誰も知らない

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JUGEMテーマ:邦画

誰も知らない

「誰も知らない」
監督:是枝裕和
2004年 日本映画 141分
キャスト:柳楽優弥
     北浦 愛
     木村飛影
     清水萌々子
     YOU

若い母親が長男を連れ、アパートに引っ越してくる。
しかし実は彼女には父親の異なる4人の子供がおり、
仕事で帰宅が遅い彼女に代わって長男が弟妹の世話を
しているのだった。しかしある日母は家に帰らなくなり...。

<お勧め星>☆☆☆☆ ゴンチチのギター音をBGMに
静かな映像の中で悲惨な日常が淡々と描かれていきます。


2004年第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少及び
初めての最終週主演男優賞を柳楽優弥が獲得した映画として
有名です。その後の彼は不遇な時代もありましたが、再び
目力のある演技派俳優として活躍しています。イケメン
になりました。
このカンヌ国際映画祭でもクエンティン・タランティーノ
監督が、彼の眼差しを絶賛したとのことで、やや棒読みに
聞こえるセリフの言い回しも、過酷な環境で喜怒哀楽を
表現できなくなった少年の姿のように感じます。
ストーリーは、実際に起きた巣鴨母子置き去り事件を基に
作られていますが、調べてみると実際の事件の方が、この
映画の何倍も悲惨であったことがわかります。


誰も知らない

さて、YOU演じる福島けい子と小6の明があるアパートの
大家に挨拶に行くシーンから映画は始まります。
「父親は海外赴任しておりまして...」
行儀のいい明を見て大家も安心するのですが、実は大きな
スーツケースが2つ、そして日が暮れると明とそれほど年の
違わない京子もこの部屋に入って行くのです。スーツケース
からは、エスパー伊東のように体を折り曲げて入っていた
幼い子供が出てきます。そう彼ら4人は兄弟姉妹であり、
出生届すら出されず、当然学校へも行っていない状況の
けい子の実子なのです。明は健気に料理を作り、京子は
洗濯をする。しかし明以外は部屋から出てはいけない、という
ルールが決められており、彼らは狭いアパートで1日中
過ごしていました。序盤はそれでも母が帰宅するのを楽しみに

待つ子供たちがおり、部屋も片付ているし、食事も一応食べて
います。子供たちの衣服も京子が洗濯してくれるおかげで、
皆一応きれいな物を身にまとっているし、髪の毛だって母が
ゴムでくくったり、バリカンで刈ってくれたりするのです。
それが金を残して大阪へ行った母が帰らなくなってくると、
食費すらおぼつかない極貧生活に陥るのです。この時分け合って
食べたカップ麺の汁にご飯を入れて食べるシーンがあるのですが、
それは次男茂役の少年が自然に行っていたとのこと。このように
まるでドキュメンタリー番組のような映像が映るのです。

その間に明は少し成長し、ゲームセンターで遊ぶ同年代の男子と
親しくなります。それは彼が今まで管理していた生活費を遊興費
に変えるきっかけとなり、明の金で菓子やジュースを買い、家は
彼らのたまり場になってしまうのです。それでも明は最低限の
モラルは持ち続け、万引きはしないんですよ。万引きするのは
逆に普通の家庭の子供であり、彼らは中学生になると、明との
接触を断ちます。
「あいつの家、臭いぜ」
子供がいかに残酷か思い知らされる一言です。

それは同時に、今まで信じ切っていた母への疑念を持つ瞬間だった
かもしれません。序盤に約束の日に戻らない母のせいで金がなくなり、
明は、母の元交際相手に金をもらいに行くのですが、どいつもこいつ
もクズなんですよ。でも明はその時には気づかないほど幼かった。
しかし後半には成長し、母が実はろくでもない人間であると気づき
始めます。
「お母さんはもう帰ってこないよ」
次女のゆきに行ってもゆきは納得しません。彼女を納得させるために
駅で待つ2人。帰り道も2人です。


誰も知らない

電気が止まり、ガスが止まり、最後に水道が止まると、彼らは
公園の水を飲み、体を洗い、洗濯をします。
一方明は、立派な家に住み、おそらくは名門私立校に通って
いると思われる紗希と出会います。彼女は同級生のいじめの
対象になっていたのです。
明が紗希と待ち合わせる時、汚い中でも一番臭くないTシャツを
捜し、髪の毛もちょっと水で濡らしたりする。ちょっと少年の
仲間入りをしたんだね。声も変わり、ゆきには
「お兄ちゃん、声が変」
と言われます。
食べる物が本当になくなった時、彼はコンビニ店員の好意で
廃棄処分の弁当やおにぎりをもらうわけですよ。「百円の恋」
でもこんなシーンがあったな。


