マッド・ダディ

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JUGEMテーマ:Horror

 

マッドダディ

出典:IMDb

 

「マッド・ダディ」

原題:Mom and Dad

監督:ブライアン・テイラー

2017年 アメリカ映画 85分 PG12

キャスト:ニコラス・ケイジ

     セルマ・ブレア

     アン・ウィンターズ

     ザカリー・アーサー

 

ある日突然、親が自分の子供を襲い始める事件が

続出する。それを知ったブレントは仕事を切り上げ

帰宅するが、自宅に戻るとなぜか我が子を殺したい

衝動が起き、遅れて帰宅した妻ケンダルと2人で
あらゆる武器を使って子供たちに襲い掛かるのだった。


<お勧め星>☆☆☆ 全くあり得ない設定だけれど、

時々漏れるセリフに頷くこともなくはない。テンポの

いいアクションホラーといった感じ。


ファイアーバードの話は聞きたくない


監督は「アドレナリン」(2006)のブライアン・テイラー。

マフィアに劇薬を投与されたジェイソン・ステイサム演じる

殺し屋が、アドレナリンを出し続けながら、宿敵を捜すという、

ゲラゲラ笑えつつ、アクションも堪能できる内容でした。

アドレナリンを出し続けるために、下ネタ満載のシーンが

繰り出され、そこに存在するおバカな恋人にもずっこけて

しまいます。でも好きな映画。
2009年には続編「アドレナリン ハイ・ボルテージ」が

公開され、さらに刺激的な内容になっていました。

でもこれも好き。
さて、この「マッド・ダディ」もそのハイテンションアクションが

次々に出てきます。それが始まるのが、映画の中盤くらいで、

そこに至るまでには、反抗期真っただ中&おマセな娘カーリーと

まさにちびっこギャング状態のジョシュの悪戯をため息が出る

ほど見せつけられます。

 

マッドダディ

出典:IMDb

 

とはいえ、父ブレントや母ケンダルも実は昔は、ブイブイ

いわせていたらしく、今の家族中心の生活には少々疲れて

いる模様です。
特にブレントの頭をよぎるのは、彼がトップレスの女性を

膝に乗せ、愛車ファイヤーバードをクルクル回転させて

運転していたあの素晴らしい日々で、あの時代よもう一度と

かなわぬ夢を見ているみたい。やっぱり車が出てきましたね!

 

マッド・ダディ
出典:IMDb

 

ところが街中で親が子供を襲い始める事件が起き始めます。

原因は全く分からず、TVモニターがザーザーになったり、

「ビビ」と音がした途端、彼らは豹変していきます。
「テロか集団ヒステリーか」
娘カーリーは、身の危険を感じ友人と学校を早退するも、

友人も親に襲われてしまう。マジ、やばくなくない?急いで

自宅に戻ると、ベトナム人の家政婦が台所の床掃除をして

いるけれど、そのモップが血で真っ赤なんです。

 

マッドダディ

出典:IMDb

マッドダディ

出典:IMDb

 

ここからスタートするバイオイレンスシーンは、電動ノコギリ

(いまいち切れ味が悪い)、包丁、肉叩き、ピストル、

ガスホースなど、ありとあらゆる武器を駆使して行われ、
痛いどころではありません。

なんといっても父ブレント役のニコラス・ケイジが、ガス爆発で

ボロボロになったのに、ゾンビのように立ち上がり、再び襲って

くるのは怖いのなんの。しかし親が子供を襲う、という設定は、

今日訪ねてくるブレントの親にもあてはまるんですよ。
遊び人だったのに、今や疲れ切った男、昔はイケてたのに、

今は冷たくあしらわれる女。「家庭を持つこと」は人生の目的と

言い聞かせても、時々どうしようもなく...。
その気持ちがわからなくもないから笑ってしまう映画です。

深く考えないで、ササっと見過ごしても大丈夫。深く考えたら

いけない内容なんだろうな。

 

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インシディアス 最後の鍵

4

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インシディアス

 

「インシディアス 最後の鍵」

原題:The Insidious:The Last Key

監督:アダム・ロビテル

2018年 アメリカ=カナダ映画 103分

キャスト:リン・シェイ

     アンガス・サンプソン

     リー・ワネル

     ジョシュ・スチュワート

     ケイトリン・ジェラード

 

霊能者エリーズは子供の頃、その特異な能力を父に

拒絶され、しばしば折檻を受けていた。そしてある時

彼女に邪悪なものが宿り、愛する母の命を奪って

しまいうのだった。


<お勧め星>☆☆☆ 結局そこに行くのかという思いと

共に、シリーズへの慣れかあまり怖くないです。


笛は大事


「インシディアス」シリーズは4作目となり、一応見る前に

復習したのですが、時系列的には

今作「インシディアス 最後の鍵」

→「インシディアス 序章」(3作目)

