アメリカン・アニマルズ

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

アメリカン・アニマルズ

出典:IMDb

 

「アメリカン・アニマルズ」

原題:American Animals

監督:バート・レイトン

2018年 アメリカ映画 116分 

キャスト:エヴァン・ピーターズ

     バリー・コーガン

     ブレイク・ジェンナー

     ジャリッド・アブラハムソン

     ウド・キア

 

ケンタッキー州の平凡な大学生スペンサーは、友人

ウォーレンと何か刺激のあることを求めていた。

そして2人は大学の図書館にあるスペシャルコレクション

の本を盗み出すことを計画するのだが...。


<お勧め星>☆☆☆ 実話を映像化しているので地味

ながらスリルがあります。


平凡な日々には飽きる

 

 

<ネタバレしているかも>

 


実話を映画化し、さらにそこに当事者やその家族が登場

します。英雄となった人たちならまだしも、犯罪に手を

染め、服役までした人たちがよくぞ登場したと誰もが

思うはずですね。彼らが服役後所在不明になっておらず、

それなりの生活をしている証かもしれません。
映画内では犯罪シーンそのものにはもちろん実物は登場

しません。それに至るまでの個々の胸の内や犯行時の思い

などを、回想する形で本人や家族から語られるのです。

したがってどうしても綺麗ごとを言っているようにも感じて

しまいます。

さらに不思議なのは、各々の話に少しずつズレがあること

です。誰がその言葉を発したか、その時に全員の気持ちが

一致していたか、何を求めて行動にうつしたのかが4人の

口から語られます。但し1部分だけ全員が「沈黙」するの

です。それは言いたくないのか、自分でも理解できないのか。
ケンタッキー州レキシントンで逆さまに映される街並みと

メイクをしていく映像から、通常の向きの映像に変わり、

大学教員や家族のインタビュー映像が流れ、再びメイクを

する様子になります。さあ、今から実行するのか、と思うと

「1年半前」に逆戻りです。

 

アメリカン・アニマルズ
出典:IMDb

 

大学生になって親の期待を背負っていても、自分が芸術を学ぶ

目的をはっきり言えず、学生クラブで嫌な思いをさせられる

スペンサー役は

「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリット・ディア」
(2017)でめっちゃ不気味なマーティンを演じた

バリー・コーガン。見た目では表情に乏しく、ちょっと気色悪く

感じられます。

そしてスペンサーの悪友ウォーレン役はエヴァン・ピーターズ。

X-MENシリーズのクイック・シルバー役で有名です。ウォーレンは

スポーツ奨学生として大学に入ったものの、周りが運動バカ

ばかりで大学への期待はすっかり消え去っています。

スポーツ奨学生で成功する人たちは一握りで、普通にスポーツ漬け

の学生生活を送り、それを自分なりに楽しめばいいけれど、

そういう学校では楽しさを求めてスポーツをするわけではないので、

確かにつまらなくなるだろうな。高校にスポーツ推薦で入った

子たちで、その部活が続けられず退学した話は幾つも聞いたことが

あります。
2人は、ただバカ騒ぎをするだけの学生生活も送りたくなくて、

結局「何かを起こして特別な人生」に変えたい、つまり一発逆転を

狙うわけです。それがスペンサーの大学の図書館にある

スペシャルコレクション、オーデュポンの「アメリカの鳥類」を

盗み出すこと。

 

アメリカン・アニマルズ

出典:IMDb

 

価値は1200万ドルだと言います。盗み出す方法の研究に

使われるのが、過去の強盗映画で、その中に「レザボア・ドッグズ」

(1992)が含まれているのはとてもおかしい。だいたいあれは

成功したといえるのでしょうか。でも犯行をする際、一応それぞれに

カラーの名前、

スペンサー=ミスター・グリーン、

ウォーレン=ミスター・イエロー、
後に参加するエリックとチャズにはそれぞれミスター・ブラック、

ミスター・ピンクとつけるのです。でもこれ1回でも使われたかしら。

 

アメリカン・アニマルズ
出典:IMDb

 

そもそも計画自体がものすごく雑かつ「バカ」丸出しなんです。

老けメイクをして4人が図書館に入っていくから、そこで実行すると

思いますよね。あんなに時間をかけてメイクするシーンを流して

いるのだから、あの扮装は誰にも怪しまれないと思いますよね。

この辺りは映像で確認してください。

 

アメリカン・アニマルズ

出典:IMDb

 

大学の図書館に老人4人が入っていくことの違和感を考えなかった

アホの姿が、スリル満点で見られます。
この4人の無謀な行為が、つまらない日々を劇的変えるカンフル剤に

なり、自分たちは他の奴らとは違う人生を歩むのだと信じてしまった

ことの悲哀は終盤、本人たちの言葉で語られます。彼らの言葉に
少しだけ重みを感じるのは、痛みを味わったことによるものだけれど、

とても好意的に解釈すると、「若さ」が正しい道に戻すことが

できたともいえると思います。
ただ、ラストの話を聞くと、確かに「ウォーレンの物語」だった

のかもしれないと憶測してしまうのです。
挿入歌はかっこよく、華麗に犯罪が行われるかのように感じてしまう

からちょっと不思議

 

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