愛い

    アリスは、母親に溺愛され育ち、ロニーは両親はいるものの

    かなり荒んだ家庭にであることは、父親の職業やトレーラーハウス

    生活から伺えます。

     

    シークレット・デイ
    出典:IMDb

     

    シークレット・デイ

    出典:IMDb

     

    そして7年前に2人が起こした赤ん坊誘拐殺人事件。これに

    ついて少年院出所後も無実を訴え続けるアリスと、ベーグル店で

    働くロニーは一切の交流がなかったのですが、同じ町で再び

    3歳の幼児が失踪する事件が起きます。その事件を知ると、かつて

    殺された赤ん坊を発見した刑事ナンシーは、例の事件との

    つながりを感じるわけです。「勘」。

     

    シークレット・デイ
    出典:IMDb

     

    そもそも7年前の事件の真相はどうだったのでしょうか。

    事情聴取を受けるアリスは「ロニー犯人説」をしきりと訴えます。

    この時というよりその前からわかっているのは、アリスはかなり

    ぽっちゃりしていてそれを異常にひがんでいることです。

     

    シークレット・デイ

    出典:IMDb

     

    母親は彼女を溺愛し、教育関係の仕事についているせいか「公平」

    「個性」を強調します。この辺りの違和感がとても大きいんです。
    一方のロニーは何かに怯え、事情聴取では7年前の事件はアリスと

    全く逆の話をします。「藪の中」だ、こりゃ。
    今回失踪した3歳のブリタニーは無事なのかどうか。そして

    7年前の事件の真実は何だったのか。並行して描かれていくのですが、

    どうも話が散漫になっていて、毎日「散歩」と称してプラプラ歩き回る
    アリスの巨体ばかりが気になって仕方ありません。
    序盤に映った7年前に誕生日会に行くのを誘いに来たロニーに対し

    アリスが

    「ロニーはわたしの友人じゃない。ママの友人」

    と言ったことをしっかりと覚えておくべきでした。「ん?」と思った

    けれど全然気にも留めなかったなあ。
    またラスト付近もバタバタと収めた感じで、もう少し丁寧に描かれて

    いたら、もっと興味がわいた内容になったのにと思う残念な映画です。

     

     

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