誰も知らない

この店員役は加瀬亮。この時30歳なんだけど、すごく初々しく
感じます。まだ駆け出しの頃だったのね。
そして暑い夏に電気が止まった部屋で、汗を流しながら、4人で
汚れた体のまま過ごします。その頃には、食事、洗濯という基本
生活すらなくなっており、入居当時新しい匂いがした畳も、ゴミで
散らかり、壁や襖には落書き、部屋中にゴミが散乱しているの
です。
そして茂が食べたいと言ったカップそばを買って戻った明は
公園で遊ぶ茂を見つけ、遂にブチ切れます。さらに金のないのを
知って、沙希が出会い系を使って男とカラオケに行き、1万円
もらってくる。
「いらねえよ」
最低の生活をしているけれど、紗希にはそんなことしてほしく
なかったんだよね。彼女と疎遠になっても、彼らの窮状に変化は
なく、それに気づく人も誰もいないのです。そもそも存在しない
人間だから。

ゆきは安定感のない椅子に乗ってベランダの花に水をあげている時
その椅子がひっくり返って、彼女は動かなくなります。その前兆
は序盤に、その椅子にゆきが乗っている時にもぐらついたことから
いつか起こるんじゃないかと予想できるのです。帰宅した明は
妹のために初めて薬局で冷えピタとバンドエイドを万引きしますが、
そんなことで妹が治るはずもなく、翌朝、彼女の手に触れた明は
ハッとなるのです。
そして紗希の元へ行き、ゆきの好きだったアポロチョコをたくさん
買って家に戻ります。
「ピクニックかい?」
コンビニの店主の脳天気な言葉が虚しい。

最初に入っていたスーツケースにゆきを入れようとすると、一向に
入りません。すると京子が一言。
「ゆきは大きくなったんだね」
ゆきがいつか見たがっていた羽田空港まで、明と紗希はその大きな
スーツケース(初めに茂が入って来た)を押して向かうのです。
垢にまみれた爪の手でそのスーツケースをなでる明。細かなシーン
まで丁寧に描かれています。泥だらけになってスーツケースを埋め、
2人は無言で早朝のモノレールに乗るのです。この時何を考えて
いたんだろう。次のシーンでは、ゆきのいない3人+紗希が笑顔で
道を歩いています。まるでゆきの存在などなかったかのような笑顔
なんです。それは久しぶりに母から金が届いたからなのか、それとも
悲しむという心が欠落してしまったのか。茂が自販機の釣銭の残り
を見つけ喜ぶシーンも上手く組み入れて、いろいろな問題を投げかけた
映画でした。



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百円の恋

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100円の恋

「百円の恋」
監督:武 正晴
2014年 日本映画 113分 R15+
キャスト:安藤サクラ
     新井浩文
     伊藤洋三郎
     稲川実代子

32歳、ひきこもりの一子は、出戻りの妹と大喧嘩
をし、1人暮らしを始める。彼女は百円ショップの
店員として働き始めるが、アパートへの帰り道にある
ボクシングジムの祐二に心を惹かれていく。

<お勧め星>☆☆☆☆ 安藤サクラの体当たり演技に
尽きます。体型も含めて見事に変貌していくのは素晴らしい。


前半のダメダメ女ぶりは、安藤サクラの醍醐味です。


百円の恋

だらしない体型とぶかぶかの服、猫背でがに股によたよた
歩く姿は、まさにはまり役と言った感じ。「愛のむきだし」
(2008)でのカルト教団の信者の怖さとはまた違った
恐怖さえ感じるほどです。
この一子の家は弁当屋をしており、一人息子を連れて離婚
してきた妹、ふみ子は家の手伝いをしているわけですが、
一子ときたら、ジャンクフード片手に発泡酒を飲み、タバコを
吸い、ゲームに興じる日々です。短気なふみ子とある朝、
大喧嘩をし、遂に一人暮らしをすることになるわけです。この
喧嘩シーンはまさに本気モードで、一子は頭からケチャップを
かけられ、その姿でアパートを捜しに行こうとし、舗道で
転んでしまいます。一子はスウェット姿なので、黒いパンツが
スケスケなんですよ。ここまでリアルにするか。

それでもアパートを見つけ、「百円生活」というコンビニで
働き始めるのです。この店は店長も店員もかなりクセがある。
その上、廃棄弁当をもらいに来るホームレスおばさん(根岸
季衣)も出入りしています。店舗の控室で煙草をくゆらす一子
はまだゆるゆる体型&何の目標もありません。
ところがアパートへ帰る道にあるボクシングジムで練習をする
祐二にときめいてしまうのです。さらに彼が一子を誘ってくれる。
理由を聞いたら
「断られない気がした」
だって。


