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    • 2023.01.12 Thursday
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    美女と野獣(2014)

    4
    JUGEMテーマ:洋画

    美女と野獣

    「美女と野獣」(2014)
    原題:La Belle et La Bete
    監督:クリストフ・ガンズ
    2014年 フランス=ドイツ映画 113分
    キャスト:ヴァンサン・カッセル
         レア・セドゥ
         アンドレ・デュソリエ
         エドゥアルド・ノリエガ

    裕福だった父は船が沈没したことで破産する。借金の
    カタで打ち上げられた船は奪われ、さらに帰路で吹雪
    に遭い、見知らぬ古城にたどり着く。彼は子供たちの
    土産をそこから持ち去り、最後に末娘ベルに頼まれた
    バラを摘むと、野獣が現れるのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ 美しい映像とのどかなラストで
    幸せな気分になれます。


    子供を寝かしつけるために物語として読み聞かせる母親
    の口元とページをめくる手だけが映ります。ラスト付近
    でこれが誰かわかると気分がいいです。
    好奇心旺盛な子供たちは「先を」と話の続きをせがみます。
    この映画では原作小説「美女と野獣」で触れられなかった
    「なぜ王子は野獣になったのか」という野獣の過去を描いて
    おり、美しいホタルが飛び回り始めると、過去の映像が
    次々に繰り出されていきます。
    ストーリーは裕福な商人一家がどうして破産し、田舎暮らし
    をしなければならなくなったのかが、やや滑稽に描かれます。


    美女と野獣

    商人の子供は息子3人、娘3人いるのですが、上の娘2人は
    本当に似た者同士で、贅沢暮らしがぬけ切れません。末娘
    ベル1人が畑を耕し、家族の生活を支えているらしい。で、
    なぜか影が薄い男兄弟のうち放蕩息子のマキシム以外は名前
    すら覚えられません。とほほ。
    ベル役はレア・セドゥ。時に少女、時に大人の女性の雰囲気を
    漂わせる不思議な魅力の女優さんです。


    美女と野獣

    沈没した船が打ち上げられたものの、船も積み荷も借金のカタに
    とられ、マキシムはどこかに行ってしまうし、父は一人でとぼとぼ
    家路につくのです。ところがなぜか猛吹雪かつ雪道を滑り落ちて
    しまう。すると、目の前に見知らぬ古城が現れ、その中には豪華
    な食事と子供たちにせがまれた土産品がそろっています。
    「ちょっと拝借するよ。あ、ベルはバラが欲しいと言っていたな。」
    古城を覆っているバラから一輪花を摘むと、あらら大変、野獣の
    怒りを買ってしまうのです。この時巨人がいたんだけど、あれは
    終盤にも出てきますが、なんなのかしら。この巨人が
    「でいたらぼっち」
    みたいでちょっとおかしい。それと野獣が意外と怖くないんです。


    美女と野獣

    だから父に代わって古城にやって来たベルも、最初は卒倒するほど
    驚きますが、結構すぐに慣れてしまう。ちなみに元の王子役は
    ヴァンサン・カッセル。個人的には、映画内での悪役ペルデュカス
    の方が似合っていると思います。
    古城の中にはいつも豪華なドレスが置いてあるし、調度品も立派。
    さらに外の景色は緑あふれる素晴らしいものです。これがCG・VFX
    を駆使して作り出しており、一見の価値があります。ドレスで森の
    中を駆け抜けるシーンはレア・セドゥ本人がとても大変だったと
    語っている通り、1つ1つの動きの細部に至るまでこだわりが
    込められています。

    ベルがもう一回家族に会いたいとい申し出をすると、野獣は一緒に
    ダンスを踊ることを条件に承諾します。でも帰宅した家でなぜ兄達
    が武装しているのか説明はないので、どうせ放蕩兄貴のせいだろうと
    勝手に推測。そして話はクライマックスへ突入するのです。
    でもー、いつからベルは野獣を愛し始めたのか、ちょっとわかりづらい。
    そこを描くと長くなるのかな。

    終盤付近のペルデュカス一味の動きと、古城へ急ぐベルの姿が交互に
    映るのは、もっと早く先を読んで!という気持ちがよくわかるものです。
    スロー映像も効果的に取り入れられ、安心して見られる幸せなラスト
    でした。めでたしめでたし。


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    光州 5・18

    5
    JUGEMテーマ:韓国映画全般

    光州

    「光州 5・18」
    原題:May 18
    監督:キム・ジフン
    2007年 韓国映画 121分
    キャスト:アン・ソンギ
         キム・サンギョン
         イ・ヨウェン
         イ・ジョンギ

