ガンズ&ゴールド

5

ガンズ&ゴールド

「ガンズ&ゴールド」
原題:Son of a Gun
監督:ジュリアス・エイバリー
2013年 オーストラリア映画 109分
キャスト:ユアン・マクレガー
     ブレントン・スウェイツ
     アリシア・ビカンダー
     ジャセック・コーマン

軽犯罪で収監されたJRは、伝説の強盗犯ブレンダンの
世話を受け、出所後彼の脱獄の手助けをする。そして
ブレンダンが引き受けた金鉱から金塊を強奪する計画
に加担するが、そこには大きな罠があった。

<お勧め星>☆☆☆ スリルのある内容と映像でしたが、
まさかのロマンス物に変わり、少しがっかり。


「チンパンジーかボノボか、人間のルーツをたどると
2種類に分けられる。前者は戦い、後者は愛に生きる。
今はチンパンジーがほとんどだ」
と映画内でブレンダンが言います。その後の展開は、あれ?
そんな映画だったっけ?とかなり興ざめします。決して
つまらなくはないですけどね。
オープニングは収監されるJR・ホワイトが映ります。19歳
の設定のブレントン・スウェイツはとても童顔だし、華奢な
体つきがとても可愛いです。


ガンズ&ゴールド

彼は刑務所の同房者を助けたことで、悪い囚人たちに狙われ、
そこを強盗の達人ブレンダンに救ってもらいます。チェスが
得意という共通項があるというのはどこかで見たような設定。
ブレンダン役はユアン・マクレガー。


ガンズ&ゴールド

この映画ではお尻は見せません。その代りにJRが美しいお尻
を見せています。
ブレンダンは無期懲役だけれど、6か月後に出所したJRの助けで
仲間の囚人と共に脱獄するわけです。刑務所内の格闘と遊覧ヘリ
を乗っ取るJRの姿が交互に映り、スリル満点。
さらに組織のボスから依頼された、金鉱に侵入し、金塊を強奪
する計画をブレンダンは承諾。もちろんJRも一味に入っています。
この計画の最中、出会った時からアホのジョシュが、ヘマを
やらかすもんだから、ブレンダンの仲間ステロは銃弾を受け死亡
します。ジョシュはボスの甥であり、叔父の威光で現場を仕切る
という超お荷物な奴なんです。これもよくある設定だな。ただ
金塊強奪シーンや銃撃戦、カーチェイスは、オーストラリアの
広大な大地を背景に派手に繰り広げられます。
ところがウブなJRは組織の女ターシャに恋してしまうのです。


ガンズ&ゴールド

ここで前半の緊張が一挙にほどけてしまう。
「女は裏切る。お荷物だ」
というブレンダンは、実は前回逮捕されたのも女のせいらしい。
口八丁手八丁で数々の人間を丸め込んできたブレンダンから、
JRはどうやって逃られるのか。そもそもそんな知恵があるのか。
この辺りの上手くいき過ぎ感は否めません。それと「泳げない」
というJRの最大の欠点が必ず使われると確信していたら、やはり
使われた。ユアン・マクレガーに悪役は似合わないかも。
終盤はやや残念なものになっています。


  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


アメリカンハッスル

5

アメリカン/ハッスル

「アメリカンハッスル」
原題:American Hustle
監督:デビッド・O・ラッセル
2013年 アメリカ映画 138分
キャスト:クリスチャン・ベール
     ブラッドリー・クーパー
     ジェレミー・レナー
     エイミー・アダムス
     ジェニファー・ローレンス

1979年、天才詐欺師アーヴィンは、愛人シドニー
とともに、FBIに逮捕される。彼は4人の同業者を
売ることで、罪を免れることになるのだが、捜査官
リッチーの野望はどんどん膨らんでいき...。