百円の恋

彼の試合のチケットをもらい、なぜか同僚のスケベ親父野間と
試合観戦に行くも、祐二は見事に負けてしまいます。でも一子は
その試合中の選手の背中の汗や試合後のハグに感動するのです。
格闘ゲームでは汗なんか出ないもんね。しかし祐二はその試合が
引退試合だったし、彼も一子と同じく「一生懸命」ということは
しないらしい。さらに野間は一子を無理やりホテルに連れ込むのです。
どこまで負け続ければいいんだろうんね、一子。
ボクシングを始めた一子の私生活は全然改善されないし、むしろ
祐二に逃げられ、店でも叱られ、いいことなど何もないのです。

それでもジムに貼ってある
「hungry/angry」
というスローガンそのもので、一子は何かを得たいという飢餓感と
全てのものへの怒りで練習に打ち込むわけです。後半、めきめき
上達していく一子のボクシング姿は鬼気迫るものがあります。


百円の恋

初めての試合のシーンは、最初は普通に見ていられましたが
次第に彼女の必死さが伝わり、「ガンバレ」と応援したくなります。
「一度でいいから勝ちたかった」
と号泣する一子の気持ちが本当によく理解できるラストでした。


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かもめ食堂

4
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かもめ食堂

「かもめ食堂」
監督:荻上直子
2005年 日本映画 102分
キャスト:小林聡美
     片桐はいり
     もたいまさこ

フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を
営むサチエの店は開店から1か月たっても客が
1人も来ない。そんな店にトンミという日本カブレ
の青年が訪れ、彼女の「ガッチャマン」の歌詞を
教えてほしいと頼むのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ これを見ると絶対にフィンランド
に行きたくなります。独特の世界観は心を穏やかにさせて
くれます。


監督は「バーバー吉野」(2003)「めがね」(2007)
「トイレット」(2010)、「レンタネコ」(2012)の
荻上直子。どの映画も大好きです。ゆったりと流れる時間の
中に、1つ1つのセリフと間が上手く使われ、見ていて心地
よく感じられます。
今作はフィンランド、ヘルシンキが舞台で、かもめが飛び交う
波止場の景色がちょいちょい入り込みます。そのかもめはなぜ
か日本のそれよりも太っているらしい。
日本人が好みそうな北欧の家具や食器でそろえられた「かもめ
食堂」は、実在する現地の食堂カハヴィラスオミを使用したと
のこと。IKEAに陳列してありそうなものばかりで、どれも素敵。
また登場人物の衣服や小物が個性的なのは、現地企業の商品を
使用することで、フィンランド政府の協力を得たからだそうです。
でもそのおかげで、もたいまさこさんが映画内で購入する服が
めっちゃ個性的!


かもめ食堂

冒頭、客が1人もいない「かもめ食堂」のテーブルをふく
サチエが映り、外からのぞく3人の中年女性がいます。
「1か月たっても誰も客が来ないのよ」
「あの人大人?子供?」
「かもめ食堂じゃなくてこども食堂ね」
まあ、失礼な会話をし、会釈をするサチエを無視して去っていく
のです。この辺りはいかにもうわさ好きのおばちゃまという
感じで、どこの国にもいるものだと納得します。
そこへ1人の青年が訪れます。彼のTシャツはニャロメだし、
片言ながら日本語も話す、つまり日本かぶれらしい。そして
サチエに
「ガッチャマンの歌詞を教えて」
と頼むのです。だれだ、だれだ、だれだー♪あれ?その後
なんだったっけ?あ〜、出そうで出ないという人名や歌詞は
山ほどあるわ。それをたまたま知っていたのが、本屋併設の
カフェにいたミドリです。


かもめ食堂

彼女は完ぺきに歌詞を書けるのですよ。そのミドリはムーミン
おたく。時折その豆知識をひけらかしてくれます。
その他、うまいコーヒーを入れるおまじないを教える現地の
男性や外から毎日彼女を見つめる女性。この女性がサチエを
にらんでいる意味は後でわかると、これまた大笑いです。
そしてまたもう一人の日本人マサコが登場します。彼女は
自分の荷物が飛行機から降りてこなかったのです。もたい
まさこの不思議な世界観は「トイレット」でもそうでしたが、
現地の言葉を話せないのに、全て意味が分かっているという
不思議な人間でいても、全く違和感がないということです。
彼女が波止場でいつも荷物の催促の電話するんですが、そこを
横切るのが猫を連れた現地の中年男性です。この猫もまた
キーポイントになります。

