スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    • 2023.01.12 Thursday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

    0
       
      ミッション

      「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
      原題:mission impossible-Ghost Protocal
      監督:ブラッド・バード
      2011年   アメリカ映画  132分
      キャスト:トム・クルーズ
           ポーラ・パットン
           サイモン・ペグ
           ジェレミー・レナー
           ジョシュ・ホロウェイ

      イーサン・ハントは、ロシアでの任務中、何者かに陥れられ、クレムリン
      爆破事件の容疑者にされる。アメリカは「ゴースト・プロトコル」を発令し、
      IMFは本国とは無縁になってしまい、その上、世界危機を救うべく
      任務が当てられるのだった。

      「ミッション・インポッシブル」の第4弾なのですが、個人的にトム・クルーズが
      好きではないので、今回初めて見ました。いつも笑っているイメージのトム
      が様々な表情を見せて、なかなか面白いじゃん!
      冒頭、ハンガリー、ブタペストで、IMFのスパイがモローという女に殺害され
      ます。そしてシーンは変わって、ロシアの刑務所内で、囚人の部屋の扉が
      どんどん開いていきます。ここにいるなあ、と思ったら、やはりいました。
      トム・クルーズ演じるイーサン・ハント。彼は見事な動きで、囚人の中を
      駆け抜けて行きます。
      コンピューターへのハッキング担当はサイモン・ペグ演じるベンジー。

      ミッション

      彼の存在なくしては、この映画の醍醐味は薄れてしまいます。大好き!
      そしてハントのチームの紅一点がミラーズ(2008)のポーラ・パットン
      演じるジェーン・カーターです。

      ミッション

      この人はスタイル抜群、特にバストが豊満です。そしてアクションシーンでは
      これまた華麗な動きを見せてくれます。
      そしてもう一人、IMFの情報担当者だったウィリアム・ブラント役は「ザ・タウン」
      (2011)のジェレミー・レナーです。ちょっと甘ったれた顔つきで、何かを隠して
      いるイメージがつきまといます。

      ミッション

      彼らは盗まれてしまった核発射コードを取り戻すために、クレムリンへ向かい
      ますが、なぜか大失敗。おまけにクレムリンで大爆発が起こり、その犯人に
      仕立て上げられてしまうのです。ここでIMFが本国と切り離される
      「ゴースト・プロトコル」が発令され、ハント達は一切の支援が受けられなくなります。
      ここからの4人の駆け引きもおもしろいし、様々な仕掛けも目を見張ります。
      場所をドバイに移し、ブルジュ・ハリーファという超高級ホテルの130階の
      サーバーのある部屋に外から侵入するシーンは、テレビなどで幾度となく目に
      しましたね。スタント・ダブルを使わず、トム自身が行ったというから、驚きです。
      ターゲットの到着までの残り時間、迫りくる砂嵐、1つしか役に立たない吸着手袋
      この3点セットでスリル満点!

      ミッション

      さらにはムンバイへと移動し、BMW「ビジョン・エフィシエント・ダイナミクス」に乗って
      繰り広げられるカーチェイス、立体駐車場でのアクションともう画面にくぎ付けでした。
      BMWがスポンサーについているから、トムの運転する車はどれもBMWだったのね。
      いいなあ。

      <マープルの採点>
      お勧め星   ☆☆☆☆
      グロ星
      ハラハラ星  ☆☆☆
      エロエロ星
      ダルダル星

      ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

      雨が降りそうでまだ降ってこない。ちょっと蒸し暑いかな。

      カイジ2 人生奪回ゲーム

      0
         
        カイジ2

        「カイジ2 人生奪回ゲーム」
        監督:佐藤東弥
        2011年   日本映画  133分
        キャスト:藤原竜也
             生瀬勝久
             伊勢谷友介
             香川照之
             吉高由里子

        数々のゲームに勝利し、多額の借金を帳消しにした伊藤カイジは、
        再び借金まみれとなり、地下で働いていた。しかし仲間の支援を受け
        地上へ上り、大逆転のゲームに挑戦することとなる。そこには、かつて
        同じ負け組だった一条が待ち受けているのだった。

        カイジ2

        前作でメソメソ泣き、「頑張れ、おれ」「考えろ、おれ」などと自分で自分を
        励ますヘタレの伊藤カイジが、再び借金まみれとなって姿を現わします。
        藤原竜也が本当にヘタレに見えてくるほど演技が上手です。そういえば
        「インシテミル 7日間のデスゲーム」(2010)でも同じような役柄でした。

