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    • 2023.01.12 Thursday
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    ホステル3

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      JUGEMテーマ:Horror
       
      ホステル3

      「ホステル3」
      原題:HOSTEL:PART3
      監督:スコット・スピーゲル
      2011年   アメリカ映画  87分
      キャスト:キップ・パルデュー
           ブライアン・ハリセイ
           ジョン・ヘンズリー

      スコットは独身最後の旅行と称して、友人4人と
      ラスベガスへやって来る。酒、カジノ、女で楽しい
      夜を過ごした翌朝、マイクの姿が見えないことに
      気づく。3人は、彼と一緒にいたエスコートクラブ
      の女性を捜し始めるが...。

      ホステル3

      「ホステル」「ホステル2」と期待通りのグロさを展開して
      くれました。そしていよいよ「ホステル3」です。監督が
      イーライ・ロスから変わっているのが一抹の不安材料です。
      オープニング。オタク姿のイケてない男がモーテルの一室に
      入ると、中にはまだ先客のアベックがいます。
      「受付の間違いなんだ。」
      スキンヘッドの怖い兄さんに、しどろもどろで言い訳をする
      オタク。でも意外にもこの兄さんと彼女はフレンドリーに
      「一緒に飲もう。」
      と誘ってくれるのです。怪しい...。アベックはウクライナ人で
      男のポケットには万能ナイフが入っている。ますます怪しい...。
      「ナンパし放題のクラブを紹介しようか?」
      なんてオタクに声をかける。怪しさ全開です。
      ところがここがまず大きなフェイントなんです。
      一方、映画「ハングオーバー」のように独身最後のパーティーと
      称して、スコット、カーター、マイク、ジャスティンはラスベガスへ
      やって来ます。眠らない街は田舎っぺには魅力的らしい。

      ホステル3

      スコットはカーターの元カノと来週結婚する予定なのです。
      このスコットは結構イケメン。
      そして知り合った女性2人が連れて行ってくれた寂れた場所に
      あるクラブで、突然黒い袋をかぶせられ、車いすに拘束されて
      酒を無理やり上戸で飲まされるスコット。もう始まりでしょうか。
      いえ、これもフェイントです。とにかくフェイントが多く、肝心の
      エリート・エスコート・クラブのお楽しみはなかなか出てきません。
      そして1,2に比べて明らかにソフトな内容になっています。
      言葉もわからず、何があるかわからない東欧という設定から
      ラスベガスへと場所を移したら、いやに明るい雰囲気になりましたね。。
      そしてラスベガスだからか、全て賭けで仕切られるのです。
      殺すことを楽しむのではなく、殺人ショーを見て楽しむのです。

      ホステル3

      ホステル3

      顔の皮を剥がれたり、大量のゴキブリに襲わせたり、
      それなりにグロいのですが、もっと引っかかる点は
      対象者が無作為に選ばれていないことです。まあ、お金
      を払えば何でもあり、ということかしら。
      全体的にドロドロ感が消え、映画そのもののイメージが
      全く変わりました。
      「ソウ ザ・ファイナル3D」のように血のりも明らかに絵の具
      色になりました。
      ラストはまだ続編がありそうなものでしたから、次に期待
      します。

      <マープルの採点>
      お勧め星   ☆☆☆
      グロ星    ☆☆
      ゾクゾク星  ☆☆
      エロエロ星
      ダルダル星



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      今日は雨降り。来週の京都はどうだろう。

      5デイズ

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        JUGEMテーマ:洋画

        5デイズ

        「5デイズ」
        原題:5days of war
        監督:レニー・ハーリン
        2011年   アメイカ映画  113分
        キャスト:ルパート・フレンド
             エマニュエル・シュリーキー
             リチャード・コイル
             ヘザー・グラハム
             ヴァル・キルマー
             アンディ・ガルシア

        イラクでの取材に向かう途中、銃撃に遭い、恋人を亡くした
        トーマスは1年後、カメラマン、セバスチャンと共にグルジア
        へ向かう。しかしその取材中、ロシアとグルジアの休戦協定
        が破られ、両国は戦闘状態に陥るのだった。