これらの映像と共においしそうな白飯やシナモンロール、

トンカツ、肉じゃがなどが映り、絶対にこの映画を見たら
おにぎりを食べようと思うこと間違いなし。それもコンビニじゃ
なくて、手で握ったおにぎりです。
おにぎりは自分で作るより、人に作ってもらう方がおいしい。
それは手で握ってもらうことだと思っています。



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舞妓はレディ

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舞妓はレディ

「舞妓はレディ」
監督:周防正行
2014年 日本映画 135分
キャスト:上白石萌香
     長谷川博己
     富司純子
     田畑智子
     草刈民代
     竹中直人

舞妓が1人しかいない京都のお茶屋に突然1人の
少女が入門を志願する。素性のわからない娘を
追い払おうとする女将に対し、言語学者の京野
は彼女の訛りに興味を持ち、自分が彼女に京都弁を
教えることを申し出るのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ まさかのミュージカル映画
ですが、ヒロインの可愛いさでとても楽しめます。


主役の上白石萌香は、800人のオーディションを勝ち
抜いただけけあって、歌も踊りも演技も魅力的です。
作られた女優の匂いではなく、自然にあふれる才能を
感じます。そして序盤に驚くのが、この映画がなぜか
ミュージカル映画だったということ。笑いあり、涙あり、
様々な人間模様を描きながらストーリーは進みます。
京都、下八軒の花街に1人の田舎娘が現れます。

一方、千春(富司純子)を女将とする万寿楽というお茶屋
では、豆春(渡辺えり)、里春(草刈民代)という芸妓に
加え、12年も襟替えしていない百春(田畑智子)という
舞妓がいるだけで、新しい舞妓はアルバイトだけという
有様です。それでも花街遊びに興じる粋なダンナに楽しい
時間を提供し、帰宅すると田舎娘がいる。
彼女は百春のブログを見て入門希望でやって来たと話ます。
「ネット?ヘアネットかい?」

思い切りアナログな姐さん方をしり目に、田舎娘が語る
言葉は、何を言っているのかわからないひどい訛りです。
「一見さん、お断り」
の花街で、こんな素性のわからない京都弁も話せない娘など
引き取ってもらえるはずもないのですが、そこにいたのが
花街研究のために出入りする京大学の言語学者、京野です。
「鹿児島弁と津軽弁の見事なバイリンガル!」
彼は自分のお茶屋遊びの代金のかわりに彼女に京都弁を
マスターさせると宣言します。


舞妓はレディ

「おおきに。すんまへん。おたのもうします。」
京都弁必須3単語は笑っちゃう。でもこれにもイントネーション
が必要なわけで、実際、そちらの方がものすごく難しい。関西で
関東の人が関西弁使うとすぐにバレちゃう的なものです。
彼女の舞妓修業は困難を極めますが、特に意地悪な人や死ぬほど
辛いこともなく、しいていえば、踊りのお師匠さんが怖いぐらい。
しかし、京野の弟子の大学院生西野(濱田岳)の言葉でかなり
傷ついちゃうのよね。やっぱり乙女だもん。
遂に春子は声が出なくなってしまうのです。それでも女将さんも
姐さん方もみんな優しいんですよ。なんでこんなに優しいのかは
終盤にわかるんだけど、NHKの朝ドラのように、困った時には
誰かが支えるという展開は安心感を持って映画を見られるという
もの。

舞妓の魅力は「若さ」であり、未熟であっても「一生懸命」である
こと、と語る、呉服店の旦那の言葉も胸に響きます。


舞妓はレディ

グランドフィナーレでは、春子こと小春のダンスに、とても美しい
千春やどう見てもコスプレの百春が見られ、華々しいものです。
楽しい歌で締めくくってくれました。




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ポテチ

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ポテチ

「ポテチ」
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎「ポテチ」
2012年 日本映画 68分
キャスト:濱田 岳
     木村文乃
     大森南朋
     石田えり

空き巣を仕事にしている忠司は、恋人若葉と
プロ野球選手、尾崎の家に侵入する。すると電話が
鳴り、留守番メッセージに助けを求める若い女性の
声が入るのだった。彼らは女性の指定したカフェに
向かうが...。

<お勧め星>☆☆☆☆ 短い映画ですが絶妙なストーリー
展開で面白い。「陽気な...」もこの監督が作っていたらね。


「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」
「ゴールデンスランバー」など伊坂幸太郎原作作品を映画化
し、どれも最高に素敵に仕上げてくれた中村義洋監督が手が
けています。この映画では、主人公忠司の親分、中村役で
本人が登場し、高校球児だったけれどフライが1つも
取れず野球が嫌いになった男を演じています。