    タクシー運転手として高校生の弟ジヌと暮らす
    ミヌの住む光州では、全南大学生の民主化デモと
    空挺部隊が衝突する。同級生を亡くしたジヌは
    自らデモに参加するが、空挺部隊の発砲により
    彼は亡くなってしまう...。

    <お勧め星>☆☆☆ 事件の悲惨さは伝わりますが
    人間ドラマが多すぎ、核心がぼやけています。それでも
    忘れないために作った勇気はたたえたいです。


    韓国での題名の意味は「華麗な休暇」。これは韓国軍
    の非公式作戦名だそうです。
    主役の弟思いのタクシー運転手カン・ミヌ役は
    「殺人の追憶」(2003)のキム・サンギョン。そして
    彼が思いを寄せる看護師パク・シネの父でタクシー会社
    経営のフンス役は「折れた矢」(2012)のアン・ソンギ
    です。


    光州

    韓国で1980年に起きた光州事件。朴正熙大統領暗殺後、
    全斗かん率いる軍部はクーデターを起こし、執権の見込み
    のある金泳三、金大中などを逮捕、軟禁したことから、
    金大中の出身地であり、人気を博していた光州の学生を
    主体に自然発生的に民主化要求のデモが起きたのです。
    この辺りの説明がないまま映画は始まるので、なぜ光州が
    狙い撃ちされたのか、ほぼ理解できません。

    さらに映画内で民衆に発砲する軍の空挺部隊が、かつて
    韓国軍のエリート部隊であったのに、今や全斗かんの警護
    部隊に格下げになったことへの鬱憤がくすぶっていたことも
    描かれていません。これが少しでもわかっていれば、なぜ
    執拗な暴力を加えたのかも理由がわかるのですが。
    映画では冒頭からのんびりした映像が流れ、思いを寄せる
    シネとデートするために弟ジヌと3人で映画館に向かうミヌ
    の姿がやや滑稽に描かれます。ジヌはソウル大学法学部入学
    を目指す高校生であり、ミヌが親代わりに育てた大事な弟
    なのです。

    しかし急に館内に煙が立ち込め、外から逃げ込む人が現れます。
    外ではデモ隊に向かって空挺部隊が容赦ない暴行を行っている
    のです。この暴行シーンは長い時間をかけ映しだされ、どんなに
    非情であったかを描いています。3人は逃げ惑うしかないのです。
    しかし実際には、こんなのんきな雰囲気ではなく、一般市民は
    学生デモ隊と合流し、角材、鉄パイプ、火炎瓶で攻撃をしていた
    のです。しかしそれに対して、軍の一斉射撃、戦車まで投入され
    るのです。


    光州

    ジヌも無差別射撃の銃弾に倒れ、ミヌは空挺部隊への
    復讐を誓います。


    光州

    看護師であるシネの父フンスは、かつて軍の幹部だったらしい。
    したがって今の軍部とはそりが合わないのもわかる。軍の中で
    出世を願うものは、民衆のことなど考えていないのです。
    終盤はフンスの元で市民兵が編成されますが、武器はあれども
    どう見ても素人です。ここもあまりにもふざけすぎた雰囲気が
    漂い、ちょくちょく人間ドラマを織り込んで見ても、やはり
    緊張感が緩みます。

    けれどこの時期、情報統制によって韓国民は、光州での事実
    をほとんど知らされなかったこと、たまたま取材に入った
    ドイツメディアによって、事件が世界に知れ渡ったこと、軍の
    行動を在韓アメリカ軍は容認していたことなど、もしかしたら
    こういうことは今どこでも起こりうるんじゃないかと思って
    しまいます。

    シネがラスト付近で泣きながら拡声器を使って叫び続けます。
    「私たちのことを忘れないでください。」
    隠しておきたい過去を忘れることは、再び過ちを冒すもっとも
    大きな原因になるんだと実感しています。


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    ラビッド

    3
    JUGEMテーマ:Horror

    ラビッド

    「ラビッド」
    原題:Rabid
    監督:デヴィッド・クローネンバーグ
    1977年 カナダ映画 91分
    キャスト:マリリン・チェンバース
         フランク・ムーア

    交通事故に遭い、特別な皮膚移植手術を受けた
    ローズは、次々と人を襲い始める。被害者は狂犬病
    のような症状を見せ、他人に襲い掛かるのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ ゾンビ映画と似ていますが、
    どこか終末観の漂う内容になっています。


    <ネタバレしています>
    ヒロイン、つまり感染源のローズ役はマリリン・チェンバース
    という当時のポルノ映画界のスターで、どおりで惜しげもなく
    バストを見せると思いました。


