ウィンターズ・ボーン

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    JUGEMテーマ:洋画
     

    ウィンターズ・ボーン

    「ウィンターズ・ボーン」
    原題:winter's bone
    監督:デブラ・グラニック
    2010年   アメリカ映画  100分  PG-12
    キャスト:ジェニファー・ローレンス
         ジョン・ホークス
         シェリル・リー
         デイル・ディッキー
         ギャレット・ディハランド

    17歳の少女リーは、保釈中の父親が姿を消し、彼が裁判に
    出席しないと、一家の住む家と森を失うと聞かされる。彼女は
    父親に関係したとみられる人々を次々と追っていくが、誰もが
    固く口をつぐむのだった。

    ウィンターズ・ボーン

    アメリカ中西部ミズーリ州のオザーク高原に住む、リー・ドリーは
    17歳の少女である。リー役は、ジェニファー・ローレンスです。
    彼女は弟ソニーと妹アシュリー、そして心を病んだ母親コニーを
    抱え、一家の生活を支えているのです。といっても、仕事などある
    はずもなく、その日の食べ物を隣人からわけてもらったり、リスや
    鹿を撃って夕食の材料にしたりという文明からかけ離れた生活を
    送っています。淡々と日々の生活を映しだしながら、ここに暮らす
    人々が、極めて貧しく、すさんだ生活を送っていることを訴えます。
    ところが、とっくに家を捨てたリーの父親が、薬物で逮捕され、保釈中
    に姿を消します。しかも保釈金の担保として、リー達が住む家と森が
    当てられていることを知らされ、一週間後の裁判の日までに、父親を
    捜さないと、全て没収されてしまうと聞かされるのです。

    ウィンターズ・ボーン

    勝気で賢いリーは、果敢にも父親と関係のあった人々を訪ね歩き
    ますが、実は、父親がかなり危険な状況に置かれていたことを知る
    のです。
    この間もずっと映しだされる、曇った空、冷たい風、どこまでも続く
    荒野が、リーの心の中を描いているようです。希望などを持つ暇が
    あるのでしょうか。

    ウィンターズ・ボーン

    そして父親の兄でドラッグ中毒のティアドロップから、父親捜しを
    きつく止められても、死んだというウソの現場を見せられても、彼女は
    ひたすら父親を捜し続けます。それは、明らかに父親への愛情ではなく
    ドリー一家と彼女の誇りを守るためだと思います。

    ウィンターズ・ボーン

    最近能天気なアメリカ映画ばかり見ていたので、真逆なこの映画が
    とても心を打ちました。
    全く信用できない保安官に対して
    「あんたの噂なんか誰もしない。」
    と冷たく言い放つリーの姿はかっこいいです。噂にのぼるだけでも
    この地域で存在する価値がある、ということでしょう。

    <マープルの採点>
    お勧め星   ☆☆☆☆


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    カンパニー・メン

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      JUGEMテーマ:洋画

      カンパニー・メン

      「カンパニー・メン」
      原題:the company men
      監督:ジョン・ウェルズ
      2010年   アメリカ映画  104分
      キャスト:ベン・アフレック
           クリス・クーパー
           ケヴィン・コスナー
           マリア・ベロ
           トミー・リー・ジョーンズ

      GTX社の販売部長ボビーは、突然クビを言い渡される。家や車の
      ローン、学費、数々の会費の支払いを抱え、就職支援センターの
      紹介で、いくつもの会社の面接を受けるも全て不合格。彼は遂に
      義兄の元で大工仕事の見習いをすることになる。 

      カンパニー・メン

      会社では大規模な人員削減を行っていても、トップは高額な報酬を
      受け取っている。この不公平な状況は日本でも同じですね。
      2008年9月15日。リーマンショックから波及した不況は、ボビーが
      勤務するGTX社にも影響を及ぼすのです。アメリカでのクビ通告は
      唐突にそして冷酷に行われ、ボビー達はダンボール箱一つ抱えて
      会社を後にします。ボビー役はベン・アフレック。