        5デイズ

        2007年、バクダッドで、トーマス・アンダースと恋人ミリアムは
        カメラマン、セバスチャン・ガレスと共にシーア派指導者への
        取材に向かう途中、銃撃を受けるのです。ミリアム役は
        「ハング・オーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(2009)
        のヘザー・グラハム。ミリアムはその事件であっという間に亡くなり
        ます。 失意のトーマスは1年後、民族紛争が続くグルジアへ
        取材に出かけるのです。この映画では全編にわたって戦闘シーン
        が映し出されますが、ヘリや車からの銃撃、砲撃はとてもリアルで
        破壊されていく美しい町や傷つく多くの民間人を次々と見せています。
        グリジア大統領役はアンディ・ガルシアで貫録たっぷり。
        彼らがグルジアでの結婚式の取材をしていたちょうどその時、ロシア軍
        による空襲が始まるのです。

        5デイズ

        ついさっきまで、民族衣装をまとい、楽しい宴に酔いしれていた
        人々が一瞬で血まみれになってしまう。花嫁のそばには息絶えた
        花婿が横たわっています。
        これは「8月戦争」「5日戦争」などと呼ばれ、グルジア国内の
        南オセチア地域を巡ってのロシアとグルジアとの戦争の始まりで
        ありながら、北京オリンピックの開会式と重なったため、報道が
        ほとんどされなかったのです。しかし現場にいたトーマスらは
        爆撃によって死亡したり、傷ついた多くの民間人を目の当たりにし、
        この残虐行為を世界に知らせるべきだと考えるのです。
        この結婚式の新婦の姉で、混乱の中で家族と離れ離れになった
        タティアはトーマスたちと共に行動して、家族の行方を捜します。
        タティア役は「クライモリ」(2003)「ロシアン・ルーレット」
        (2010)のエマニュエル・シュリーキー。ユダヤ系モロッコ人と
        いうことでかなり印象に残る顔立ちです。

        5デイズ

        そしてジャナリスト仲間ダッチマン役はヴァル・キルマー。すぐに
        わかりますね


        5デイズ

        やっと再会できた父と妹のいる村へもロシア兵が攻めてきます。
        彼らは民兵で、限りなく残虐な行為、暴行、略奪の数々を
        繰り広げ、村を焼打ちにしていくのです。セバスチャンのカメラは
        それらを全てカメラに収めていく。しかしそれを報道するメディア
        がないのです。そしてその映像を巡って民兵から追われる身と
        なってしまう。
        この戦争が起きていること自体への世界の関心がない状態では、
        報道する価値が低いのでしょうか。
        報酬のためだけに人間を殺していく民兵の非人間的な行為は、
        自国の権益のために彼らを利用する大国のエゴの手先としか
        思えません。
        トーマス達が窮地に陥ると、幸運が重なり、そしてラストもかなり
        うまくいきすぎ感が残ります。しかしそれでもこの戦争について
        より多くの人々に知ってもらうことができた映画だと思います。

        <マープルの採点>
        お勧め星   ☆☆☆



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        今朝はすごく空気が冷たかった。

        2ドアーズ

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          JUGEMテーマ:Horror

          2ドアーズ

          「2ドアーズ」
          原題:beneath the dark
          監督:チャド・フィーアン
          2010年   アメリカ映画  102分
          キャスト:ジョシュ・ステュワート
               ジェイミー=リン・シグラー
               クリス・ブラウニング
               アンジェラ・フェザーストーン

          ロスで行われる結婚式に出席するため、ポールと
          エイドリアンは車を走らせている。疲労もたまり、
          事故を起こしかけたことから、2人はモーテルで
          一夜を過ごすことにする。しかしそこでポールは
          過去の過ちを思い出す幻影を見るのだった。

          2ドアーズ

          邦題、そしてジャケットの文言からしてもしかして...、と
          悪い予感がします。まさにずばり的中しますね。
          日も暮れた暗い田舎道を、ポールの運転する車は、恋人
          エイドリアンを乗せて、ロサンゼルスに向かい延々と走って
          います。それもこれもこの頑固女エイドリアンが飛行機が
          嫌いなせいなのです。だったら自分が運転を代わればいいのに。
          その上、よくあるイチャつきわき見運転をさせ、彼は事故を
          起こしかけてしまうのです。やれやれ。
          「ねえ、疲れたし、思い切り汚いモーテルで楽しまない?」
          わがまま女に言われるままにポールは近くのロイズ・モーテル
          にチェックインするのです。