        カイジ2

        一方前作のラストのカードゲームで、カイジに負けた利根川は、同じように
        借金を背負い、ホームレスになっているのです。彼は知恵が働くということで、
        帝愛グループの表でこき使われているようです。
        そして地下で働く仲間の助けもあり、2週間で1095000円を2億に替えて、
        彼ら全員を助け出す、という約束でカイジは地上に戻ります。競馬や宝くじ
        なんてもんの勝率じゃあとても無理。と思っていたら、裏カジノが存在する
        事を知るのです。そこには当たれば10億円以上稼げるという「沼」なるマシーン
        があったのです。そこの支配人は、かつての負け組で、カイジの他に唯一
        ビルとビルの間を渡ることのできた一条なのです。

        カイジ2

        一条役の伊勢谷友介ってすごくストイックな感じが漂っていてステキ!
        そしてカジノの従業員石田裕美役は吉高由里子。

        カイジ2

        前作のラストでちょっとだけ映りましたね。今回はメインです。前作では、カイジが
        手にしたお金をすっかり取られてしまい、石田のおっさんから預かった、ゲームへの
        参加券だけをこっそり手渡していました。
        さらに大手ゼネコンをリストラされ、妻子と別れたもう一人の負け組、坂崎孝太郎役は
        生瀬勝久。

        カイジ2

        この人のオーバーすぎるほどのリアクションと関西弁が、スリルを際立たせています。
        今回は、「姫と奴隷」と「沼」マシーンの2つのゲームに絞られ、多くは「沼」マシーン
        とカイジとの知恵比べになっています。「姫と奴隷」ゲームは「沼」マシーンで負けた
        者が強制的に参加させられるもので、死んでも地下には行かない!と言った時点で
        このゲームが始まるのです。まあ、これは先が読めていてもおもしろい。
        さらに大部分を「沼」マシーンが占めたことで、前作のようにストーリーが散漫に
        ならずに済んだ気がします。但し、その時間がかなり長く、カイジ、利根川、一条たちの
        理屈っぽいセリフと相まって少々ダレました。
        その中で伊勢谷の瞬時に変わる表情や吉高由里子の無表情さ、その彼女が最後に
        笑うと胸キュン!
        ラストはまだまだ続く感がありましたね。大甘のカイジだからさー。

        <マープルの採点>
        お勧め星   ☆☆☆
        グロ星
        ハラハラ星  ☆☆
        エロエロ星
        ダルダル星  ☆

        ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

        すごく行楽日和の天気。なのに家にいます。

        板尾創路の脱獄王

        0
          JUGEMテーマ:邦画

          脱獄王

          「板尾創路の脱獄王」
          監督:板尾創路
          2009年   日本映画  94分
          キャスト:板尾創路
               國村隼
               石坂浩二
               木村祐一
               増本庄一郎
               津田寛治

          昭和初期、無銭飲食で逮捕された鈴木は、幾度となく脱獄を繰り返し、
          遂に無期懲役となる。看守長だった金村は、彼がなぜ脱獄を繰り返し、
          そしてすぐに捕まるのか不思議で仕方ないのだった。

          脱獄王

          この映画は好き嫌いが分かれるかもしれません。個人的には、見終わって
          それぞれのシーンを思い返すと、何気にホロリと来ます。といって決して
          そういう話ではないのですが。
          昭和初期、鈴木雅之は、無銭飲食で逮捕されます。彼が拘置される
          刑務所の看守長が國村隼演じる金村です。木村祐一や宮迫博之などが
          暴力的な看守を演じる中で、一人人間らしい姿をもっているように描かれて
          います。そう、この映画では肝心な役は、有名俳優が演じており、丁寧に
          作られた作品です。刑務所長は、阿藤快、そして司法省職員に出世した
          金村の上司が石坂浩二です。

          脱獄王

          さて、鈴木は様々な方法で脱獄し、いつも決まって線路上で確保されるのです。
          そんな彼に興味を示した金村は、一旦は出世を断り、彼の様子を見続けます。
          しかし、その間も、散歩で拾った針金を持ち帰ったり、洗面器の金具を飲み込み、
          便として出して、お粥でゆすいで、鍵穴へ...。など奇想天外な方法で脱獄するの
          です。
          そして捕まった彼を待っているのは、異常なまでの暴力です。このシーンはかなり
          リアリティがあるので、暴力NGの方は見ない方がいいかもしれません。