<お勧め星>☆☆☆ 豪華キャストに期待が膨らみ
ましたが、なんか騒々しい映画だったという感じ。
それなりに面白いけどね。


主役のアーヴィン役のクリスチャン・ベールが、薄毛にし、
メタボ体型を作り上げたというのは、役者魂を感じます。


アメリカン/ハッスル

もう別人ですよね。
そして彼の愛人シドニー役のエイミー・アダムスがとても
露出の多い衣装をまとっているんです。ノーブラでバストが
見えそうなドレスやらスリットの深いものばかり。めっちゃ
色っぽいです。


アメリカン/ハッスル

騙されてばかりだったガラス店の父親を見て育ったアーヴィンは
幼少期から詐欺に手を染め、今では、クリーニング店を営む
かたわら、様々な詐欺を行って大儲けしているのです。そんな
彼があるパーティーで出会ったのが、シドニー・イーディス。
同じにおいを感じた2人はすぐに恋に落ち、そして上昇志向の
強い彼女も詐欺に加わるのです。しかーし、ある時、FBIの
おとり捜査で2人とも捕まってしまう。その捜査官リッチー役
はブラドリー・クーパー。


アメリカン/ハッスル

なぜにパンチ・パーマ?そしてとにかくよくしゃべります。彼は
アーヴィンに司法取引を持ちかけ、同業者を売るように求めるの
です。
そうそうアーヴィンには実は妻子がおり、妻ロザリン役は
ジェニファー・ローレンス。かなり精神状態が不安定で、かつ
怖い物知らずで色っぽい役を好演しています。大人になったなあ。
長いセリフを一気にまくしたてる姿は、圧倒されますよ。さすが
のアーヴィンも口答えできなくなるのです。
リッチーは司法取引で行っているおとり捜査のを進めるうちに、
どんどん野望を膨らませ、ジェレミー・レナー演じるカーマイン
市長を通じて議員の不正を暴こうとまで考え始めるわけです。


アメリカン/ハッスル

そこに登場するマフィアのボス役はロバート・デ・ニーロ。
かなり怖い。さすがの貫録です。
こんな大きな詐欺をするはずじゃなかったのに、とアーヴィン
が思っても後の祭りであり、ロザリンの口の軽さも災いして
終盤は、危険が迫って来ます。ただとても展開が早いので
しっかりセリフを読んでいないと映画についていけなくなる
のです。
騙し合いの連続はどうなるのか。わかっちゃいるけど面白い。
でももう1回見ないとわからないシーンが結構あるなあ。



  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


THE HITMAN チャーリー・バレンタイン

5

チャーリーバレンタイン

「THE HITMAN チャーリー・バレンタイン」
原題:Charlie Valentaine
監督:ジェシー・V・ジョンソン
2009年 アメリカ映画 96分
キャスト:レイモンド・J・バリー
     マイケル・ウェザリー
     トム・ベレンジャー
     マキシン・バーンズ

かつてのギャングスター、チャーリーは最後の仕事に
失敗し、ボスの車を盗んで、息子ダニーの元へ向かう。
そして息子にある計画を持ちかけるのだったが...。

<お勧め星>☆☆☆ 悪くはない映画なんですが、主人公
の行動に今一つ感情移入できません。


オープニングに流れる歌が日本語の歌詞のなので、思わず
設定を確かめてしまいました。その音楽に乗って映るのが
老ギャング、チャーリーと恋人レッドのお尻です。この人
顔は特にきれいでもないけれど、お尻はきれい。
「もう1回」
「俺ももう年なんだ。また夜にな」
じいさん、頑張りますねえ。そして彼は、老後の資金のために
ある仕事を計画するのです。チャーリーとサルというじいさんが
ヘラヘラ話しながら現場に着く頃には、中では仲間が全て蜂の巣
状態だし、そもそも侵入前に転落死する仲間もいたのです。サル
は眉間を撃ち抜かれ、命からがら逃走するチャーリーは、なぜか
ボス、ロッコの車、コブラを盗み、それを走らせて行きます。


チャーリーバレンタイン

めっちゃ目立つこの車をなぜ盗むのかは不明。そこはかつての
ギャングスターのプライドかなあ。チャーリーはお洒落だし、葉巻
をくゆらす姿も堂に入っています。
そしてかつて妻ともども置き去りにした息子ダニーの家に転がり
込むのです。