ポテチ

ちなみにこの後ろを歩くエキストラが竹内結子だとか。
さて、空き巣稼業の今村忠司を演じるのは濱田岳。
オープニングで同業者の黒澤(大森南朋)に相談事をして
いると、なんと今頃初めて「引力」に気づくのです。彼は
映画の中盤に、三角形の内角の和が180度だということも
発見します。ってふつう知っていることだけどね。
1つ1つのセリフがまさに絶妙で、忠司と大西若葉との出会い
もまた面白い。若葉役は木村文乃。可愛いよ。
中村親分といつものように空き巣に入った忠司が、その家に
かかってきた電話の留守番メッセージを聞いてしまうのです。

「ビルから飛び降りてやる」
忠司は思わずリアイダルし、
「キリンに乗って助けに行くよ」
と答えるのです。ん?このピントのずれたセリフの楽しさは
凡人には考え付かないぞ。


ポテチ

その後相棒となって空き巣を始めた2人は、プロ野球選手
尾崎の家で同じようなメッセージを聞いてしまうのです。
「どこかで聞いたことあるね」
「これってあたしじゃん」
2人は助けを求める女性の指定したカフェに向かうのですが、
どうもこの女性は落ち着かない。この女性マユ役が松岡茉優
です。いや、全然わからなかったわ。今輝いているもんね。


ポテチ

忠司が探偵でもある黒澤に、冒頭、何を依頼したのか、そして
彼が野球選手尾崎をこれほど大切にするのはなぜなのか。
何となくわかってくるんだけど、それが「ポテチ」とかけて
あるところはある意味すごいです。ポテチのコンソメ味を
指定した若葉に、間違えて塩味を渡し、叱られて交換しようと
するも、若葉が
「いやこれも結構おいしいからいいよ」

と言われ泣き出す忠司の姿は、それを表しているのですよ。
尾崎を騙そうとしたマユとその恋人を、黒澤がどう使うか、
終盤の野球の試合に全てが集約されます。ちょっと胸が熱く
なりますが、感動の押し売りじゃありません。
エンドロールの後で、場外ホームランをキャッチしたのは...。
ラストまで見逃せませんよ。エンドロールの途中で席を立つ
人々への警告と見たけど、考え過ぎですね。映画は最後まで
しっかり見ましょう。それと長い映画なのに、コーラのLやら
ビールやらを大量に買い込むのはやめましょう。サスペンス
映画で途中にトイレに行ったら話が分からなくなりますよ。
これ、いつも劇場で思うことです。(余談ですみません)





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gift(松井玲奈出演)

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gift

「gift (松井玲奈出演)」
監督:宮岡太郎
2014年 日本映画 91分
キャスト:遠藤憲一
     松井玲奈
     柿崎勇人
     石井貴就
     佐伯 新

借金の保証人にされ、取り立てに追われるキャバ嬢
沙織は、ある男のカバンを盗もうとして、逆にその
男に「お前の100時間を100万円で買う」と
言われる。彼女は疑いつつ、彼の命令通りに東京へ
車を走らせていくのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 思っていたよりずっといい映画
でした。


「Mシネマ」第1弾で、主演はSKE48の松井玲奈です。
この映画は「日本全国各都道府県の1つの地域にスポット
を当てて制作し、地域で公開する」といコンセプトで、
今作は「愛知県発」。愛知県出身ですが、特にその地域性は
感じませんでした。どちらかというと富士山が目に入った
ような気がします。

驚いたのは松井玲奈の演技が、思いのほか上手なこと。
ホストにだまされ、借金を背負わされたキャバ嬢、山根沙織
役なのですが、はすっぱな口調や下品な仕草、投げやりな
表情などがとてもぴったりなのです。この子よりブスの
キャバ嬢が彼女の客を獲るというのは、ちょっと納得しがたい
けれど。

一方、一代で大会社の会長までのぼりつめた篠崎善三は、
ワンマンで、冒頭にお手伝いや秘書をクビにするのです。
それはただわがままなジジイというわけではなく、ある目的
のために身辺整理をしたわけですが、その目的がわかるのは
映画の後半です。
そして取り立て屋に追われる沙織は、彼のバッグを盗もうと
考えるのです。ところが実は彼はその前に彼女が、他の老人
の財布を盗んだのを見つけている。彼は沙織に
「お前の100時間を100万円で買う」
と申し出ます。いやいや変態プレイは無理云々と騒ぐ沙織を
よそに、彼はレンタカーを借り、彼女に運転させて、東京へと
向かわせるのです。それはある人に「贈り物」を届ける目的

だったのです。「贈り物」が入った青い箱の中身はなんだろう。


gift

道中、立ち寄る神社でおみくじの大吉が出るまで引き続ける
篠崎。昔の下宿場所を一晩50万で借りる篠崎。どうしても
見たい映画を大金を払って貸切上映させる篠崎。その時々の
彼の言葉と沙織の受け答えがとてもうまく組み合わさって
いきます。50万で借りた下宿場所の夫婦のいかさまぶりも
沙織によって暴かれたのは痛快でした。
しかし執拗に追いかけてくる取り立て屋に怯える沙織。彼女
の過去も悲惨なら、篠崎の過去も悲惨です。
ナンパ男をぶん殴り、警察に拘束された沙織を引き取りに
行った篠崎が、警官の横柄な態度に怒る姿は小気味よいもの
です。
「簡単に謝るんじゃない」
「欲しいものは欲しいと言わないと手に入らない」
彼の言葉とは裏腹に、手に入れても喜びは全くないのです。
そこには彼が失った大きなものが存在しているから。
ラスト付近はありきたりの展開になりましたが、しみじみと
見入ることのできる映画でした。
取り立て屋役の柿崎勇人もうまかったなあ。


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WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜

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wood job!

「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」
監督:矢口史靖
原作:三浦しをん「神去なあなあ日常」
2014年 日本映画 116分
キャスト:染谷将太
     伊藤英明
     長澤まさみ
     優香
     西田尚美
     マキタスポーツ

志望大学に落ち、彼女にもフラれた勇気は、偶然
見つけた林業研修のパンフレットの表紙の美女に
魅せられ、研修に参加する。しかし研修は厳しく
先輩のヨキは粗野で乱暴であり、勇気は脱走を考え
るのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 全然ノーマークで見たのです
が、見終わるととてもすがすがしい気分になります。


主人公の平野勇気役は、今が旬かつ菊池凛子さんとの
路上チュー写真を撮られちゃった染谷将太。


wood job!

彼は大学に落ち、彼女にもフラれ、特に目的もないまま
宙ぶらりん状態にある青年をうまく演じています。
そもそもちゃらんぽらんな性格なので、「緑の研修生」と
いう林業研修のパンフレットの表紙に美女が写っていると
本当に彼女に会えるのだと信じてしまうのです。はい、この
美女役は長澤まさみさん。

実は林業という仕事は、普通の生活ではなかなか接触する
機会のないものであり、この映画を見て知ることはたくさん
あります。そもそも木の切り方なども初めて見ました。毎年
植樹し、伸びた木の枝を伐採し、それらの仕事の結果は自ら
の死後に出る、というとてつもなく壮大なスパンで考えられて
いる仕事なのです。

で、この脳天気な勇気は、現地に到着した途端、携帯が圏外
とわかり、さらに虫が出るは、山から何かの雄叫びが聞こえるは
マムシが出るはで早速帰ろうと決めるのです。が、次の電車は
6時間後。時刻表の空白が大きすぎて悲しいです。
渋々参加した研修では、伊藤英明演じる地元の先輩の飯田ヨキの
熱血指導に勇気は速攻叱られるのです。この組み合わせは
「悪の教典」(2012)と一緒ですね。


wood job!

伊藤英明のご自慢の肉体美は終盤にしっかり見られます。やや
かっこよすぎるけれど、女好きという設定はよく合っています。
そして1年の居候生活が始まり、勇気は中村林業の世話になる
のです。それはもう田舎の中の田舎というから、もう想像を
絶する田舎です。道にはヤギをひくおじいさんが歩いていきます。
道端でマージャンをするばあさんたち。皆知り合いなんですね。
ところがここでなんと勇気は例のパンフレットの美女と再会?
するのです。しかーし、彼女、直紀は苦い過去を持っていて
勇気など相手にしませ
。長澤さん、色気を捨てて頑張って
演技しています。
一方の勇気は、車にぶつかった鹿が夕食の食卓に並んだり、
マムシ酒を勧められたり、夜中に水を飲もうとするとコップに
入れ歯が入っていたりともう散々な生活を送るのです。何度も
脱走を企てるんですよ。それでも何とかこの山での生活に慣れて
いくわけです。これは誰でもできるわけではなく、おそらくは
勇気本人がこういうゆったりとした生活に向いていたということ
でしょうね。
後半「山どめ」の日に、山へ入り込んで行方不明になった少年を
捜す時、その勇気の手を引く何者かが現れます。その手にはご飯粒
がついていて、そうか、あの時のおむすびか、と座布団1枚あげたい
くらいの上手いつながり方です。
そしてクライマックスの神事「オオヤマヅミ」は、緊張感が張りつめ
ます。そこで起こるまさに珍事。


wood job!

2か月間にわたって三重県の山間部でのオールロケだったそうですが、
変わりやすい山の天候と、緑豊かな景色が重なって、臨場感あふれる
内容を演出しています。
ラストは予想通りでしたが、登場人物がみんな憎めないいい映画に
なっていると思います。





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偉大なる、しゅららぼん

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偉大なる、しゅららぼん

「偉大なる、しゅららぼん」
監督:水落 豊
原作:万城目学
2014年 日本映画 114分
キャスト:濱田 岳
     岡田将生
     深田恭子
     渡辺 大
     貫地谷しほり
     
琵琶湖畔の町、石走で先祖代々の不思議な力を
受け継いできた日出家へ分家の息子、涼介が修行
に訪れる。そこには同級生の淡十郎という息子が
いたが、彼は殿様のような暮らしをしており、入学
した高校には、対立する棗家の息子広海もいるの
だった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 原作も面白かったけれど
それをうまく映像化していると思います。


原作は「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」などの
万城目学。原作本についても評価が分かれていると
同様に映画も評価が分かれています。個人的には
原作のポイントをうまく押さえて作られた楽しい映画
だと感じました。
琵琶湖近くの町、石走駅に降り立つ日出涼介役は私の
大好きな岡田将生クン
ハート町のほとんどが日出家関連の会社
であることからわかるように、日出一族は、代々この町の
主として君臨してきたのです。涼介が向かったその本家は
なんとお城です。とりあえず登場人物をさらりと前半で紹介
していきます。細かいエピソードは割愛してあり、ほとんどが
口での紹介なんだけれど別に気にならず。役と俳優のイメージ
がぴったり合っているのも気分がいいです。


偉大なる、しゅららぼん

ただ日出家の長女清子役の深田恭子が、原作では「キヨコング」
と淡十郎に陰で呼ばれていたほどの体格であったこととは
打って変わり、かなりきれいで、ただのひきこもりどS
女性になっています。スタイルがやけにいいのよ。


偉大なる、しゅららぼん

そして日出家と対立する棗家の長男、広海役は、渡辺大。
どう見ても高1には見えない。いや他のメンツも全部そうか。
だから許す。
日出家は精神を、棗家は肉体を操るパワーを持っていて、
その修行のため、涼介は本家に呼ばれ、師匠藤宮壽子から
訓練を受けるわけです。貫地谷しほりはどんな役もできる
わねえ。
ところが両家のパワーを跳ね返す、違う力の持ち主が出現
したのです。さあどうするか。終盤はCGを駆使しつつ、
笹野高史と濱田岳の熱演でジンときます。そこが大事なのは
わかるけれど、やや長いかな。
ラストは「しゅららぼん」の意味がわかり、またずっこけます。
楽しい映画です。



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落語娘

4
JUGEMテーマ:邦画

落語娘

「落語娘」
監督:中原 俊
原作:永田俊也
2008年 日本映画 109分
キャスト:ミムラ
     津川雅彦
     森本亮治
     伊藤かずえ

亡き叔父の影響を受けて落語の世界に飛び込んだ
香須美は、女であることと、異端児である師匠の
せいで3年間前座のままである。その師匠が突然
40年間封印されていた呪われた噺に挑戦すると
言い始めるのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 「おあとがよろしいようで」
まさにその通りの話です。


落語をする女性の話というと、2007年のNHK朝ドラ
「ちりとてちん」を思い出します。貫治谷しおり主演で
笑いと涙に包まれながら、主人公が落語家として成長して
いく内容でした。
この映画はというと、ミムラ演じる主人公の三々亭香須美
の成長というより、師匠、三々亭平佐との師弟の絆の話の
ようです。

冒頭、香須美がなぜ落語の道をめざし始めたのかが語られ、
ストーリーにすんなり入っていけます。ただ、この子役は
可愛いくない。そして高校、大学で落研で活躍し、遂に
あこがれの三松家柿紅に弟子入りを求めるシーンから一変、
津川雅彦演じる三々亭平佐が師匠になっており、その師匠
から金の無心をされるシーンに映ります。


落語娘

彼女はなぜこのダメ師匠のもとに入門することになったのか
それも中盤にはうまく描かれており、伝統芸能の中での
女性の活躍の難しさを実感します。


落語娘

ろくに弟子の修行もしないのに、有名な落語家の息子や孫と
いうだけで大きな顔をする若い男の子も映り、なんだか本当
のことのような気がしちゃう。
但し女性落語家の成長話はそこまでで、師匠が禁断の噺
「緋扇長屋」という作品を演じるという状況になると、やや
ホラーっぽくなります。日本の怪談話はとても怖い。しかし
やはりダントツの演技力の津川雅彦が、笑わせたり、怖がら
せたり、呆れさせたりと、様々な表情を見せてくれます。
ミムラも新鮮だし、演技力もあると思いますが、そこは格が
違いますね。

原作を知る方には、やや話が薄っぺらく思えたようですが、
映画だけ見るととてもおもしろかったです。
ネットカフェでミムラにクレームを言いたいのにうまく言えない
オタク役の春風亭昇太がとてもおかしいです。


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百万円と苦虫女

5
JUGEMテーマ:邦画

百万円と苦虫女

「百万円と苦虫女」
監督:タナダ ユキ
2008年 日本映画 121分
キャスト:蒼井 優
     森山未來
     ピエール瀧
     竹財輝之助
     笹野高史

21歳の鈴子はひょんなことから前科持ちになって
しまい、見知らぬ街で暮らし始める。彼女はそこで
100万円貯めては次の街へ移動するという生活を
送っていたが、そこには様々な人々が待ち受けている
のだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ とにかく蒼井優ちゃんが可愛い。
ストーリーもわが身に置きかえることができるものです。


「自分を知っている人がいない場所で暮らしてみたい」
人間だれでも1度や2度はそう考えたことがあるでしょう。
この映画は、普通の人が普通に暮らしていくことの難しさ
も物語っているような気がします。その普通とは何か?と
言われると答えられないけれど。

蒼井優演じる佐藤鈴子は、バイト仲間とルームシェアを
始めるはずが、なぜかその恋人も含めて3人での暮らしと
変わり、そして引っ越しの初日には、バイト仲間は恋人と
別れていて、恋人だった男だけがやって来ます。
チョー感じ悪い男は、鈴子が保護した猫を捨て、怒った
彼女は男の荷物を全て捨ててしまうのです。この猫の件は
許せません。それでいてこのクソ男が刑事告訴したために
鈴子は前科持ちになってしまうのです。痴情が絡んでいたら
民事訴訟になるんだって。変なの。
「ヤっとけばよかった」
とつぶやく鈴子。

前科者になってしまった彼女は自宅でも居心地が悪くなります。
冒頭から、拘置所を出て自宅に戻り、家族4人で団らんのはず
が、なぜか次々と口論を始めて行くシーンまで、たたみかける
ように映像がくり出され、追い詰められていく鈴子の気持ちが
手に取るようにわかるのです。
そして「100万円貯まったら次の街へ行く」と決め、家を出て
まずは海辺の街へ。そこの海の家で働くと「かき氷上手」である
ことがわかるも、ナンパ男に接近されます。


百万円と苦虫女

次は山間の桃農家。そこでは「桃もぎ上手」と言われますが、
なぜか村おこしのための「桃娘」に推薦されてしまう。


百万円と苦虫女

どこに行っても他人と関わらずに生活することは難しいのです。
そしてつらい現実や問題にぶつかると、鈴子は逃げることばかり
考えます。「自分捜しではなく、自分を捜したくない」と彼女
が言う通り、自分を知ることで周りからどう思われているのかが
分かってしまうのが怖いのです。そんなこととっくに知っている
のにね。

弟拓也には定期的に手紙を書いているのです。しかしその拓也は
学校では陰湿ないじめに遭っているのです。言えないよね。
「こんなバカとは違う中学に行くんだ」
いや、その前にこんなバカがいる学校を休もう。それか転校しよう。
鈴子が次に向かった地方都市では、ホームセンターでアルバイト
を始めます。


百万円と苦虫女

そこで知り合う森山未來演じる中島亮平には、鈴子はなぜか
身の上を全て話すことができるのです。その後、その場を立ち
去り、めっちゃ早歩きになる鈴子とそれを追う亮平の姿はとても
おかしい。楽しい時間も、亮平の大学の後輩がバイトになった
ことから、少しずつ減って行きます。そしていつの間にか亮平が
鈴子に金を無心し始めるのです。その理由は最後にわかるけれど
ちょっとこじつけっぽいなあ。そこを抜かすと、ラストの鈴子の
爽やかな笑顔が良かったです。


百万円と苦虫女

こんな可愛い入浴シーンもあるんですよ。

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