→「インシディアス」(1作目)
→「インシディアス 第2章」(2作目)

という具合です。そして今作のラストシーンが

「インシディアス」につながっており、これはもう絵に

描いて、線を引いて繋いだ方が分かりやすいかもしれません。
あのスーパーマンのコスプレの少年はダルトン!そうか、

と手のひらを打ったりするととてもかっこいいかも。
1から3まで「音」「光」「闇」が効果的に使われ、

とにかく怖かった記憶があります。今回もやはり暗い

ところから何か音が声が聞こえてきたり、見えそうで

見えない何かがあったりいたり、と思って
余裕でいると突然ガバッと何かが登場する驚かしも

あります。は、は、は、ここはビクリともしなかったぞ。
始まりは1953年ニューメキシコ州ファイブキーズ。

エリーズの少女時代が映ります。何とも不気味なところに

住んでいるんですよ。どうやら父ジェラルドは死刑執行人

をしているらしい。ジェラルド役は「ワナオトコ」

(2009)で空き巣に入ったらえらい目に遭ってしまう

アーキンを演じたジョシュ・スチュワートです。

なんかね、いつも苛立っているんですよ。母オードリーは

エリーズと弟クリスチャンにとても慈悲深く接するのに、

父はまったく正反対であり、エリーズの特殊能力を否定し、

なんと折檻までするんです。なぜにここまで頑なに娘の

能力を否定し、嫌うのか。この時エリーズが見えている
ものがそれほど怖く感じないんだなあ。それよりジェラルド

の怒りの方がずっと怖い。そしてある時エリーズが白目を

剥いていると、駆け付けた母の首にスルスルと縄が

巻き付き吊り上がってしまうのです。

 

インシディアス
 

何かが活動を始めるらしき時に家の伝記が点滅するのが合図の

ようで、それが前3作ではドキドキハラハラしたけれど、

今回はそうでもありません。
さて時は過ぎて2010年。すっかりおばあちゃまになった

エリーズがこのかつての出来事を夢で見ている姿に変わります。

 

インシディアス

 

ちょっと可愛いおばあちゃまってずっと思っているんです。

このおばあちゃまがまさか邪悪な力と戦えるとは到底思えない

です。そして電話が鳴り、相手がニューメキシコ州

ファイブキーズ在住のガルザという男であり、住所を聞いて

おばあちゃま、びっくり仰天。そしてスペックスとタッカーと

ともに心霊捜査班のトラックで駆け付けるわけです。ここで

起きるであろう超常現象を期待するとそれほどでもなく、逆に

まさかこんなことがっ!という事実に驚く方が大きいですね。

これは想定外の内容です。
また町のダイナーで見かけた美人姉妹は、なんと疎遠になって

いたクリスチャンの娘たちで、今回は若い美女投入なので

何かお色気シーンでもあるかと期待しますが、それはありません。

じゃあ別に美人姉妹でなくてもよかったのになあ。ただ

リー・ワネル演じるスペックスに花を持たせたかっただけ

なのかと思ってしまう。ちなみに相手はこの子じゃないです。

 

インシディアス
 

さてストーリーは進み、本気モードでエリーズが悪霊退治に

取り掛かると、さらにすごい事実がわかってしまうんです。

そして彼女の勘違い、つまり霊が見えたのではなかった、と

いうこともあぶりだされます。
ここも想定外ですねえ。この辺りは悪霊の類のホラーでは

なくなっているよなあ。でもその理由にたどり着くと、なるほど!

とまた手のひらを打ってしまう。いや打たない。
音と光と闇で作り出す恐怖が、それほどでもないのに、終盤の

シーンは少しハラハラします。しかしながら物足りなさを感じる

のはポイントを絞っていなかったせいか、それともホラー慣れ

していまったせいかどちらなんだろう。ちょっと残念でした。

 

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クワイエット・プレイス

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クワイエットプレイス

 

「クワイエット・プレイス」

原題:The Quiet Place

監督:ジョン・クラシンスキー

2018年 アメリカ映画 90分

キャスト:エミリー・ブラント

     ジョン・クラシンスキー

     ミリセット・シモンズ

     ノア・ジュブ

 