      カンパニー・メン

      2台目の車としてポルシェを乗り回し、数々の豪華な家財と広い
      邸宅で過ごしていた優雅な生活は、一変します。就職支援センター
      へ通い、求職活動に明け暮れる日々になるのです。
      ボビー達に直接クビを通告する人事課職員サリー役は
      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005)のマリア・ベロ。そして
      GTX社の副社長ジーン役はトミー・リー・ジョーンズです。この2人は
      実は不倫関係にあります。

      カンパニー・メン

      最初はすぐに職が見つかると考えて、ビリーは気軽に求職活動を
      行っていたのですが、これまでの年収や仕事内容、勤務地、プライド
      などが全て邪魔となって、一向に仕事が見つかりません。そうこうする
      うちに、失業手当がもらえる期間が過ぎてしまうのです。
      一方、GTX社ではさらなるリストラを実施し、ジーンそして会社の
      立ち上げメンバーだったフィルまでもクビになるのです。リストラの基準が
      もう子供が大きいだの様々な年齢層から行わないと訴えられるだの
      極めて曖昧なのがわかります。要するに人件費が一番手っ取り早く
      歳出を削減できるわけですね。
      フィル役は「ザ・タウン」(2010)のクリス・クーパーで、彼の悲哀に
      満ちた表情が目に焼き付きます。

      カンパニー・メン

      「マイレージ、マイライフ」(2009)でジョージ・クルーニーが行っていた
      リストラの状況など、かなり生ぬるく感じられます。
      そして遂にビリーは、今まで恐らくは見下げていた義兄ジャックの元で
      大工見習いを始めるのです。ジャック役はケヴィン・コスナー。
      ホワイトカラーから一気にブルーカラーになったビリーは、
      「昼食はどの店で?」
      なんてトンチンカンな質問をしてしまう。でも仲間が優しいのです。そして
      妻マギーは、どんな状況になっても彼を支えるのです。こんなできた妻は
      そうそういないわねえ。
      一人のクビでは、世の中は変わらない。しかしそれで苦しむ人は一人では
      すまない、ということですね。さらにそんな底辺のことは、トップは一切
      考えず、まず金儲けありきなのだということです。わかっていましたが、
      やはり世の中はお金中心ですか。
      この映画は一応はハッピーに終わっています。しかし現実はもっと厳しい
      と思っています。

      <マープルの採点>
      お勧め星   ☆☆☆☆

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      今日も寒いなあ。桜なんて蕾が固いったらありゃあしない。

      マネーボール

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      JUGEMテーマ:洋画
       
      マネーボール

      「マネーボール」
      原題:moneyball
      監督:ベネット・ミラー
      2011年   アメリカ映画  133分
      キャスト:ブラッド・ピット
           ジョナ・ヒル
           ロビン・ライト
           フィリップ・シーモア・ホフマン

      アスレチックスのGMビリーは、元メジャーリーガーである。
      貧乏球団であるがゆえに、シーズンオフには有力選手を
      金持ち球団に引き抜かれ、来シーズンの展望に頭を抱えて
      いる。そんな彼はピーターという「マネーボール理論」を語る
      男と出会い、斬新な手法でチームを立て直すことにするのだった。

      マネーボール

      金にものをいわせて有力選手を獲得するピンストライプの球団。
      あら!日本でもそんな球団が今話題になっているような(-"-)
      2001年10月15日。アメリカンリーグ地区優勝決定戦で2連勝
      したにもかかわらず、3連敗し、オークランド・アスレチックスは
      地区優勝を逃す。このチームのゼネラルマネージャー、ビリー
      役はブラッド・ピットです。彼は元メジャーリーガーで、スカウトの
      甘い言葉と高額な契約金を前にして、大学進学を捨て、プロ入り
      するも全く目が出ず、アスレチックスのスカウトになっていたのです。
      これは日本でもよくある話で、プロとして成功するのは、ほんの
      一握りであり、それがかなわなかった者は、どんな道をたどるのか、
      それは厳しい現実が待っているのでしょう。
      アスレッチクスは、金持ちチーム→貧乏チーム→クソチームの下に
      ある、もう霞のような存在だったのです。
      そしてせっかく有力な選手に育て上げても、シーズンオフには、
      金満球団に引き抜かれてしまう。来シーズンの選手の穴埋めを
      話し合っている、かなりベテランらしきスカウトの、実の無い言葉が
      ビリーのいらだちを募らせます。
      そんな彼は、エール大学出のピーター・ブラントという青年と出会う
      のです。

