学校の悪魔

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    学校の悪魔

    「学校の悪魔」
    原題:bullying
    監督:ホセチョ・サン・マテオ
    2009年   スペイン映画  93分
    キャスト:アルベルト・ガルボ
         ホアン・カルレス・スアウ
         カルロス・フエンデス

    ジョルディは、父親を亡くし、母親と新しい生活を始めるために、バルセロナのアパートに
    引っ越してくる。しかし口うるさい隣人はしょっちゅう家に苦情を言ってくる。さらに学校では
    他の生徒にイジメを受け始め、それがどんどんエスカレートしていくのだった。

    学校の悪魔

    見なければよかった。心が思い切り暗くなる映画です。
    最終学期に転入してきたジョルティは、父親を亡くし、精神的に不安定な母親ジュリアと
    愛犬ブルーノと共にバルセロナのアパートに引っ越してきます。

    学校の悪魔

    転入当日、教師の計らいもあり(これがとてつもなく的外れです)授業では挙手しなくても
    指されたり、部活のバスケでも大活躍するのです。そういう生徒にすかさず目をつけ、ナチョ
    達はいじめのターゲットにします。実はナチョ自身も家庭で父親から暴力を受けている。

    学校の悪魔

    下剤入りの水を飲ませた上で、ジョルティをトイレに入れなくさせ、もらしていまった彼の姿を
    携帯電話で撮影する。偽の誕生パーティーに彼を呼び、酒、たばこ、マリファナを吸わせる。
    そのイジメはどんどんエスカレートしていくのです。

    学校の悪魔

    ストーリーはドキュメンタリー調に淡々と描かれ、ジョルティがなぜ誰にも話さないのか歯がゆさを
    覚えてしまいます。しかし、彼の母親は
    「あなたがいて心強いわ。」
    と彼だけを頼りにしているのです。 そんな母親に真実を話せるはずもなく、さらに悪いことに
    同じアパートにナチョが住んでいて、彼の自宅までやって来ます。彼は自分自身に非があるのでは
    ないかとさえ考えます。
    母親のために強くふるまわなければならない。しかし母親を守ることは、いじめられていることを
    隠したり、我慢することとは全く違うのですよ。
    この映画では、いじめに対する学校でのヒアリング風景も映ります。一列に並ばされ、
    「いじめはありますか?」
    「あなたの発言は責任を伴うんですよ。」
    などと言われて、ペラペラしゃべる子供がどこに存在するでしょうか。でもいじめがない、という
    前提のヒアリングはこんな形になるのでしょうね。無意味だわ。
    いじめに対する責任を学校と母親が押し付け合う姿は、きっと日本でもいくらでも存在すること
    でしょう。そんな間にもジョルティの心のよりどころがどんどんなくなっていくのです。
    何が一番悪なのか、ということ以上に、どうしていけばいじめがなくなるのか、ということを考えて
    しまいました。
    いじめという定義は、人によって様々であり、こんなこといじめに入らないと思っていても、受け取る
    側がいじめられている感じるかもしれない。そしていじめられた記憶はおそらく一生消えないのに
    いじめた記憶はわりとたやすく消えてしまうものです。そもそもいじめたと気づいていないことも
    多いかもしれません。けれど人間の尊厳を脅かすような屈辱を与える行為は絶対になくしたい
    ですね。心から思います。


    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆

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    今日は久しぶりのデパート散策。チョコレートを買おう!

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    コメント
    ゴーストライターの解説、納得しました。アメリアの存在を軽く見てたので(-_-;)さすが!評論家マープルさんですネ。ありがとうございます<(_ _)>
    タイトルからして、悪霊的なものかと思ったら、現実的な話だったのですね。これは、精神的にやられますネ。実際にありそうな事ですものね。両者ともそういう行動に至るまで、やはり家庭環境が響いていると思います。結局はその親もきちんとした家庭環境で育てられなかった人間なのでしょうね。人を思いやる事は、とても生きて行く上で大切なこと、という事を厳しく教育しないと、大人になった時に色んな事でキレやすくなったりと、自暴自棄な人生を歩んでいくのでしょうね。チョコレート買いに行って、ストレス発散してきて下さい。
    (映画の事は忘れましょう)
    「2ドアーズ」観ました。”極上のショッキング・スリラー”なんて書いてあったので、つい借りてしまいましたが、「どこが極上ですか?」と思う位、ダラダラでした。ラスト付近でようやく納得する内容になってきましたが「幻想?現実?」「ウソ?ホント?」「生?死?」「過去?未来?」みたいな選択ワザ系なので、途中で混乱気味ですョ(@_@;)
    • あちゃ丸
    • 2012/02/09 10:18 AM
    「ゴーストライター」の件はわたしのひとりよがりの考えなので、もしかしたら間違っているかもしれません。すみません!
    この映画を見てずっと昨日は暗くなっていました。早速今日はデパートへ行ってきましたよ。ついでに自然派野菜のバイキングランチをいただいてきました。うさぎになりそうなくらい野菜を食べてきました(^_^)v
    「2ドアーズ」は極上のダラダラ映画のようですね。実はわたしが今レンタルしているDVDのうちおそらく3本はそんな感じかと思います。見るのが怖い。
    混乱したまま終わらせるのってずるいですよね!でもラストは納得できたんですね。フムフム。
    • ミス・マープル
    • 2012/02/09 3:29 PM
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