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    • 2023.01.12 Thursday
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    クロール 裏切りの代償

    4
     
    クロール

    「クロール 裏切りの代償」
    原題:crawl
    監督:ポール・チャイナ
    2011年   オーストラリア映画   81分
    キャスト:ジョージ・シェヴソフ
         ジョージナ・ヘイグ
         ボブ・ニューマン

    バーで働くマリリンは、恋人トラヴィスからプロポーズされるかも
    しれない旅行を明日に控え、緊張している。そのマリリンが働くバー
    のオーナーは、ある男に殺人を依頼し、無事に仕事を終えた男に
    報酬を渡していた...。

    クロール

    いつの時代のどこの町の話だろう、と思いますが、携帯電話を使って
    いることからして、それほど昔のことではないようです。まあ、ありきたり
    ですが、携帯電話のバッテリー切れの人ばかり。全く準備が悪いわ。
    とにかく映画の中に流れる時間が、こちらの時間と違う世界かと思うほど
    のろいんです。皆が言うとおり、それを普通時間にしたら、30分もかからずに
    話が終わると思います。
    「crawl」=のろのろ進む。腹ばいで進む。この原題に沿っているわけですかね。
    始まりからのろいんです。古いジャガーに乗り、カウボーイハットをかぶった
    おっさんが、ガソリンスタンドにやってきて、車の修理を頼みます。あら、おっさん
    なかなかのロマンスグレー。ところが支払いの時になって、
    「言われている通り欲の深い奴だな。」
    とズドン!飛び散る血しぶきは本物のように見えます。そして銃を置いて再び
    ノロノロ去っていくのです。こんなのろまな殺し屋いましたっけ?
    一方、バーで働くマリリンは、なかなか可愛い子です。2年間同棲しているトラヴィス
    との旅行でプロポーズされるんじゃないかと期待に胸を膨らませています。それが
    旅行=話がある=プロポーズにちがいない=実家に立ち寄っているトラヴィス=
    婚約指輪を取りに行ったにちがいない。極めてオツムの弱いマリリンは、妄想を
    膨らませているのです。可愛いとはいえ、曇ったガラス越しのシャワーシーンしか
    見せないなんて出し惜しみだぞ。

    クロール

    さてこれから時間がさらにオーストラリア時間になります。帰宅したマリリンが
    妙な音に気づいて階下へ下りて行くのも忍び足。ものすごーくゆっくりです。
    BGMだけがサスペンス映画のようなものが流れますが、これだけ期待させて
    何もないとはどういうこと?と頭痛が始まります。
    そして冒頭の殺人は、実はマリリンの働くバーのオーナー、スリムが依頼した
    ことで、ロマンスグレーおっさんは、クロアチア人だそうです。それに意味があるの
    かしら。この2人のシーンものろい。なぜか報酬+ドラッグを渡すんです。その
    ドラッグをクロアチア人は、まあここでよそ見をしたら絶対に事故を起こすな、という
    真っ暗な田舎道で、わざわざダッシュボードから出そうとします。当然そこで
    若い男にドン!

    クロール

    男は跳ね飛ばされてしまい、その血まみれの顔が何度も映ります。顔を血まみれ
    にするのが好きなようで、冒頭に殺された男と似た姿です。そこへクロアチア人が
    亀のようにゆっくり近づくんです。もう見ている方は倒れそう。
    脚本もひどいから、せめてお色気シーンでカバーするかと思いきや、それらしき
    ものは前述のシャワーシーンとスリムが従業員ホリーのおケツをぶつシーンだけ
    です。

    クロール

    このおケツ叩きも「ここまで這ってこい」だって。どんだけ長引かせる気だろう。
    なぜ事故したクロアチア人が、マリリンの家に向かったのかも理由は不明だし、
    たとえジャガーが壊れたから車が欲しかったのなら、どこかで車を盗めば
    よかったのに、執拗なまでに彼女を殺そうとし始めること自体、変です。
    根性で最後まで見ましたが、ラストシーンも意味不明。

    <マープルの採点>
    お勧め星   見る価値なし
    グロ星    ☆
    ハラハラ星
    エロエロ星
    ダルダル星 ☆☆☆☆☆



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    サイレント・ウェイ

    4
    JUGEMテーマ:Horror
     
    サイレントウェイ

    「サイレント・ウェイ」
    原題:el callejon/blind alley
    監督:アントニオ・トラショラス
    2012年   スペイン=コロンビア映画   75分
    キャスト:レオノア・バレラ
         アナ・デ・アルマス
         ジェフ・ガム
         ディエゴ・カダヴィド

    ホテルで働くローサは、モデルのオーディションの結果を心待ち
    にしている。そして勤務帰りの深夜、立ち寄ったコインランドリーで
    一人のイケメンと出会い、心を惹かれる。しかし彼の洗濯物に血の
    ついた女性の下着が入っているのを見つけてしまい...。