チャーリーバレンタイン

この親にしてこの子ありとはよく言ったもので、ダニーはチンピラ
の端くれのよう。ギャングの経営するストリップ劇場のドアマン兼
高利貸しの取り立て屋をしています。かなりレベルが違う。だから
ダニーはこの父に憧れます。チャーリーも今までなかった親子の情
を取り戻したかのように、息子に犯罪の指南をするわけですよ。
だーかーらー、ダニーは恋人ジェニーにフラれてしまう。

「あんたが去ったら、俺はジェニーを呼び戻すよ」
「離れて行った女を追っちゃいけないぜ」
この手の時代遅れのセリフがポンポン出るのは、脚本が悪いのか
それともわざとなのかしら。およそアクションには無縁のような
じいさんが、よたよた走る姿は、もう哀れだって。それでいて眼光が
鋭いわけでもないのに、ラスト付近には、数人のギャングの手下が
彼に恐れおののきます。え〜!こんなじいさん、すぐに撃てるでしょう。
冒頭から、結構な量の血しぶきやら、グロいシーンが映り、そこは
まあ派手ではあります。
最後に親子でにっこりしたからいいのかな。


  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金

5

ペイン&ゲイン

「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」
原題:PAIN&GAIN
監督:マイケル・ベイ
2013年 アメリカ映画 129分
キャスト:マーク・ウォールバーグ
     ドウェイン・ジョンソン
     アンソニー・マッキー
     トニー・シャルーブ
     エド・ハリス

マイアミでジムトレーナーとして働くダニエルは
裕福な顧客達の生活ぶりにあこがれている。そして
彼は、同僚エイドリアンと新入りのポールを誘って
ビジネスマン、ヴィクターを誘拐し、彼の資産を
盗もうと考えるのだった。

<お勧め星>☆☆☆ この事件が実話というのが
結構怖い。それにしてもこんな犯罪が起きちゃうんだ。


1995年6月17日、マイアミ、デイト警察に追われる
ダニエル・ルーゴが、逃走中にパトカーにはねられる
シーンから始まります。ダニエル役は筋肉自慢の
マイケル・ウォールバーグ。そして彼と同じジムで働く
エイドリアン役は「ハート・ロッカー」(2008)の
アンソニー・マッキー。さらに新入りで前科者のポール
役は元WWE王者かつ「ゲット・スマート」(2008)
など映画でも活躍するドウェイン・ジョンソンです。


ペイン&ゲイン

この3人がそれぞれ個性あふれる筋肉バカを演じます。
「やればできる。俺はできる」自己啓発するダニエル。
ステロイド注射の副作用で下半身が役にたたない副作用に
悩むエイドリアン。
前に服役した時に入信したキリスト教の熱心な信者で、
人を殺すことを最も恐れるポール。

監督は「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイで
モーテルのフロント役でちょっとだけ出演しています。
金持ちの隠居場所ともいえるマイアミで、ひたすら筋トレに
明け暮れ、金持ち相手のジムでトレーナーを務めるダニエルが、
「もっと上をめざしたい」と考える時、ふと自己啓発セミナー
に参加するのです。このセミナーの主催者ジョン・ウー役は
「ハングオーバー」シリーズでアジア人のバカぶりを演じた
ケン・チョン。どう考えても胡散臭いこのセミナーに、ダニエル
はものすごく感動するわけですよ。で、なぜか考えついたのが
「金持ちを誘拐して財産を盗む」という計画。ターゲットは