    ラビッド

    実際にはものすごい映画に出ていたようでそれはとても
    文字にはできません。
    さて、ストーリーは極めて単純です。ハートとローズは
    恋人同士でバイクのツーリングを楽しんでいます。
    一方ケロイド診療所では、形成外科のフランチャイズ化の
    話を進めているダニエル医師達が映ります。この時期に既に
    美容整形は流行していたらしく、ジャケットの凍った女性は
    鼻をお手入れしに来たジュディで大して登場しません。
    そしてハートのバイクは車と衝突し大爆発します。その割には
    怪我はそれほど重くなく、ハートは軽い骨折と脱臼、ローズ
    はお顔はとてもきれいだけど、脇のあたりに重傷を負った
    らしい。で、なぜかダニエル医師が治療を行なうことにする
    のです。

    「中性皮膚移植」
    先生の言葉によると、人の大腿部の皮膚をいったんはがし、
    (このシーンは痛そう)それを中性化すると、どんな場所にも
    適合するらしい。でも腫瘍になるという副作用があるとか。
    それがしたかったダニエル医師はローズにやってしまうわけ
    ですよ。ハートはとっとと退院させ、ローズだけ集中治療室
    に隔離中。
    なぜか瞼は動くけれど意識は戻りません。そしてある時、パチリ
    と目をあけたと思うと、患者のロイドを誘惑し、何かで攻撃する
    のです。
    「痛ーい」

    血は出るけれど何が何やらわかりません。
    それが何であるかがわかるのは映画の中盤です。
    ローズの脇には穴があって、そこがぴくぴく動いたかと思うと
    中から気持ちの悪い突起物が現れ、人の血を吸うのです。


    ラビッド

    吸われた人々は感染者となり、やたらと汗をかいた後、暴力的に
    なり、他人を噛み、そして死にます。ゾンビのように内臓を食べ
    たりしませんし、蘇るわけでもないのです。
    映画館で、地下鉄内で、道路上でも感染者は出現。抗体はローズ
    しかいないのに、ラストは彼女の遺体がゴミ収集車で処理されて
    いくという救いようのないものになっています。
    この漂う悲壮な終末観は、なんともいえないダークな気持ちに
    させますね。


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    劇場版 零〜ゼロ〜

    5
    JUGEMテーマ:邦画

    零

    「劇場版 零〜ゼロ〜」
    監督:安里麻里
    2014年 日本映画 105分
    キャスト:中条あやみ
         森川 葵
         小島藤子  
         美山加恋

    ある全寮制の学園で「女の子だけにかかる呪い」
    の噂が流れていた。深夜0時に好きな女生徒の写真
    にキスをすると、その呪いがかかるといい、実際に
    生徒が次々と姿を消していく。

    <お勧め星>☆ 可愛い女の子の顔だけ楽しみましょう。
    映画はだるくて眠くて根性が必要です。


    人気ホラーゲームを原案に実写化された映画だそうです。
    当然ゲームは知らないし、そもそもこれがホラー映画と
    いうのも見終わると信じられません。可愛い女子がやたら
    ふら〜りと失神したり、よたよた歩くシーンが連続して
    映ります。他に動きはないのかい!
    舞台は全寮制の女子学園。その中で最も美しいアヤは皆
    の憧れの的です。アヤ役は中条あやみさんという子。
    ミス・セブンティーン出身で、父親がイギリス人のハーフ
    だそうです。そのアヤが自室から出なくなって7日。生徒
    の間では、「女の子だけにかかる呪い」の噂が流れ始めます。
    「深夜0時に好きな女生徒の写真にキスをすると呪いがかかる」
    女子学園、全寮制、美少女...心惹かれるものがてんこ盛り。


    零

    学園長はかつてお色気抜群だった美保純。そしてかなり
    苦しいゴスロリファッションのクサナギカズミ通称メリー
    さん役は中越典子です。この2人の演技は安定感があります。
    しかしいかんせん脚本やら演出やらが悪いので、ストーリー
    自体がすっかりさっぱりわかりません。自室から出なくなった
    アヤの幻影を見た少女たちが次々と姿を消し、水死体で見つかる。
    棺に納めるためにやってきた葬儀業者がなぜか「イタコ」。
    それも大して役に立ちません。


    零

    このスキンヘッドの兄ちゃんと金髪の姉ちゃんは、監督が好きな
    ホラー漫画のキャラクターらしい。コアすぎるだろ。
    結局のところシスターの麻生先生とその弟は、何の意味があった
    のかとか、死んだ5人はどうして死んだのかとか、いまいち理解
    できずに終了。
    くじけずに見終わってもちっとも面白くないです。


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    ブラック・ブレッド

    5
    JUGEMテーマ:洋画

    ブラックブレッド

    「ブラック・ブレッド」
    原題:Panegre
    監督:アグスティ・ビリャロンガ
    2010年 フランス=スペイン映画 113分
    キャスト:フランセスク・コロメール
         マリナ・コマス
         ノラ・ナバス
         ロジェール・カサマジョール