          脱獄王

          そして映画の中で鈴木が歌う、中村正俊の「ふれあい」。板尾本人が歌っている
          この歌の歌詞をよく考えると、鈴木の生い立ち、そしてなぜこういう状況にいるのか
          がわかった気になります。
          そして最後に送り込まれた監獄島で、名前すらなくなり、「泥」と呼ばれながらも
          成し遂げたことは、彼の悲願だったのでしょうか。


          脱獄王

          いや敢えてそうしたのか、それとも逆上がりの最中に見た、男の胸にあった
          富士山の刺青をそのまま彫ってしまった「逆さ富士の鈴木」の脳だから、そう
          なってしまったのか、どっちなんだろう。

          <マープルの採点>
          お勧め星   ☆☆☆


            ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

          のび太がいない。大変だ!

          ボディクライム 誘惑する女

          0
             
            ボディクライム

            「ボディクライム 誘惑する女」
            原題:a crime
            監督:マニュエル・プラダル
            2006年   アメリカ=フランス映画  108分
            キャスト:ハーヴェイ・カイテル
                 エマニュエル・ベアール
                 ノーマン・リーダス
                 ジョー・グリファン

            3年前、妻を殺されたビンセントは、心に深い傷を負い、ドッグ・レースに
            救いを求めている。そして彼のアパートの向かいの部屋に住むアリスは
            一途に彼を思い続け、彼を手に入れるために、ある計画を立てるのだった。

            ボディクライム

            主演のハーヴェイ・カイテルは、この時66歳くらいですが、体つきは
            鍛えられており、ずっと若く見えます。でも顔立ちは年相応かな。
            一方、エマニュエル・ベアールは、「変態島」(2008)同様に、ある意味
            執着心の強い役柄が、何気にぴったりです。そしてきれいなバストを
            幾度となく見せてくれます。

            ボディクライム

            3年前のある日、ビンセントが帰宅すると、妻アシュリーが殺害されており、
            見知らぬ子犬が吠えていたのです。そういえば、帰り道にボディに傷のある
            タクシーとすれ違ったな。そしてその運転手は、赤い上着を着て、指には
            水晶のような指輪をはめていた...。彼は、その男が犯人であると決めつけ、
            ずっとその男を捜し続けているのです。ビンセント役は「パンドラム」(2009)
            のノーマン・リーダス。この人、ちょっと可愛いです。

            ボディクライム

            できたら彼とのラブシーンの方が絵になるのに、たった1シーンだけしかありません。
            ビンセントの向かいの部屋に住むアリス(エマニュエル・ベアール)は、彼の部屋を
            しょっちゅう覗き見し、彼の趣向を全て把握しているほどぞっこんなのです。
            これってストーカーだよね。
            「いつかは恋人になるの。」
            そんな風に言い切るアリスは、たまたまビンセントに愛犬ヴィッキーの餌やりを
            頼まれ、部屋に入ることができます。念願の彼の部屋の中であれやこれやさばくって
            いるうちに、彼の妻殺害事件の新聞の切り抜きを見つけるのです。アリスの頭の中に
            どんな計画が思いついたのか大体わかりますよね。
            彼女は警察に向かい、担当刑事から事件の容疑者と思われる人物の特徴を聞き出す
            のです。あれ、そんなに簡単に教えてくれるんだ。第一その男が犯人かどうかも
            わからないのに。
            そして「ワルの俺」なんて大笑いの表現を自称するロジャーというタクシー運転手の
            車に乗り込み、誘惑していとも簡単に関係を持つのです。

            ボディクライム

            怪しい、怪しすぎる。アリスが思いついたいたって単純な計画に、ロジャーがまんまと
            乗せられ、それをまたビンセントも信じ切ってしまう、というすごく運のいい話なのです。
            全てうまくいって、やっとビンセントを手に入れたと思ったアリスの目の前を、ロジャー
            がこよなく愛したブーメランが飛んでいく。あれ?ブーメランをニューヨークの街中で
            飛ばすのは、彼しかいない。彼女はアリ地獄のような世界に引きずり込まれていくのです。
            といっても全編ツッコミどころ満載で、スリルとはかけ離れています。それと字幕が
            大笑いするようなものが随所に見られ、本当はなんて言っていたんだろう、と思って
            しまいました。
            「あんたには孤独と悲しさがただよっているぜ。」
            ワルの俺ことロジャーのセリフは歯の浮くようなものです。
            ドッグ・レースに参加しているビンセントの愛犬ヴィッキーは、とても可愛いですけどね。
            アリスがなぜ120時間もの奉仕活動をしなければならない状況なのか、そしてラスト
            付近のロジャーの車の中の水晶のような指輪はもしかして...。
            いろいろ想像させられます。でも大したストーリーではないのですぐに忘れちゃう。
            エマニュエル・ベアールのきれいなバストに星ひとつ追加です。

