「セレブ・ウォーズ〜ニューヨークの恋に勝つルール〜」
原題:how to lose friends and alienate
監督:ロバート・B・ウィード
原作:トビー・ヤング
2008年 イギリス映画 110分
キャスト:サイモン・ペッグ
キルスティン・ダンスト
ミーガン・フォックス
ジェフ・ブリッジス
ダニー・ヒューストン
ロンドンの小さな出版社の社長、シドニーは、ニューヨークの一流雑誌シャープスの
社長にスカウトされる。期待に胸を膨らませてアメリカにやって来た彼だったが、
ニューヨークのセレブや編集部の雰囲気に全くなじめないのだった。
ファッション誌「GQ」「VOGUE」などを発行する出版社のジャーナリスト、トビー・ヤングのノンフィクショ小説を基に作られた映画です。
主人公のシドニー役は「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)の
サイモン・ペッグ。映画の中では「気持ちが悪い訛りの英語を使っている」
なんて言われています。アメリカ人はクイーンズ・イングリッシュを聞いた
ことがないのかしらん。
彼は相変わらずハイテンションで、空気が読めない男を演じつつ、実は結構落ち込む、
といういつものパターンの役です。
一方、ロンドンのちっぽけな出版社の社長をスカウトしたニューヨークの
超一流誌シャープスの社長クレイトン役は「トルー・グリット」(2010)
のジェフ・ブリッジス。
あの爺さんとはうって変わって、お洒落な雰囲気を醸し出しています。
そしてセクシーな姿を披露して人気を得ようとする新進女優ソフィ役は「ジェニファーズ・ボディ」(2009)のミーガン・フォックスです。
こんな風にして大女優になっていくのかと思うと、涙がちょちょぎれますね。まあ、どこの国でも下積み時代は、変な役やしょうもない仕事をしているものですが。
そしてシドニーの上司で、シャープス社の社主の娘と結婚しているイヤな男ローレンス役は「ロビン・フッド」(2010)のダニー・ヒューストン。存在感があります。