ダニエルが担当する顧客ヴィクターです。同僚エイドリアンや
新入りポールと共に見事に誘拐は成功するんですが、ヴィクター
にはすぐに誰だかバレるし、その上、彼は公正証書にサインを
しないのです。あれこれ試す拷問は結構残酷です。まあ、ノリの
いい音楽が流れるので、特に何とも思わずに見てしまいますね。
その後、ヴィクターを始末する場になっても、やはり3人はバカ
なんです。結局彼は生き延び、マイアミ警察に被害を訴えます。
ところが彼がコロンビア人であることや、めちゃくちゃ態度が悪い
などで全く相手にしてもらえません。白人なら違っただろうねえ。
一文無しになったヴィクターは、探偵エドにすがるわけですよ。
エド役のエド・ハリスがまたかっこいいんだなあ。警察を引退して
探偵をしながら、若い奥さんと豪邸にのんびり暮らしています。
一方で1つ目の犯罪に成功した3人は、豪邸でくつろぐダニエルや
下半身の診察に訪れた病院の看護師と結婚したエイドリアンとは
裏腹に罪の意識にさいなまれ、コカイン中毒に陥るポールと明暗
が分かれます。そしてやはり次の犯罪を犯すのです。今度はもっと
重大な事件になってしまう。


ペイン&ゲイン

それに偶然が重なっているから、また笑えてしまう。ヴィクター
が可愛がっていたドッグレース用の犬や2件目の被害者が
可愛がっていたチワワが、また華を添えます。いや、
チワワが銃で切断されたポールの足の指をくわえているシーン
はかなり驚くか。
ラストにエドが
「最も重い罪は問われなかった。バカだったことは。」
と言うのは笑えました。
ただ筋肉を鍛える、高級車を乗り回す、豊胸手術をする、プール付き
の豪邸に暮らすなどのアメリカン・ドリームを滑稽に描きつつ、
それを誰でも手にするチャンスがあるのだと信じている人たちに
やや哀れな気持ちを感じました。





  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


レザボア・ドッグズ

5

レザボア・ドッグズ

「レザボア・ドッグズ」
原題:RESEVOIR DOGS
監督:クエンティン・タランティーノ
1991年 アメリカ映画 100分
キャスト:ハーヴェイ・カイテル
     ティム・ロス
     マイケル・マドセン
     クリストファー・ペン
     スティーヴ・ブシュミ

強盗団の一味、ホワイトは、瀕死の重傷を負ったオレンジを
車に乗せて、仲間との集合場所へ向かう。しかし次に現れた
ピンクが「仲間の中に裏切り者がいた」と言い始めるのだった。

<お勧め星>☆☆☆ 1991年の映画ですが、今見ても斬新な
印象を受けます。

製作費120万ドルだったそうで、どおりでシーンがほぼ倉庫の中
と車の中だけ。逆に言うと、この強盗団がどんな強盗をしでかし、
そこで銃の乱射があったことなどは、登場人物のセリフから推測
するしかないのです。また回想シーンを随所に織り交ぜて、彼らの
中に裏切り者がいたのかどうかが次第にわかってきます。この見せ方
がうまいですね。
オープニング。太ったジョーをボスとしたいかにも悪そうな8人が
ダイナーで朝食をとっています。一方でマドンナの歌の歌詞から
お下劣話をする者たち、もう一方で中国人の話をする者たち。
よく訳が分からないシーンが結構続きます。おまけは、チップを
けちる1人の男まで移るのです。これに何の意味が?と思いますが
この映画がタランティーノ監督のデビュー作であると言われると、
まあ、ここが原点か、となぜか納得してしまいます。ダイナーから
出てきた8人の男たちが何気にかっこいい!


レザボア・ドッグズ

この中のミスター・ブラウンはもちろんタラちゃん。彼はやはり
後半にしょーもないことで死んでしまいます。爆死とか銃撃での
死ではありません。


レザボア・ドッグズ

そして次のシーンでは、腹から大量の血を流すオレンジを励まし、
仲間との集合場所へと向かうホワイトの車が映るのです。彼らは
それぞれ本名を隠し、ボスのジョーとその息子エディ以外は
色で名前がつけてあるのです。後半に色分けシーンが映り、ピンク
を頑なに嫌がる男の姿は、笑えます。
ブロンド役のマイケル・マドセンの狂気に満ちた演技は迫力が
あります。今ではよくあるシーンだけれど、この時代にリアルに
耳を切り落とすって、結構衝撃的だったんだろうなあ。