            <マープルの採点>
            お勧め星    ☆☆☆
            グロ星
            ハラハラ星   ☆
            エロエロ星   ☆☆
            ダルダル星



            ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

            いい天気。いよいよ連休が始まるね。

            リセット ミラ・ジョヴォヴィッチ主演

            0
              JUGEMテーマ:洋画
               
              リセット

              「リセット」 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演
              原題:bringing up Bobby
              監督:ファム・ヤンセン
              2011年   アメリカ映画  95分
              キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ
                   ビル・プルマン
                   スペンサー・リスト

              ウクライナからの移民のオリーブは、一人息子ボビーと
              詐欺や窃盗を重ねて生活している。しかし彼女はある日遂に
              逮捕され、一人残されたボビーは、たまたま直前の事故で
              知り合った裕福な夫妻の養子になるのだった。彼女は息子と
              暮らすことを夢見て、更生を誓うが...。

              リセット

              主演のミラ・ジョヴォヴィッチが、得意のアクションを封印して、息子を
              こよなく愛する母親を演じています。といってもその愛し方はきわめて
              型破りで、息子を連れながら、詐欺、万引き、窃盗行為を繰り返して
              生活しているのです。
              「あら、そう。」と澄まして知らないふりをしたり、「ヤバイ」と隠れたり、
              ウソ泣きで涙を流す弱い女を演じたりと、いろいろな姿を器用に見せて
              くれて結構楽しいです。

              リセット

              オリーブとボビーが盗んだ車で、旧知の仲であるウォルトの住むオクラホマへ
              やって来ます。ところがそんな家庭で育ったボビーは、学校でもやはり問題
              行動を起こすのです。終盤に女刑事が
              「犯罪者の子どもの7割が悪の道へ進む」
              と言い放つ言葉が胸に突き刺さりますね。

              リセット

              そしてある日、家の前で、ボビーが不動産会社社長ケントの運転するポルシェ
              にはねられてしまうのです。パニックに陥り、息子の身を案じながらも、ひと段落
              すると、ちゃっかり保険金詐欺をもくろむオリーブ。
              ところが遂に彼女は逮捕され、ボビーは養護施設送りとなるのです。そこへくだんの
              ケントとメアリー夫妻が現れ、施設から引き取るために、少しの間養子にしたい、
              と申し出ます。

              リセット

              こんな素晴らしい人格者がいるのかなあ、と思ってしまいます。彼らは
              一人息子ジェイミーを何かの理由で亡くしたらしいのです。オリーブが
              仕事を持ち、家を持ち、ボビーを引き取るのに適した環境になるまでの
              少しの間...。本当にそんな日が来るのでしょうか。
              「ハンバーグには玉ねぎはいれないでね。」
              悲しみに胸を張り裂かれそうになりながら、オリーブは苦渋の決断をします。
              そして8か月後、出所したオリーブは、ボビーとの再会に胸を躍らせて、彼らの
              家に向かうのです。それがまた豪邸なんだなあ。そこには、母への気持ちは
              変わらないながらも、今の生活を楽しんでいるボビーがいるのです。
              一方、住むあてもなく、ウォルトの住むトレーラーハウスに居候するオリーブは、
              大した仕事にもつけないのです。移民、貧困、環境と彼女がはい上がれる
              チャンスなど限りなくゼロに近いですね。でもボビーと暮らしたい。
              一方、里親のメアリーのボビーへの思いは日増しに強くなっていくのです。
              ここで子どもの奪い合いでドロドロになるのかと思ってしまいますが、ここは
              オリーブの潔さが目を引きます。というか、ちょっと拍子抜けするかな。
              「風とともに去りぬ」「スターウォーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」
              など有名な映画のセリフをうまく駆使してストーリーをうまくまとめています。
              ミラ・ジョヴォシッチはやはりアクションがないと魅力が半減するなあ。