    1940年代、内戦後のスペイン、カタルーニャの
    山村に暮らすアンドレウは、知り合いのディオニス
    親子の荷車が崖から落ちるのを目撃する。その後
    彼の父ファリオルが殺人の容疑者として拘束される
    のだった。

    <お勧め星>☆☆☆ 大人に翻弄される子供の苦悩
    を描きつつ、自らの意志を持っていくたくましさも
    感じられます。


    「ブラック・ブレッド」は黒パン。貧しい主人公
    アンドレウ一家を象徴しているそうで、白い小麦で
    作られた白パンは、金持ちを意味しているようです。
    確かに映画内の農場主マヌベンス夫人は金持ちで
    まるでブタのように太り、白パンどころか贅沢な食べ物
    を口にしているのです。
    時はスペイン内戦直後の1940年代。内戦中共和派で
    あったアンドレウの父ファリオルは村八分となり、職
    を失い、小鳥を飼育して生活しているらしい。白パン
    なんて夢のまた夢なのです。

    オープニングはかなりショッキングな映像で、森の中
    何者かに襲われる荷車の男は岩で頭を潰され、彼の息子
    が乗った荷車もろともがけ下に落とされるのです。
    たまたまその現場を見てしまったアンドレウは、瀕死の
    少年クレットの口から「ピトルリア」という言葉を聞き
    ます。それは洞窟に住む怪物で、裸で森の中を駆け抜ける
    半分鳥のような出で立ちらしい。

    アンドレウはもう怖くてたまらないのです。実はこの事件
    は終盤に大きな意味を持ってくるのですが、この時点
    ではおそらくは政治犯の取り締まりに関係するのかな?
    程度にしか感じません。したがって父ファリオルが母子に
    フランスへ逃げるように話すのも、治安警察の取り締まり
    から逃れるためだろうと思ってしまうのです。
    母フロンシアは、工場の仕事があるということで、一人
    祖母の家に残されるアンドレウを待っていたのは、感じ悪い
    叔母や左手首を失ったヌリアなどという従妹など。これが
    皆個性が強く、アンドレウは深夜には森の怪物が家に入って
    来ているような音を聞き、もう怖くてたまらない。
    さらに森では、裸で水浴びをする美しい青年を見かけます。
    その上、祖母は幽霊話をし、屋根裏には幽霊がいるから
    決して行くなと言います。一方ヌリアは、「夜中に行って
    ごらん」と挑発的なことを言ったり、半裸の姿をバルコニー
    からアンドレウに見せつけたりします。彼女は幼そうに見えて
    実はある意味大人の部分もあり、マデルン先生に可愛がって

    もらうことも全て計算ずくなのです。


    ブラックブレッド

    このヌリア役の少女の視線が上手いですね。大人の女優顔負け
    です。
    屋根裏にこっそり上ると、そこにはなぜか父がいます。
    「何を理想とし、何を目指すかが大事だ」
    父の言葉は理想に満ちていて、彼にとってはまさに金言です。


    ブラックブレッド

    ところが遂に治安警察によって父は逮捕されます。すると父は
    「マヌベンス夫人に話をしろ」
    と母に告げるのです。あれ?日頃からマヌベンスさんのことは
    嫌っていなかったっけ?アンドレウの疑問など気にせず、母は
    マヌベンス夫人の家に向かい、思い切り貧しいふりをして夫を
    救うことを願い出るのです。この辺りは目まぐるしく描かれ、
    アンドレウの気持ちは一つも聞くことなく事態は進んで行きます。
    さらに母は町長にも話をしに行き、2人きりで何かしている。
    それをこっそり窓からのぞき見するアンドレウの姿が幼いながら
    全てを知りつつあることを予感します。

    貧しくても誇りを持って生き、両親に信頼を抱いていたアンドレウ
    の心が粉々になる事実。
    それが森の中の洞穴でまるで再現フィルムのように映し出され、
    おぞましい過去の事件が蘇るのです。


    ブラックブレッド

    追い打ちをかけるように一人の女性によって真相が語られます。
    ここはおしゃべり過ぎ。でもこうでもしないとはっきりわからない
    のかな。
    森の中の隔離施設に収容されている青年にしがみついていく姿は
    彼がこれからどう生きるかを決意させた瞬間でしょうね。ガラス
    越しに映る母の哀しげな後ろ姿に、ふーっと息をかけ、ガラスを
    曇らせるアンドレウ。彼はきっと意志の強い大人になっていく
    だろうね。希望通り医者になるんだろうね。