          2ドアーズ

          怪しげなフロントの男フランクが6号室のキーを渡します。
          そのシーンとは変わって、このフランクが妻サンディに送られて
          警備員の仕事に向かう様子が映ります。どうもサンディの心が
          冷めているようですね。
          この交互に映るシーンでストーリーが大方読めてきます。後は
          ダラダラとポールに対する奇妙な出来事の連続とそれによって
          どうしてもエイドリアンに知られたくなかった過去の過ちが露呈
          していくのです。

          2ドアーズ

          この過ちというのが、黒人のおっさんが言うような
          「悪魔に手を貸すような過ちを犯した」
          というほどのものではない気がします。まあそれによって人生が
          変わってしまった人々がいればそうかもしれませんが。

          2ドアーズ

          この黒人のおっさんのわかりづらい発言とやたらと泣くポールと
          フランクには終始イラつきます。
          ラストにわかるオチも大体最初から読めていたものと同じでした。
          この手の映画はどうも苦手です。

          <マープルの採点>
          お勧め星   ☆☆
          グロ星
          ゾクゾク星
          エロエロ星
          ダルダル星  ☆☆

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          朝の散歩では雪がチラついてた。

          ラビット・ホラー3D

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            JUGEMテーマ:Horror
             
            ラビット・ホラー

            「ラビット・ホラー3D」
            監督:清水 崇
            2011年   日本映画  83分
            キャスト:満島ひかり
                 澁谷武尊
                 大森南朋
                 香川照之

            小学校の図書室に勤務するキリコは、あることが
            きっかけで声を失っている。そして彼女の弟大悟は
            死にかけたウサギを安楽死させたことから不登校に
            なっている。大悟はある日、3D映画から飛び出して
            きたウサギのぬいぐるみを手に入れた後、見知らぬ
            世界へと引きずり込まれるのだった。

            ラビット・ホラー

            3Dと題名の通り、劇場版は3Dのみで上映されました。
            しかし、家なので当然2Dで鑑賞。水の泡やたんぽぽの
            胞子が飛んでいくシーン、雨粒が1つ1つくっきり映るシーン
            などは3Dで見たかったですね。そして映画の中で3D画面
            からウサギが飛び出してくるシーンは、2Dであっても臨場感
            が伝わってきます。
            ヒロインのキリコ役は、今をときめく満島ひかり。彼女は
            あることがきっかけで、言葉を失ないながらも、小学校の
            図書室で働いています。彼女の弟大悟は、死にかけたウサギを
            ブロックでたたいて安楽死させたことから、不登校になって
            いるのです。

            ラビット・ホラー

            一方、父は絵本作家で「人魚姫」の仕掛け絵本を製作中。
            父役は香川照之です。「人魚姫」といえば、王子様と会う
            ための足を手に入れる代わりに、声を失ってしまう話です。
            そのストーリーを最後まで思い出すと何となくこの映画が
            理解できてきます。
            父が「お前は声の代わりに何を手に入れた?」と言います。
            弟大悟は映画館のスクリーンから浮き出てきたウサギの
            ぬいぐるみを持ち帰った晩、納戸から現れた巨大なウサギ
            のぬいぐるみによって、その中に引きずり込まれ、見知らぬ
            遊園地や廃墟のような病院へと連れて行かれるのです。
            中盤でキリコの行動から、ストーリーの全体像が分かって
            きますが、どうも盛り上がりに欠けるんですよね。

            ラビット・ホラー

            時折現れる大悟の母親らしき「きょうこ」という人物とキリコの
            関係から全てが始まっていたのですね。それを「人魚姫」や
            「不思議の国のアリス」という童話を使いながら、描いていく
            手法は、とても興味深いと思います。
            ラストも納得のいくものではあります。俳優さんも豪華な顔ぶれ
            なのになぜおもしろくなかったんだろう。

            ラビット・ホラー

            これはこういう淡々とした映像の中に恐怖を描いたとしてとらえれば
            いいのかなあ。
            「呪怨」などを手がけた清水崇監督なので期待しましたが、個人的
            には☆2つです。
            特典映像のフェイク予告編はお茶目でおもしろかったけど。

            <マープルの採点>
            お勧め星   ☆☆
            グロ星    ☆
            ゾクゾク星  ☆
            エロエロ星
            ダルダル星 ☆


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            茶々は寝ていると髪の毛にじゃれてくる。これが痛いのなんのって!

