「リーカー ザ・ライジング」
原題:no man's land/the rise of reeker
監督:デイヴ・ペイン
2008年 アメリカ映画 88分
キャスト:マーセア・モンロー
マイケル・ミューニー
スティーヴン・マルティネス
1978年、副保安官リードは、砂漠の中で死体を解体する男を逮捕。
彼は処刑される。それから30年後、息子ハリスと立ち寄ったダイナーで
カジノ強盗を発見。激しい銃撃戦の末、大爆発が起こってしまう。
1978年、砂漠の中の一本道を走る1台の車。ルームミラーにはツリーの
飾りがぶら下げてあります。おお、これは前作で5人組の乗った車にも
ぶら下がっていたものですねえ。
このおっさんに近寄る怪しげなヒッチハイカーの男をおっさんは無視すると
思いきや再びバックしてきます。優しいおっさん、でもこのヒッチハイカー
怪しいよ。いえ違います。おっさんはアクセルを踏み込んでハイカーを
思い切りひくのです。ハイカーは散々な姿になっていますが、再びおっさんは
車を、今度はゆっくりと前進させて、彼をひいていくのです。またまたインパクト
たっぷりの始まり方です。
このおっさんが落としていった血のついたホイールを見つけた副保安官リードが
おっさんのいる小屋に向かうと、まあ、なんということでしょう!首やら内臓やら
ゾロゾロ並べてあるのです。そしてただいま人体解体中のおっさんは、腐敗臭を
避けるためにガスマスクをつけています。これがリーカーの原点のようですね。
「声が聞こえる」
「あの世に行く前に練習しろ」
意味深な言葉を残しておっさんはガス室で処刑されます。でもなぜかロケット
のように火の玉になってぶっ飛んでいきます。
そして30年後、リードは息子ハリスに保安官を任せようとダイナーで話をしているのです。
前作を見ているので、ここで何かが起こり、どう展開していくのかは読めてしまいますが、
結構それなりに楽しめるんです。
カジノの強盗を見つけたリード達は、銃撃戦となり、さらには車のガソリンに引火して
大爆発...のはずが、全員無事です。
今回は嗅覚障害のドクター・アリソン、ロスから来たばかりのウエイトレス、マヤ、
マヤの元彼で強盗の一味のアレックスなどが出てきます。アレックスの腕のタトゥは
「忠言」。「給食当番」でなくて良かった!
そして突然出現する術着の老人は、心臓などを吹き出してぶっ倒れます。強盗の
ビンキーは、車の事故でありえない姿になって歩いてきます。
爆発した車に乗っていた強盗カルロスは、こんな格好でもやっぱり歩いていきます。
ハリスの脈が弱い、いやここにいいる皆死と生の境にいる状態なのです。
前作以上にコメディタッチのホラーに仕上がっていて、ラストからさらに続いていく
ことが暗示されていますね。
わたしは、こっちの方が面白かったです。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星 ☆☆☆
ゾクゾク星 ☆
エロエロ星
ダルダル星
いつエアコンのスイッチを入れるか、悩む日々...。