    サイレントウェイ

    原題の意味は「路地」。
    オープニング・クレジットのバックでヒロイン、ローサ役のアナ・デ・アルマス
    がクルクルカールの長い髪の毛と愛くるしい大粒な瞳を存分に見せながら
    レトロなダンスシーンを披露します。これがなかなかいいんだなあ。
    さて、ローサはすぐにキレる元カレ、ドラゼンの電話をブチっと切り、家に帰り
    始めます。リゾートホテル勤務なので、帰り道、彼女のバックには美しい海が
    夜景と共に浮かびあがり、とてもきれいです。ただ、かなり夜更けなのか、誰も
    通りません。見るからに怪しげな道を急ぎ、やっと自宅アパートが見えてきます。
    よくあるパターンで、大音量の音楽を聞いているものだから、背後から血まみれ
    の女性が助けを求めても全く気付かないのです。
    冒頭から入り込む殺人現場の映像や襲われる女性の姿などから、連続殺人
    が起きているらしいとはわかります。でもなぜかその死体をずるずるひきずる
    姿も映るんですよね。
    明日も仕事なのに、家の洗濯機が故障しているという姉からの電話が入り、
    人気のない古ぼけた深夜のコインランドリーに入っていくローサ。でも最初
    怖かっただけで、最終オーディションのためのダンスの練習まで始めるという
    ローサは結構な神経の持ち主です。

    サイレントウェイ

    すると案の定、無気味な男が入って来ます。ゲッ!これがシリアルキラー?
    それにしては汚すぎる、と思ったら、ただの小銭ドロでした。この男が1つ1つ
    小銭を盗む姿がゆっくり映るので、恐怖はなくなって、おい、本題はいつ始まる
    のかい?と既にダレてきます。小銭ドロに睨まれた瞬間、イケメンがコインランドリー
    に入ってきて、とりあえずホッと一息。おそらくローサのタイプだったのでしょう。
    彼ガブリエルとローサは歓談を始めます。彼の聞いている音楽が、日本で言うと
    懐メロなのがちょっと気になりますが、ドラゼンのように怒りっぽくなくてステキ。
    この辺りでちょっとストーリー展開が変わって来ます。オチがうすうすわかって
    くるんですよね。
    75分という短い映画で、ホテル、コインランドリー、道路という極めて少ない舞台
    かつ登場人物は約5人。この可愛いヒロインをもっと生かせる映画にできたと
    思うのですが、とにかく眠いです。

    サイレントウェイ

    終盤のクライマックスシーンは、結構斬新ですし、長く映ります。小銭ドロがその
    後で小銭攻撃をするとは思いませんでした。
    時が経つうちにローラの服は無くなって、ブラ1丁。

    サイレントウェイ

    パツンパツンのレギンス姿が可愛いから許すとするか。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆
    グロ星    ☆☆
    ゾクゾク星  ☆
    エロエロ星
    ダルダル星 ☆☆



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    パーフェクト・トラップ

    5
    JUGEMテーマ:Horror
     
    パーフェクト・トラップ

    「パーフェクト・トラップ」
    原題:the collection
    監督:マーカス・ダンスタン
    2012年  アメリカ映画   82分
    キャスト:ジョシュ・スチュワート
         エマ・フィッツパトリック
         リー・ターゲセン
         クリストファー・マクドナルド

    友人とクラブに遊びに出かけたエレナは、突然フロアに仕掛けられた
    罠によって、多数の客が死んでいくのを目にする。友人も亡くなり、
    彼女は犯人によって箱に入れられ連れ去られてしまう。一方、エレナ
    に箱を開けてもらったアーキンは、エレナ救出のために、治療中の
    病院から連れ出されてしまうのだった。

    パーフェクト・トラップ

    「ワナオトコ」(2009)の続編ですが、それと気づかない邦題に変わって
    います。配給会社が変わったからだと聞いたような気がするけど違った
    かな。続編は死者の数、規模、派手さがぐ〜んとアップ!

    パーフェクト・トラップ

    前作でも思いましたが、一人でどうやってこんな仕掛けをしたのか、なんて
    野暮なことは考えなくてもいいんです。それは「SAW」同様にどんな殺人方法
    が行われていくかということだけが重要なのです。
    前作からどのくらいたったのでしょうねえ。映画内のニュースで、50人以上が
    行方不明となっていて、1つの事件で必ず1人は生かしておくという、極めて
    異常な殺人鬼が野放しになっていることがわかります。はい、これが例の
    「コレクター」のことですね。確か害虫駆除業者が犯人だったような覚えがあります。