劇的な変化というものは特になく、ただ倉庫内で血を流し続ける
オレンジと少しずつ戻ってくる仲間の会話。またホワイト、
ブロンド、オレンジそれぞれの回想シーンでラストに一気に話が
進みます。仲間の中に裏切り者がいたのか、いたとしたらそれは
誰なのか。そして銃を向けあう3人。
男臭い映画ですが、クールな音楽に乗ってうまくまとまっています。




  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

野蛮なやつら SAVAGES(無修正版)

4

JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

野蛮なやつら

「野蛮なやつら SAVAGES(無修正版)」
原題:Savages
監督:オリバー・ストーン
2012年 アメリカ映画 129分 R15+
キャスト:テイラー・キッチュ
     ブレイク・ライブリー
     アーロン・ジョンソン
     ジョン・トラボルタ
     ベニチオ・デル・トロ

仏教の教えを大事にするベンと元傭兵のチョンは、カリフォルニア
で大麻栽培を行い、大成功を収めている。2人は共通の恋人
オフィーリアと豪華な邸宅で優雅に暮らしていたが、メキシコ
麻薬組織の申し出を断ったことから、その彼女が誘拐されてしまう
のだった。

<お勧め星>☆☆☆ 少し変わったクライムサスペンスです。

まず、最近見たTVドラマ「リーガルハイ」で、一妻多夫を扱う
回があったのですが、この映画でもオフィーリアという女性に
恋人ベンとチョンが2人いるのです。そしてお互いを平等に愛し、
3人が仲良く暮らすという、究極の自由恋愛(古)を実践して
います。


野蛮なやつら

オフィーリア役は、「HICK-ルリ13歳の旅」(2011)の
ブレイク・ライブリー。この人、脱ぎそうで脱がないというとても
中途半端なお色気シーンばかりです。そしてチョン役は
「バトルシップ」(2012)でバカ弟役のテイラー・キッチュ。
筋肉バカというイメージがあるなあ。それに引き替え、ベン役の
アーロン・ジョンソンは「アンナ・カレーニナ」(2012)で
青年将校を演じてとてもかっこよかった。この甘いマスクには
うっとりします。

このベンとチョンが手掛けていた大麻製造ビジネスは、大成功を
収め、彼らは大金持ちとなっています。カリフォルニア、
ラグーナビーチで上質の大麻をせっせと栽培そして販売している
のです。ところがそこにメキシコの麻薬組織バハ・カルテルが
入り込み、仕事の共有を持ちかけます。仏教の教えから殺生を
嫌うベンは「殺してしまおう」というチョンの考えをあえなく
却下し、とりあえずしばらく身を隠すことにするのですが、その
前に大事な大事なオフィーリアを誘拐されてしまいます。
バハ・カルテルの女ボス、エレナとその手下ラドのキャラが濃い
ですねえ。ベニチオ・デル・トロがすごく嫌な役をうまく演じて
います。


野蛮なやつら

さらに悪徳麻薬取締局捜査官デニス(ジョン・トラボルタ)の
存在もうまく絡んでいます。あれ?また太った?


野蛮なやつら

騙し合いの積み重ねから始まり、出演者の誰もが野蛮な
人間性をさらしていきます。中でもメキシコの麻薬組織の残虐さは、you tubeなどで見られるとおり残虐極まりないです。では、
ベンやチョンは、というと元傭兵のチョンは別として、お釈迦様を
崇拝するベンまでも同じ道を歩み始めるのです。だからといって
暗い映画ではありません。
西海岸のぬけるような青空と明るい日差しの下で、楽しい音楽が
流れつつ映画は進みます。ラストのひとひねりもなかなかお洒落
でした。





  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

マラヴィータ

3
JUGEMテーマ:コメディ映画全般

マラヴィータ

「マラヴィータ」
原題:The Family
監督:リュック・ベッソン
製作総指揮:マーティン・スコセッシ
      タッカー・トゥーリー
2013年 アメリカ=フランス映画 111分 PG-12
キャスト:ロバート・デ・ニーロ
     ミッシェル・ファイファー
     トミー・リー・ジョーンズ
     ダイアナ・アグロン
     ジョン・ドレオ