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    シークレット・サンシャイン

    4
    JUGEMテーマ:韓国映画全般

    シークレットサンシャイン

    「シークレット・サンシャイン」
    原題:密陽
    監督:イ・チャンドン
    2007年 韓国映画 142分
    キャスト:チョン・ドヨン
         ソン・ガンホ

    夫を事故で亡くしたシネは、彼の故郷、蜜陽へ
    息子ジュンと引っ越してくる。ピアノ教室を開き
    静かな生活を送っていた彼女の元へ、息子を誘拐
    したという電話が入るのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ ラストシーンが心に残ります。

    ヒロイン、イ・シネ役は「ハウスメイド」(2010)、
    「マルティニークからの祈り」(2013)などのチョン・ドヨン。
    そして彼女に好意を抱く車の修理業者キム・ジョンチャン役
    は、ソン・ガンホです。演技力に定評のある2人の共演です
    から期待大ですね。
    監督は「オアシス」(2002)のイ・チャンドン。あの映画の
    世界観は強烈で、1度見たら忘れられません。でも2度は
    見たくない。
    ソウルから密陽に引っ越してくるシネは、車が故障し、修理
    業者に電話をしているのです。そしてやって来たのがジョンチャン
    で、シネの息子ジュンに声をかけても無視され、あげくに
    「ガムちょうだい」
    などと言われてしまう。この子は幾つぐらいなんだろう。
    韓国映画で思うのは、子供のしつけができていないこと。
    この子も食事を自分でせず、シネがスプーンで食べさせている
    のです。う〜ん。それは国民性の違いかな。


    シークレットサンシャイン

    シネは夫を事故で亡くしたため、せめて彼の好きだった故郷
    密陽で暮らそうと考えたのです。映画内で次第にわかってくる
    のですが、実はシネは、自分の家族と大きな確執があり、さらに
    夫も浮気をしていたらしい。それでもシネは夫の愛を信じ、
    息子と新しい出発をしたかったのです。
    ピアノ教室を開き、向かいの薬局のおばさんからは宗教の勧誘を
    受けるけれど、そこはさらりとかわし、親子の楽しい暮らしが
    始まったはずが、ジュンが誘拐されてしまいます。その原因を
    作ったのはシネが資産を持っているかのような話をしたからで、
    遺体として発見された息子の葬儀でも彼女は涙が出ません。

    本当に悲しいときは、全ての感情が心の奥底に閉じ込められる
    のかもしれませんね。
    最初は下心があって近づいていたジョンチャンも、いつしか
    シネの後ろにいて彼女を守ることが日常の出来事になってきます。
    シネが心の救いを求めて入信した教会へも一緒に通うのです。
    神を信じ苦しみに耐える。
    ひとときの平穏な日々を送り始めたシネは、本当に幸せそうな
    笑顔を見せます。きっとそれは本心からだったのでしょう。
    しかし「神」は万人に愛を与えるわけです。それはシネにも
    そして犯人にも。

    「自分の敵を許し、愛することが一番難しい」
    キム執事は言います。そんなこと当たり前だし、許すことは
    可能なのでしょうか。シネが自ら望んで刑務所の犯人に面会に
    行ったことは、彼女の悟りを全て破壊するものでした。自分より
    先に、神が犯人を許していた。「信仰」の曖昧な定義に気づかず、
    ひたすら盲信することの恐ろしさと非情さをここで実感します。


    シークレットサンシャイン

    その後は心が再び壊れていくシネの姿を幾つもの出来事を
    映しだすことで、見る側に伝えていきます。
    ラストシーンは、何が彼女にとっての光だったのか、静かに
    感じさせるものでした。





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    失踪

    4
    JUGEMテーマ:韓国映画全般

    失踪

    「失踪」
    原題:Missing
    監督:キム・ソンホン
    2009年 韓国映画 98分
    キャスト:ムン・ソングン
         チュ・ジャヒョン
         ジョン・セホン
         
    女優の卵ヒョナは、ホン監督と鶏の水炊き料理を
    食べに行ったまま姿を消す。姉のヒョンジョンは
    警察に相談するが相手にされず、1人で行方を捜し
    始めるのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ 韓国映画特有な緻密なストーリー
    よりバイオレンス描写が目立ち、この手のアメリカ映画
    を彷彿とさせます。


    「悪魔のいけにえ」もびっくりのバイオレンス描写です。
    チェーンソーは出てこないものの、ワイヤー、ペンチ、
    斧それもいろいろな形のもの、果ては大型粉砕機まで
    登場します。
    オープニングは、仲の良い姉妹の動画が流れます。この
    ヒョンジョン、ヒョナ姉妹には両親はおらず、どうやら
    姉が妹の親代わりになっている模様。そのヒョナときたら
    露出度抜群の衣装で映画監督ホンのアウディに乗っています。
    ちょっとお顔やらお胸やらお手入れし過ぎているみたい。
    ヒョナは映画の役欲しさに監督と一夜限りの関係を持った
    のかな?姉からの外泊を咎められる電話を受けながら、
    監督と、陽村里というちょー田舎へ鶏の水炊きを食べに
    行くのです。車がすれ違えないほど狭い道で、バイクに
    乗った喫茶ホステス(デリヘルらしい)に喧嘩を吹っ掛け
    られます。この人一応キーポイントです。あまり役に立た
    ないけどね。

    向かった先のパンゴンという男の家で、ホンはワイヤー&
    斧で殺されます。そしてヒョナは犬の檻に閉じ込められる
    のです。


    失踪

    わあ、このシチュエーション、アメリカのホラーの定番じゃ
    ないですか。しかし韓国映画特有のドロドロ感がこの男の
    異常さをリアルに描き出します。見た目は普通の気弱な男
    なんですよ。それだけに怖い。


    失踪

    一方妹の行方を心配するヒョンジョンに対し、やはり警察は
    ボンクラで、「証拠がないから調べられない」だの「あんな
    いい人が何かをしでかすはずがない」だの御託を並べます。
    じゃあ、自分で捜索する!と息巻くヒョンジョンに好意を
    寄せるキム巡査は、少しは役に立つけれど、やはり眉間に
    斧グサリにて撃沈。
    この男パンゴンは鶏を飼育していて、その卵はとてもおいしい
    と評判ですが、その特別なエサは何だったのか。さらに自宅で
    全く体全く動かせない母親の世話をしつつ、周囲には、母は
    死んだと言っているのはなぜか。彼の家族の過去は曖昧にしか
    わかりません。
    終盤のヒョンジョンの活躍は、あの細い体でよく頑張るなあ
    と思うほど強いです。そして彼女が最後に取った行動はもの
    すごく理解できるものでした。




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    戦火の中へ

    4
    JUGEMテーマ:韓国映画全般

    戦火の中へ

    「戦火の中へ」
    原題:71 Into the Fire
    監督:イ・ジェハン
    2010年 韓国映画 121分 PG12
    キャスト:チェ・スンヒョン
         クォン・サンウ
         チャ・スンウォン
         T・O・P

    1950年、朝鮮人民軍は、韓国へ侵攻する。韓国軍の
    民力は人民軍に劣り、主要都市は次々と陥落、遂に
    学徒義勇軍を投入する。しかしポハンには学徒兵のみ
    が残され、そこへ人民軍が近づくのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ 見終わると戦争の虚しさ、野蛮さ
    への怒りだけが残ります。


    主役の学徒兵オ・ジャンボブのアップ映像がやけに多い
    と思ったら、アイドルグループ、BIGBANGのT・O・P
    という方だそうです。グループ名は知っていてもメンバー
    は誰ひとりわかりません。映画内では大迫力の戦闘シーン
    と共に彼の雄姿が見られます。


    戦火の中へ

    ストーリーは1950年朝鮮人民軍が、6月25日に突然韓国
    へ侵攻し、朝鮮戦争が始まったシーンから進んで行きます。
    人民軍は、韓国をアメリカ帝国の傀儡軍と言い、韓国軍は
    人民軍をアカの傀儡軍と呼ぶ。背景には第二次世界大戦後
    日本統治から解放された朝鮮を、米ソで占領しあった経緯
    があるのですが、元々は同じ民族であり、そのまま生き別れに
    なっている家族も今なお多く残っているのです。したがって
    人民軍が統一国家を目指す、とスローガンを掲げるのも理解
    できるし、おそらくは貧しさに困窮する南の人々を救おうと
    いう思いがあったはず。事実は別として、統一国家への道は
    今や限りなく遠のいてしまっています。

    朝鮮戦争では、韓国の民力は人民軍よりはるかに劣勢で、遂に
    総力戦を考え、学徒義勇軍が召集されます。映画の前半で
    家族に見送られ出陣する彼らと、戦地でけが人と共に撤退する
    トラックが交互に映り、戦争というものの悲惨さを思い知らされ
    るのです。

    このシーンは太平洋戦争時の日本の学徒出陣と重なり、将来
    有望であった青年たちが、持ったこともない銃を渡され、敵兵
    と戦わなければならなかった状況には胸が痛くなります。
    ジャンボブは、第三師団と一緒に戦地に赴くも、目の前で
    味方軍がバタバタ倒されていくのを見て、銃に弾一つこめられず
    呆然と立ちすくみます。戦争に置いて彼らなどは小さなコマで
    しかなかったのです。