    パーフェクト・トラップ

    そして前作の最後でやっと救急車に乗せられたアーキンが、再び箱に閉じ込め
    られ、「殺してやる!」と叫んでいましたが、その後、かなり酷いことをされたらしい。
    そして血まみれの姿で箱に入れられています。それが置いてある部屋のある邸が
    「秘密のクラブ」らしく、合言葉「never more」を言ってエレナ、ミッシー、ジョシュ
    が入ってきます。エレナは交通事故で耳が不自由だけれど、とってもお金持ち。
    この耳が不自由なことって映画に必要だったのかな。まあ、補聴器がワナの上に
    落ちて、それを取る時、ドキドキしたけど。さて彼女はそのクラブで恋人の浮気現場
    をばっちり見てしまうのです。
    「うわーん!」
    とばかりに他の部屋に駆け込むとそこにあったのが例の箱です。エレナがその箱を
    開け、アーキンが出てきた頃、ダンスホールでは巨大なコンバインのような歯が動き
    始め、バリバリと人々が刈られていきます。ジョシュ君お陀仏。次には辛うじて逃げた
    ミッシーたちが檻に閉じ込められ、天井に押しつぶされていきます。前作は痛いシーン
    の連続でしたが、今回はそんなこと思う間もなく、バッタバッタと人が死んでいきます。
    そしてエレナは犯人に捕まり、箱に入れられ、連れ去られるのです。アーキンは
    それを救うこともなく、エレナの元カレをクッションにして窓からダイブ。
    この後病院に運ばれたアーキンの姿と箱の中のエレナの姿が交互に映ります。

    パーフェクト・トラップ

    エレナは箱の隙間から、ものすごい光景を目にするわけですよ。一方のアーキンは
    借金をこさえて彼を窮地に陥れる原因を作った元妻リサと感動の再会?ちょっと
    ここはおかしいなあ。なんか妻扱いになってるし。まあいいか。
    せっかく生き延びたのに、エレナの父が雇ったエレナ救出軍団によって、監禁場所
    へ逆戻りさせられるアーキン。この救出軍団はどういうレベルなんでしょうかねえ。
    アーキンは金庫破りだけでなく、監禁場所へ行く道筋をしっかりからだに刻んで
    いるんです。結構頭いい。
    たどり着いた廃ホテルで、結局救出作戦に組み込まれるアーキンは、かなり学習
    しているので、ちっぽけなワナには引っかかりません。しかーし、救出軍団はめっちゃ
    弱い奴がいて、格闘で、大きな釣り針で、そして上から倒れてきた杭で、どんどん
    減っていくのです。この人選は誰がしたんだろう。今回ゾンビのような人々の大群
    がいたのは、拷問され、ドラッグをうたれ、イカれちゃったということですかね。そこは
    銃であっという間に退治します。さらにアビーなるこれまた危なそうな女子が、中世
    の拷問具のようなものでバシ!一人の若者は全身爆発!おお、派手ですねえ。
    アーキン君は、コソ泥から人間的にもかなり成長し、ラストには、前言通りの行動を
    するわけですよ。でもこのエンディングってまだ先がありそうな予感がするなあ。
    題名がthe collectorからthe collectionに変わったのは、ある意味内容に合って
    います。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆☆
    グロ星    ☆☆☆☆
    ゾクゾク星  ☆☆
    エロエロ星
    ダルダル星






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    エクスペリメント6

    4
     
    エクスペリメント6

    「エクスペリメント6」
    原題:absolute fear
    監督:ジョン・ミルトン・ブラントン
    2012年   アメリカ映画   91分
    キャスト:ステファニー・ルムラン
         マシュー・アラン
         A・J・ドレイヴン

    ジェシカは、恋人デールや彼の友人達とともにセブ島からクルージング
    に出かける。そしてデールが目標にしていた地図に載っていない島に
    たどり着くのだが、そこには恐ろしい出来事が待ち受けているのだった。

    エクスペリメント6

    当然のごとく「エクスペリメント」とは何の関係もありません。とにかく忍耐
    の必要な映画です。オープニングからとってもチープな映像で、まるで
    昔の映画を見ているのかと錯覚してしまうほど。それは単に古臭いだけ
    なのです。
    くどいくらいに「恐怖は感染する」とモロー大佐とやらが言い続けます。
    とにかくくどい。
    大海原を救命ボートで漂う女性が、大きな船に助けを求めます。ところが
    この女性、女森進一なので、全く声が通りません。それでもすぐに見つけて
    もらえます。ついでにこのヒロインの演技がかなり下手です。後で知った
    ことですが、この人が、監督兼脚本兼主演だそうです。だとしたら、よくも
    こんな映画に出る人がいたもんだ、と思ってしまう。