元アメリカマフィアのボスでファミリーを売ったフレッドは
証人保護プログラムでFBI監視下にある。彼の一家はフランス
のノルマンディーに引っ越してくるが、遂にその居場所が
マフィアに知られてしまい...。

<お勧め星>☆☆☆ 可もなく不可もなく、犯罪映画でもなく
コメディにもなりきれない中途半端な作品です。

マラヴィータはイタリア語で『裏社会』を指し、この一家の
愛犬の名前になっています。
冒頭一家4人が、引っ越し荷物を積んだ車でどこかへ向かう姿
が映ります。車の中で息子ウォレンが汚い言葉を使い、それを
母マギーが注意する。こんなシーンは映画内で幾度となく見られ、
どうやらウォレンは「Fuck」を使えば何でも表現できると思って
いる父フレッドに似ているようです。そしてキレると徹底的に
行動する娘ベルは、母に似ているわけです。

ベル役のダイアナ・アグロンがとても可愛い。
彼らが今回引っ越してきたのは、フランスのノルマンディ地方の
田舎町。登場人物と同じく「ノルマンディ上陸作戦」しか思い
浮かびません。そして彼らを監視するFBI捜査員スタンフィールド
役はトミー・リー・ジョーンズ。彼は犯罪者一家が大嫌いなんです


マラヴィータ

でも仕事だから仕方ない。この顔が全てを物語っています。
音楽は明るく軽快で、時折起こる徹底的な暴力、殺人シーンを
除けば、コメディ映画として楽しむことができるかな。いや、
やはりマフィア映画に欠かせないワルも登場しますよ。
命を狙われているフレッドは、なぜか自叙伝を書きはじめるし、
マギーは気に入らないと、何でも爆破させてしまうものの、
自分たちを監視するFBI捜査員には差し入れしたりします。


マラヴィータ

このギャップはおもしろいけれど、どうも笑いきれません。
映画館の斜め前のおばさんが、頻繁に笑っていましたが(大声)
そうでもありませんよ。それにうるさいよ。
高校の数学の講師に本気で思いを寄せるベル、


マラヴィータ

転校早々ボコられて、その相手達に仕返しするために知恵を
絞るウォレン。


マラヴィータ

4人について細かく描いてあるのですが、今一つ入り込めません。
もちろん映画のテンポはいいし、派手な爆破シーンや銃撃戦も
楽しめます。またフランスとアメリカの文化や習慣の違いを示し
て笑いをとるストーリーもおもしろい。でも何かが足りないんです。
結局何を言いたいのか中途半端な映画だということですね。
ただ一つわかるのは、自分のファミリー=家族が一番大事で、それ
を守るためには、誰が死のうが、スーパーが爆破されようが関係
ないということです。
ラストの車の中で、家族が誰一人笑っていないのが、逆に笑え
ました。






  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

L.A.ギャングストーリー

5

laギャングストーリー

「L.A.ギャングストーリー」
原題:Gangstar Squad
監督:ルーベン・フライシャー
2013年 アメリカ映画 113分 R15+
キャスト:ジョシュ・ブローリン
     ライアン・ゴズリング
     ショーン・ペン
     ニック・ノルティ
     エマ・ストーン

