名もなき復讐

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

名もなき復讐

 

「名もなき復讐」

原題:The Lost Choices

監督:アン・ヨンフン

2015年 韓国映画 109分

キャスト:シン・ヒョンビン

     ユン・ソイ

     キム・ヒョク

 

射撃選手だったジウンは、事故で両親を失い、

言語障害の後遺症が残ってしまう。無気力に町工場で

働く彼女はある晩、3人の男に強姦され、出向いた

警察署では刑事に邪険に扱われた挙句、帰宅すると

そこには犯人の1人が待っており...。

 

<お勧め星>☆☆☆ 映像や音楽は凝っており、法の

不条理さをうまく描いていますが、やや詰め込み過ぎな

気がします。

 

〇見どころ

ヒロインが復讐を開始するきっかけの事件から、かなり

凄惨なものであるのに、美しいBGMやスロー映像などで

それが芸術のように描かれます。

 

名もなき復讐

 

ジウンの設定も

仝鯆婿故で両親を亡くす→貧乏

∋故の後遺症で言語障害がある→ろくな職に就けない

A牲蘯蠅箸靴討両来はなくなる→夢はない

という不幸3点セットに加え、帰宅時に突然3人組に襲われ

強姦されたうえ、それを訴えに向かった警察では、パク刑事と

いうろくでもない汚職刑事に邪険にされる。その上帰宅すると

なんと強姦犯の1人が部屋にいるわけです。こんな不幸は彼女に

留まらず、親友で隣の部屋に住むウォンギョンは、暴力を振るう

父親から救ってくれたはずの恋人チョンベがヒモ状態かつ完ぺき

DV男ときた。さらに遡ると、ジウン一家の事故もウォンギョンが

乗っていたバイク軍団が原因なのです。あーこんなに不幸なのか。

そのウォンギョンは職場の上司に正社員雇用を条件に性的接待を

要求されている。格差社会の縮図のようです。

 

名もなき復讐

 

また、ジウンの身の上を案じる女性刑事カンも、妹が強姦事件の

被害者であり、事件以降言葉を発せないし、職場では無能な男刑事に

バカにされている。見ていてムカムカするシーンの連続です。

はっきり言ってこいつらまとめて殺してしまえ!と思うこと間違いなし。

 

名もなき復讐

 

●惜しいところ

序盤にジウンが、パク刑事から奪った拳銃には銃弾が何発

あったんだろうか。パンパン撃っていたぞー。それとラスト付近の

展開はやや余分。

 

強い者に優しく、弱い者に冷たいという韓国社会の法律。それは

わが国にもあてはまるかもしれません。

 

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極秘捜査

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

極秘捜査

 

「極秘捜査」

原題:The Classified File

監督:クァス・キョンテク

2015年 韓国映画 108分

キャスト:キム・ユンソク

     ユ・ヘジン

     ソン・ヨンチャン

 

1978年釜山の資産家の娘ウンジュが見知らぬ

男の車で連れ去られる。家族は占い師の教えで、

管轄外の釜山市警コンに捜査を依頼するが、犯人から

一向に連絡はなく、ウンジュの安否も全くわからない

のだった。

 

<お勧め星>☆☆☆半 もどかしい思いで見ていましたが、

ラストは気分がいいです。

 

韓国警察の無能ぶり、上意下達、縄張り意識の強さを

これでもかというほど見せつけてくれます。1978年当時も

今もあまり変わっていないかもね。民意で検察が動くくらい

だもの。

 

〇見どころ

ウンジュが連れ去られてから何の要求もなく、ただ占いにすがる

しかない母親と、極秘捜査にするように金で交錯する父親の姿が

映り、誘拐事件への警察の対応の杜撰さを浮き彫りにします。

 

極秘捜査

 

そしてただ一人ウンジュの生存を示したキム導師の指示で、

管轄外の刑事コン・ギルソンが捜査を開始するのですが、

疑わしきはとりあえず連行し、暴行し、自白強要なんていつも

通りの捜査方法も映されます。キム導師役は、「悲しき獣」

(2010)をはじめとして、韓国映画ではおなじみの

ユ・ヘジン。コン刑事役は「あいつだ」(2015)の

キム・ユンソク。他にも「アジョシ」(2010)に出演していた

ソン・ヨンチャンの顔も見えて、韓国サスペンス映画の定番の

メンバーで構成されいます。コン刑事も生粋の善人ではないけれど、

ウンジュの生存を信じ、ひたすら中部署やソウル署の警官たちの

反発に耐えながら、独自の捜査をするわけです。

 

極秘捜査

 

「命」よりも「手柄」を重視するから未解決事件が多いんだわ、

と思ってしまう。その一方で、コン刑事やキム導師の家族環境も

描かれ、子を思う親の気持ちは普遍的なのだと実感。終盤の

暗闇で車にすがりつくコンの姿は、もう必死のパッチなんて

もんじゃない。あれこそ臨機応変な捜査なんだろうな。

 

極秘捜査

 

●惜しいところ

実話に基づいているので、真相があやふやなところもあり、

「?」と思う結末ではあるけれど、それは仕方ないのかな。

 

 

 

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ザ・ギフト

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

ザ・ギフト

 

「ザ・ギフト」

原題:The Gift

監督:ジョエル・エドガートン

2015年 アメリカ映画 108分

キャスト:ジェイソン・ベントマン

     レベッカ・ホール

     ジョエル・エドガートン

 

サイモンとロビン夫妻は、シカゴから西海岸へ

転居し、新生活をスタートさせる。そこで夫の

同級生ゴードと知り合い、夫妻で親交を深めるが、

彼が届ける贈り物に違和感を覚えると同時に、

2人の周りに異変が起き始める...。

 

<お勧め星>☆☆☆半 題名の意味を知るとゾーッ

とします。

 

サイモン役は「ディス/コネクト」(2012)などの

ジェイソン・ベントマン。コミカルな役からシリアスな

役まで幅広くこなすお方。お顔はいい人っぽい。そして

妻ロビン役は「トランセンデンス」(2014)の

レベッカ・ホール。どうもこのお顔は好きになれません。

でもスタイルはいいんです。

 

ザ・ギフト

 

〇見どころ

最初から突然姿を見せるサイモンの同級生ゴードが不気味

なんですよ。「ブラック・スキャンダル」(2015)とは

うって変わって、人の好さそうな雰囲気を醸し出す

ジョエル・エドガートンは、この映画で長編初監督もしています。

よく見れば、かなり胡散臭いのに、ロビンは、そのまますんなり

受け入れます。このすんなりぶりにちょいちょいイラっとするん

ですが、多分これが彼女の善人ぶりを表しているのでしょう。

 

ザ・ギフト

 

最初はワイン、そして鯉の餌と鯉...。このプレゼントの意味が

よくわからないのも不気味さを演出しています。

 

ザ・ギフト

 

夫サイモンは、仕事も順風満帆、後は今度こそ子供がほしいと

いう願いを持つ家庭も大事にする立派な人間として印象付け

られます。それが少しずつおかしな方向に向かい始めた時の彼の

表情や言葉が、序盤と全く異なっていて、すごく対照的に映る

のです。これは上手い!

 

ザ・ギフト

 

シカゴで流産?したことでロビンが薬物依存になっていたことも

細かなシーンで説明され、なぜ新天地を求めたのかとか、彼女が

精神的にややもろく見えるのかも理解できるのです。

 

●惜しいところ

特にありません。

 

結局人間の性格というのはそんなに簡単に変わらないし、変わったと

思っていても、根本的なところでそれが残り続けているということ

でしょうか。ジャケットにある通りまさに驚愕のラストですね。

 

 

 

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コロニア

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

コロニア

 

「コロニア」

原題:Colonia

監督:フロリアン・ガレンベルガー

2015年 ドイツ=ルクセンブルグ=フランス映画 

110分

キャスト:エマ・ワトソン

     ダニエル・ブリュール

     ミカエル・ニクビスト

     リチェンダ・ケアリー

     ビッキー・クリープス

 