    エクスペリメント6

    とりあえず登場人物が、男性も女性もスタイルはいいのです。なのでモデル
    程度の仕事はしているのかな。
    海から救出されたジェシカは、なぜか防護服の人間たちにストレッチャーで
    運ばれ、全裸にされ、ホースの水で洗われ、その上で取り調べを受け始める
    のです。
    これがどうも噛みあわない取り調べであり、その姿とジェシカが海で一人漂う
    までの経緯が描かれていきます。それが交互に映りますが、めっちゃダルい。
    ジェシカとデールは、恋人同士で、デールは亡くなった父の幻影をしばしば
    見るらしい。どうもその父が何かの秘密を知っており、そのせいでジェシカは
    尋問されている模様。
    そしてフィリピン、セブ島へ行くことに決めたジェシカとデールは、その幻影の
    元になっている地図に載らない島を捜そうと考えているのです。フィリピンに
    島はどんだけあるんだろう。そこから目的の島が見つかる確率って極めて
    低いと思うのですが、そんなことは関係ありません。またデールが見る幻影に
    ついてジェシカは、まるで自分が見たかのように良く知っているのです。
    そしてセブ島で待ち合わせた仲間の中には、やはり大バカが一人います。

    エクスペリメント6

    こいつが本当に鬱陶しいし、おまけにカナヅチときた。もうクラクラするストーリー
    がこいつの発言や行動でもっとクラクラ。ついでになぜかクルーザーに昔の地図が
    あり、それを見たデールは、目的の島まで舵をとるのです。なのに着いた途端
    「帰るべきだ。」とのたまう。もうどうかしてくれ!
    その間にも「恐怖は感染する」とデールの父の言葉が反芻されます。くどい。
    島に到着してからの展開は、全くありきたりで、言葉通り、恐怖が感染するんです。
    それもそれぞれ自分が一番怖いと思っている恐怖が襲ってきます。
    つまりあれですかね。あの島は秘密の実験をしていたアメリカ海軍の基地で、
    その秘密をデールの父が持ち出したというのでしょうか。それを「遠隔操作」とやら
    の超能力で、時間を超えてデールに父が送ったというわけですかね。


    エクスペリメント6

    これは全て自力で推理しなければならず、ラストに至っては、おい、こら、どこへ
    行くんだい!という感じです。まあ、皆さんの言う通りあのシーンのために撮った
    映画なんでしょう。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆
    グロ星
    ハラハラ星
    エロエロ星
    ダルダル星 ☆☆☆☆




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    6TRAP 6トラップ

    4
    JUGEMテーマ:Horror

    6TRAP

    「6TRAP 6トラップ」
    原題:6 PLOTS
    監督:リー・シーハン
    2012年  オーストラリア映画   87分
    キャスト:アリス・ダーリング
         ライアン・コア
         ペネロープ・ミッチェル

    オークベイ高校に通う生徒たちなど7人が、ある夜ビーチハウスで
    パーティーを行う。散々飲んで踊って騒いだ後、ふと目を覚ました
    ブリーは、仲間が一人もいないことに気づく。そして不審なメールが
    届き、そこには何かの箱に監禁された仲間の姿が映し出されて
    いるのだった。

    6TRAP

    監禁系スリラーという雰囲気の予告編でしたが、いざ鑑賞してみると、
    登場人物にあまり感情移入できないのです。酒やドラッグではしゃぐバカ
    ばかりだし、言葉も汚い。そして最大の欠点は、犯人の目星がすぐについて
    しまうということです。これは致命的だな。なので謎解きのおもしろさはなく、
    さあ、誰が一番先に...?という点のみに関心は集中します。ところがそこも
    特に期限があるわけでもなく、どうも中途半端な感じです。

    6TRAP

    青春スリラーにありがちな、アホ高校生、ジュールス、エイミー、ブリー、マーティー、
    カイル、テス、そして退学したばかりのステュは、ある夜、ビーチハウスでパーティー
    を開くのです。親には内緒らしく、ハイテクを駆使して、自宅にいるのを装う輩も
    います。そして彼らが楽しんでいる姿は、「スクリーンイット」という動画投稿サイト
    にアップされていくのです。その前にステュがyou tubeに投稿した映像は極めて
    不快。まあ、こいつはおそらくラストまで生きられないな。

    6TRAP

    そして散々飲みまくった後で、一番まともそうなブリーが、目を覚ますと、周りには
    誰もいません。一応最初のひっかけがあったので、いたずらされていると思うわけ
    ですよ。ところが突然彼女の携帯が鳴り、無気味なキャラクターが、
    「6人は監禁されている。親と警察に言うな」
    と言い、それぞれの映像が送信されてきます。このキャラクターはかなりキモイ。
    「チクタクチクタク」
    と時間をせかすわりには、あとどれだけで危険なのかは教えてくれないよ。ここは
    期限を決めないと、オーストラリア時間にされちゃうぞ。
    次第に目を覚ます6人は、あれこれ騒ぎ立てますが、スマホなどを持っているので
    一応ブリーとは連絡が取れます。その通話やら全員の様子は、犯人が全て把握
    しているという用意周到な面もあります。
    しかしこれだけの人物が危険な目に遭っているのに、駆けつける警察官はただ2人。
    それも全然使えないデインなんて若造が入っています。警察の受付嬢(という
    にはかなり苦しい)の会話にも緊迫感は0です。