1949年のロサンゼルス。ギャングの大物コーエンに手を
焼く市警本部長は、秘密裏に彼を壊滅させるべく作戦を
企てる。そのチームはいずれも異色の現職警察官だった。

laギャングストーリー

<お勧め星>☆☆☆ 当時を再現したスローなカーチェイス
と暴力、銃撃戦の連続です。エンターテインメント的には
楽しめますが、どうも内容が浅いなあ。


1949年、ロサンゼルスを本拠地にし、シカゴ、ニューヨーク
まで手を広げようとするギャング、ミッキー・コーエン。彼は
市長、判事、保安官だけでなく、現場の警官まで買収して
事業の邪魔をさせないでいるのです。ショーン・ペンがかなり
老けて、人相が悪くなり(もともとハンサムじゃないか)悪役
がすっかり板についてきました。
それに対抗するのが、市警本部長パーカー(ニック・ノルティ)
が秘密に結成させたグループ、ジョン(ジョシュ・ブローリン)
ジェリー(ライアン・ゴズリング)、ハリス、マックス、
コンウェル、ナビダなのです。アンソニー・マッキーや
ジョバンニ・リビシ、マイケル・ペーニャなど本当に豪華な
顔ぶれを揃えています。但し映画内では変人ばかり。


laギャングストーリー

全編にわたって銃撃戦、暴力、爆発シーンが繰り広げられ、
アメリカ国内では興行、批評共にいまいちだったのもわかります。
頭を撃ち抜いた後の、バーベキューシーンはありきたりだな。
1輪の花を添えるのが、エマ・ストーン演じるコーエンの愛人兼
ジェリーの恋人グレイス。意志が強そうな女性を演じたらピカイチ。
マフィアの名前を必死で覚えながら、派手なドンパチ、ドカーン
の末になぜにタイマン?これじゃあ「アウトロー」と同じだわ。
普通におもしろいけれど、特にお勧めはしません。




  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

コネクション マフィアたちの法廷

5
JUGEMテーマ:洋画
 
コネクション

「コネクション マフィアたちの法廷」
原題:find me guilty
監督:シドニー・ルメット
2006年   アメリカ映画   124分
キャスト:ヴィン・ディーゼル
     ピーター・ディンクレイジ
     ライナス・ローチ
     ロン・シルヴァー

イタリアンマフィアの一員、ジャッキーは、保護観察期間中に従弟に
撃たれる。ジャッキーは家族愛ゆえに、彼をかばうが、その後、麻薬取引
の現場を押さえられて懲役30年の判決を受ける。そんなジャッキーに
検察官は司法取引を持ちかけるのだった。

コネクション

1987年から88年にかけて行われた、被告20人、訴因76というマフィア裁判
を映画化したものです。舞台のほとんどが法廷内で、その証言は、事実に忠実
に描かれているそうです。
邦題やあやすじでは、きわめてシリアスな法廷劇と思うのですが、実際はかなり
コミカルな内容になっています。
冒頭、ジュリアーニ連邦検事がマフィア撲滅をテレビカメラの前で語ります。
その次はベッドで寝ているジャッキーが、従弟のトニーに撃たれるシーンです。
これがエアガンかと思うほど弱い威力の銃で、当然彼は助かるのですが、警察
の取り調べには、彼も彼の娘も一切証言しないのです。ここが彼のポリシーで
あり、たとえどんな理由があろうとも身内を警察に売ることはしないのです。
それがファミリーへの愛なのですね。
このジャッキーはイタリアンマフィアの一員であり、その後麻薬の囮捜査官に
よって逮捕され、懲役30年の判決を受けます。検察側はこれに乗じて、彼の
属するマフィア構成員の一斉検挙を企てるわけです。

コネクション

そのために20名を被告にして76の訴因で裁判を起こします。大体1つの事件でも
数年かかることがざらの裁判の世界で、この手法がうまくいくかどうかは考えもの
です。まあ、実は、そこでマフィア内の内部分裂を狙ったという側面もありますね。

コネクション

しかしたまたま陪審員になった人々は、この裁判のために22か月も拘束される
わけです。映画の中では、陪審員が顔をしかめたり、失笑したりする姿しか映り
ません。ただ20人の被告のそれぞれの弁護士の話を聞くだけでも、気が遠く
なりますね。ついでにジャッキーは無能な弁護士を解任し、自ら弁護を始めます。
法律に関して全く知識がない男の独演会に、法廷内の人々は、一喜一憂し、
裁判官は幾度となく警告するわけです。
思うように進まない裁判に、検察側はイラ立ち、控室では、差別発言まで飛び出す
光景に、見ている側は、本来憎むべき存在のマフィアに肩入れしたくなってくる
のです。検察が「真実の追求ではなく、法廷ゲームでの勝利」を目指していることが
露骨に描かれているのもその要因です。