            クリスマス・テイル

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              JUGEMテーマ:Horror

              クリスマス・テイル

              「クリスマス・テイル」
              原題:Peliculas para no dormir:Regreso a Moria
              監督:フランシスコ・プラザ
              2006年   スペイン映画  72分
              キャスト:マル・バルディビエルソ
                   イバナ・バケロ
                   クリスティアン・カサス
                   パウ・ポチ

              クリスマスも近いある日、モニは森の中の穴に落ちている
              サンタ姿の女を見つける。遊び仲間と相談し、警察に
              届けようとするが、そこで彼女が銀行強盗であることを
              知ってしまう。彼らは女からお金のありかを聞き出そうと
              思いつくのだった。

              クリスマス・テイル

              スパニッシュ・ホラー・プロジェクトの1つです。
              以前見た「悪魔の管理人」(2006)はなかなかの内容でした。
              今回はお子ちゃまが主人公です。なぜか大人は目より上が
              映りません。たった一人映るのが、サンタ姿の女です。
              1985年、コスタ・ドラダで遊び仲間5人のうちの一人の女の子
              モニが、森の中の穴で倒れているサンタ姿の女を発見します。

              クリスマス・テイル

              「死んでるの?」
              「5分前には息をしてたわ。」
              「じゃあ死んだな。」
              子どもらしい会話をしていると、突然女が息を吹き返すのです。
              「おまわりさんに知らせてくる。」
              これまた子どもらしい純な心は、南欧の能天気な警察官の
              対応に吹き飛ばされ、ついでに彼女が銀行強盗で指名手配中
              だと知ってしまうのです。これからまず、子どもの心に潜む残酷な
              面が次々と姿を現わします。
              とりあえず金のありかを聞くまでは穴に閉じ込めておこう、と決める
              5人。それも新学期が始まるまでという幼い考えです。
              この5人のうちペティ、エウヘニオ、ティトはゾンビ映画が好きで
              ビデオの貸し借りをして楽しんでいます。ついでにティトは弱いくせに
              「ベスト・キッド」もどきの空手に凝っているのです。この幼稚さが
              逆に冷酷さを生んでいくのです。女に食事をあげようとするモニの
              邪魔をしたり、石を投げつけたりします。ようやくお金のありかを
              知っても約束を破って女を穴から助けてあげないのです。
              そうこうするうちに女が本当に死んでしまう。

              クリスマス・テイル

              そこから全く違う展開になります。
              このジャケットのサンタの衣装の後ろ姿は、死んだはずなのに蘇って
              子ども達を襲い始める女です。斧で(なぜに?)地面や壁をこすりながら
              後を追いかける女。すごい火花が飛びます。

              クリスマス・テイル

              ペティ達がゾンビ映画を真似て、ブードゥー教の儀式をやって
              みたら、本当になっちゃった!廃遊園地での女と子ども5人の
              攻防戦は、ちょっとだけハラハラします。
              お金を奪っても、それを何に使うか考えていないところが、またまた
              幼稚極まりないです。決して怖い映像はなく、女の金歯だけが
              印象に残る映画でした。

              <マープルの採点>
              お勧め星   ☆☆
              グロ星    ☆
              ゾクゾク星  ☆
              エロエロ星
              ダルダル星


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              雨降り。そして寒い。

              猿の惑星 創世記(ジェネシス)

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                猿の惑星

                「猿の惑星 創世記 ジェネシス」
                原題:rise of the planet of the apes
                2011年   アメリカ映画  106分
                キャスト:ジェームズ・フランコ
                     フリーダ・ピント
                     ジョン・リスゴー
                     ブライアン・コックス

                アルツハイマー治療の研究中、試験薬を投与した
                チンパンジーが突然暴れ出し、その製薬会社では
                全頭を処分する。しかし最も利口であったチンパンジー
                が妊娠しており、その子供を研究員ウィルが家に連れて帰る。
                シーザーと名付けられたチンパンジーの成長は
                目ざましく、同時に同じ薬を投与したウィルの父親も
                アルツハイマーから回復していくのだった。

                猿の惑星

                1968年の「猿の惑星」の前章になっています。当然
                猿のメイクは、CGI技術を駆使して行われています。
                ジェネシス社の研究員ウィルは、アルツハイマーの特効薬を
                研究している。そして彼がALZ-112を投与したチンパンジー
                のうち瞳が緑の9番が最も知能が発達し、その薬が人間にも
                適応できるのではないか、と会議で発表しているのです。
                しかしそのさなかに9番は突然暴れだし、警備員に射殺されて
                しまう。ウィル役は「127時間」(2010)のジェームズ・フランコ。
                彼の恋人になる獣医のキャロライン役は「スラムドッグ・ミリオネア」
                (2008)のフリーダ・ピントです。

                猿の惑星

                彼女の存在は特に必要でもない気がします。花を添えたのかな。
                そして射殺されたチンパンジーは実は妊娠しており、その赤ちゃんを
                ウィルは家に連れて帰るのです。ウィルの父チャールズもアルツハイマー
                を患っており、ウィルは父の回復も願って研究を続けています。
                「シーザー」と名付けられたそのチンパンジーは、知性に溢れており、
                彼は、母親へ投与したALZ-112の効果であると考え、同じ薬を
                父にも投与するのです。チャールズ役はジョン・リスゴー。久しぶりに
                見たなあ。
                人間の病気治療のためにどれだけの動物が使用されているか、そして
                その現場での様子は知るすべもありませんが、それが製薬会社の
                「儲け」につながっていることは、歴然とした事実です。そんな行為は
                人間の驕りに他ならないのではないでしょうか。
                そしてチャールズを助けるため、隣人に攻撃を加えたシーザーは
                霊長類保護センターに収容されるのです。

                猿の惑星

                センター職員による虐待や「バカ猿」などという暴言の一方で
                チンパンジー仲間のボスからの攻撃などに遭いながら、シーザーは
                自らの知性で遂にリーダーになるのです。そして仲間と共に行動を
                起こします。何かあるとすぐに武器を使って相手を傷つける人間と
                できる限り傷つけないように知恵を絞って戦うチンパンジーが対比
                して映り、どちらが知性に持っているのか疑問が沸いてきます。

                猿の惑星

                そして抑圧からの解放、もともといた場所への復帰こそが、真の
                自由であることを知らされます。
                映画の始めと終わりのシーンで映るゴールデン・ゲートブリッジは
                人間にもチンパンジーにも同じように美しく見えていると思いたいです。
                結局知能が許されざる領域まで侵し始めると、それは滅亡を意味
                するということでしょうか。

                <マープルの採点>
                お勧め星   ☆☆☆☆
                グロ星    
                ハラハラ星  ☆☆
                エロエロ星
                ダルダル星


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                雨があがり、だんだん晴れてきた。茶々も元気いっぱい...。

                赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター

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                  JUGEMテーマ:Horror

                  赤い珊瑚礁

                  「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」
                  原題:the reef
                  監督:アンドリュー・トラウキ
                  2010年   オーストラリア映画  88分
                  キャスト:ダミアン・ウォルシュ=ハウリング
                       ゾーイ・ネイラー
                       ガイトン・グラントリー
                       エイドリアン・ピカリング

                  ルークは友人など5人でグレートバリアリーフの沖合へ
                  ダイビングに出航する。しかし、ヨットが暗礁に衝突し
                  転覆。ウォレンを除く4人は泳いで近くの島へ向かうこと
                  を決心するが、その付近は人食いザメの生息海域だった。

                  赤い珊瑚礁 

                  予告編では「その海、サメだらけ」とうたっていたような。そして
                  ジャケットも巨大ザメから必死で逃げる5人が描かれています。
                  based on the true events というように、1983年に
                  グレートバリアリーフで実際に起きた事件を元に製作された
                  とのことです。
                  グレートバリアリーフで小型船舶の配送業をしているルークの
                  元へ、ロンドンから友人マットと恋人スージー、そしてシドニー
                  からマットの妹ケイトがやって来ます。彼らはルークが一週間
                  ほど預かることになった豪華ヨットで沖合へクルージングに
                  出かけるのです。真っ青な空と降り注ぐ明るい日差し、そして
                  どこまでも続くこれまた真っ青な海。な〜にも遮るものはありま
                  せん。
                  乗船前にウォレンが、
                  「サメで死ぬ確率は低い。」
                  なんて意味深な発言をしたのが気になりますね。それとルーク
                  とケイトのぎこちない関係は何なのでしょうか。
                  まずダイビングスポットのシグネットリーフへ到着し、美しい海の
                  中を堪能します。