人間が立てる音に反応し襲撃してくる何かによって

世界は滅亡に瀕していた。その中である一家は

「ルール」を守り静かに生活していたが、末息子が

おもちゃの飛行機の音を立ててしまい...。


<お勧め星>☆☆☆半 90分の間、緊張の糸が

切れることはなく、決して怖くないけれどハラハラ

します。


母は強い


音を立てたら、即死。予告編だってめちゃめちゃ怖い

映像が流れていました。音は何一つ立ててはいけ

なかったら、移動するのも無理、くしゃみなんてもって

のほか、じっとしているしかないのだろうか。
と思ったら、裸足で歩く程度なら大丈夫のようです。

ただ、「何」に襲われるのか全く分からず期待値を

上げていたら、この映画鑑賞後の感想でしれ〜と書いて

あるものがあって、「そこは言ってはだめだい、言うなら、

せめてロードショーが終わってからにしてほしい」と

ちょっとぷんすかプンプン。これから見る人のことも

考えてね。「ネタバレ感想」と書いてあるものは、

しっかり保存して、自分が見終わってから読んで、

自分の感想を比べたりできてとても楽しいけれど。
「IT/イット”それ”が見えたら、終わり」(2017)を

超える!なんて書いてあれば絶対に観たくなるという

ものです。どんな怖いシーンがあるのかな、何が

起きるのかな。一度萎えた心を奮い立たせて鑑賞しました。
レディースデイの朝イチの上映。はて、予告編が始まっても

たった一人で座っていましたので、これそ完ぺきに

「クワイエット・プレイス」と思っていると、ぽつりぽつり

と人が入って来たので合計5名にての大スクリーン

独占上映会です。しかし前に「1408号室」(2007)

を本当に一人きりで鑑賞したことがあり、映画の内容より、

劇場の暗闇が怖かった思いが蘇ります。今回は一番後ろの

席だから、何か当たったらそれは「なんだ!」

怖いです。
さて、オープニングから荒廃した街並みが映り、

まるで、環境汚染が進み人間が住めなくなったのか

ゾンビが繁殖した世界かと思ってしまいます。

とにかく、何かの原因でこうなったらしい。そして
無人のスーパーマーケットにある家族がおりまして、

音を立てず、忍び足で移動し、会話は手話で行い、

声は一切立てません。(この家の娘が耳が不自由な

ため家族全員手話ができるらしい)ああ、そんな高い

所のものを取ろうとしたら、落っこちる!ほっ。

ここに飛行機のおもちゃがあるんです。遊びたいよね。

でも電池は抜いて、お店に置いて帰ろうね。でも

優しい娘は弟のためにそっと持ち帰って弟に渡すんです。

それから始まる予告編のシーンです。

 

クワイエットプレイス

 

間に合うか、間に合わないか。近づくパパとぴよろろーんと

間抜けな音を立てる飛行機を持つ息子が交互に映り、ハラハラ

最高潮です。
それから何百日か経ち、またこの家族が映りますが、父と娘に

大きなしこりが残っていることがわかるのです。にこやか

だった娘が不機嫌そうで反抗的になっている。一方パパも

どこか影がある。さらにはママはお腹が大きくてもうすぐ

生まれそう。えっと、ちょっと不思議なのは音を立てては

いけないのに、えっと、まあいいか。
次々に危険が迫り、「何か」の存在も割と早いうちに見られます。

その音がとても不気味なのと、その時の効果音が非常にうまく

使われているので、観ている側は映像の中の人達同様に

「しー」っと言いながらこっそり逃げまくっているような気持ち

になってしまうのです。

 

クワイエットプレイス

 

クワイエットプレイス

 

子役の表情も豊かだし、実生活でも夫婦である

エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーの息もぴったり

なので、さっと手を差し出す仕草一つにしても本当に心が

こもっているように思えてしまう。超えても超えても

襲い掛かる「それ」を克服できるのか。ハラハラしますね、

怖くないけど。
なにより怖かったのは、地下へ向かう階段に飛び出している

「釘」ですね。あれを踏むんだろうなと思っていたら案の定

踏みました。踏み抜きました。あれは本当に痛いと思う。

でも声を出してはいけないんですよ。声を出さなくても、

言葉がなくても伝えれられることは幾つもあることにも

気づかされる映画でした。

 

 

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RAW 少女のめざめ

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RAW

 

「RAW 少女のめざめ」

原題:Grave

監督:ジュリア・デュクルノー

2016年 フランス=ベルギー映画 98分 R15+

キャスト:ガランス・マリリエール

     エラ・ルンプフ

     ラバ・ナイト・ウフェラ

     ローラン・リュカ

 

ベジタリアンのジュスティーヌは、姉アレックスが

通う獣医大学に入学するが、新入生の洗礼式として

うさぎの腎臓を食べることを強要される。そして

その晩から彼女の体に異変が起こるのだった..。


<お勧め星>☆☆☆ ラストの1シーンで全てが理解

でき、そして悲しさも感じる映画です。


家族の愛情表現

 

ネタバレしているかも

 

 

オープニング映像が、最初何かわからなかったんです。

一本道がずっと映され、何かいるのかなと見続けていると、

一台の車がようやく走ってきます。そして同時に人が

一人フラフラと出てきてそれをよけた車は街路樹に激突

するのです。すると倒れていた人がむくりと起き上がり、

その車の方へ向かっていく...。

この意味やこの人物が誰かは映画の中盤以降にわかって

きます。
獣医大学に入学するジュスティーヌはベジタリアンで、

過保護すぎるほどの母親の干渉を受けている模様。父は

穏やかで、ヒステリックな母の言動にも、ただそれを

かばう発言をするのみ。ふむ。
そしてジュスティーヌは、姉アレックスが通う獣医大学に

入学したものの、入寮した晩から手荒い歓迎?を受けるは、

姉は冷たいはで「だって涙が出ちゃう。女の子だもん」的

にしくしく涙を流すのです。

 