    その後軍は、洛東江戦線へ移動し、ポハン女子中学校には、71名
    の学徒兵のみが配置されます。集合する姿はまるで修学旅行に
    でも行くような浮かれた気分のものばかりです。少年院へ行く
    はずの不良3人組は
    「アカをぶっ殺す」
    と息巻きます。他には兄についてきた明らかに幼い少年もいて、
    それを見てカン大尉が目を伏せるのと同時にわたしの涙腺崩壊。
    キミはきっと死んじゃうんだよ。お母さんのキムチチゲ鍋なんか
    二度と食べられないんだよ。来ちゃいけなかったんだよ。
    未来にいっぱい夢があったはずの若者が、なぜこんな簡単に命を
    奪われなければいけなかったのか。

    一方、人民軍にもあどけなく、銃の引き金に指が届かないような
    少年兵もいます。しかし戦地では兵士は戦うしかないのです。


    戦火の中へ

    銃撃、爆撃、炎上シーンは大迫力で、画面いっぱいに悲惨な
    光景が次々と繰り出されていきます。
    人民軍766部隊の少尉も冷徹ながら、学生には発砲しないという
    考えを押し通そうとする。


    戦火の中へ

    しかし一度始まった戦争は、そんな思いを掻き消します。
    戦争なんて少しもかっこよくない。
    やっと戻って来た本当の兵士10人と対戦車砲が1つあれば、
    この71名が亡くなることはなかったのに、と思うと無念の
    気持ちに尽きます。さっきまで隣で笑っていた友人が撃たれ、
    その遺体を埋める穴を掘るんだよ。それが戦争なんだよ。


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    北京の自転車

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    JUGEMテーマ:映画


    北京の自転車

    「北京の自転車」
    原題:Beijing Bicycle
    監督:ワオ・シャオシュアイ
    2000年 中国=台湾映画 113分
    キャスト:ツイ・リン
         リー・ピン
         ジョウ・シュン
         リー・シュアン
         カオ・ユアンユアン

    農村から北京に出稼ぎにきたグイは自転車宅配便
    の仕事を得る。貸与された自転車で仕事をこなす
    グイだったが、ある時それを盗まれてしまう。
    一方高校生のジェンは、中古で買った自転車を友人
    とともに乗り回し、ガールフレンドもできるのだが...。

    <お勧め星>☆☆☆ 一台の自転車を巡る人間ドラマ
    ですが、中国の格差社会をこれでもかと見せつける
    内容になっています。


    「たかが自転車」と映画内で、様々な人が口にします。
    しかしこの映画の主人公である農村出身の17歳のグイ
    にとっては、大事な商売道具であり、ようやく自分の
    物になろうとしている貴重なものなのです。


    北京の自転車

    同じく17歳の高校生ジェンは、通学だけでなく、遊び仲間
    のメンバーに入るためにも、女の子にモテるためにも自転車が
    必要不可欠。しかし彼の家は再婚した父の稼ぎは少なく、
    義妹の入学資金やら生活費やらでとても自転車を買ってもらう
    余裕などないのです。
    最初わたしは、ジェンがグイの自転車を盗んだと思っていた
    のですが、実は違っていて、ジェンは父のへそくりを盗み出し、
    それで中古の自転車を買ったようです。念願の自転車を手に
    入れ、気持ちよさそうにペダルを踏むジェンのすがすがしい
    表情は、彼が本当に自転車を欲しかったのだと実感します。


    北京の自転車

    逆に自転車宅配便業者として働くグイは、給料から天引き
    されていた自転車代を払い終え、やっと自分の自転車となる
    まさにその日に自転車を盗まれてしまいます。日本では
    とうの昔に「防犯登録」というものがあったし、そもそも
    大事な商売道具には、頑丈な鍵をかけるのが普通。さらに
    盗品の買い取りだって、厳しいチェックですぐにバレるのに
    中国ではその辺りは全然縁遠いようです。
    しかし中古品を買ったジェンも500元支払っている。きっと
    盗んだ誰かがすぐに売ってしまったのでしょう。したがって
    ある意味ジェンの所有物でもあるのです。とはいえ、グイだって
    給料の8割も天引きされて自転車を手に入れた身の上です。
    映画の中でこの自転車の所有を巡って、逃げる、追うの繰り返し
    があり、グイはジェンの仲間から理不尽な暴力を受けるし、
    ジェンは父から金を盗んだことで暴力を受けます。強い者が
    弱い者を一方的に痛めつける姿は見ていてつらいです。


    北京の自転車

    ジェンはせっかくいい雰囲気だったガールフレンドにも
    自転車がなくなったことで、つらく当たってしまいます。

    このガールフレンド、シャオは、自転車がなくてもきっと
    親しくしてくれたのにね。おまけに父に殴られる姿まで
    見られてしまう。そりゃあ、この年頃の乙女なら愛想も
    尽かします。早速自転車上手なBFに乗り換えたシャオを見て
    ジェンは自転車さえ手に入れば彼女も戻ってくると思うの
    です。もう、ばかね〜。
    胡同の狭い路地で、大捕り物が今まさに起こっているのに、
    住民はただ傍観するのみです。また、終盤にグイの自転車を
    徹底的に破壊し続ける少年は、何に対して怒っているのでしょう。
    また、グイと先輩がのぞいていた、向かいの建物に住む都会の
    女は実は「使用人」だった。ただ都会の女のふりをして、家主
    の服や靴を履き、化粧をし、醤油を買いにいていただけなのです。
    都会に住む人の中の格差、都会と農村部との格差。これだけ
    広がった格差は今もっと大きくなっているのです。この大きな
    不満はどこにいくのでしょうね。


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    マダム・マロリーと魔法のスパイス

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    JUGEMテーマ:洋画

    マダムマロリー

    「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
    原題:The Hundred-Foot Journey
    監督:ラッセ・ハルストレム
    2014年 アメリカ映画 122分
    キャスト:ヘレン・ミレン
         オム・プリ
         マニシュ・ダヤル
         シャルロット・ルボン
         ミシェル・ブラン

    フランスの田舎町にインドからの移住者カダム一家
    が「メゾン・ムンバイ」という料理店を開く。その
    向かいにあるミシュラン一つ星レストランのオーナー
    マダム・マロリーは、彼らの騒音やスパイスの臭いに
    腹をたて、パパと険悪なムードになってしまう...。

    <お勧め星>☆☆☆☆ 南仏の美しい景色と色鮮やかな
    な数々の料理に目を奪われつつ、ラストはハッピーに
    なれる映画です。


    原作はリチャード・C・モライスの同名小説です。
    始まりはインド映画独特の人の多さと極彩色で、ムンバイ
    でのハッサンの幼少期が映しだせれます。カダム一家の
    次男ハッサンは、天才的な味覚の持ち主であり、母から
    料理のレシピを直伝されていくのです。しかしインド内で
    暴徒に店を焼かれ、母が犠牲になり、彼らは運試しで
    ヨーロッパへ向かいます。この辺りはテンポ良く描かれ、
    生命のある野菜を求め、おんぼろトラックで大陸を進む
    一家の姿はかなりコミカルに映ります。
    そして突然事件は起こるのです。

    坂道でブレーキが利かなくなる→車は草むらに突っ込む
    →当然けがはなし→偶然通りかかるマルグリットが助ける
    →彼女の自宅で自家製野菜を食べると極めておいしい
    →こここそ求めていた場所。
    よくあるパターンのきっかけから、店を出すのですが、
    そこにインド人気質が盛り込まれ、何かにつけ値切ったり、
    看板は極彩色、大音量のインド音楽、そして通行人を呼び込む
    という極めてわかりやすいインド人の姿を見せてくれるのです。
    ここに必然的に現れるのが、彼らを邪魔する者で、それは
    今回は向かいでミシュラン一つ星レストラン「ル・ソール
    ・プリョルール」を経営するマダムマロリーです。


    マダムマロリー

    ヘレン・ミレンが茶目っ気たっぷりのわかりやすい意地悪を
    するのは、彼女の心の奥底には、移民への差別意識がないからで、
    本当に邪悪な者は別にいます。フランスのこんな田舎町で
    偏見を持つ人があまり映らないのは少し違和感がありますが、
    そこは深く描かない方がいいのかな。
    南仏の景色は目を奪われるほど美しく、昼も夕方も、心を
    和ませます。


    マダムマロリー

    マダムマロリー

    さらに作られる料理の色や盛り付けがインド料理とフランス料理
    のそれぞれの特徴をうまくとらえており、まさに目の前にあるか
    のように思われるのです。特にインド料理は、画面からスパイス
    の香りがただよってきそうな気がしました。
    ハッサンは、マダム・マロリーの店の副シェフであるマルグリット
    とちょっといい感じになって来る。マダム・マロリーも彼の料理
    の腕を認めつつある時、真の敵対者ジャン・ピエールが行動を
    起こします。敵味方がはっきりしているし、悪はあっという間に
    駆逐されるので心配無用。
    ところで「メゾン・ムンバイ」の壁にはなんて落書きされていたん
    だろう。きっと和訳できないようなものだったんだね。


    マダムマロリー

    フランス料理の基本のソースを必死で覚えるハッサンの姿は
    天性の料理人なのでしょう。ただ、終盤の出世してパリの店に
    スカウトされてからのシーンは不要。だったらもう少し地元
    での苦労を描いた方がダレなかった気がします。
    それと邦題は、内容とは全くつながりがなく、原題をそのまま
    和訳した方がずっといいと感じました。



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