                  赤い珊瑚礁

                  島に上がってくつろいでいると、げげげ!潮の引き方が速い!
                  急いでヨットに戻り、何かが絡んでかからないエンジンを何とか
                  動かして無事出航します。あ〜、ここじゃなかったのね。
                  そして一同にっこりと笑い、翌朝を迎えた途端、ヨットは何かに
                  ぶつかり転覆するのです。ここからは水中と水面にいる人々が
                  ひたすら映り続けます。

                  赤い珊瑚礁

                  とりあえず船の底に上ろうと言い、全員が上るのですが、女性
                  2人がかなり大柄なので、重そうです。
                  しかしこのままいても見つかる可能性も低く、さらにはヨットは
                  いずれは沈んでしまう、ということでルーク、マット、スージー、
                  ケイトは近くの島まで泳ぐことを決意するのです。やれ、浮き輪
                  がわりのものを船内に取りに行くだの、最初は残るといったケイト
                  がやっぱり一緒に行くというだの、もたもたしています。その間も
                  サメが出没する海域だ、ということで、ちょっとの水しぶきにも
                  彼らはいちいちびくつき、動きが止まるのです。いつまでたっても
                  島へなんか到着しませんよ〜。

                  赤い珊瑚礁

                  さて何とか泳ぎ始めると、何かがいる。ルークしかかけていない
                  水中メガネの映像から、きゃ〜サメだ!となるまで結構時間が
                  かかります。そしてサメが見えたと思ったら、何のことはない
                  たった一匹で、それもかなり小ぶりです。でもそのサメに襲われ
                  ちゃうんです。水面が赤く染まり
                  「こっちに来るな〜!足をやられたから泳げない。」
                  マットの悲痛な叫び声が響きます。
                  サメに襲われるシーンは映らず、音楽と、赤く染まった海面だけで
                  その様子を表現しています。ちょっと地味。
                  もちろん大海原のサメが出没する海域に取り残されたらきっと大
                  パニックに陥るだろうけれど、映画的にはインパクトが少なかった
                  です。低予算だったんだろうね。

                  <マープルの採点>
                  お勧め星   ☆☆
                  グロ星
                  ゾクゾク星  ☆☆
                  エロエロ星
                  ダルダル星



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                  今日は雨降り。でも少し暖かい。

                  人喰島

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                    JUGEMテーマ:Horror

                    人喰島

                    「人喰島」
                    原題:destined to be ingested
                    監督:ソフィア・カーン
                    2008年   アメリカ映画  78分
                    キャスト:アマンダ・コール
                         スージー・ローライン

                    1987年、南太平洋でクルージングに出た5人は、
                    目的地ではない島に着いてしまう。無人島のように
                    見えたこの島には、何者かが存在して仲間2人が
                    殺されてしまう。船長は船で脱出してしまい、残された
                    夫婦はひらすら身を隠すのだったが...。

                    人喰島

                    こんな地雷映画、なんでレンタルしちゃったのか。ジャケットは
                    「変態村」「変態男」風に見えます。全然違うけど。
                    1987年に、デブの船長マッチョの船で、これまたデブのチェスター
                    と爆乳サンディ、すけすけビキニのアンナと夫がクルージング
                    に出かけます。
                    マッチョはアホで、目的地にたどり着けず、違う島に着いて
                    しまうのです。それが原因で、デブ同士が喧嘩をし、海に落ちた
                    ところへサメがやって来る。こんなうまそうなデブ、食べちゃえ!
                    そこはフェイントで、サメは去って行きます。
                    そして無人島らしき島に着くと、なぜかドラッグを始める5人。その
                    姿を茂みから覗く無気味な目。
                    デブ男の素敵なビキニ姿も拝めます。

                    人喰島

                    さらにアンナ夫妻は、わざわざ森の中へ行ってお楽しみを始める
                    始末。やれやれ、と思っていると、浜辺ではチェスターが矢で射られ、
                    サンディも襲われます。極めてノロい襲われ方です。

                    人喰島

                    あらあら船長は、その光景を見て、とっとと船をだしてしまいます。
                    取り残された夫妻はというと、この2人も極めて動きが遅く、その行動
                    も無意味なものばかりです。アンナにいたっては寝てばかり。
                    グータラ妻とアル中夫が、だらだらと画面に映し出されていきます。
                    それでもこの島には、ある部族が住んでいて、どうやら人間の内臓を
                    生贄に差し出している、ということがわかってくるのです。