ドイツ人のCAレナは、仕事を兼ねて恋人ダニエルが

活動するチリを訪れる。つかの間の逢瀬を楽しんだ朝、

突然軍事クーデターが起き、ダニエルはどこかに連行

されてしまう...。

 

<お勧め星>☆☆☆半 ストーリーがやや強引なところも

あるけれど、最後まで緊迫感が続きます。

 

この映画はイギリスでは大コケだったし、Rotten Tomatoes

でも26%という低評価です。高評価のサイトもあるので

好き嫌いが分かれる映画かもしれません。

 

〇見どころ

「美女と野獣」でヒロインを演じるエマ・ワトソンが

ルフトハンザ航空のCAレナを演じています。可愛い。でも

肌の露出はNGなのね。レナの恋人でチリの民主化デモを支援

する活動家ダニエル役のダニエル・ブリュールは、しっかり

お尻も見せているのに。(別に見たくないけど)

 

コロニア

 

そして元ナチス党員で、チリでコロニア・ディグニダという

慈善団体という名目の組織を主宰するシェーファー役は

「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクビスト。

 

コロニア

 

とにかく怖い。鬼気迫る演技でカルト教団のような組織を

率いる姿を見せてくれます。この組織がどういう役割を

果たしていたか、そしてそこにダニエルが収容されたと聞き、

決死の思いで、潜入するレナの姿がスリル満点に描かれて

いきます。

 

コロニア

 

この教育係っぽいおばさん、ギゼラもめちゃめちゃ怖いんです。

底意地が悪いんです。そして疑い深いんです。洗脳されると

こうなるんだろうか。

 

●惜しいところ

実際の事件は1人の少年が脱走し、その両親が訴えたことで、

この「コロニア・ディグニダ」の実態が世間に知れ渡ったそうで、

恋人という設定はあくまでも映画のためのものです。

 

コロニア

 

またこの施設で行われていた児童虐待や過剰な暴力、不条理な

戒律、軍事政権との関りが表面上しか描かれていないのは、

時間の制限もあるから仕方ないのかな。

 

この施設が40年間チリ秘密警察の拷問機関として利用され、

生き延びることができたものは、たった5名だったという事実は

恐ろしい限りです。さらに恐ろしいのは、この事件で逮捕された

のは、シェーファーのみで、他の軍人や警官、大使館員など

協力者は一切罪に問われなかったこと。こういう施設は今でも

どこかにあるかもしれませんね。

 

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SPOOKS スプークス/MI-5

5

JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

SPOOKS

 

「SPOOKS スプークス/MI-5」

原題:Spooks The Greater Good

監督:バハラット・ナルルーリ

2015年 イギリス映画 104分

キャスト:ピーター・ファース

     キット・ハリントン

     タペンス・ミドルトン

     エリス・ガベル

     ジェニファー・イーリー

 

CIAにテロリストを引き渡すため、MI-5諜報員が

男を移送中、武装グループに襲撃され男は逃走する。

その責任を負って解任されたハリーは、局内に内通者

がいると疑い、元MI-5のホロウェイに接近するが...。

 

<お勧め星>☆☆☆半 とても緻密なストーリーで、

派手なアクションシーンはなくても十分楽しめます。

 

BBCテレビシリーズ「MI-5 英国機密諜報部」を原案に

映画化したものです。イギリスということで銃を使う

シーンが限られており、ただドンパチドッカーンで圧倒する

ハリウッド映画とは一線を画しています。

 

〇見どころ

 

SPOOKS

 

主役ウィル・ホロウェイ役は、「ポンペイ」(2014)で

主役を務めたキット・ハリンソン。結構甘いマスクで好き。

 

SPOOKS

 

若手の諜報員ジューンと恋が芽生えるかと思ったけれど、

スパイ映画には恋は不要。それどころか、あくまでも任務に

徹する人々をとことん描きます。無駄がないねえ。

ミッションインポッシブルシリーズのトム・クルーズが

繰り広げるような派手なカーチェイスやジェットコースターの

ような展開やアクションはなく、地道にこつこつとスパイの姿を

映していきます。

 

SPOOKS

 

冒頭にテロリストを逃がしたことでMI-5を解任されるハリーは、

まさにザ・スパイという感じです。

 

●惜しいところ

ホロウェイの父もMI-5諜報員で、その死にハリーが関わって

いたらしいけれど、もったいぶっていた割には説明が不十分

だったなあ。

 

SPOOKS

 

局内に内通者がいるとわかると、怪しい人物がどんどん出てきて、

最初から「こいつ」と思っていたのが、最後の最後で外れたから

ちょっと悔しかったです。そこまで読めたらすごいぞ。

 

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ヒメアノ〜ル

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JUGEMテーマ:邦画

 

ヒメアノ〜ル

 

「ヒメアノ〜ル」

監督:吉田恵輔

2016年 日本映画 99分 R15+

キャスト:森田 剛

     濱田 岳

     佐津川愛美

     ムロツヨシビル

 

清掃会社でバイトをしている岡田は、先輩安藤が

思いを寄せる相手ユカの働くカフェに向かう。安藤

に頼まれ、ユカと話しをするうちに、彼女がカフェの

客にストーカー行為を受けているらしいと知り...。

 

<お勧め星>☆☆☆ うーん。全編に漂う暗い雰囲気と

絶望感は後味の悪さを残します。

 

特にV6のファンでもないので、森田剛がどんな役を

しようと気にしませんが、この映画の森田役はしんどい。

 

〇見どころ

森田剛演じる森田正一のよどんだ瞳が、社会の底辺に

存在し、その存在すら忘れ去られているような人間を

物語ります。ピッタリなんだよね。脱力した歩き方や

話し方が。それでいてスイッチが入るとすごい行動を

起こします。

 

ヒメアノ〜ル

 

そして同級生、岡田役の濱田岳と職場の先輩安藤役の

ムロツヨシの掛け合いは、まるでコントを見ているようです。

しかしその甘っちょろい日常はあっという間に恐怖に変わって

いくのがジェットコースターのように素早く映し出されていきます。

 

ヒメアノ〜ル

 

まさかこの可愛い佐津川愛美佐津川愛美演じるユカが、岡田を

好きなんてね〜。この恋愛シーンは少し笑っちゃう。

 

ヒメアノ〜ル

 

●惜しいところ

設定というか根底にあるのが高校時代の陰湿なイジメであり、

それがなぜ今連続殺人を犯すほどのエネルギーとなったのか、

とてもわかりづらいです。原作の漫画を読む気にはならない

からいいけれど。高校を卒業してからの森田の空白の期間の

説明が少しほしかったと思う。

 

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カットバンク

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

カットバンク

 

「カットバンク」

原題:Cutbank

監督:マット・シャックマン

2014年 アメリカ映画 93分

キャスト:リアム・ヘムズワース

     テリーサ・パーマー

     ジョン・マルコビッチ

     ブルース・ダーン

     ビリー・ボブ・ソーントン

 

アメリカ一寒い町カットバンクで郵便配達人が

銃撃され、偶然現場でビデオ撮影をしていた

ドウェインとカサンドラはその事件を目撃、録画

してしまう。保安官はその後消えた死体と郵便配達の

トラックを捜していくが...。

 

<お勧め星>☆☆☆ 個人的には結構好きな映画です。

 

ドラマ版「FARGO/ファーゴ」のマット・シャックマン監督の

映画デビュー作だそうで、国内一寒い町カットバンク、

人口3000人、誰もが顔馴染みというど田舎を舞台に起きる

殺人事件という設定は、どこか同じ雰囲気が漂います。

保安官ボーゲル役はジョン・マルコビッチ、カサンドラの父、

ビッグ・スタン役はブルース・ダーンと結構豪華な顔ぶれ。

 

カットバンク

 

〇見どころ

開始早々に事件の真相がわかるというか、そもそもジャケットに

書いてあるからカップルが目撃したのは偽装殺人。それより

意味不明なのは、オープニングから映り続ける可愛いバックであり、

その到着を待ち続ける、超キモイ男、ダービー・ミルトンです。

 

カットバンク

 

カットバンク

 

郵便配達人ジョージーが雑に持っている水色のバッグが彼の

求めるものだと気づくまで少しかかります。町の皆が死んだと

思っていたダービーが現れたことで、予想外の話になっていく

わけで、こんなことは絶対に気づきません。なぜにこれに固執

したのかを知ると唖然茫然。

 

カットバンク

 

さらにクリス・ヘムズワースの弟でリアム・ヘムズワース

演じるドウェインの恋人カサンドラ役のテリーサ・パーマーが

もう掃き溜めに鶴なのよ。「こんなクソ田舎、2人で出ようぜ」臭が

冒頭からプンプン漂ってくる。でもそれには足かせがあるのよ(泣)。

 

●惜しいところ

元々の計画があまりに杜撰すぎです。でもそれだからこそ

救われたのかもしれませんね。

 

田舎町を出る勇気がなかったボーゲル保安官と誘われなかった

ビッグ・スタン。若い2人にはいくらでも時間と可能性があるの

よね。

 

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アナライザー

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アナライザー

 

「アナライザー」

原題:Interrogation

監督:スティーブン・レイノルズ

2016年 アメリカ映画 87分

キャスト:アダム・コープランド

     C・J・”ラナ”・ペリー

     マイケル・ロジャース

 

FBIの優秀な捜査官ルーカスは、爆弾テロ犯の

取り調べを担当する。彼は次の爆破場所を知るために、

様々な方法で犯人に迫るが...。

 

<お勧め星>☆☆☆ ストーリーはさておき、ラストは

すっかり騙されましたー。

 

プロレス団体WWEが製作した映画なので、主役のFBI捜査官

ルーカス・ノーラン役は元プロレスラー、アダム・コープランド。

↓これが本当の姿。

 

アナライザー

 

この映画では、はち切れそうなシャツを素肌にまとってスーツを

着ている向かって左から2番目。

 

アナライザー

 

〇見どころ

ルーカスの生い立ちは恵まれず、彼の父の教育で視覚的記憶術を

磨いていたということが、途切れ途切れに映り、その記憶術を

駆使するとき、頭の中の図書館に入り込む映像は、なかなか面白い。

犯人の上を行こうと知恵を絞ると、さらに爆発は起こり、この

ノンストップ感は、結構好き。それとちょいちょい見られる

プロレス技も楽しいですよ。

 

●惜しいところ

FBIにも多くの捜査官がいるだろうに、ルーカスが独断で行動し、

勝手に犯人を連れ回しては、事件が起きる。そんなこと許される?

ストーリーはあまりにご都合主義です。

 

アナライザー

 

ラストのオチに気づかせないために、見る側に一切情報を

与えないという映画はこれっきりですね。次は違う話を作ろうね。

 

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DEMON デーモン

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demon

 

「DEMON デーモン」

原題:On the Me/Blackway

監督:ダニエル・アルフレッド

2015年 アメリカ映画 91分

キャスト:アンソニー・ホプキンス

     ジュリア・スタイルズ

     レイ・リオッタ

     アレクサンダー・ルドウィグ

 

実母が亡くなり、実家を相続したリリアンは、

故郷の田舎町で暮らし始める。しかし勤務先の

バーの客に絡まれてから、彼の執拗な嫌がらせを

受けてしまう。彼はブラックウェイと言い、

保安官も恐れる人物だったのだ。

 

<お勧め星>☆☆☆ 思ったほど悪くない内容です。

ラストも気分がいい。

 

アメリカの貧しい田舎町に漂う寂寥感や閉塞感は

「ファーナス 訣別の朝」(2013)

「ウィンターズ・ボーン」(2010)「グランド・ジョー」

(2013)など有名な映画以外でも数多く描かれています。

そこに巣食う「悪」は、極めてつながりの強い、小さな

コミュニティーだからこそ、巨大な力を持つわけで、銃、

ドラッグが絡むと、まさに「死」と隣り合わせの恐怖を感じて

しまうのです。

 

〇見どころ

ヒロイン、リリアン役は「ボーンシリーズ」のニッキーこと

ジュリア・スタイルズ。一目で彼女と気が付く特徴のある

顔立ちです。

 

demon

 

そして彼女を執拗に追いまわし、嫌がらせをする超悪い男

ブラックウェイ役は、レイ・リオッタ。もうぴったりなんだから。

日本で言うと時代劇で、登場した途端に「こいつ悪い」と

思ってしまう悪代官のような感じ。

そして保安官すら見捨てたリリアンに唯一助け舟を出すのが、

妻に出て行かれ、娘をドラッグで亡くしたレスター。

 

DEMON

 

いやいやあんたも結構悪人顔だよ。と思うけれど、この映画では

名前が「レクター」ではないので、人を食べませんよ。

(もうー、まぎらわしい名前)レスターの子分のような若者ネイトは、

言葉がもつれるせいか、ホームスクールで、友人もいないみたい。

この勝てそうにないトリオで、ブラックウェイに立ち向かうのです。

ブラックウェイの居所を捜すのも一苦労なら、怖い会計士マードック

の反撃に遭ったりして、危機一髪のシーンは何度も出てきます。

特に終盤の人里離れた森の中での素早い展開はスリルがあります。

 

demon

 

●惜しいところ

どれだけブラックウェイが怖いのかと思ったら、結構あっけなかった。

でも片田舎で威張り散らしている輩の実力はあんなもんだろうね。

井の中の蛙そのものです。

 

ラストに希望に満ちて微笑みあうネイトとリリアンの顔は、ズタボロ

だけれどすごく生き生きしています。それに引き換え、全てに決着を

つけたはずのレスターは、呆けたような顔で、窓から外を見ている

のです。「悪」を駆逐したところで、彼が失ったものは何も戻らない

という喪失感を表すようでした。

 

 

 

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パッチ・オブ・フォグ 偽りの友人

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パッチ・オブ・フォグ

 

「パッチ・オブ・フォグ 偽りの友人」

原題:A Patch  of Fog

監督:マイケル・レノックス

2015年 イギリス映画 93分

キャスト:コンリース・ヒル

     スティーブン・グレアム

     ララ・パルバー

 

ベストセラー作家であり、TV番組にも出演、さらに大学で

文学を教えているサンディは、スーパーで万引きしたところを

警備員ロバートに見つかってしまう。ロバートは、金で解決

しようとするサンディに対し「友人になろう」と言うのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆ 途中までは面白かったけれどラストは

好みが分かれるかな。異色の映画とも言えます。

 

少しネタバレ

 

原題は主人公サンディ・ダッフィが唯一出版し、大ベストセラー

になった小説の題名であり、それは映画全体に立ち込める雰囲気に

とてもマッチしています。

 

〇見どころ

スーパーの警備員ロバートを演じるスティーブン・グレアムが

温厚そうな顔つきの下に、強い執着心と孤独を隠している男を

好演しています。

 

パッチ・オブ・フォグ

 

ベストセラー作家であり超有名人のサンディの弱みを握り、

それを利用して彼と「友人になりたい」と思い始める姿は、

もう鬱陶しいを通り越して恐怖すら感じるのです。

 

パッチ・オブ・フォグ

 

一方TV番組の司会者ルーシーという恋人もいて、裕福で

地位も名誉もあるサンディの唯一の悪癖が「万引き」。

 

パッチ・オブ・フォグ

 

なぜ彼がこの行為に興奮を覚えるのか、その心の闇はラスト

付近に一気に理解できます。その心は霧に包まれており、

抜け出すきっかけが一向に見つからなかったわけです。

サンディとロバートの駆け引きが絶妙な脚本で描かれていきます。

 

●惜しいところ

携帯電話を利用しすぎです。それはラストでも必ず使われると

思ったら、全くその通り。

最も裏切られたのは、ロバートともみ合ったのは、殺す意思が

あったと思ったのに、サンディは「そんなつもりではなかった」

と言ったときです。あそこは確実に殺意がありましたよね。

 

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