RAW
 

シーツにくるまってまるで赤ちゃんのように泣くんです。

よく見ると、眉毛は整えてないし、腋毛もボーボー、男性と

交際したこともないらしい。つまり「女の子」のまま大学生

になり、神童と呼ばれるほど頭脳明晰だったけれど、他の面

では全く成長していなかったということです。ちょっと疑問

なのはそんなに頭がよかったら他の学問を専攻したらよかった

のに、ということ。なんで獣医なんだろう。
彼女曰く「猿を強姦するのは人間にそれをするのと同じ」

猿=人間と聞くと周りの級友はドン引きするのです。ここも

キーポイントで、猿は人間に最も近い存在であるけれど、

まったく同じなはずはなく、医学部と獣医学部がわかれている

ように、人と獣は区別されているはずなのです。本能のままに

振舞うのは獣であり、それを制御できるのが人間ということ

かしら。
そして洗礼式と称するものでうさぎの生の腎臓を食べることを

強要されます。「あたし、ベジタリアンなの。お姉ちゃん、

知ってるでしょ!」と主張しても全く聞き入れられず、逆に

姉にきつく責め立てられ一応口に入れるものの、そのあとで

リバースしてしまう。

 

RAW
 

これが始まりの始まりなんですね。その晩からものすごい

痒みに襲われ、まためちゃくちゃかきむしるジュスティーヌ。

あのね、痒いからかくなんて子供なのよ。痒くても我慢すれば

ひどくならないんだから。ほら、一皮も二皮もむけちゃった

じゃないの。そう、この皮がむけたことは、彼女の中で何かの

「目覚め」を象徴しているのです。
うさぎの腎臓→学食でハンバーグ万引き→ケバブばか食い

→冷蔵庫の生肉かぶりつき。この辺りまで来ると、ジュスティーヌ

の本当の姿がわかってきますが、それを見せるのがストーリーの

本筋ではありません。しかし次々にグロテスクな映像が出てくる

ので要注意です。
冷たいと思っていたアレックスは実はとても妹思いなのは、

一緒に立ちションさせたり(これは別にそうでもないな)妹の

ムダ毛処理をしてあげたりする姿から実感するのですが、そこで

ある事件が起きてしまうのです。ジュスティーヌ、最初、ペロと

一なめし、ちょっと噛んでみる。そして遂にはポリポリ食べ

始めてしまう。もう〜、かりんとうじゃないんだからね!

 

RAW
 

ルームメイトでゲイのアドリアンの優しさにほっこりしていると、

終盤にギョエっとなります。しかしそれもこれも、姉アレックスの

愛情であり、ジュスティーヌの成長を描いた映画であったと気づくと
それをほのめかすシーンがあちこちにあったと感じます。
そしてラストシーン。ジュスティーヌの賢い頭でどう考えていく

のか、人間の大人としての行動は自分自身で見定めていくしかない

ということでしょうか。

そのために姉や両親が自らで例を示したということでしょうか。

 

 

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ダークレイン

4

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ダークレイン

 

「ダークレイン」

原題:Los Parecidos

監督:イサーク・エスバン

2015年 メキシコ映画 90分

キャスト:グスターボ・サンチェス・パッラ

     カサンドラ・シアンゲロッティ

     フェルナンド・ベセリル

     ウンベルト・ブスト

 

1968年、メキシコシティから遠く離れた

バスステーションは大雨でバスの到着が遅れている。

妻の出産を控えたウリセスはいら立ちを隠せないが、

券売係マルティンはのんきに構えている。しかし

彼にある変化が起き...。


<お勧め星>☆☆☆半 思っていた内容とかなり異なる

のですが、違う意味での恐怖を感じます。


個性の存在


「未体験ゾーンの映画たち 2017」上映作品。この中

には「FOUND ファウンド」「特捜部Q Pからのメッセージ」

「ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男」が含まれていて、

一番ストレートに理解できたのは「特捜部Q」かな。
どの作品も異色の個性を光らせています。
監督は「パラドクス」(2014)のイサーク・エスバン。

「パラドクス」は未見だけれど、評価が分かれていること

からカルト的な人気があることが伺えます。「ダークレイン」

は予告編やジャケット雰囲気では、降り続ける雨に何かが

含まれていて、バステーションにいる人や来る人たちが何かに

感染していくという感じ。感染=ゾンビorヴァンパイアと

思ってしまうのは、チッチッチッ、単純すぎるのです。
映像は1960年代風にモノクロに近く、すごい嵐で音声が

途絶えがちなラジオと同様にブチブチと途切れかけたりします。

さらに効果音が「サイコ」(1960)の例の冒頭の

シャワーシーンに流れたようなもので、何かが起きることを

予想させつつ、前半が進むのです。

 