コネクション

陪審員制度については、この映画を見るといろいろな考えが沸き起こりますが、
ジャッキーという一人の男の信念を描いた映画だと思って見るとなかなかおもしろい
作品です。

<マープルの採点>
お勧め星   ☆☆☆


ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

春は抜け毛の季節。部屋中に猫の毛が浮遊中。

モンガに散る

3
JUGEMテーマ:洋画

モンガに散る

「モンガに散る」
原題:Monga
監督:ニウ・チェンザー
2010年   台湾映画   141分   PG-12
キャスト:イーサン・ルアン
     マーク・チャナ
     マー・ルーロン
     リディアン・ボーン

1986年の台北、モンガに引っ越してきたモスキートは、転校早々
不良に絡まれる。そんな彼を救ってくれたのが、極道のボスの息子
ドラゴン率いる不良グループだった。やがてモスキートは極道の道
を歩んでいくのだが...。

モンガに散る

映画の始めの方とラストにドラゴン、アペイ、白サル、モンクが笑って
コンクリートの堤防のようなところに座っていて、モスキートにモンクが
手を差し出し、その手に一瞬、躊躇しながらも自分の手を伸ばしていく彼の
姿が映ります。その堤防を乗り越えた時、モスキートがまっとうな人生とは
決別したことを意味したかのような印象を受けます。

モンガに散る

レビューの評価は高く、映画はとても上手くできていると思うのですが、
男同士の熱い友情、義兄弟の契り、絆などひたすら男目線の映画であり、
やや苦手な部類のテーマです。
転校を繰り返す高校生モスキートは、父親の顔を知らず、美容院を営む
母親と2人暮らし。そんな彼が転校先の高校で早速トラブルに巻き込まれる
のです。そして彼の窮地を救ったのが、モンガの極道ゲタを父に持つドラゴン
たち。

モンガに散る

前半は、彼らが高校生とは程遠い生活を送る姿が映ります。酒、たばこ、女、
賭け事に明け暮れ、もう既にチンピラじゃん!とか思ってしまう。そして後半に
なると本格的な極道の道へと足を踏み入れたモスキートの姿が映ります。その
間に、指を詰められた極道の親分ドギーやら、モスキートをいじめた上、ドラゴン
の女を暴行したドギーの息子ドッグへの彼らの仕返しやら、様々な事件が起こり、
後半の血で血を洗う抗争へと発展するのです。
学生気分が抜けた(といったって学生だったとは思えないけど)5人の前に待って
いたのは、大陸からのヤクザの進出とそれに絡む様々な策略の数々です。
韓国映画でもよく見かけますが、台湾ヤクザはやはり刃物中心なのでしょうか。
銃を使うのは大陸からのヤクザの息がかかった者ばかりです。
こんなドロドロした世界で、モスキートが大事にしている桜の花びらが描かれた
実父からのハガキと売春宿にいる顔にあざのある同級生との恋愛。そこだけは
赤が強調されて美しく映ります。

モンガに散る

そして桜の花びらが散るように飛び散る血しぶき。ラストは絵のように美しく
描かれますが、内容は重いものでした。
モンガという台北の繁華街は、「小舟」という意味だそうです。「小舟」は大海に
飲みこまれて沈没する運命にあるということでしょうか。

<マープルの採点>
お勧め星   ☆☆☆
グロ星    ☆
ハラハラ星  ☆
エロエロ星
ダルダル星



ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ

梅の小枝でウグイスが...。本当に鳴いている。


カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

ブログランキング

今日のわんこ

powered by 撮影スタジオ.jp

アマゾン

遊びにきてくれてありがとう!

カウンター

死語レッスン

最新記事

categories

過去の記事

コメントありがとうございます!

トラックバックありがとうございます!

recommend

お友達

ミス・マープルについて

書いた記事数:3071 最後に更新した日:2019/11/20

あの映画を探そう!

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM