コンフェッション 友の告白

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

コンフェッション

 

「コンフェッション 友の告白」

原題:Confession

監督:イ・ドユン

2014年 韓国映画 114分

キャスト:チソン

     チュ・ジフン

     イ・グァンス

     チョン・ジユン

     ファン・チェウォン

 

中学の同級生、インチョル、ヒョンテ、ミンスは

成長した今も大の親友である。しかしヒョンテの

母親が経営するカジノで強盗放火事件が起き、母親が

遺体で見つかり、父親が大やけどを負ってしまう。

ヒョンテは独自のルートで調べるうちに意外な犯人に

たどり着いてしまうのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆半 男の友情を強く感じる男臭い

映画です。

 

 

ネタバレ

 

 

すごくわかりやすいキャラ設定だし、ストーリーも韓国

映画にしては単純なんだけど、ラスト付近だけモヤモヤ

します。あのミンスの携帯音楽プレーヤーは、彼がうっかり

落としていたのかしら?それなら納得がいく。インチョルが

それを盗み、助けを呼ぶと言ったまま、1人で下山したと

考えたヒョンテが全て間違っていたということですね。

そのヒョンテだって、ミンスを置いて下山しようと一度は行動

しているのだから、実は正義感にあふれていると思えた彼が

一番狡猾だったのかもしれないな。

ジョンドン中学の同級生で悪友のインチョル、ヒョンテ、ミンス

は卒業式をすっぽかし、学校から卒業証書と没収された物品を

持ち出して、山に登って記念撮影するんです。

 

コンフェッション

 

尾崎豊の「卒業」を思い出す光景。でもミンスはドジで山から

転落し、頭にけがを負うし、ついでに雪も降り始めるのです。

見つけた小屋で夜を明かして目を覚ますと、インチョルの姿が

ない。それがヒョンテがずっと抱き続けた彼への疑惑の始まり

だったかもしれません。自分がしようとしたことを彼が先に

したのではないかと。結果的にインチョルが捜索隊を呼んで

きたから、3人はちゃんと助かり、成長しても大の仲良しなんです。

 

コンフェッション

 

頭はキレるけれど、ワル知恵の働くインチョルは悪徳保険外交員。

唯一家族を持つヒョンテは正義感あふれる消防士。そして実家の

酒屋を継いだミンスは、相変わらずオツムが弱いまま。

ヒョンテの妻が耳が不自由なことを気に入らない、ヒョンテの母は

彼とは疎遠になっており、その代わりにインチョルが様子を見に

いっては、ついでに保険の契約をとって来るのです。この辺りは

要領がいいなあと思うけれど、他でやっている保険金詐欺をここで

行おうとは、全く考えていなかったはず。だからヒョンテの母に、

悪い話を持ち掛けられても、即答しないんですよ。さらに一人では

そんな勇気も出ず、ミンスを誘うんです。

「みんなが幸せになるんだな」

ミンスは心がきれいな人なんですね。でも上手くいくはずだった

計画が思わぬアクシデントに遭ってしまい、ヒョンテの母は死亡。

父は大やけどを負い、店は全焼するんです。強盗放火殺人事件なら

日本なら重罪で、警察が大々的に捜査するはずなのに、そこは韓国。

警察が捜すのは、そこにあったはずの店と警察署長とのわいろの記録

なんですよ。そんなわけで復讐に燃えるヒョンテは独自のルートで

犯人を捜し、自らの手で決着をつけようと考えるのです。

その過程で3人の友情に少しずつ亀裂が入り、事態はどんどん悪化

していくのを、まるで坂から転がり落ちていくかのように描いて

います。この映画では女性は話にあまり絡んでこず、あくまでも

男同士の絆について映し出されます。

映画内でミンスが泥酔し、嘔吐するシーンは、イ・グァンスが実際に

酒を飲み、演じたとのことで、様々なシーンでリアリティを感じる

のは、そういう細かな作り方に起因しているのかもしれません。

 

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鰻の男

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

鰻の男

 

「鰻の男」

原題:Made in China

監督:キム・ドンフ

製作総指揮:キム・ギドク

2014年 韓国映画 100分

キャスト:パク・ギウン

     ハン・チェア

     イム・ファヨン

 

中国で鰻の養殖をしているチェンは、輸出先の

韓国の検査で水銀が発見され、廃棄処分を命じ

られる。彼は再検査を求めて、鰻と共に韓国へ

密入国するが...。

 

<お勧め星>☆☆☆ ラストの霧が全てを物語る

ような映画でした。

 

どこかのレビューにありましたが、製作総指揮の

キム・ギドクが手掛けた映画では、食べ物がおいしそうに

描かれることはあまりないとのこと。そういえば

「嘆きのピエタ」(2012)にも鰻が出てきましたが、

生臭さがにおって来そうな映し方でした。

この映画での鰻は、冒頭から無残にも半身を切り裂かれ、

ミンチ状にされ検査されます。身をそがれた鰻がそれでも

水の中を泳ぐ姿は、目をそむけたくなります。そして韓国へ

密入国する船に乗る中国人チェンの姿へと変わるのです。

彼は父と営む養鰻業で育てた鰻を韓国に輸出したものの、

水銀が発見され、廃棄処分を受けたことから、再検査を求めて

鰻3匹とともに、韓国へ向かっているのです。国境警備隊に

射殺された同じ密入国中国人の依頼も頭に入れながら、韓国の

食品安全庁へと向かいますが、なんせ韓国語が一切話せません。

で、どうやって検査をしてもらい、それがクリーンであると

確信しているのだろう。

 

鰻の男

 

そこには、真面目に働くチェンの心が反映されており、中国人と

しての誇りも強く感じられるのです。

日本でも中国産の食品は、産地を見たらまず敬遠してしまう。

冷凍食品だって、フライドチキンの肉だって、葉物でもやはり

買う気が起こりません。もちろん多くの事件が報道されてきたこと

から、より安全な国産の物を求める人々が増えたのは仕方のない

ことです。しかし国産なら本当に安全なのでしょうか?

この映画を見て、韓国国内でも中国産も食品を敬遠していることを

初めて知りました。それだけでなく中国人を見下している発言も

見受けられます。「Made in China」への不信感は、中国国内でも

あるのだから、諸外国がそう思うのは当然と言えば当然のこと。

ただこの映画の主人公のチェンのように真面目に働き、自信を持って

商品を出荷する人々も数多くいるはずなのです。養鰻業の場所の川が

工場の汚染水で汚れているとも知らず。

 

鰻の男

 

このチェンと食品安全庁のチャン室長との唐突な恋愛はどうも

理解不能でしたが、腐敗のはびこる韓国国内で、ここでも「悪」

が存在するのかと実感します。汚染された鰻を廃棄処分にせず

横流しをし、それを「おいしい」と口にしている韓国人。

チェンの持ち込んだ鰻だけでなく、チェンの体からも水銀が出る

けれど、終盤には、チャン自ら身をそいで検査すると、もっと多く

の水銀が検出されているのです。それは水銀による汚染なのか、

彼女自身が腐敗に足を踏み入れている証なのか。国への偏見と

個人への思いは、いつ変わるのでしょうか。個々なら仲良く

できるのに、国単位になると様相が変わってしまう。そこに問題を

投げかけているのかもしれません。

 

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特捜部Q キジ殺し

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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

 

特捜部

 

「特捜部Q キジ殺し」

原題:Fasandaeberne

監督:ミケル・ノルガード

原作:ユッシ・エーズラ・オールスン

2014年 ドイツ映画 119分

キャスト:ニコライ・リー・カース

     ファレス・ファレス

     ビルウ・アスベック

     デビッド・デンシック

     ダニエル・クルチッチ

 

20年前の双子殺人事件の被害者の父が、カールに

再捜査の依頼に訪れる。事件の犯人は既に刑期を

終えているのだが、カールがその依頼を断った直後、

その男は自殺を遂げてしまうのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆半 前作の方がテンポがよかった

けれど、それでもよくできたサスペンスです。

 

原作はユッシ・エーズラ・オールスンの同名小説で既読。

ものすごく面白いです。あの登場人物をどのように映像化

するのかと思ったら、やはり前作同様に丁寧に描かれて

いました。但し、ストーリーは今回はかなり異なったものに

なっています。それでも違和感なく見られるからさすがです。

カールとアサド役をはじめとして、スタッフは全て前作と同じ

ということで、相変わらず悪人面のカールの顔がなぜか懐かしい。

 

特捜部

 

ストーリーは一躍有名になった特捜部Qに、20年前の双子

殺人事件の再調査を依頼に訪れる被害者の父の姿から始まります。

犯人はすぐに捕まり既に刑期も終えている事件であり、カールは

一切取り合おうとしなかったのですが、その男、元市警警部が

そのまま自殺を遂げ、彼に膨大な事件の資料を残したことから、

カールはそれにのめり込むのです。カールの息子のイェスパは

今回はほとんど登場せず、ひたすら事件の捜査を続けるカール、

アサド、ローセと20年前の寄宿学校の生徒の姿が交互に映ります。

 

特捜部

 

キアステンという性格の悪そうな少女は、この映画の影の

ヒロインなんだけど、筋肉質なバストを幾度となく見せて

います。

で、肝心の事件の犯人はビャーネ・トゥーヤスンと言い、自白の後、

精神を病んでの犯行ということで、病院へ送られ既に社会復帰

しているらしい。彼を弁護したのは、金持ちしか相手にしない

ベント・クルムという弁護士だったことで、不信感が募ります。

さらに調査を進めると20年前寄宿学校で一緒につるんでいた仲間、

ディトリウ、ウルレクそしてキアステンの名前が浮上するわけです。

でも前者2人は社会的にものすごく成功している人物。彼らがいかに

残酷で、反社会的だったかを映像で見ると、こんな輩はいつの時代

でもいそうな気がしてしまう。

 

特捜部

 

20年前の彼らの行動と今の捜査及びそれに対抗するディトリウ

などの姿が映し出されていき、キアステンとの関係も徐々に

わかってきます。それらの行動がやや浅めにしか描かれていない

のは上映時間の問題かなあ。本当はもっともっと悪いことしていた

はずなのに。そしてもっと狡猾だったはずなのに。

さらにキアステンが執着した「愛」の対象が本と映画では全く

異なっていたのは驚きました。そう来たかという感じです。

 

 

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砂上の法廷

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砂上の法廷

 

「砂上の法廷」

原題:The Whole Truth

監督:コートニー・ハント

2016年 アメリカ映画 94分 PG12

キャスト:キアヌ・リーブス

     レニー・ゼルウィガー

     ググ・バサ=ロー

     ガブリエル・バッソ

 

実の父親を刺殺した容疑者として逮捕された

息子マイクの弁護人となったラムゼイは、一切

口を開かないマイクに手を焼いていた。検察側

有利のまま進行する裁判の過程で、突然マイクが

証言台に立ち、衝撃的な話を始める...。

 

<お勧め星>☆☆☆半 よくできたサスペンスですが、

極上とまではいかないな。

 

「94分、あなたは騙され続ける。」ジャケットに謳って

あるので期待値を上げすぎたかもしれません。

ルイジアナ州の高名な弁護士ブーンが刺殺され、犯人と

して逮捕された息子マイクの弁護を引き受けたのが、

顧問弁護士のラムゼイです。キアヌ・リーブスが、この

映画ではアクションをシャットアウトし、極めて知性に

満ちた弁護士を演じようと頑張っているのがよくわかります。

 

砂上の法廷

 

でもやっぱりスタイリッシュなアクションの方が似合うわ。

マイクの母ロゼッタ役は、劣化が激しいレニー・ゼルウィガー。

 

砂上の法廷

 

あんなにキュートだったお顔がしわくちゃなんです。可愛い顔

は老けるとこうなってしまうのかしら。(まじセクハラ)

さて、凶器のナイフにはバッチリ、マイクの指紋がついているし、

到着した警官には

「もっと早く僕がやるべきだった」

と語ったことから、犯人として息子マイクが逮捕されるのです。

そして未成年でありながら、第一級謀殺罪で、成人同様の裁判を

受けることになります。マイクを無実にしてほしいと願うロゼッタ

と、そのために必死で弁護しようにも、一切口を開かないマイクの

せいで、ものすごく不利な状況で裁判は進んでいきます。

証人達が実際に知っていたことと、口にする証言がかなり異なって

いるのは、証言の間に入り込む映像でわかります。法廷で完ぺきに

真実を述べている人がどれだけいるのか、極めて不審に思えてしまう。

そして弁護側の補佐役としてジャネルという女性が加わり、少しだけ

勢いづいてきた時、突然マイクが証言をする、と言い始めるわけです。

これまでの証言から、ブーンは女好きで、ロゼッタに対し暴言、

暴行を働いていたと陪審員に印象づけてきたし、隠し玉も出して

しまったのに、さてどうしたものか。彼の口から飛び出したのは、

超ド級の内容で、あれなら、悟空のかめはめ波くらいの威力があると

思うけれど、この辺りで、ラムゼイの心の声で「第三者防衛」を

連発するので、なんとなくウラが読めてきてしまうのです。残念。

 

 

ここからはネタバレ

 

 

 

マイクはいったいいつ、ラムゼイの腕時計について気づいたんだろう。

それとマイクの言っていたことが嘘でありながら、犯人は実は本当に

マイクだったという方がひねりがあって面白かったのに。これでは

想定内の結果だわ。マイクが早く帰り過ぎたのが、計画が崩れた原因

なのね。

 

 

 

 

 

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顔のないスパイ

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顔のないスパイ

 

「顔のないスパイ」

原題:The Double

監督:マイケル・ブラント

2011年 アメリカ映画 98分

キャスト:リチャード・ギア

     トファー・グレイス

     スティーブン・モイヤー

     オデット・ユーストマン

 

ロシアとの関係が疑われていた上院議員が殺害され、

その手口が旧ソ連時代の伝説の殺し屋「カシウス」と

極似していたことから、元CIAのポールに捜査が依頼

される。彼はFBIの新人エージェント、ベンと任務に

あたるが、2人の意見はことごとく対立し...。

 

<お勧め星>☆☆☆ 手に汗を握る雰囲気をあまり

感じない、人間ドラマ主体のスパイ映画です。

 

ずいぶん前に見ていてすっかり忘れていたけれど、

1977年映画「ジャッカル」はリチャード・ギアが

元IRAの囚人デクラン役で出演し、謎の殺し屋ジャッカル

をブルース・ウィルスが演じていました。その原案映画で

ある「ジャッカルの日」(1973)の方がずっと印象に

残っているということは、きっとそれほど面白くない映画

だったんだね。

で、この映画では、リチャード・ギアは元CIAのエージェント、

ポールを演じています。冒頭メキシコ、ソノーラの国境を

超える集団とそこで起きる銃撃戦の意味がわかるのは映画の

後半で、話はその6か月後、上院議員が殺害される事件へと

変わります。ワイヤーで喉を切られるという独特の殺害方法が

旧ソ連時代に活動していた殺し屋「カシウス」と同じものだった

ことから、かつてその仲間を追っていたポールが再び招聘される

のです。

 

顔のないスパイ

 

彼の相棒にはFBIの若手エージェント、ベン・ギアリーが抜擢され、

なぜ彼かというと、「カシウス」について修士論文を書いていた

ほどのカシウスオタクだから。もちろん他にもスキルがあるん

だろうけどね。

 

顔のないスパイ

 

時折1988年時代のポールが映り、彼の過去が少しずつ分かる

とともに、誰が「カシウス」なのか、序盤にわかってしまう。

だからスパイ映画の醍醐味というより、ポールとベンとの人間ドラマ

といった趣に変わって来ます。

 

 

ネタバレすると、「カシウス」=ポールであり、彼はソ連時代、

CIAに自分が「カシウス一味を捕まえる」と売り込んだものの、

実は二重スパイであり、最後は家族を同じスパイ仲間に惨殺された

らしいのです。ポールの殺害シーンは、まことに手際がいいけれど、

いかんせんアクションにはめっぽう弱い。走ると息が切れるし、

格闘も一方的に殴られることがしばしばです。でーもー、一旦

ワイヤーを出したら、「チャララーン」的に必殺技を繰り出す

ことができるのです。

「カシウス」について調べていくと、2人の動きが何者かにバレ、

関係者は殺されていく...。さすがのベンもおかしいと気づくわけ

ですよ。いや、カシウスオタクのベンだからこそわかったんだな。

ラスト付近には、実はベンも...という事実がわかってきて、こんな

簡単にスパイに入り込まれるアメリカの脆弱さを実感します。

それでも事実を知っていたベンが、ポールは「カシウス」こと

ボズロフスキーに撃たれながら、喉をワイヤーで切って、共倒れ

になったという苦しい説で押し通すという、男気を見せるのです。

それは持ってはいけない家族を持ち、その家族を殺されてしまった

ポールの二の舞にならないように、と終始ベンを守り続けたポール

への恩返しというわけかな。

ふむふむ、スリルはなかったな。

 

 

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妻は二度殺される

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妻は二度殺される

 

「妻は二度殺される」

原題:The Phone

監督:キム・ボンジュ

2015年 韓国映画 115分

キャスト:ソン・ヒュンジュ

     オム・ジウォン

     ノ・ジョンウィ

 

1年前強盗に妻を殺害されたドンホは、娘ギョンナム

との暮らしにも慣れ、弁護士事務所に復職が決まる。

しかし1年後の同じ日の朝、ドンスに亡き妻から電話が

かかるのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆半 少し辻褄の合わない点もあるけれど、

丁寧なストーリーと人間模様は韓国映画ならではです。

 

’太陽フレア’が起き、全国的に停電や電波障害が起きると

いうニュース映像が流れ、おそらくはそれの影響で時間軸が

ずれるのだと最初に気づきます。それを踏まえたうえで、

コ・ドンホという金設け主義の弁護士一家の2014年5月

16日の朝の回想映像と荒らされた室内に横たわる妻の遺体、

そして肩を落とすドンス、さらにはバイオリンの合宿から急きょ

戻り、泣き崩れる娘ギョンリムを見ると、どうやら妻が強盗に

殺されたらしいと理解できるのです。その前に悪徳企業の

労組委員長暴行シーンをスマホで撮影する何者かも映り、これら

に何が関係あるのか、少しずつ紐解かれていきます。

事件の前のドンスは、家庭を顧みず、金もうけ第一主義の仕事を

こなし、娘にもろくに関心を持っていません。さらに大学病院の

医師である妻ヨンスは、口うるさくギョンリムを叱ってばかり。

そしてギョンリムも両親への感謝の気持ちを表すどころか、親に

反抗してばかりなのです。あの時ああすればよかった、と

いなくなってから気づいても遅いわけで、16日の晩はヨンスと

外食をするはずだったドンスは、飲み会で午前様。そして帰宅

すると、家の中は荒らされ、ヨンスの血まみれの遺体が横たわって

いるのです。後悔先に立たず。そして失意のまま1年が経ち、

同じ日の朝、なんとヨンスからドンホに電話がかかるのです。

それも1年前の朝と同じセリフを言う。

 

妻は二度殺される

 

ヨンスが2014年から電話をかけていると確信したドンホは

何とか妻が事件に遭わないようにアドバイスをするのですが、

電波が途切れたり、先回りした犯人がいたりで、なぜか今度は

ヨンス殺しの容疑者になっているドンホがいるのです。これが

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)なら、もう

1回死んでやり直せばいいけれど、そういうわけにはいきません。

2014年のその日を少し変えたことで、結果が大きく変わって

きたのです。

 

妻は二度殺される

 

ひたすら自転車で逃走するドンホを追い詰めるのは、相変わらず

無能な警察と真の黒幕に雇われた殺し屋で、これがまた警官上がり

ときた。ラスト付近までスリルに満ちていて、どうなるのかドキドキ

したけれど、そうか3度めの正直で、あのような朝になったのですね。

「ディーパンの闘い」(2015)のようなオチでないことことを

祈ります。あれは確かに3回目の2015年の5月17日よね。

 

 

 

 

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ロスト・フロア

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ロスト・フロア

 

「ロスト・フロア」

原題:Septimo

監督:パチ・アメスクア

2013年 スペイン=アルゼンチン映画 88分

キャスト:リカルド・ダリン

     ベレン・ルエダ

     オズバルド・サントロ

     ホルベ・デリア

 

ブエノスアイレス在住の弁護士セバスチャンは、

2人の子供と妻とは別居中。そんな彼が子供を学校へ

送るため、自宅に向かい、いつも通り7階から階段競争をさせ、

自分はエレベーターで1階に降りるのだが、いつまでたっても

子供たちは降りてこないのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆ 真相がわかってからは好きになれない

夫妻の姿のいらだつばかりでした。

 

ちょっと想像できないようなサスペンスなのですが、最後に

思ったのは、この夫婦嫌いだわ、ということ。

 

ロスト・フロア

 

夫セバスチャン役は「瞳の奥の秘密」(2009)の

リカルド・ダリン。憂いのある瞳を持ち、いかにもスペインの

色男という雰囲気です。そして彼の妻デリア役は「永遠の子どもたち」

(2007)のベレン・ルエダ。若かりし頃のソフィア・ローレンに

少し似ているかな。

 

ロスト・フロア

 

夫妻にはルカ、ルナという息子と娘がいるのですが、ただいま

別居中。夫妻はスペインで知り合い、そこで弁護士活動を

したものの事業に失敗したため、アルゼンチンに移住したらしい。

しかしセバスチャンの度重なる不倫、特にデリアの親友との不倫や、

金儲けのためだけの弁護士活動に、デリアはすっかり彼を見限り、

離婚してマドリッドに戻ろうと考えているらしいのです。

そういえばオープニングから、弁護士事務所のスタッフを

誘っていたなあ。これはもう病気だな。

でも2人とも子供はこよなく愛しているので、今日もセバスチャンが

学校へ送るために、妻のいる自宅を訪れるわけです。

「階段競争はしないでね」デリアから釘を刺されたものの、子供の

せがむ姿に「内緒だぞ」と、子供たちを階段から降ろさせ、自分は

エレベーターで1階まで行き、その速さを競うのです。

このエレベーターがものすごく年代物であり、子供たちが駆け降りる

らせん階段も下から見上げるとくるくる目が回るような代物。

スピードの遅いエレベーターとらせん階段という組み合わせは、

何か起きるな的な不安感を誘います。案の定1度は停止した

エレベータですが、それでも無事に1階に到着します。ところが

子供たちは待てど暮らせど降りてこないわけです。管理人やら

住民を全て疑うセバスチャンは、その日、大口の顧客の弁護に

向かわなければならないから、焦りまくります。

彼の焦る気持ちは、外を行きかう人々の中で途方に暮れるシーンや

1階かららせん階段を上に見上げるシーン、あらゆる住民のドアを

ノックするシーンなどを次々に映し、効果的に描かれています。

3階に住んでいるロサレス警視に話しても「誘拐かも」と言われ、

ますます不安になってしまう。「誰にも言うな」と言われたくせに、

セバスチャンは、疑った人にべらべら話してしまうんですよ。時折

離婚した実妹からの電話がかかったり、その夫からの脅迫メールも

届いたりします。見る側を何とかミスリードしようとする努力は

感じますが、誘拐犯からの身代金要求の電話が入ってからの彼の

行動は、とってつけたようなものばかりで、こんなことで10万ドル

用意できるのかと驚いてしまいました。ルナが飲むはずだった薬の

ゴミから真相がわかるんだけど、結局可哀想なのは、何も知らない

子供たちで、ネタバレになるけれど、「ハーグ条約」に批准している

アルゼンチンとスペインでは、離婚届にサインしてもらわなければ、

子供を国外に連れ出せなかったという大きな理由があったのね。

それにしてもいけ好かない夫婦です。

 

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シリアルキラーNo.1

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シリアルキラーNO1

 

「シリアルキラーNo.1」

原題:La'ffire SK1

監督:フレデリク・デリエ

2015年 フランス映画 121分

キャスト:ラファエル・ペルソナ

     ナタリー・バイ

     オリビエ・グルメ

     アダマ・ニアン

1991年からパリ市内で連続レイプ殺人事件が

起きる。新人刑事のマーニュは、ブコンのチームの

一員として捜査を担当するが、犯行は一向に収まらず、

犯人逮捕への道のりは険しいのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆ 実話に基づいていて、特に創造

された部分がないのか、かなり地味ですが、重みのある

映画です。

 

主演のラファエル・ペルソナは、アラン・ドロンの再来

と言われ「黒いスーツの男」(2012)でもその甘い

マスクを見せてくれました。確かに日本人好みのルックス

です。

 

シリアルキラーNO1

 

2001年、3月、フランスの裁判所にギイ・ジョルジュは

11件の強姦と7件の殺人で起訴されます。この裁判風景と、

ジョルジュが逮捕されるまでの、刑事たちの捜査状況が交互に

映るわけです。

 

シリアルキラーNO1

 

逮捕されたジョルジュの生い立ちは悲惨なもので、アメリカ軍人

だった父は、遊びで母と関係を持ち、彼が生まれる前に家族待つ

本国に帰ってしまった。そして母は彼の養育を放棄し、祖父母も

彼の兄の世話で忙しく、養子に出されるのです。ジュルジュが

「ママ」と呼ぶのはその養母のことで、彼はここで義妹をレイプ

しようとして、施設に収容され、そこでも暴行や強姦を繰り返して

いたらしい。これはもう精神的に問題があるのよね。ところがこの

犯人役の男が、とても穏やかな顔をしているのです。女検事に

厳しい追及に声を荒げた時だけその心の闇の片りんを見せる感じ。

一方、新人刑事としてこの事件の担当チームに配属されたマーニュ

は、犯人と思しき人物を拘束しては、失敗を繰り返し、そこには

警察内特有の縄張り意識も混在して、極めて苦しい捜査を続ける

わけです。最初は新婚だったマーニュも裁判が始まる頃には、

2人の娘の父親になっています。1991年当時採取されたDNAの

鑑定が偽証であったり、目撃者の証言による人相書きが、およそ

アフリカ系に見えなかったり、現場に残された血の付いた足型が

一致する者がいなかったりなど、捜査はどんどん収拾のつかない

状況に陥っていきます。事件にとりつかれたかのようなマーニュの

姿は痛々しいほどです。しかし幾度となく繰り返される殺人は、

強姦、拷問、喉を切るという凄惨なもので、その現場写真が何度も

映るので、被害者やその家族の無念も伝わります。最終的に「SK1」

と名付けられた重要事件は、2001年にジョルジュが逮捕されたことで

一応の解決を迎えるのですが、1991年から続いた事件が全て彼の

仕業だったのか。証言者、手口、現場での証拠採取などに不備は

なかったのか。彼を全ての事件の犯人にすることで被害者家族の

心を平穏にさせたかったのではないか。実話だけに、深く考え

させられるラストになっています。

 

 

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ニースの疑惑 カジノ令嬢失踪事件

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ニースの疑惑

 

「ニースの疑惑」 カジノ令嬢失踪事件

原題:l'homme qu'on aimait trop

         In the Name of Daughter

2104年 フランス映画 107分

監督:アンドレ・テシネ

キャスト:カトリーヌ・ドヌーヴ

     ギョーム・カネ

     アデル・エネル

     ジュディット・シュムラ

     ジャン・コルソー

 

1976年、ニースのカジノ経営者、ルネのもとに

離婚した娘アニエスが戻って来る。傷心の彼女は、

ルネの顧問弁護士アニュレの虜になり、やがて母の

経営権を奪うことを彼に助言され、さらに手にした

大金を彼と分配してしまうのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆ 真相はもやもやしているのですが、

なかなか興味深いサスペンスになっています。

 

「疑わしきは罰せず」というのが司法の基本なのに

ラスト付近の字幕で、その後事件の審理が二転三転した

ことを知ると、実際の事件の方がはるかにドラマティック

であったと実感します。

邦題の「ニースの疑惑」は、絶対に「ロス疑惑」を意識して

つけたものでしょう。あの事件も、当初は悲劇の主人公で

あった男が、その後の週刊誌の記事で、保険金殺人に手を

染めたことが限りなく事実に思えてくると、極悪人のような

扱いを受けましたね。

さて映画はその金づるとなるべくして登場したかのような

世間知らずのお嬢、アニエスが離婚し、ニースでカジノを

経営する母ルネ・ルルーの元に戻って来るシーンから

始まります。ルネ役は貫禄たっぷりのカトリーヌ・ドヌーヴ。

 

ニースの疑惑

 

彼女の顧問弁護士モーリス・アニュレ役は「ザ・ビーチ」

(2000)でレオさまとパラダイスビーチに向かったカップル

の片割れ役のギョーム・カネ。マリオン・コティヤールと

交際し、長男をもうけています。このアニュレは、見た目は

穏やかだし、ルネも信頼を置いているけれど、さすが年の功。

少し力を与えると、さらに上を目指そうとする強欲さに、

少し距離を置くのが身のためと確信しているのです。

 

ニースの疑惑

 

話はカジノの経営権を巡り、アニュレと良好な関係にあった

ルネが、社長になった途端、アニュレは自分をルネの右腕に

するように売り込んだことを拒否したことから始まります。

仕事を解雇されたアニュレをとても気に入っている娘アニエスは、

翌年の株主総会で、ルネを解任し、マフィアにその経営権を

売り渡してしまう話に乗るわけです。アニュレはもちろん妻子が

いるし、おまけにズーヌなんて愛人もいる。最初はソフトに

近づき、自分から離れられなくする手腕は、天性の才能だろうし、

世間知らずのお嬢などイチコロなんです。

そこには、実の母と娘の間にある深い確執も描かれていて、

アニュレにとっては絶好の金づるなんだなあ。結局カジノの

経営権を売り渡した金を2人で分配し、2人しか引き出せない

口座を開設し、そこに入金。

で、案の定、金の切れ目が縁の切れ目を絵に画いたような

シーンが始まるのです。

「俺はキミほど愛していない」久しぶりに逢瀬を楽しんだ後、

アニュレに言い放たれ、涙にくれるアニエスは自殺を図ります。

あとで気づくんだけど、この異変に気付いたアニュレは、

最初違う住所を警察に伝えるのです。これってきっとこのまま

死んでくれたらいいのに、という彼の冷酷な思いの表れだったのね。

辛うじて助かったアニエスと週末旅行を計画するアニュレ。

後の裁判では違う愛人ズーヌとも週末旅行を計画していたと言う。

どこまでクズなんだろう。

とはいえ、アニエスはそれっきり姿を消し、彼女の金は全て

アニュレが引き出すのです。肝心のシーンは一切描かれず、

20年後、警察に彼を告訴する年老いたルネに変わります。

彼女は全ての財産を使い、娘の行方を探し続け、アニュレを

罰することだけを生きがいに生きてきたのです。不仲だった

とはいえ、実の娘を愛する気持ちは、他の母親と全く異なる

ものではなく、もしもアニエスが生きていたら、きっと母との

関係も改善されていたでしょうね。その後の開かれた裁判では、

「アニエスは殺された」けれど、犯人はアニュレではない。

と陪審員は評決を出します。しかしその後の字幕で、最終的には

アニュレの実の息子の証言で、アニュレは有罪となり、懲役刑に

なったということです。それも両親から、アニエス殺しを

聞かされていた息子が、父を告発したというもの。この辺りまで

映画にしたらもっと面白かったかもしれません。アニュレと

アニエスのラブシーンが多く、R指定にしてもいいくらいでした。

 

 

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プリズン・サバイブ

4
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

プリズン・サバイブ

「プリズン・サバイブ」
原題:Felon
監督:リック・ローマン・ウォー
2008年 アメリカ映画 104分
キャスト:スティーヴン・ドーフ
ヴァル・キルマー
マリソル・ニコルズ
アン・アーチャー

会社経営も軌道に乗り、一人息子もいるウェイドは
妻との結婚式を控えていた。ところが彼の家に強盗
が侵入し、家族を守るため、犯人を家の外でバット
で殴ったところ、運悪く犯人は死亡。彼は殺人犯と
なってしまう...。

<お勧め星>☆☆☆ 暴力と不条理を感じつつ、ラスト
は何気に感動します。


つくづく不運な男の話なのです。たら、れば、で言うと
犯人が彼の家を選ばなければ、犯人を家の中で殴っていれば、
せめて犯人の足を殴っていたら、そして最終的に彼にお金が
あったら、こんなことにはなっていないのです。
一人息子マイケルと未入籍の妻ローラと暮らすウェイドは、
会社経営も移動に乗り、念願の結婚式を控え、銀行からの
融資すら決まり、幸せの絶頂にいるのです。しかしある晩、
彼の家に侵入した強盗から家族を守るため、彼は犯人を家の
外まで追いかけ、バットで殴ると、運悪く犯人は死亡。
殺人罪で起訴されたあげく、全然やる気のない国選弁護人と
検察との取引で過失致死罪となり懲役3年の判決を受けます。
明らかに人を殺していても無罪にできるほどの有能な弁護士を
雇える裕福な人間もいれば、ウェイドのような人間もいるのが
アメリカなんですね。

さらに護送中のバスでの暴動から、ウェイドは、重警備棟
(SHU)行きとなってしまいます。どれもこれも彼に落ち度は
ないのに荒くれ者の中に放り込まれた羊のように彼は右往左往
するのですよ。


プリズン・サバイブ

こういう場所につきものの悪い看守は、この映画では、
黒人副看守長ジャクソンであり、彼は1日に1時間だけ
外での運動を許された囚人たちの喧嘩の勝敗に金を賭けたり、
むやみにゴム弾を発砲したり、時には実弾を撃ち込むのです。
署長は知っていながら、見ないふり。彼に言わせると、
「クズ」には相応の対処をするべきだとのこと。


プリズン・サバイブ

そこへヴァル・キルマー演じるジョン・スミスという終身刑の
男が移送されてきて、ウェイドと同じ房になるものだから、
ウェイドはビビりまくります。ヴァル・キルマー貫禄たっぷり。
しかしウェイドはジョンの過去を知り、彼の悟りきった言葉を
聞くと刑務所内での身の処し方を少しずつ理解していきます。
でーもー、刑務所内のギャングを守ったことで、ジャクソンに
にらまれ、彼の刑期はどんどん延びていくのです。


プリズン・サバイブ

TVドラマ「24−TWENTY FOUR」シリーズの
マリソル・ニコルズ演じるきれいな妻ローラは長引く夫の服役に
経済的にも精神的にも追い詰められていくんですよ。本当なら
会社経営の夫と結婚式を挙げて、家も買い替えていたはず...。
そんな夢はすべて消え、仕事も家も車すらも失ってしまった。
遂には彼女の母の助言もあり、別れを告げる手紙を一方的に送り
つけてくるのです。ウェイド、もう人生どん底状態。その一方で
刑務所内で体を鍛え、なんとかジャクソンの悪行を暴こうとジョン
と計画を練っていき遂に実行に移します。これがあっと驚く手法
なんですが、その成功と引き換えにジョンは命を落とします。
でも家族を殺害され、その犯人だけでなく、一族を全て殺害した
ジョンは死刑を望んだものの死刑制度がないため、終身刑で毎日
過去と暮らす日々だった彼にとって、それは自ら望んだこと
だったのでしょう。ラストに幸せそうに笑い合うウェイドとローラ、
息子マイケルを見ると少しだけ感動します。








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