ダークレイン
 

登場人物は、券売係マルティネス、職員?ローザ、隅っこで

呪術みたいなものを唱える言葉が分からないおばあ、

 

ダークレイン

 

妻の出産のため時間を気にするウリセス、夫から逃げてきた

身重のイレーヌ、

 

ダークレイン

 

そして医学生アルバロ、ゲルトルディスとその息子イグナシオ。

 

ダークレイン

 

彼らがこのバスステーションの中で繰り広げる人間模様は、
あと少しですべてが分かりそう、という時に中断し、ラジオ

から流れるニュース、何かを見て驚いた人が何を見たのか、

など結構もったいつけているのでイライラします。今地上波

で流れているテレビ番組を見ているようです。そして突然

マルティンが包帯グルグル巻きで現れるのです。これはなぜか?

ここもなかなかわからない。イレーヌが事務所をのぞいて

驚くけれど何に驚いたのか、それもわからない。ところが

突然ぱっと映るんです。マルティンもトイレで倒れたローザも

おばあも泡を吹いた後...。
ここからは見て判断するといいと思います。これが何を意味

するのか。最初は悪魔憑きかと考えましたが、世界情勢の

不安定化や学生運動の激化、イグナシオが発する

「無実の人が逮捕される」
などとイグナシオが幼い頃から読んでいた変な漫画

(「個性」を奪うというストーリー)も頭に入れると、この

バスステーションでの状況は小さなたとえ話に過ぎないと

感じます。何が原因か、いや原因などないのです。没個性が

普通のことと受け入れられるようになるきっかけは、ほんの

些細な出来事もしくはたった一人の人物の存在であり、それが

起き始める時は、人々は大騒ぎするものの、皆に浸透すると、

前と変わっていない、個性が無くなったことに気づかず、元に

戻ったのだと信じてしまうというものすごく大きな恐怖を

描いているのではないでしょうか。「嵐のあとの静けさ」は

決して嵐の前のそれとは同じではないということだと思います。

イグナシオの笑顔とラストのバスのシーンがめちゃめちゃ

怖かったです。

 

 

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ウィッチ

4

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ウィッチ

 

「ウィッチ」

原題:The Witch

監督:ロバート・エガース

2015年 アメリカ映画 93分

キャスト:アニヤ・テイラー=ジョイ

     ラルフ・アイネソン

     ケイト・ディッキー

 

1930年、アメリカ、ニューイングランド。

聖書の解釈の違いから村を追われたある一家が

森の近くに居を構える。しかしある日長女が

あやしていた末息子が姿を消したことから、一家

の中に様々な疑惑が生まれていくのだった。


<お勧め星>☆☆☆ 宗教色が濃くとても不気味な

映画です。


17世紀、ニューイングランドときたら..


冒頭から陰鬱な画面が映り、何やらある一家が

宗教関係のトラブルで村を追い出されるはめに

なるのがわかります。一見すると信念が合って

頼りになりそうな父親ウィルと神経質そうな

母親ケイト、そして子宝一家には6人の子供たちが

いるわけです。
17世紀、ニューイングランドと検索するとすぐに

ヒットするのが「魔女裁判」であり、この映画も

原題通り「魔女」絡みであることは確実ですね。

もう怪しいにおいがプンプン漂う場所に住みつく

わけです。

 

ウィッチ
 

6人の子供のうち長女トマスン役は「スプリット」(2017)

のヒロイン、アニヤ・テイラー=ジョイ。この映画でも

体を張った演技を見せており、絶叫クイーンと呼ぶに

ふさわしいほどの悲鳴も上げてくれます。そして長男ケイレブ、

双子の妹弟マーシーとジョナス、赤ん坊のサムといるのですが、

このサムはトマシンが子守りをしている一瞬のすきに姿を

消します。おーっと一方でウルトラ不気味な映像が映っていますね。

あれですよ、やっぱりあれですよ。
元々長女を好んでいなかったらしい母親はさらにトマシンに冷たく

なるし、双子はやけにうるさい。

 

ウィッチ

 

森自体を不気味に映しつつ、双子の聞き分けがない姿を

見ているとそれが不協和音となって、心にズンズン響いて

きます。この一家に何かが迫っている、いやもう手が届いて

いるのか。その上、作物を育てるのも狩りもめっちゃ

下手くそなウィルは家長というだけで家族を支配しているの

です。閉鎖された空間での肉親が互いを信じなくなること

ほど怖いものはないですね。

 

ウィッチ
 

ケイレブとトマシンが唯一まともだと思っていたけれど、

そんなケイレブに訪れる不幸。それは少年から少し大人に

なろうとした一瞬のすきを突いたものではないでしょうか。

このケイレブ役の少年の演技もすごいです。
ラスト付近は暗闇の中の恐怖からたたみかけるように夜が

明けてからの恐怖に変わります。あの場所が、いや、村を

離れた時から、この出来事は予測できたものだったかも

しれません。
リンゴ=白雪姫で使われた
黒山羊、カラス、黒うさぎ=アレには欠かせない
非常に宗教色の濃い映画でした。

 

 

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スプリット

4

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スプリット

 

「スプリット」

原題:Split

監督:M・ナイト・シャラマン

2016年 アメリカ映画 117分

キャスト:ジェームズ・マカヴォイ

     アニヤ・テイラー=ジョイ

     ベティ・バックリー

     ヘイリー・ルー・リチャードソン

 

女子高生ケイシー、クレア、マルシアは誕生日

パーティーの帰り道、見知らぬ男に連れ去られ

監禁されてしまう。しかしその男は次々と全く

違う人物として彼女たちの前に現れるのだった。


<お勧め星>☆☆☆ ものすごく興味深い内容なのに

イライラするのはなぜだろう。

 


完璧ネタバレ感想なので注意してください。

 


M・ナイト・シャラマン監督は何と言っても

「シックス・センス」(1999)であっどころか

ひえぇ〜どころかまさかそれ?という未知の世界観を

描き出したものすごい人物なのです。あそこまで

ハードルが上がると、次はどんな内容の映画なのか

期待値は上がる一方でした。
が、「サイン」(2002)(最後まで見させて

おいてまさかのカマキリ)

「ヴィレッジ」(2004)(これは結構好きな内容。

アイデアも面白かった)

「ハプニング」(2008)(無駄にグロいとしか

言えない)

「デビル」(悪魔を使ったらなんでもありじゃん)

「ヴィジット」(2015)(変化球が来ると思ったら

まさかのドストライクで逆に印象に残る)など、

当たりはずれが多いと思っています。
この映画では要するに23の人格を持つDID

(解離性同一性障害)である男が、3人の女子高生を

拉致監禁し、何かの儀式に備えようと試みる。そこに

彼の主治医Dr.フィッチャーが23の人格の中で主導権を

持っていたはずのバリーとのカウセリングを通して彼の

変化に気づいていく様子が描かれます。

 

スプリット

 

女子高生の姿とカウンセリングの姿がテンポよく切り替わり、

ストーリー的には面白くなるはずなのになぜにイライラするか

というと、DIDの男の本当の名前はケビンであり、母からの

虐待から発症したこととケイシーが親代わりの叔父から性的

虐待を受けていたことなどが、あまりに小出しにされすぎて

いて、TV番組の「続きはCMの後で〜」的に感じられるのです。

そこもう少し先まで見せて!

 

スプリット
 

ケイシーがこういう設定になっているのは、ひたすら逃げる

ことだけ考えるクレアとマルシアと異なる考えを持つことに

つながるのもなかなか理解できません。理解する頃には2人

とも死んでるし。
さらに逃亡を企てる女子はいつも探し物(ドアを開ける道具

やら、武器になるものやらをただただむやみにさばくっている

ようにしか見えない)をしているし、ここはささっと進めたら

いいんじゃないかと思うシーンが無駄に長いんです。
たとえば隔離された部屋の鍵をマルシアが中から開けようと

試みるシーンは、なぜに長い?彼女を勇気づける隣の部屋の

クレアのセリフは字幕上では本当にありきたりの使い古された

しょーもないこんな声かけいらないぞというものばかり。

あ、でもクレアちゃんは「スウィート17モンスター」

(2016)でヒロインの唯一の親友役を演じた

ヘイリー・ルー・リチャードソンで、結構可愛い。
緩緩緩急のような展開は短気なわたしにはイライラが募る

ばかりです。ラストに登場するダンから「アンブレイカブル」

(2001)とつながっていることがわかるのですが、肝心の

その映画の内容をすっかり忘れており、だからといって見返す

気持ちも起こりません。

 

スプリット
 

ジェームズ・マカヴォイの人格の演じ分けはすごかった

ですけどね。

 

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IT/イット(1990)

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it

 

「IT/イット」

原題:IT

監督:トミー・リー・ウォーレス

原作:スティーブン・キング

1990年 アメリカ=カナダ映画 187分

キャスト:ティム・カリー

     リチャード・トーマス

     ジョン・リッター

     アネット・オトゥール

     リチャード・メイサー

 

ベリーの町で30年前同様に子供が失踪したり

殺される事件が起き、マイクはかつての仲間に連絡を

取る。かつて「それ」を退治したはずのベンたちは、

再び「それ」の恐怖に怯えながら町に集合するが...。


<お勧め星>☆☆☆半 オリジナルはこうだったのね。

ピエロって怖いわあ。


記憶は薄れる?


先に2017年映画「IT イット ”それ”が見えたら終わり」

を鑑賞したので、少年時代の内容は大体わかっているの

ですが、冒頭からおっさんになったマイクが登場して

驚きます。そうか、30年前の7人と現在の7人の姿を

組み合わせて映画が進むのですね。

 

it
 

it

 

.咼

イギリス在住で妻オードラと暮らし、脚本家として成功
かつて弟ジョージーをベリーの町で殺された記憶は薄れている。
▲戰

建築家としてニューヨークで暮らしている
少年時代はぽっちゃり体型ゆえヘンリーたちにいじめられていた。
ベヴァリー

シカゴでデザイナーとして売り出し中だが、恋人はDV支配男
少女時代は家が父子家庭で貧しく、父の束縛が強かった。
ぅ┘妊ー

母親とニューヨークに暮らす
今も同様だが、過干渉の母親のせいで「病弱」と思い込み、

吸入器が手放せない。
ゥ螢奪繊

ロサンゼルスでコメディアンとして成功
少年時代映画で見た「狼男」が怖くてたまらなかった。
Ε泪ぅ

ただ一人町に残り図書館員として働いている
ヘンリーたちに毎日のようにいじめられ、ビルたちに助けられて

から友人となった。
Д好織

アトランタに妻と暮らしていたが、突然風呂で自殺。

血文字「IT」を残す。
かつて「それ」を倒した時、彼だけが「それ」が放つ光を見て

しまった。
町を出たメンバー、そうこの7人は「弱虫クラブ」と言われて

いるんですが、ほとんどが成功をおさめ、かつ町での記憶が

ぼやけてなくなっているのです。なぜだろう。

 

it
 

この映画で最も怖いのはペニーワイズの姿でしょうか。普通に

いるピエロなんです。でも口を開けると汚い牙のようなとがった

歯が見えるし、猫なで声からドスの利いた声まで急変させるのが

特徴。風船なんていらないってば!
そして30年経って町に戻ってきたメンバーにだけ恐怖の映像が

見えるんです。風船が大量に舞い上がり、それが人々の目の前で

割れて血しぶきが飛ぼうとも誰も気づきません。ここでふと

思うのです。「この町がおかしいんじゃないか」と。
また、メンバーが何かのきっかけで当時の記憶を取り戻すと

「ガーン」そうだった、そんな大変なことをなぜ忘れていたん

だろうと再び「ガーン」。
30年ぶりに再会した6人が中華料理屋で食事を楽しんで最後に

出されてフォーチュンクッキーが、あれ?何やら動いている..。

ここは怖いですね。「血」「目玉」「羽化前のひな鳥」

「甲殻類のはさみ」そして「何かの脚」がもぞもぞ出てきます。

これでは占いを見るどころではありません。なのにウェイトレス

のおばあちゃまには全然見えないんです。
そんなこんなで再び「それ」と対決しに下水溝に向かう運びに

なるのですが、忘れちゃいけない、いじめっ子ヘンリーは

どうなったか。彼は全部の罪をかぶって収監されているけれど、

どうも精神を病んでいるらしい。そこへも「それ」が現れるんです。

まあ、ここからは余分シーンが結構あって、ラスト付近の「それ」

には、雷に打たれたような衝撃(びっくりしたんじゃなくて、

へ?これ?的な)を感じてしまうし、ビルの嫁がわざわざイギリス

からやって来たのも余分と言えば余分だなあ。とはいえ30年前

と後を交互に映して人物を説明し、現在へとつなげていくのは

とても面白かったです。
「現実と悪夢の区別」ができるのが大人なのかな。いや、これが

悪夢で終わればいいなと思うこともあるいしな、などと考えて

しまうのは余計なことですね。

 

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パージ:大統領令

3

JUGEMテーマ:Horror

 

パージ

 

「パージ:大統領令」

原題:The Purge:Electiom Year

監督:ジェームズ・デモナコ

2016年 アメリカ映画 109分 R15+

キャスト:フランク・グリロ

     エリザベス・ミッチェル

     ミケルティ・ウィリアムソン

     ベッティ・ガブリエル

 

パージ法制定から25年たったアメリカでは、

大統領選を控え、パージ反対派のローン上院議員の

躍進に、推進派はパージを利用して、彼女に暗殺を

企てていた...。


<お勧め星>☆☆☆ ここまでスケールが大きくなった

のかと上手くまとめたなあという感慨とため息1つ。


次は逆になる!?


「パージ」シリーズも3作目となり、1作目では、

セキュリティばっちりの家を舞台にした密室での内容から、

2作目では街全体での庶民たちの殺し合いが描かれ、

パージの本当の目的がすっかりさっぱり暴かれるという

ものでした。
そして今作では遂に大統領選まで巻き込んだスケールの

大きさに変わりました。誰が何と言おうとわたしは

イーサン・ホーク主演だった1作目が好きで、あの極めて

不気味な笑顔を見せた来訪者の印象が強く残っています。
この「パージ:大統領令」では、今のアメリカというか

大統領選中のアメリカをそのまま描いているようで、

全米ライフル協会と警備会社(軍事産業)が儲かり、

富裕層から支持を受けるトランプと、黒人や貧困層から

支持を受け、平和的な政治を語るヒラリーの対立のよう

にも見受けられました。映画内のローン上院議員がヒラリー

と被ります。ただ彼女の主張が理想を追求しすぎていて、

ただちに受け入れられない人々が多く存在することが、

この映画を見ていても感じられます。ちょいちょいというか

最初からイラっとさせられるのよね。

 

パージ
 

そもそもパージの日に、自宅にいることを選択したから、

大騒動になったんじゃないの。
一方で黒人が経営する店の店員がメキシコからの移民で

あったり、クソガキとしか言いようのないティーンがいたり、

殺人ツーリスト達が世界各地から「殺人」をするために

訪れたりと、アメリカ国内での社会情勢も皮肉っています。

 

パージ
 

銃があんなに自由に買えたら、そのうちにそんなツアーが

組まれる予感もして、そこはかなり怖い。
2作目で息子を殺した相手に「パージ」できなかったレオが

ローンのボディガードとして登場し、めっちゃ活躍するんです〜。

 

パージ
 

また「ゲットアウト」(2017)で不気味なメイドを

演じたベッティ・ガブリエルは、元ギャングで、今は更生した

強い女性を演じています。しかしあのメイドの印象が強くて、

何か企んでいる気がしてなりません。企んでいませんよ。
3作とも殺人集団は極めて不気味で、かなり頭のネジが緩んだ人

たちばかりなんですが、それなりに個性を作り上げているところ

はすごいし、何かが起きそうな暗闇が本当に怖いです。
とはいえやはり1作目が好きですけどね。(くどい)

 

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悪魔のいけにえ 公開40周年記念版

4

JUGEMテーマ:Horror

 

悪魔のいけにえ

 

「悪魔のいけにえ」

原題:The Texas Chainsaw Massacre

監督:トビー・フーパー

1975年 アメリカ映画 83分 R15+

キャスト:マリリン・バーンズ

     アレン・ダンジガー

     ポール・A・パーティン

     ウィリアム・ヴェイル

     ガンナー・ハンセンテ

 

テキサスの暑い夏、5人の若者が田舎道を車で走って

いる。彼らはサリーとフランクリンの昔の家に向かって

いるのだったが、途中で不気味なヒッチハイカーを乗せて

しまう。

 

<お勧め星>☆☆☆半 今見るとそれほど怖くないし、

逆にコメディっぽいなあ。


絶叫クイーン、マリリン・バーンズここにあり!


ジャンル分けで、ファンタジー映画スリラー映画と

書いてありますが、どこをしっくり返しても「ファンタジー」

要素はありません。(3回目の鑑賞)ああ、頭の中が

「お花畑」の人が登場しているからなのか。
青い空、強い日差し、草の生い茂った荒野、茨のような木々が

ひしめき合う森、その中に若者の汗と悲鳴がが入り込むわけです。

 

悪魔のいけにえ
 

冒頭から汗まみれの若者がエアコンのないバンに乗り、

何が楽しいのか、フランクリン、サリー兄妹のかつて住んでいた

家に向かおうとしているのですが、今やホラーの鉄則となった

『ガス欠』を起こします。
登場人物はフランクリン(車いす)、

サリー(フランクリンの妹でしっかり者)、

カーク(当時のイケメンの象徴的姿)、

ジェリー(70年代にはよく見かけた風貌)、

パム(占い好き)の5人で、彼らは特に悪ふざけをする

わけでもなく、ドラッグや酒を飲みまくるわけでもなく、

無駄なお色気シーンを振りまくわけでもなく、ただ異常な

人々によって不条理な扱いを受けてしまうのです。

アメリカ映画特有の勧善懲悪要素は一切ありません。
さらにその異常な一家は一応3兄弟+ゾンビのような

グランパがいるのですが、特に仲が良いわけでもなく、

一方的にはしゃぐばかりで、この辺りの不協和音と

マリリン・バーンズの絶叫、大きく見開いた瞳の大アップなどで、

見ている側を独特の世界に引き込むのです。

 

悪魔のいけにえ

 

悪魔のいけにえ
 

グランパのハンマーシーンは何回見ても笑える。

まず持てないんだからね。

 

悪魔のいけにえ

 

ラストのレザーフェイスのダンスは何度見ても飽きないなあ。

あれは朝陽だろうか、夕陽だろうか。

 

 

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