    6TRAP

    ジュールスの箱は臭く、ゴキブリが入ってくる。エイミーの箱にはガソリンがかけて
    ある。マーティーは足を電線で縛られている。カイルは水に浮かんでいる。ステュ
    は空中に浮かんでいる。テスは暗くかび臭い。それぞれに「殺人の規則性」が
    ある、とブリーは言いますが、規則性のない人もいるよ〜!
    なんとものどかなホラー映画でした。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆
    グロ星    ☆
    ゾクゾク星
    エロエロ星
    ダルダル星 ☆☆


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    籠の中の乙女

    5
     
    籠の中の乙女

    「籠の中の乙女」
    原題:Dogtooth
    監督:ヨルゴス・ランティモス
    2009年   ギリシャ映画   96分   R18+
    キャスト:クリストス・スラルギオグル
         ミシェル・バレイ
         アンゲリキ・パプーリア

    町はずれの広い屋敷に住む5人家族は、パパ以外は敷地外に
    出てはいけないとされている。彼らはパパの厳しい管理の下、
    ある意味伸び伸びと育っていた。しかし長男の性欲処理用と
    してパパが雇ったクリスティーナが、長女にある取引を持ちかけた
    ことから、その均衡が少しずつほころび始めるのだった。

    籠の中の乙女

    映像はとても美しいです。さんさんと降り注ぐ明るい日差しの下、町はずれに
    ある大きな屋敷では、長女、次女、長男がプール遊びやら我慢比べやらで
    とても楽しそうに遊んでいるのです。それはまだ彼らが小学校低学年であるかの
    ようなレベル。それでいておそらくは彼らは20歳は超えているのでしょう。
    ここからはネタバレします。
    邦題はかなり違和感があり、英題「Dogtooth」のとおり、彼らは犬歯が生え替わる
    と、外の世界へ出られると信じています。籠の中にいるのは乙女だけでなくぼっちゃん
    もいますよ。そこは無視ですかね。
    冒頭に流れる言葉の説明が、かなりおかしいのは、彼らが知らない外の世界のものは
    全て彼らが知り得るものに置き換えられて教えられている様子です。最初は意味が
    わからなかったのですが、この置き換えの意味が分かって来ると、結構興味深い
    です。終盤には「ゾンビ」=黄色い花と教えられた長男が、
    「ママ、庭にゾンビが2匹いるよ。」
    と黄色い花をさして叫びます。ここまで来るとかなり苦しい説明だと感じます。
    さて、この家では、パパが絶対的君主なのです。パパだけが恐ろしい外の世界に
    出かけられるし、無事に帰って来られる。屋敷の周りに立ちはだかる高い塀は、
    彼らと外の世界を完璧に隔てています。なので、たまに空を飛ぶ飛行機を見て
    「あれが欲しいなあ」
    と子供たちが言い、パパがおもちゃの飛行機を物陰から放り投げ
    「墜落したぞ!」
    と言うと、もう必死で奪い合うのです。飛行機の存在や大きさなど知るはずもないの
    ですから。さらに塀の外から来た猫はとても凶暴で、最も危険な生き物だと教えます。
    (この描写は嫌いです。)そして彼らはパパの指導の下、その対処法として犬の鳴き声
    の真似をします。大の大人4人が、まるで犬のように這いつくばって吠えるわけですよ。

    籠の中の乙女

    それでも誰も不思議に思わないのです。

    籠の中の乙女

    ところが年頃の長男の性欲処理用として雇ったクリスティーナが、光る石が
    ついたカチューシャと交換に、長女に陰部をなめさせます。ちなみに陰部は
    「キーボード」です。それは次には彼女が持っていたビデオに変わります。
    初めて見るビデオ映画に驚愕する長女の顔は、なんとも言えません。
    「ヴィレッジ」(2004)という映画は、それなりに納得できる理由を持っての
    外界との隔絶だったわけですが、この映画は、単なる一人の男の支配欲を
    満たすためだけに家族が利用されているという、極めて不快な内容です。
    おそらく長女は賢かったのでしょうね。なのでしばしばパパから殴られます。
    そして自ら犬歯を抜いて車のトランクに入り込むのです。
    長女を必死で捜すパパと屋敷と外の境で犬のように吠えまくる3人。なんとも
    悲しい光景です。
    長女が見たビデオは「ロッキー」と「ジョーズ」かなあ。だとしたら敵に立ち向かって
    行く強い心に目覚めたのではないでしょうか。

    籠の中の乙女

    長女が行動する直前に踊ったこのダンス。次第に激しくなり、狂気じみていく
    長女の姿は自我に目覚める瞬間だったのかもしれません。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆
    グロ星    ☆
    ハラハラ星 ☆
    エロエロ星  ☆☆(でもボカシばかりだよ)
    ダルダル星


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    アウトロー

    5

     
    アウトロー

    「アウトロー」
    原題:Jack Reacher
    監督:クリストファー・マッカリー
    原作:リー・チャイルド  「One Shot」
    2012年   アメリカ映画   130分
    キャスト:トム・クルーズ
         ロザムンド・パイク
         リチャード・ジェンキンス
         ベルナー・ヘルツォーク

    5人の民間人が突然射殺され、指紋などの証拠から、ジェームズ・バー
    という男が逮捕される。彼は「ジャック・リーチャーを呼べ」というメモを
    残した後、囚人に襲われ、昏睡状態に陥ってしまう。そして時をおかずして
    ジャック本人が現れるのだった。

    アウトロー

    「ミッション:インポシブル ゴーストプロトコル」(2011)で、ちょっとだけ
    トム・クルーズを見直したわたしは、この映画を劇場で見ようか迷った
    あげく、DVD待ちにしました。でもそれで正解でした。
    まず邦題の「アウトロー」が映画自体を表していません。原題の「ジャック・リーチャー」
    は、原作の主人公の名前ですが、彼のアウトローぶりのバックグラウンドが一切
    わからないのです。
    オープニング、スナイパーによって狙撃される人々が映ります。空の薬きょうと車に
    踏みつぶされたコーンが目に入り、スナイパーが始めに車を停める時に駐車料金
    を入れる指が大写しになっていることから、ここに何か仕掛けがあると気づきます。
    そしてすぐに犯人がジェームズ・バーと断定され逮捕。彼は取り調べに「ジャック・
    リーチャーを呼べ」と紙に書いて黙秘するのです。原作はシリーズの9作目の話
    なので、そこまでにジャックがなぜ軍隊を辞めて流れ者になったのか、そして
    ジェームズとの関わりも細かく書かれていたと思うのですが、そこは一切描かれず
    「奴を葬り去るために来た」
    と突然現れるジャック。かなり違和感があります。トム・クルーズ好きなら、キャー
    と思うけれど、そうでないと、何で来たの?この人何者?疑問は尽きません。
    またジェームズが護送車の中で囚人に襲われ、昏睡状態に陥っており、死刑判決
    が確実視されているのです。その男に対し、地方検事の娘ヘレンは弁護を引き受け
    ます。ヘレン役は「タイタンの逆襲」(2011)でアンドロメダを演じたロザムンド・パイク。
    かなりの巨乳です。


    アウトロー

    この人の正義感もどうもとってつけたようで、なんでそこまで正義に燃えるのか
    理解しづらいです。検事をしている父との確執があるようですが、そこも深くは
    わかりません。それとハードボイルド作品なのでラブアフェアは全く存在しない
    わけですよ。せめてものサービスが彼女の胸が大きく開いたファッションかしら。
    事件の真相は二転三転し、どんどん死人が増えていくのに、ジャックはちょっと
    悲しそうな顔をするだけで
    「俺はアウトローさ。自分の身は自分で守る」
    的にすぐに忘れちゃう。それがジャックの甘い瞳と全く似合わないんです。もちろん
    ジャックの素手での格闘、カーアクションはしばしば登場します。
    敵のアウディと派手なカーチェイスを繰り広げるのは、真っ赤なシボレー・シェベルSS。


    アウトロー

    どんなにぶつかっても発砲されても全然パンクしません。エンジン音はいい音
    を出しています。
    ヘレンの愛車メルセデスC250CDIはとても素敵な車なのに、ジャックのせいで
    ぼっこぼこ。もうぼっこぼこなのです。
    そして肝心の事件の真相がわかり、敵地に乗り込んで、さあケリをつけるぞ!と
    思ったら、なぜにタイマン?今までちゃちゃと射殺してきたのに、相手の頭に銃を
    突きつけた途端、自分の銃を捨てるのです。はあ?だからきれいなお顔に傷が
    できちゃったでしょう?
    トムのカリスマ性に魅了されている人たちには楽しい映画だったと思います。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆
    グロ星
    ハラハラ星  ☆
    エロエロ星
    ダルダル星




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    ドリームハウス

    5
    JUGEMテーマ:Horror
     
    ドリームハウス

    「ドリームハウス」
    原題:Dream House
    監督:ジム・シェリダン
    2011年   アメリカ映画   92分
    キャスト:ダニエル・クレイグ
         ナオミ・ワッツ
         レイチェル・ワイズ
         マートン・ソーカス

    出版社を退職し、家族と静かに暮らすことを決意したウィルは
    妻リビーと2人の娘と平穏な日々を送っていた。しかし家の外
    から物音がしたり、人影が見えるなど不可思議な出来事が頻繁
    に起こり始める。実はその家では5年前に夫が妻子を惨殺する
    という忌まわしい事件が起きていたのだった。