                    人喰島

                    そうこうするうちに、夫も襲われ、アンナは部族の男の1人に好かれて
                    なんと6か月後にはお腹がポンポン。アンビリバーボー!
                    「キミはきれいだから。」
                    へ?どこがどういう風にきれいなの?
                    部族の掟とやらは、『よそ者は捕まえて内臓を神にささげる』らしく
                    それを破ったためか知らないけれど、死んだはずのサンディや夫が
                    ゾンビになって姿を現わすのです。

                    人喰島

                    どうなってるの、いったい。
                    そしてあっけなく訪れる結末で、この映画を見た悪夢が終わりを
                    告げてくれます。

                    <マープルの採点>
                    お勧め星   見る価値なし。
                    グロ星    ☆
                    ゾクゾク星
                    エロエロ星
                    ダルダル星 ☆☆☆☆☆



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                    10円でもレンタルしちゃだめ。

                    デビル

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                      JUGEMテーマ:Horror

                      デビル

                      「デビル」
                      原題:the night chronicles project
                      監督:ジョン・エリック・ドゥードル
                      製作:M・ナイト・シャラマン
                         サム・マーサー
                      2010年   アメリカ映画  80分
                      キャスト:クリス・メッシーナ
                           ローガン・マーシャル=グリーン
                           ジェフリー・エアンド
                           ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
                           ジェニー・オハラ

                      フィラデルフィアでロザリオを握りしめた男の飛び降り
                      自殺遺体が見つかる。現場に急行した刑事の元へ
                      そのすぐそばの高層ビルで、エレベーターが停止し、
                      負傷者が出ているという連絡が入るのだった。

                      デビル

                      M・ナイト・シャラマン原案、製作の超自然スリラー3部作
                      「the Night Chronicles project」の第一作です。
                      シャラマン監督の映画は「シックス・センス」(1999)以降、
                      「ヴィレッジ」(2004)を除いて、がっかり作品が多かったので
                      今回もレンタルするのをためらいました。
                      オープニングから宗教色の強いナレーションが入ります。
                      フィラデルフィアの高層ビルのエレベーターにたまたま乗り合わせた
                       ビンス  おしゃべりで胡散臭いマットレスのセールスマン
                       ジェーン  疑り深いおばちゃん
                       ベン  勤務始めたばかりの派遣の警備員
                       サラ  金持ちらしいがヒステリックな女性
                       トニー  怪しげな整備士

                      デビル

                      この5人の乗ったエレベーターが21階付近で停止するのです。
                      すぐそばでは、それより以前にロザリオを握りしめた男の飛び降り
                      自殺遺体が見つかり、ボーデン刑事達が出動しています。彼も
                      家族を事故で亡くし、酒浸りになった生活から脱出しようともがいて
                      いる。
                      一方エレベーター狭いのカゴの中では、見ず知らずの5人が、
                      停止した原因が不明で外部と連絡の取れないいらだちから、互いを
                      疑い始めているのです。

                      デビル

                      警備室のモニターからエレベーターの異変を知り、修理工が現場へ
                      向かうのですが、なぜか彼がエレベーター天井に落下してしまう。
                      大きな音の後、少しずつ広がる血の跡が、5人をさらなる恐怖へと
                      誘うのです。
                      時折入るナレーションや南米系の警備員の言葉から、この事件の
                      原因が「悪魔の招来」であることがわかってきます。やっぱりね。
                      そして実はこの5人には各々隠された本性があることも露呈して
                      しまいます。

                      デビル

                      エレベーターものでは、こういうストーリーはよくありますが、電気が
                      点滅し、真っ暗になった後、再び電気がつくたびに、1人また1人と
                      死んでいくのは興味深いです。その死に方も様々です。そして最後
                      には残った人間で殺し合いを始めかねない状況に陥ってしまいます。

                      デビル

                      この辺りはテンポが良く、次から次へと繰り出される恐怖がうまく
                      伝わっていきます。決してグロいシーンはありません。
                      さらにラスト付近でわかる事実が、なぜここにボーデンがいるのか
                      とうまくつながっていきます。
                      無駄なナレーションがなければもっと楽しめる映画だと思うのですが。

                      <マープルの採点>
                      お勧め星   ☆☆☆
                      グロ星    ☆
                      ゾクゾク星  ☆☆
                      エロエロ星
                      ダルダル星



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                      梅はまだつぼみが固いね。

                      コンテイジョン

                      0
                         
                        コンテイジョン

                        「コンテイジョン」
                        原題:contagion
                        監督:スティーブン・ソダーバーグ
                        2011年   アメリカ映画  106分
                        キャスト:マット・デイモン
                              マリオン・コティヤール
                              ローレンス・フィッシュバーグ
                              ジュード・ロウ
                              グウィネス・パルトロウ
                              ケイト・ウィンストレット

                        香港出張から戻った、米国人女性ベスは、発熱、咳、
                        頭痛の症状の後、突然意識を失い、搬送先の病院で
                        死亡する。この謎のウィルスによる疾病は世界各地で
                        起こり始め、WHOとCDCは感染源とワクチンの開発を
                        進め始める。しかし、その間にも感染は拡大し続け、
                        それとともに社会は混乱に陥っていくのだった。

                        コンテイジョン

                        監督は「オーシャンズ」シリーズや「インフォーマント!」(2009)
                        を手がけたスティーブン・ソダーバーグです。
                        ミネソタ州ミネアポリスに住むミッチ・エンホフの妻ベスは
                        香港出張を終え、シカゴでちょっと元カレと逢瀬を楽しんだ後、
                        自宅に戻ります。しかし、その直後から発熱、頭痛、咳の症状が
                        出始め、突然意識を失い、救急搬送された病院で死亡してしまう
                        のです。ミッチ役はマット・デイモン。ちょっと太らせたのかしら?

                        コンテイジョン

                        ベス役は「アイアンマン」シリーズのグウィネス・パルトロウです。
                        すぐに死亡しますが、かなり重要な役ではあります。

                        コンテイジョン

                        この謎の伝染病は、香港、ロンドン、東京でも発生し、瞬く間に
                        患者が増え、WHOやCDC(米国疾病管理予防センター)が
                        調査を開始するのです。しかし、一番優先されるべきことの前に
                        CDC内や国家安全保障省による思惑から、国民への公表は
                        遅れ、人々は何も知らないまま、次々と病に倒れていくのです。
                        クリスマス商戦への影響だの豚インフルエンザでの失敗だの
                        そんなことは命に比べたら何の価値もないのですが、日本での
                        新型インフルエンザ流行の際の記憶を呼び起こします。
                        どこが感染源でどうやって予防するかの前に、誰が最初の発病者
                        かということで、大きな差別を生みました。
                        この映画ではさらに、東京での発病者をたまたま動画撮影して
                        you tubeに投稿したフリーの記者、アランという人物も現れます。
                        彼は瞬く間にネットの中での英雄となり、それを利用して、特効薬
                        としてレンギョウが存在する、という説まで流すのです。その一方で
                        政府の対応を批判し、彼への信奉を集めながら、金儲けをしていく
                        というしたたかな男です。アラン役はジュード・ロウ。

                        コンテイジョン

                        ジャケットのあるように「パニックはウィルスより早く感染する」のです。
                        テレビの発言、ネットでの情報、友人からの伝聞などで人々は
                        パニックに陥り、略奪、暴動まで起き始めます。何が正しい情報か
                        などはもう誰にもわからないのです。
                        握手を避ける人々、開発されたばかりのワクチンをまず自分の父に
                        接種するCDCの医師、また感染が公表される前に、まず恋人に
                        避難を指示するこれまたCDCの医師エリス。人間のエゴが次々と
                        映し出されていきます。

                        コンテイジョン

                        「感染列島」(2008)のような無駄な恋愛シーンを一切省いた緊迫感
                        あふれる映画でした。
                        第一日目をラストに持ってきたのも効果的な手法です。
                        恐怖は病気そのものよりもそれが何か知らされていない、つまり情報の
                        欠落だと実感します。これもまた今の日本での原発事故関連に
                        当てはまることですね。そして一度失った信用を取り戻すことが限りなく
                        難しいことも悟らせてくれました。

                        <マープルの採点>
                        お勧め星   ☆☆☆☆
                        グロ星    ☆
                        ハラハラ星  ☆☆☆
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