              <マープルの採点>
              お勧め星   ☆☆☆



              ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ 

              今日は雨模様。嵐にならないといいんだけど。

              三銃士 王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船

              1
               
              三銃士

              「三銃士 王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」
              原題:the three musketeers
              監督:ポール・W・S・アンダーソン
              2011年   アメリカ=フランス=イギリス=ドイツ映画
              キャスト:ローガン・ラーマン
                   ミラ・ジョボヴィッチ
                   マシュー・マクファディン
                   レイ・スティーブンソン
                   オーランド・ブルーム
                   クリストフ・ヴァルツ

              憧れの銃士になるため、パリへ向かったダルタニアンは、
              そこで3人の男に決闘を申し込む。しかしその場に枢機卿
              リシュリューの腹心ロシュフォール一行が現れ、彼らと戦い
              始める。成り行き上、3人と共に戦ったダルタニアンは、やがて
              リシュリューの陰謀に巻き込まれていくのだった。

              三銃士

              豪華なキャストに素晴らしい衣装やセットでお金がかかっている上、
              3D上映もあったため、期待はずれかと思いきや、この映画はおもしろい。
              これなら劇場で見ればよかったなあ。
              「皆は1人の為に!」
              17世紀初頭、フランスは若き王ルイ13世の陰で、リシュリュー枢機卿が
              暗躍していました。この役は「イングロリアス・バスターズ」(2009)の
              クリストフ・ヴァルツ。クセのある役がぴったりです。

              三銃士

              3年前仲間で恋人だったミレディの裏切りによって、ある設計図をイギリスの
              バッキンガム公爵に奪われたアトスとその仲間、アラミス、ボルトスの三銃士は
              今や「大義」を失い、飲んだくれる日々を送っているのです。そこへやる気満々の
              田舎っぺダルタニアンが現れるのです。それぞれと1時間毎に決闘の約束を
              して、現地に向かうと、背後から、さっき自分の馬を侮辱したアイパッチ男一行が
              やって来ます。彼はリシュリュー枢機卿の腹心の部下ロシュフォールで、三銃士
              が目の上のたんこぶなのです。
              ミレディ役はミラ・ジョボヴィッチ。冒頭から素晴らしいアクションを繰り広げてくれます。

              三銃士

              一方、イギリスのバッキンガム公爵役はオーランド・ブルーム。いやん、イケメン!

              三銃士

              ダルタニアン役のローガン・ラーマンが童顔で、いかにも田舎者っぽく
              演じていて好感が持てます。それで結構喧嘩っ早くて、自信過剰なんだな。

              三銃士

              実はミレディは、リシュリュー枢機卿とも通じており、彼らは何とかイギリスと
              フランスを戦争に持ち込むことを画策するわけです。
              それに利用されたのが、アンヌ王妃の青いダイヤの首飾りです。ミレディが
              これを盗み出すのに、やっぱり軽やかかつ派手なアクションを見せてくれます。
              そして入手した首飾りをイギリスに持って行き、王妃のデスクには、バッキンガム公爵
              からの恋文を入れるという手の込んだ手法です。
              さあ、アトス達の出番ですよ〜。

              三銃士

              とにかく首飾りを取り戻さなければならない。それも5日以内です。そのために
              知恵を絞り、イギリスへ乗り込み、かろうじて飛行船で逃亡しますが、そこへ
              もう一機の飛行船が姿を現わすのです。このVFX映像は見ごたえがあり、また
              屋根の上でのロシュフォールとダルタニアンの戦いも手に汗を握ります。
              ダルタニアンはコンスタンスなんて美女も手に入れて、ああ、人生絶好調!
              と思ったら、続編ありきのラストでしたね。
              そうそう本当のルイ13世は、王妃の不貞などのストレスから、若ハゲとなり、
              ヨーロッパで初めてカツラを使用したとのことです。ちょっとおもしろい。

              <マープルの採点>
              お勧め星   ☆☆☆☆



                 ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ ブログランキング【くつろぐ】

              急に初夏になったね。

              生き残るための3つの取引

              0
                JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

                生き残るための3つの取引

                「生き残るための3つの取引」
                原題:bad deal
                監督:リュ・スワン
                2010年   韓国映画  119分  PG-12
                キャスト:ファン・ジョンミン
                     リュ・スンボム
                     ユ・ヘジン
                     チョン・ホジン
                     チョン・マンシク
                     マ・ドンソク

                連続幼女誘拐殺人事件が起き、警察は有力な容疑者を追い詰めるが、
                その場で射殺してしまう。世間の批判をかわすため、チェ刑事らのチームは、
                別の容疑者を犯人に仕立て上げ、逮捕する。しかしその事件を担当したチュ検事は
                捜査方法や犯人自体に大きな疑惑を抱くのだった。

                生き残るための3つの取引

                韓国映画ではおおむね、警察の杜撰で暴力的な捜査が描かれて
                いますが、この映画でも同じです。
                女児連続誘拐殺人事件が発生し、なかなか犯人を逮捕できない
                警察に対して、国民の不満が募り、遂に大統領の名で犯人逮捕
                の命令が出されます。そして遂に追い詰めた有力な容疑者を
                その場にいた刑事が射殺してしまうのです。このままでは警察の
                信頼が失われてしまうということで、とりあえず別の犯人を捜しだそう。
                その捜査には、そうそうノンキャリのチェ・チョルギ刑事を班長に
                したチームに当たらせよう。そうすれば、うまくいけば、チェ刑事は
                昇進、失敗すれば、彼に責任を押し付ければいい、てな上層部の
                都合で、チェ刑事が捜査に乗り出します。警察大学を出たものが
                出世コースをたどり、そうでない者は、現場でひたすら汗をかく。
                これって日本の警察のキャリア組とノンキャリア組との違いと同じ
                ですねえ。
                こんなふうに容疑者が決められているとは思えませんが、床に広げられた
                怪しげな人物の写真を、犯人でない要素を持つ人物を取り除いていき
                残った男を容疑者とするのです。
                チェ刑事役は「黒い家」(2007)のファン・ジョンミン。この人、なかなか
                精悍な体つきで、イケメンです。

                生き残るための3つの取引

                ノンキャリの彼がいい人間かというと、実は裏では、ヤクザまがいの
                企業の社長チャンとつながりがあり、その企業と対立する会社のキム会長
                を陥れたりするのです。

                生き残るための3つの取引

                そしてそのキム会長とは検事のチュが懇意にしており、それも重なって
                チュ検事はなんとかチェ刑事を追求しようとするわけです


                生き残るための3つの取引

                このチャン役のリュ・スンボムは「復讐者に憐れみを」(2003)でも個性的
                な役をこなしていましたが、今回もかなりイヤな奴を素で演じているかの
                ように思えるほどぴったりです。
                そしてチュ検事はマスコミとも通じているが、そのマスコミは、あちこちに
                情報を流している、という具合に出演者の誰もが正しい人間ではないのです。
                それでいて、本当に罪を犯したかどうかわからない人間が裁かれていく、という
                皮肉めいたストーリーになっています。
                後半のチェ刑事とチュ検事の戦いは、甲乙つけがたい狡さと暴力があり、
                かなり見ごたえがあります。そしてラストのラストまで見逃せない内容に
                なっています。但し、見終わって気分の晴れる映画ではないですね。

                <マープルの採点>
                お勧め星   ☆☆☆
                グロ星
                ハラハラ星  ☆☆
                エロエロ星
                ダルダル星


                  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ ブログランキング【くつろぐ】

                思ったほど大雨じゃなかった。もう晴れてきた。

                ピザボーイ 史上最凶のご注文

                0
                  JUGEMテーマ:コメディ映画全般

                  ピザ・ボーイ

                  「ピザボーイ 史上最凶のご注文」
                  原題:30 minutes or less
                  監督:ルーベン・フライシャー
                  2011年   アメリカ映画  82分
                  キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ
                       アジス・アンサリ
                       ダニー・マグブライド
                       ニック・スウォードソン

                  しがないピザの配達人ニックは、注文先の家で、2人組の男に
                  拉致される。彼が目覚めると、爆薬付きのベストを着せられており、
                  10時間以内に銀行強盗をして、10万ドル強奪するように指示される
                  のだった。

                  ピザ・ボーイ

                  「ゾンビランド」(2009)のルーベン・フライシャー監督が同じく主演を
                  ジェシー・アイゼンバーグに起用して、製作した映画です。どんなに
                  おもしろいのか、期待満々で見ました。
                  ヴィトのピザ店のしがない配達人ニックは、親友で代理教師をしている
                  インド人のチェットとあることから大喧嘩をするのです。実は、ニックは
                  ハイスクールの時、一度だけチェットの妹ケイトと関係を持ったことが
                  今になってチェットにばれ、逆にチェットがニックの両親の離婚の原因
                  を作ったことがばれるなど、昔からの秘密が全て露呈し、絶交してしまう
                  のです。ジェシー・アイゼンバーグの早口なしゃべりが、この口論では
                  うまく生かされています。
                  一方、1000万ドルの宝くじを当てた父親の金が欲しくて、ドラ息子ドウェイン
                  は悪友トラヴィスと父親殺害を考えるのです。

                  ピザ・ボーイ

                  自分の手は汚したくない→殺し屋を雇う→手付金10万ドルが必要。という
                  わけで、てっとり早く銀行強盗を思いつくも、自分たちでなく、誰かにやらせよう
                  と考えるのです。その時テレビから流れてくるピザ屋のCM。そんなわけで
                  ニックはその役に抜擢されてしまうのです。
                  中東系、ヒスパニック系、アジア系人種への差別発言や下ネタセリフの連発
                  は笑いを通り越して(いや、その言葉を行った時点で、笑えませんが)しらけて
                  きます。特に爆弾付きベストは自爆テロを想像させ、かなり不快です。さらには
                  製作側は否定していますが、どうしても2003年、ペンシルバニア州で起きた
                  ピザ配達員ブライアン・ウェルズによる銀行強盗爆死事件を思い出させます。
                  日本であれば、とてもコメディなどにはできない題材ですね。それらを考えないで
                  見ると、ギリギリゾーンを攻めた勇気あるコメディかもしれません。


                  ピザ・ボーイ

                  但しニックとチェットの友情の復活や憎み切れないドウェイン、トラヴィス、そして
                  殺し屋とされるチャンゴのキャラは、なかなかのものでした。

                  ピザ・ボーイ

                  ベストのカギを解除する暗証番号がアホすぎるのもご愛嬌ですかね。

                  <マープルの採点>
                  お勧め星   ☆☆☆

                  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ ブログランキング【くつろぐ】

                  今日は再び大雨になるらしい。

                  ラバー

                  1
                  JUGEMテーマ:Horror
                   
                  ラバー

                  「ラバー」
                  原題:rubber
                  監督:クエンティン・デュピュー
                     カンタン・デュピュー
                  2010年   フランス映画  82分  R-15
                  キャスト:スティーブン・スピネラ
                       ロキサーヌ・メスキダ
                       ジャック・ブロトニック
                       ウィングス・ハウサー

                  砂漠に放置された1つのタイヤが突然動き始める。それは目の前に
                  立ちはだかる物を破壊することから始まり、やがて人間をも攻撃
                  するようになるのだった。

                  ラバー

                  例のごとくTSUTAYA独占レンタルです。やはりハズレが多い。
                  予告編はとても興味をひくものですが、それはハイライトシーンの
                  つなぎ合わせだからですねえ。
                  冒頭、砂漠の中に捨てられたタイヤがピクリと動き、それが起き上がって
                  子どものヨチヨチ歩きのように、転んでは起きの繰り返しをして、スムーズ
                  に動き始めます。一方では、その姿を観客のみなさん、と呼ばれる人々が
                  遠くから双眼鏡で見物しているのです。この人々の存在とウンチクをたれる
                  警部補、そして毎朝起こしに来るネクタイ男の関係は最後までわかりません。

                  ラバー

                  タイヤは道をふさぐ空のペットボトル、サソリは軽々踏みつぶしますが、
                  1本のビール瓶で進めなくなります。「進みた〜い!」と念じたのかどうか
                  ブルブル震えはじめたタイヤによって、瓶は爆発します。これでタイヤは
                  (どうやらロバートというらしいのですが)敵とみなしたものは、念じると破壊
                  できることを覚えるのです。烏、ウサギと爆発させます。
                  ここまででもうダレています。
                  そして遂にタイプの女性を見つけ、その恋路を邪魔したおっさんの頭を
                  ブッ飛ばしたことから、標的は人間にも及ぶのです。

                  ラバー

                  これが最初はびっくりするのに、ずっと同じ調子で爆発し続け、完ぺきに
                  飽きてきます。

                  ラバー

                  ロバートは純朴なのか、その女性の後をつけ(いやこれはストーカーだな)、
                  彼女が宿泊するモーテルの部屋を覗きこみ、シャワー姿を見ちゃったりします。
                  お尻がちょっと見えますよ〜。
                  しかし、自分の滞在する部屋でシャワーを浴びているところを、従業員の女性に
                  見つかり、外に放り出されてしまいます。この女性も結構可愛いのに、ロバート
                  の機嫌を損ね、頭爆発です。
                  全体的に冗長なシーンが続き、時々起るロバートの殺人も見慣れたものになり
                  ました。

                  ラバー

                  警部補が冒頭に言う通り
                  「理由なき重要な要素」
                  「人生は理由がないことの連続」
                  と哲学的に思えばいいのでしょうか。ちぇ!意味わからんし。

                  <マープルの採点>
                  お勧め星   ☆☆
                  グロ星    ☆☆
                  ハラハラ星
                  エロエロ星 ☆
                  ダルダル星 ☆☆☆


                  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ ブログランキング【くつろぐ】

                  ひのきの花粉は目に悪い。かゆい。

                  善き人のためのソナタ

                  0
                    JUGEMテーマ:洋画
                     
                    善き人のためのソナタ

                    「善き人のためのソナタ」
                    原題:das leben der anderen
                    監督:フロリアン・ヘンケル・フオン・ドナースマルク
                    2006年   ドイツ映画  138分
                    キャスト:ウルリッヒ・ミューエ
                         セバスチャン・コッホ  
                         トーマス・ティーメ
                         フォルクマー・クライネルト

                    1984年、東ドイツの有名劇作家ドライマンは、国家保安省の
                    ヴィスラーにより完全監視下に置かれる。彼の恋人で女優の
                    クリスタは、彼と深い愛情で結ばれていたが、同時にヘムプフ
                    大臣の寵愛も受けている。そして盗聴を始めたヴィスラーは
                    2人の会話を聞くうちに、次第に心境に変化が起こるのだった。

                    善き人のためのソナタ

                    第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞作です。
                    1984年、まだ東西ドイツが対立していた時代、東ドイツにはシュタージ
                    と呼ばれる国家保安省が存在し、10万人の協力者と20万人の密告者
                    がいたと言われています。シュタージ局員ヴィスラー役は、自らも監視
                    されていたことを告白したウルリッヒ・ミューエです。彼はこの映画の公開
                    直後にガンで亡くなっています。
                    ヴィスラーは、社会主義国家にきわめて忠実で、当時の有名劇作家
                    ドライマンを監視するよう、上司ウルヴィッツに進言するのです。

                    善き人のためのソナタ

                    部屋中に盗聴器を仕掛けらたアパートへ何も知らないドライマンは帰宅し、
                    恋人クリスタとの生活を全てヴィスラーに盗聴されます。それは24時間
                    あらゆる場所で行われ、それを聞きながら、記録を取っていくのです。
                    監視、脅迫、密告などは、民主義国家と思われている国々でも実は行われて
                    いることかもしれません。ただそれを知らないだけかも。
                    ドライマンは、現体制に歯向かうこともなく、国のために脚本を書いていますが、
                    反体制のレッテルを張られ、7年間の職業停止を言い渡された演出家イエルス
                    の自殺によって、真の芸術について正面から向き合うことを考えます。

                    善き人のためのソナタ

                    一方、ヴィスラーは、次第にドライマンとクリスタの芸術に対する真摯な思いを
                    理解し、ドライマンが奏でるピアノ曲を聴いて、自らの生き方を考え直し始めるのです。
                    ヘムペフ大臣の寵愛を拒否するように彼女に進言し、そしてそのことによって
                    拘束されるクリスタ。

                    善き人のためのソナタ

                    西側の記者に、東ドイツの自殺者についての記事を渡したドライマン。その全てを
                    知っていながら、知らないふりをしつつ、その証拠を見つけなければならないヴィスラー。
                    3人3様の心が絡み合って終盤へと向かいます。
                    ラストの書店のシーンは胸を打つものでした。

                    <マープルの採点>
                    お勧め星   ☆☆☆☆



                    ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ ブログランキング【くつろぐ】

                    昨日はなんばから梅田まで歩いて足が棒のよう。暑いくらいだった。


                    PR

                    カレンダー

                    S M T W T F S
                    1234567
                    891011121314
                    15161718192021
                    22232425262728
                    2930     
                    << April 2012 >>

                    ブログランキング

                    今日のわんこ

                    powered by 撮影スタジオ.jp

                    アマゾン

                    遊びにきてくれてありがとう!

                    カウンター

                    死語レッスン

                    最新記事

                    categories

                    過去の記事

                    コメントありがとうございます!

                    トラックバックありがとうございます!

                    recommend

                    お友達

                    ミス・マープルについて

                    書いた記事数:3431 最後に更新した日:2023/01/12

                    あの映画を探そう!

                    others

                    mobile

                    qrcode

                    powered

                    無料ブログ作成サービス JUGEM