    ドリームハウス

    全く前知識なく鑑賞。
    冒頭、いつもと違うヘアスタイルのダニエル・クレイグが出版社を退職する
    シーンから始まります。雪深い道を妻子の待つ家へと帰宅するウィル。彼は
    家族との時間を大切にするために、自宅での執筆活動に専念することに
    したのです。妻リビー役は、この撮影の後、本当にダニエル・クレイグと結婚
    したレイチェル・ワイズ。

    ドリームハウス

    この美しい妻と可愛い2人の娘が出迎えてくれます。いつも思うのですが、
    子どものいたずらにわざと引っかかる父親って、アメリカ映画にはものすごく
    多く出てきます。そのどれもがつまらない。今回も隠れているのがまるわかり
    なのに
    「そうか疲れて寝ちゃったんだ」
    なんてだまされたあげく、突然飛び出した娘たちにとっても驚くそぶりを見せる
    んです。こういうシーンが多いよなあ。
    それはさておき、この家に引っ越してから、外で物音がしたり、、窓からのぞく
    何者かがいたりと不思議な出来事が起こるのです。この家に住んだことが恐怖
    の始まりなんだな、と勝手に納得して見続けていると、向かいの奥さんが現れ
    ます。彼女アン役はナオミ・ワッツ。

    ドリームハウス

    ホラーのにおいが漂ってきました。そして町の人や警官もウィルに対し、極めて
    よそよそしいのです。敷地内に不審者がいると通報しても、やって来た警官は
    まともにとりあってくれません。
    とこの辺りから、「シックスセンス」「アザーズ」で騙された内容に近いのかな、と
    頭を切り替えます。
    中盤以降、この家で5年前に、女性と娘2人が射殺され、夫が犯人として逮捕
    されるというおぞましい事件が起こっていたことがわかります。こんな家に住み
    続けるなんてどうかしてる。でもなぜか引っ越しはしないのです。
    さらにウィルは、その犯人とされたピーター・ウォードが収容されていた医療施設
    へと足を運びます。そこには彼の家族の写真が...。やはり誰かが家に侵入して
    いるんだ!
    ここから先は、すぐにネタバレしてストーリーが進みます。ウィルはまさに
    『ドリームハウス』に住んでいたわけですよ。

    ドリームハウス

    ラスト付近のドタバタ感がやや気になります。せっかく向かいの奥さんを出した
    のですから、夫と離婚へと至った理由を描いてほしかったし、ウィル一家についても
    もう少し細かく説明されてもよかったのでは?またアンとリビーとのかつての姿も
    見たかった気がします。
    ダニエル・クレイグの髪型がキーポイントなんですね。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆
    グロ星
    ゾクゾク星  ☆
    エロエロ星
    ダルダル星



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    PARKER パーカー

    4
     
    パーカー

    「PARKER パーカー」
    原題:Parker
    監督:テイラー・ハックフォード
    原作:リチャード・スターク 「悪党パーカー」
    2013年   アメリカ映画   118分   PG12
    キャスト:ジェイソン・ステイサム
         ジェニファー・ロペス
         ニック・ノルティ
         クリフトン・コリンズ・Jr.

    パーカーは、一緒に強盗を働いた仲間から、次の仕事を持ちかけられ、
    その話を断ったことから瀕死の重傷を負わされる。この仕事の分け前を
    回収するために、彼はその仲間を追ってフロリダへ向かうのだった。

    パーカー

    「アナコンダ」から10数年たち、美しかったジェニファー・ロペスがアラフォーの
    バツイチ女性を演じています。映画内で、ジェイソン・ステイサム演じるパーカー
    にボディ・チェック受ける時、彼女の下着はなんと水玉模様...。なんか悲しい。
    でも大きなヒップが魅力的です。

    パーカー

    さてオハイオ州のステートフェアで見事な強盗劇を演じたパーカー一味は
    逃走する車の中で、次の大きなヤマの話をし始めるのです。しかしパーカー
    は首を縦に振りません。そして突然、いっせーの!というタイミングで銃撃戦
    が起こり、傷を負いながらも車から飛び降りるパーカー。血まみれの彼に
    仲間だったハードウィックがとどめの一発を撃ちこみ、池へと蹴り落とすのです。
    あんなに撃たれて車から転がり落ちて、さらに撃たれたんだから死んじゃう。
    しかーし、こんな始めから死んでしまったら話は進みません。不死身のパーカー
    は、たまたま通りかかった農夫の車に救われ、病院で治療を受けるのです。
    サイボーグのように強い彼は、意識を取り戻すと、点滴の針を抜き、病院から
    逃走します。すごい!しかしすごいのはまだ序の口です。

    パーカー

    その後、自分の分け前を回収するため、フロリダ、パームビーチへ渡り(彼らの
    所在地を知るためにハードウィックの兄ボビーを傷めつけています)派手なアクション
    を繰り広げるのです。

    パーカー

    今回、パーカーには残念なことに始めから、クレアという恋人がいます。チェ!
    この人の父ハーリーもやはり強盗を働く人のようで、クレアもその事実を知って
    おり、傷だらけのパーカーの体をチクチク縫合さえできるんです。彼のすごい
    体にはもう傷跡だらけなんですよ。でも死にませーん。クレアはちょっと地味。
    それに引き替え、パームビーチ在住のレスリー役はジェニファー・ロペス。彼女
    の仕事は不動産会社員で、大金持ちに物件を売り、その歩合で生活している
    のです。しかし顧客は若いロジャーズばかり指名し、彼女にはろくに仕事が来ない。
    さらにバツイチのため居候している実母は、めちゃめちゃ口うるさい。ここで
    パーカーとロマンスが生まれそうな予感がするのですが、そういう雰囲気はほとんど
    なく、アクション中心に映画は進みます。テンポがいいので全然ダレません。
    パーカーがフロリダのホテルのバルコニーで敵に手の平をナイフで刺されることで
    自分の命を救うシーンは、痛い、痛い!あんなに刺さったら、絶対に指の神経が
    切れてるわ。でも平気なんです。
    「たかが金だ」
    パーカーが言い捨てるとかっこいいわあ。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆☆
    グロ星    ☆☆
    ハラハラ星  ☆☆
    エロエロ星
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    テール しっぽのある美女

    4
    JUGEMテーマ:Horror
     
    テール

    「テール しっぽのある美女」
    原題:Thale
    監督:アレクサンデル・ノラス
    2012年   ノルウェー映画   75分
    キャスト:モルテン・ネルボル
         シリー・ライナモ

    犯罪現場の後処理の仕事をしているエルヴィスとレオ。彼らがいつもの
    ように仕事にやって来た山奥の一件の家に秘密の地下室があることに
    気がつく。エルヴィスがその奥の扉を開けると、突然バスタブから全裸の
    美女が襲ってくるのだった。

    テール

    北欧には森林が多く、そこで様々な精霊の話が存在します。今回はネタバレ
    この映画ではその中の『フルドラ』という森の精霊の話です。この精霊は普段
    は美女の姿をしているのですが、怒ると醜く変身するそうです。
    冒頭エルヴィスがバケツを抱えてリバースするシーンが映ります。その横で
    血やら肉片やらを片付けるレオ。2人は「サンシャイン・クリーニング」でヒロイン
    がしていたような犯罪現場の後片付けの仕事をしているのです。チラチラ映る
    何かわからない赤い物体を見てはまたまたリバースするエルヴィス。この仕事
    に向いてないんじゃない?

    テール

    さて、ある時仕事にやってきた森の中の古い民家の床下に、隠し入口があることに
    エルヴィスは気づきます。こういう時はなぜか勇敢な彼は、「仲間を待とう」という
    レオの声に耳を貸さず、中へと入って行き、そこにあった秘密の扉を開けるのです。
    何やら古い研究室らしき場所には、古い缶詰やら実験道具やらが散乱しています。
    すると背後にあったバスタブの中から突然全裸の美女が現れるのです。その前に
    古いカセットテープから流れる博士らしき男の声で、彼が何かと生活していたこと
    はわかっています。それがまさかこれ?
    一方外の風景は森と湖に囲まれた自然豊かなもので、BGMもとても静かで美しい
    です。なので全裸の美女が現れても特に怖くはありません。いや、彼女がかなり
    豊満であり、かつ恐怖に満ちたつぶらな瞳がとても可愛いです。マスカラをして
    いるのがやや違和感あり。
    この女性は、テープによると「ターレ」という名前らしく、言葉は話せないけれど、人の
    話は大体理解できるようです。ホコリにまみれたテープを聞くうちに次第にわかって
    くるターレの謎が、エルヴィス、レオがお互いに隠していた秘密とともに露呈していき
    ます。レオについては結構ベタな秘密なんですが、これがターレの持つ力に関係
    してくるので必要条件なのでしょう。
    時にP・O・V映像になり、時にす速いカメラワークになり、緊張感を高めていきます。
    そして冷蔵庫の中にあった物を見てまたまたリバースするエルヴィスと「なるほど」
    と頷くレオ。
    それと同時にかなり速い段階で、外の森を何かが駆けています。これが結構安っぽい
    CGなのが残念ですが、まあそれがはっきり映るのはラスト付近なのでまあいいでしょう。

    テール

    この時も袋をかぶせられたエルヴィスの袋の中からの視点という映像で、見る者
    をドキドキさせます。

    テール

    ただターレを進化させたとはいえ、あれがターレの仲間というには大きな隔たりが
    ありすぎますね。怒っているから醜いのかな。でもターレは怒っても醜くならない
    なあ。と思いつつ、ラストのわかっているけれどハッピーな展開に心が明るくなる
    映画です。

    <マープルの採点>
    お勧め星    ☆☆☆☆
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