      マネーボール

      実際はポール・デポデスタという人物だそうですが、映画内での
      描かれ方に不満を持ち実名での登場は拒否されたとのこと。そこで
      ピーターという架空の人物になったそうです。
      彼は「選手を買うのではなく、勝利を買うべきだ。」という独自の理論
      を語り、オーナーから十分な金を引き出せないビリーは、その話に
      乗っていくのです。
      「マネーボール」(不公平なゲームに勝利する技術)は、現在では
      理論として確立されており、一方では、野球界の古い人間たちからは
      批判を受け、またこの理論自体にも変化が出てきているようです。
      その辺りは読んでもよくわかりません。
      とにかく個々の選手の統計を取り、今まで重視してきたスカウトの勘
      や選手の見た目、私生活などは全て考慮せずに選手を獲得していきます。
      それは他球団でお荷物になった選手や、マイナーで評価の低い選手
      にも及ぶのです。つまり安いお買いものをするわけです。
      しかし、そんな方法で集めた選手集団で迎えた開幕戦から、チームは
      一向に勝てないのです。理論上は勝てるはずなのに。イラつくビリーは
      椅子やら金属バットやら物を投げつけて怒りをあらわにします。
      チームの監督アート・ハウ役は、「ダウト あるカトリック学校で」(2008)
      のフィリップ・シーモア・ホフマン。この人はどう見ても元野球選手には
      見えないなあ。

      マネーボール

      いや、昔は筋肉質だったと思えばいいのかな。
      試合シーンには、元野球選手や野球経験のある俳優が起用され、まさに
      実際のゲームが行われているようです。
      勝利だけが求められる野球ですから、ビリーへの批判は、チーム内外
      から高まり、彼は遂に思いきったトレードや自らコーチを行い始めるのです。
      ここでもトレードや戦力外になる選手への突然の通告シーんがリアルに
      描かれています。これはプロだから仕方ないけれど、結構キツイです。
      そして遂にチームは勝利をおさめ、その後20連勝を続け、その試合は
      なんと代打勝ち越しサヨナラホームランという劇的なものでした。
      野球が大好きなので、1シーンごとに手に汗を握り、ついアスレチックスを
      応援してしまいます。
      一勝のために、ヤンキースでは140万ドルもかけているのに、アスレチックス
      では26万ドルというのには驚きです。そんなにかけても優勝できてないじゃん。
      アスレッチクスの本拠地オー・ドットコー・コロシアムは周囲は治安が悪い
      そうですが、レトロで古き良き時代の球場といった感じでした。

      マネーボール

      老眼鏡で資料を読むブラピは年齢を感じさせますがかっこいい!
      そして20連勝が決まり、一人で小さなガッツポーズを決めるブラピの
      姿は何気に感動しました。

      マネーボール

      離婚した妻と暮らす一人娘が、パパのために作った歌もよかったです。

      <マープルの採点>
      お勧め星   ☆☆☆☆



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      暖かいと言うからコタツ布団を洗ったら、寒くてたまらない。マッキーのばか。

      息もできない breathless

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      JUGEMテーマ:韓国映画全般

      息もできない

      「息もできない Breathless」 
      原題:breathless
      監督:ヤン・イクチュン
      2008年   韓国映画  130分  R15+
      キャスト:ヤン・イクチュン
           キム・コッピ
           イ・フアン
           チョン・マンシク

      借金取り立ての仕事をしているサンフンは、血の気が多く、敵、味方の区別が
      できないほど暴れてしまう。ある日、唾を吐きながら通りを歩いていた彼は、その
      唾がかかってしまった女子高生ヨニに注意される。生意気な娘と思ったサンフンは
      彼女を殴ってしまう。しかその後なぜか彼女のことが頭から離れなくなるのだった。

      息もできない

      監督兼主演のヤン・イクチュンの長編映画デビュー作です。しかし途中で製作資金が
      底をつき、友人等からの借金や自宅を担保にして製作費にまわしたそうです。
      主人公のキム・サンフンは友人マンシクの下で借金取り立ての仕事を請け負っている。

      息もできない

      サンフンは全然イケメンでなく、ただの中年の柄の悪いおっさんという感じです。
      これは演技でしょうがまさにはまり役です。
      しかし彼の暴力は人並みではないのです。それは女性、子供にまで向けられます。
      この度を超した暴力は、幼い頃実の父親が母親に暴力をふるい、さらにそれを
      止めようとした妹を刺殺し、直後に母親が事故死してしまった、亡くなった家族への
      深い愛情と父親への強い憎悪に基づいているのです。
      そんな彼がいつものように道路に唾を吐く。それがたまたま通りかかった女子高生
      ヨニの制服にかかってしまうのです。勝ち気なヨニは、サンフンを平手打ちし、逆に
      彼にグーパンチをくらい失神してしまいます。R15+なのは、しばしば出てくる暴力
      シーンがあるからでしょうか。
      このヨニも実は、認知症の父親を持ち、常に既に亡くなっている母親の居場所を
      尋ねられている。さらに実の兄はろくに働かず、お金をせびってはゲームセンターに
      居座っている日々を送っています。兄ヨンジェも彼女に暴力をふるうのです。
      暴力シーンの連続で気分を悪くするかもしれません。しかし彼らにとって生きていく
      ことの難しさが暴言、暴力に変わってしまう気がしています。決して肯定できる行為
      ではありませんが。

      息もできない

      暴力にまみれたサンフンが、姉の息子ヒョンインに金やおもちゃやお菓子を渡すこと
      でしか愛情を表現できないのも、彼のすさんだ生い立ちからでしょう。

      息もできない

      サンフンの語彙は少なく、すぐに「こんちくしょう」「このクソアマ」「イカレ野郎」などと
      いう言葉を口走ります。それが憎んでいる相手であろうと大事な家族であろうと変わり
      ありません。
      しかし、強く憎んでいたはずの父親が自ら手首を切った時、彼は父親を背負い、夜の
      町を全力疾走するのです。家族愛を大切にする韓国映画だからこそ描けるシーン
      ですね。
      その後、ヨニを漢江のほとりの呼び出す。おそらくこの映画を見た誰もが好きになる
      シーンでしょう。ヨニに膝枕をしてもらったサンフンがむせび泣き始める。それを見た
      ヨニも自らの境遇のつらさに思わず泣きじゃくります。2人の心は強く結びつきました。

      息もできない

      不器用で下品で暴力的で愛情などというものには最も遠い位置にいたサンフンが
      「仕事を辞める」
      と社長のマンシクに告げます。これは彼が人への愛情というものの存在を始めて知った
      からですね。彼にとっての未知の感情だったのです。
      暴力の連続の中で垣間見える静かなシーンは、この映画の訴えたいことを強く印象
      づけています。

      <マープルの採点>
      お勧め星   ☆☆☆☆
      グロ星    ☆
      ハラハラ星 ☆
      エロエロ星
      ダルダル星




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      韓国映画はストーリーが素晴らしい。3Dなどとは無関係で楽しめる。

      セレブ・ウォーズ〜ニューヨークの恋に勝つルール〜

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        JUGEMテーマ:洋画
         
        セレブ・ウォーズ

        「セレブ・ウォーズ〜ニューヨークの恋に勝つルール〜」
        原題:how to lose friends and alienate
        監督:ロバート・B・ウィード
        原作:トビー・ヤング
        2008年   イギリス映画  110分
        キャスト:サイモン・ペッグ
             キルスティン・ダンスト  
             ミーガン・フォックス
             ジェフ・ブリッジス
             ダニー・ヒューストン

        ロンドンの小さな出版社の社長、シドニーは、ニューヨークの一流雑誌シャープスの
        社長にスカウトされる。期待に胸を膨らませてアメリカにやって来た彼だったが、
        ニューヨークのセレブや編集部の雰囲気に全くなじめないのだった。

        セレブ・ウォーズ

        ファッション誌「GQ」「VOGUE」などを発行する出版社のジャーナリスト、
        トビー・ヤングのノンフィクショ小説を基に作られた映画です。
        主人公のシドニー役は「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)の
        サイモン・ペッグ。映画の中では「気持ちが悪い訛りの英語を使っている」
        なんて言われています。アメリカ人はクイーンズ・イングリッシュを聞いた
        ことがないのかしらん。
        彼は相変わらずハイテンションで、空気が読めない男を演じつつ、実は結構落ち込む、
        といういつものパターンの役です。
        一方、ロンドンのちっぽけな出版社の社長をスカウトしたニューヨークの
        超一流誌シャープスの社長クレイトン役は「トルー・グリット」(2010)
        のジェフ・ブリッジス。

        セレブ・ウォーズ

        あの爺さんとはうって変わって、お洒落な雰囲気を醸し出しています。
        そしてセクシーな姿を披露して人気を得ようとする新進女優ソフィ役は「ジェニファーズ・ボディ」
        (2009)のミーガン・フォックスです。

        セレブ・ウォーズ

        こんな風にして大女優になっていくのかと思うと、涙がちょちょぎれますね。
        まあ、どこの国でも下積み時代は、変な役やしょうもない仕事をしているものですが。
        そしてシドニーの上司で、シャープス社の社主の娘と結婚しているイヤな男ローレンス役は
        「ロビン・フッド」(2010)のダニー・ヒューストン。存在感があります。

        セレブ・ウォーズ

        ニューヨークに来て、周囲から浮きまくり、恋人どころか友人さえできず、仕事にも
        行き詰ったシドニーの唯一の理解者?が同僚のアリソンです。しかし、実は彼は
        ローレンスの愛人で...。

        セレブ・ウォーズ

        アメリカとイギリスの文化や考え方の違いを皮肉りながら、純粋な心を持つシドニーの
        ハチャメチャぶりに笑わせてもらいました。
        サイモン・ペッグはやっぱり最高です。

        <マープルの採点>
        お勧め星   ☆☆☆☆



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        やっぱり雨が降っている。確か今日は大阪マラソン。

        サンシャイン・クリーニング

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        JUGEMテーマ:洋画

        サンシャイン・クリーニング

        「サンシャイン・クリーニング」
        原題:sunshine cleaning
        監督:クリスティン・ジェフズ
        2009年   アメリカ映画  92分
        キャスト:エイミー・アダムス
             エミリー・ブラント
             アラン・アーキン
             ジェイソン・スペヴァック
             クリフトン・コリンズ・ジュニア

        ローズとノラ姉妹は、仕事にも私生活にもさえない日々を送っている。ある日
        ローズの息子オスカーが小学校を退学になり、私立学校入学のため学費が
        必要になる。そこでノラも誘って自殺や犯罪現場の清掃の仕事を始めるのだった。

        サンシャイン・クリーニング

        ローズはハイスクール時代はチアリーダーを務め、彼氏はアメフト選手という華やかな
        生活を送っていたのに、30代半ばの今は、シングルマザーでハウスクリーニングの仕事
        をしている。そして彼女の息子オスカーは、学校で問題ばかり起こしている。また、彼女は
        元恋人マックと不倫関係を続けているのだ。ローズ役は「ダウト あるカトリック学校で」
        (2008)のエイミー・アダムス。

        サンシャイン・クリーニング

        キュートという言葉がぴったりの女優さんです。
        そして彼女の妹ノラはウエイトレスの仕事をクビになり、今だに自立できず、父親と暮らしている。
        ノラ役は「アジャストメント」(2011)でマット・デイモンの最愛の人を演じたエミリー・ブラントです。

        サンシャイン・クリーニング

        「わたしはパワフル。わたしは強い。頑張れる。」と自分を奮い立たせ、毎日を必死で生きている
        ローズの元へ、オスカーの学校から呼び出しがあるのです。今回は『何でもなめる』。学校から
        薬物治療を勧められ、オスカーは退学するのです。さて次の私立学校に入れるためにはお金
        が必要。それには今の仕事のお給料では到底無理。ということで不倫相手で刑事のマックに
        相談し、犯罪や自殺現場の後片付けの仕事を始めるのです。嫌がるノラももちろん誘って。
        「リトル・ミス・サンシャイン」のプロデュースチームが手がけただけあって、人生の落ちこぼれ組
        を認識しつつ、いや自分は違うと前向きに生き、しかしやはり実情を目の当たりにして、くじけそう
        になってしまう。そんな家族の心の葛藤がうまく描かれています。

        サンシャイン・クリーニング

        おじいちゃんもローズもノラもオスカーも、みんなレールから外れた生活を送っているけれど
        常に新しい道を見つけ、方向転換していく姿は最高です!そして何より家族がそれぞれの良さを
        認めているのです。

        サンシャイン・クリーニング

        ノラの失敗で仲違いした姉妹が、再び心のつながりを取り戻していく。その姿は見ていて心が
        温まるものでした。ベビーシャワーのパーティーに集まった金持ちの同級生達が、全然イケてなく
        オツムも大してよくなさそうに見えるのは、日本でもよくあるパターンだな、と実感しました。
        人生はそんなもんですね。

        <マープルの採点>
        お勧め星   ☆☆☆☆

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        今日は爽やかな秋晴れ。何かの小鳥が鳴いている。

        レオン(完全版)

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        レオン

        「レオン」(完全版)
        原題:Leon
        監督:リュック・ベンソン
        1994年   アメリカ映画  111分
        キャスト:ジャン・レノ
             ナタリー・ポートマン
             ゲイリー・オールドマン
             ダニー・アイエロ

        レオンは町一番の殺し屋である。そんな彼が住むアパートの隣室へ麻薬取締局が
        訪れ、幼い子供までも皆殺しにする。たまたまレオンに頼まれて牛乳を買いに行っていて
        難を逃れた少女は、自室の惨状に涙し、レオンの部屋に逃げ込むのだった。

        レオン

        冒頭、黒いニット帽をかぶり、黒くて丸いサングラスの男が、ターゲットのアジトを
        急襲します。見張りを射殺し、エレベーターに遺体を乗せて上にあげる。それを
        ターゲットの仲間たちがマシンガンで撃ち抜きます。また螺旋階段から転落させられる者、通風孔に吊り上げられる者。
        町一番の殺し屋レオンは、独自の方法で確実に仕事を遂行するのです。このレオンは、
        イタリア系のマフィア、トニーの下で働いています。

        レオン

        一方、彼のアパートの隣室の少女が、廊下で1人タバコを吸っている。よく見れば右頬に
        は殴られたアザがあるのです。12歳のマチルダ役はナタリー・ポートマン。
        美少女でこのまま成長して行ったのがよくわかります。

        レオン

        そして麻薬取締局のスタンフィールド役は「ザ・ウォーカー」(2010)の
        ゲイリー・オールドマン。
        こいつが首をコキコキ鳴らしながら、残酷な行為を指図する姿は誠に憎たらしい。

        レオン

        マチルダを残して全ての家族を、スタンフィールド達に射殺され、復讐の鬼となった彼女は
        レオンに弟子入りを申し出ます。

        レオン

        「ボニーとクライド見たいに組みたい」「殺し方を教えて」「あなたに恋したみたい」。
        精一杯背伸びをして大人ぶるマチルダに、とうとうレオンは銃の手ほどきを教え始める
        のです。
        美少女は何をやっても可愛い。途中、レオンの真似をして、ニット帽、黒い丸いサングラス
        をかける姿は愛くるしい限りです。
        そしていつものように彼女がレオン用の牛乳を買いに行っている間に起こる事件。

        レオン

        マチルダと心を通わせたがゆえ、起こるべくして起きたものですが、それをレオンは
        最後まで話さなかったのです。
        「1時間後にトニーの家で会おう。」
        イキなセリフじゃありませんか。
        地面に根を張って生きることがマチルダのこれから広がる未来を明るくするもの
        なのでしょうかね。

        <マープルの採点>
        お勧め星   ☆☆☆☆
        グロ星
        ハラハラ星  ☆☆
        エロエロ星
        ダルダル星

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        フローズン・リバー

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          JUGEMテーマ:洋画
           
          フローズン・リバー

          「フローズン・リバー」
          原題:frozen river
          監督:コートニー・ハント
          2008年   アメリカ映画  97分
          キャスト:メリッサ・レオ
               ミスティ・アパーム
               チャーリー・マクダーモット
               マイケル・オキーフ

          レイは新居の購入費用と共に行方不明になった夫を捜すうちに、モホーク族の
          ライラという女と知り合う。生活費にさえ困っていたレイは、ライラに言われるまま
          車を走らせるが、それは不法入国を手伝う仕事だった。

          フローズン・リバー

          アメリカ、ニューヨーク州とカナダの間に流れるセントローレンス川。そこには
          モホーク族の保留地が存在している。
          タバコを吸いながら涙を流す中年の女性。彼女レイ・エディはギャンブル中毒の夫
          トロイの帰りを待っているのである。外では、クリスマスまでに残金を支払わないと
          新居の頭金1500ドルは没収すると業者が言いに来ている。トロイは、残金をダッシュボード
          に入れたままの車でトンズラしたらしいのです。
          メリサ・レオ演じるレイは、ほぼノーメイクでシワが目立ち、髪も傷んでバサバサの、生活に
          疲れた女性を好演しています。

          フローズン・リバー

          15歳の長男T・Jと幼いリッキーという次男のためにどうしてもお金を取り戻したいレイは
          モホーク族保留地のギャンブル場で、遂に夫の車を見つけるのです。しかし運転していたのは
          見たこともないモホーク族の女ライラ。かなりふくよかでふてぶてしい態度には女性らしさが
          微塵も感じられません。実はその態度とは裏腹に、実子を夫の母親に奪われたという
          悲しい身の上でもあるのです。

          フローズン・リバー

          最初はライラ主導の裏ビジネスだったのに、いつの間にかレイが積極的に動き始める。
          そこには白人であると疑われない、という現実に直面したからでしょうか。
          一方レイの息子T・Jも家族の為にお金を稼ごうと詐欺まがいの仕事に手を染める。
          家族同士愛し合いながら、お互いを助けたいがため、日々の糧を得たいがため、さらには
          おそらく一生抜け出すことのできない貧困のため、危険に飛び込まざるを得ない
          どこまでも暗い現実が横たわり、その映像が次から次へと映し出されていきます。

          フローズン・リバー

          父が逃げ出したきっかけ、そして最後の仕事として危険をかえりみず請け負った密入国
          の手助け、さらには裏ビジネスの最中に救った赤ん坊を見て、母性に目覚めるライラなど
          様々な人の心の動きが、2人の女性の行動と絡み合って素晴らしいラストになりました。

          <マープルの採点>
          お勧め星   ☆☆☆☆



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          残暑厳しい朝でございます。

          ウォール・ストリート

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            JUGEMテーマ:洋画

            ウォール・ストリート

            「ウォール・ストリート」
            原題:Wall Street : money never sleeps
            監督:オリバー・ストーン
            2010年   アメリカ映画  133分
            キャスト:マイケル・ダグラス
                 シャイア・ラブーフ
                 ジョシュ・ブローリン
                 キャリー・マリガン

            ニューヨークの証券会社に勤務するジェイコブは、恋人ウィニーと暮らしながら
            大成功を夢見る若者である。しかし、彼の会社は清算され、彼はウィニーの父親で
            かつてのウォール街の有名人ゲッコーに近づくのだった。

            ウォール・ストリート

            1987年製作の「ウォール街」 の23年ぶりの続編で、監督オリバーストーン、主演
            マイケル・ダグラスは変わっていません。
            かつてウォール街で大成功をおさめた果てに、インサイダー取引などで逮捕、収監されていた
            ゲッコーは2001年出所します。出迎えは誰もいません。刑務所から返還された持ち物
            に例の馬鹿でかい携帯電話があるのが、過ぎ去った栄光を物語っています。
            そして2008年、ゼイベルという老舗の投資銀行に勤務するジェイコブ・ムーアは、恋人
            ウィニーと暮らしながら、一獲千金を夢見ているのです。

            ウォール・ストリート

            そういえば前作でゲッコーが溺愛する幼いバカ息子がいたなあ、と思ったら、彼は薬物中毒死
            していました。その妹がウィニーなのです。このあたりも丁寧に描かれています。
            父親の逮補後、様々なうわさ話が流布し、家庭は崩壊、兄が死亡したことをきっかけにウィニー
            は彼を憎み、すっかり疎遠になっている。そんな時、ゲッコーの講演を聞いたジェイコブは大感激。
            この役を「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフが演じていますが、泣き顔で、その上
            その顔の通りすぐに泣く女々しい男なんです。ウザイ!

            ウォール・ストリート

            一方、ゲッコーの下で働いていたブレントンは、今は時代の寵児です。ブレントンは
            「トゥルー・グリット」で悪人チェイニーを演じたジョシュ・ブローリンで、腹黒い役を好演しています。

            ウォール・ストリート

            ストーリー的には前作と同じくらいよくできています。ただジェイコブとウィニーの恋愛模様は
            全く余分でした。
            最初の方で、ゲッコーとジェイコブが2人で初めて話をする公園で飛んでいたシャボン玉、
            そしてラストのジェイコブとウィニーの子供の誕生パーティーで飛ばされるシャボン玉。
            時代は変わっても、人間は同じことを繰り返し、バブルに踊らされているということでしょうか。
            前作のバド役、チャーリー・シーンがリタイアして悠々自適な生活をしている、と映画の中で
            語っています。彼の風貌を見ても完ぺきにリタイアしていることが見て取れます。
            それに引き替え、マイケル・ダグラスの存在感は強いなあ。

            <マープルの採点>
            お勧め星  ☆☆☆☆



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            最低気温が29度って、もう亜熱帯気候じゃん。蒸し暑い。

            ウォール街

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              JUGEMテーマ:洋画
               
              ウォール街

              「ウォール街」
              原題:Wall Street
              監督:オリバー・ストーン
              1987年   アメリカ映画  128分
              キャスト:チャーリー・シーン
                   マイケル・ダグラス
                   マーティン・シーン
                   テレンス・スタンプ
                   ダリル・ハンナ

              ニューヨーク、ウォール街のJ・スタイナム社で働くバドは、証券業界で成功を
              することを夢見ている。彼は投資家として大成功をおさめているゲッコーに認めて
              もらおうと何度か接近を試みるのだった。

              ウォール街

              この映画は続編「ウォール・ストリート」を見るためにまず、オリジナルを見ておこうと思い
              レンタルしました。
              中堅証券会社J・スタイナム社に勤務するバド・フォックスは、出世を夢見ながらも今だに
              父親カールに借金をする日々を送っている。カール役はマーティン・シーン。バド役は実の
              息子チャーリー・シーンです。

              ウォール街

              チャーリー・シーンは、ドラッグや酒、女性問題にまつわる悪癖で何度も名前を聞きましたが、
              肝心の映画ではすっかり見かけませんね。
              「自分を誇れる人間になれ」という父の言葉に耳を貸さず、彼は有名な投資家ゴードン・ゲッコー
              に近づくのです。ゲッコー役はマイケル・ダグラス。

              ウォール街

              バドの持ち込んだカールの勤務する航空会社の内部情報に、ゲッコーは興味を示し、次第に
              バドを重用していくのです。
              「お金で買えないものはない」
              と言い、さらには欲の上限はないのですね。白人の中でもWASPに仲間入りしたい。そして
              サーの称号を持ち、かつてゲッコーに大損をさせたイギリス人、ワイルドマンに一泡吹かせたい。
              イギリス人とアメリカ人のプライドの戦いでもあります。
              ゲッコーの次から次へと繰り出される要求に、バドは着実に答えていくのです。それによって
              彼の会社での地位も上がり、個人の部屋まで用意されるのですが、
              「俺は誰だ?」
              とある時思うのです。毎日、数字、グラフを見つめ、人をだまし、心を休める暇もない。人間と
              しての倫理観などとっくの昔になくなっています。
              「安易な金でなく、実のある人生を送れ」
              という父カールの言葉が重いですね。何かちょっと前のヒルズ族を思い浮かべちゃった。
              ゲッコー役のマイケル・ダグラスは、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞。ダリア役の
              ダリル・ハンナは、ゴールデン・ラズベリー賞の最悪助演女優賞を受賞しています。

              ウォール街

              ゲッコーのモデルが実在する投資家アイヴァン・ボウスキーという人物だったとは驚きでした。

              ウォール街

              そして時代を感じさせるこの馬鹿でかい携帯電話も印象的です。

              <マープルの採点>
              お勧め星   ☆☆☆☆




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